ITパスポートの難易度は?勉強時間や合格率を詳しく解説
「ITパスポートってどんな試験?難易度はどのくらいだろう」
「ITパスポートって役にたつの?なにをすれば合格できるのだろう」
と思うことはありませんか?
ITパスポートを取得しようとしても、どんな試験なのかや、なにをすればいいかどうかで迷ってしまいますよね。
では、ITパスポートの難易度や合格するためにやることはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- ITパスポートの概要と難易度
- ITパスポートの合格率と資格取得のメリット
- ほかの資格と比べたITパスポートの難易度と勉強方法
について詳しく解説します。
この記事を見ればITパスポートの概要はもちろん、やるべきことがわかり、合格するきっかけをつかめます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ITパスポートとは?難易度を理解する前に知るべきこと2つ
ITパスポートは、エンジニアはもちろん、開発職以外の方も取得が推奨されている資格です。
資格の特徴は以下2点となります。
- IT系国家資格の代表的な資格である
- ITに関する基礎知識がある証明になる資格
このように、ITパスポートは国家資格であり、ITの基礎知識の証明にもなる資格です。
そのため、開発職はもちろん、事務職や営業職など、幅広い職種で受験され、取得が推奨されているのです。
以降で詳細を解説いたします。
1.IT系国家資格の代表的な資格である
ITパスポートは、IPAが主催する情報処理技術者試験の中で、もっともかんたんなエントリーレベルに位置する資格です。
具体的にいうと以下となります。
- 「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格である
- 平成21年4月に新設され、令和元年の時点で総応募者数が100万人を超える人気資格となっている
- 内容が広く浅いため、ITエンジニアだけでなく、開発職以外でも人気が高まっている
このように、ITパスポートは、IT資格の中でも代表的な国家資格なのです。
2.ITに関する基礎知識がある証明になる資格
ITパスポートを取得することは、ITに関する基礎知識があることの証明になります。
というのも、試験の内容がIT全般知識に対して広く浅いからです。
具体的にいいますと、
- ストラテジ系:企業活動や経営管理に関する内容
- テクノロジ系:コンピュータの基礎理論やフローチャートなどの技術要素に関する内容
- マネジメント系:ソフトウェア開発の流れや開発の管理に関する内容
このように、ITパスポートは開発技術はもちろん、マネジメントや法務も含まれております。
そのため、取得することで基礎知識ができる資格であるといえるのです。
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ITパスポートの難易度が高くないといえる5つの理由
国家資格であるITパスポートですが、難易度はそれほど高くありません。
というのも、合格率が毎年約50%と高いからです。
難易度について具体的にいいますと以下となります。
- ITパスポートは独学でも合格可能なレベルである
- 受ける年度によっての問題のレベル差はない
- 4択形式なので、内容は深くない
- 6割以上の正解率で合格基準に到達する
- 試験範囲は広いので対策が必要になる
このようにITパスポートは、独学で取得可能な上、試験も選択式で6割以上で合格となる試験です。
そのため、難易度は高くないといえるのです。
上記要素について、細かく見ていきましょう。
また、実際にエンジニアで役立つ資格を調べたい方は、こちらの記事が参考になるためご確認ください。
転職で年収が上がるエンジニアの特徴5つを解説!資格やエージェント3選も紹介1.ITパスポートは独学でも合格可能なレベルである
いくら国家試験でも、ITパスポートは独学でも合格することは可能です。
そういえる理由は下記となります。
- 合格率が50%と高めだから
- レベルはあくまでエントリーレベルであり、難易度も高くないから
- 試験対策の書籍が数多く出回っているから
このように、ITパスポートは難易度がエントリーレベルであり、合格率が高く、書籍もたくさん出回っています。
したがって、独学でも合格が可能な試験であるといえるのです。
2.受ける年度によっての問題のレベル差はない
ITパスポートに関わらず、情報処理技術者試験は過去問題を踏まえた出題が多いです。
そのため、受ける年度によってレベル差はありません。
具体的にいいますと、過去問題に対して、
- まったく同じ内容の出題
- 数字だけを変更し、それ以外の内容は同じ出題
- 過去問題を変形させた類似の出題
このように、過去問題とまったく同じか類似の出題が多いのです。
そのため、ITパスポートは受ける年度によって問題のレベル差はないといえます。
3.4択形式なので、内容は深くない
ITパスポート試験の出題は、4択の選択式のみとなっており、記述問題がありません。
そのため、出題内容は深くないのが特徴です。
また、出題は100問で内容の内訳は以下となります。
- ストラテジ系:32問
- マネジメント系:18問
- テクノロジ系:42問
- 残りの8問は今後出題する問題の評価用(そのため、評価総合評価の対象は92問)
このように、出題される分野の内訳は決まっており、かつ4択形式となっております。
そのため、内容は深くないといえるのです。
4.6割以上の正解率で合格基準に到達する
ITパスポートの合格基準は6割以上の正解率です。
ただし、以下の注意点があります。
- 総合評価点が「600点以上 / 1,000点」が合格基準となっていること
- IRT(項目応答理論)という採点方式のため、単純に1問何点という配点ではないこと
- ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のそれぞれが基準点(300点)以上でないと合格とならないこと
このように、合格は600点が目安ですが、3つの分野のいずれかが300点未満の場合は不合格となるので注意が必要です。
5.試験範囲は広いので対策が必要になる
ITパスポートの試験範囲は、大きくわけるとストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3つとなります。
具体的には、以下です。
- ストラテジ系:企業と法務、経営戦略、システム戦略などの経営に関する知識
- マネジメント系:開発技術(システム開発技術やソフトウェア開発管理技術の知識)、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなどの知識
- テクノロジ系:基礎理論(数学やプログラミング言語の知識)、コンピュータシステム、技術要素(ネットワークやセキュリティの知識)などの、IT技術に関する知識
このように、経営からIT技術や管理までと、出題範囲が広いです。
そのため、合格するには試験対策が必要となります。
ITパスポート試験の合格率について知っておくべき2つのポイント
資格試験を受ける以上は、合格率について知っておくべきです。
ITパスポートの合格率についてのポイントは以下2点となります。
- 合格率は平均50%前後と高めである
- 学生より社会人の方が合格率が高い傾向がある
このように、2人に1人が合格する傾向がありますが、合格者の割合は社会人 > 学生となっています。
4択式の問題であり、過去問題を解けば問題なく合格する試験ではありますが、それでも50%は不合格となっているのが現状です。
以降で詳細を解説していきます。
1.合格率は平均50%前後と高めである
ITパスポートの公式サイトである「【ITパスポート試験】統計情報』」によると、直近の受験者数と合格率は以下となっております。
- R1年上期:25,837人 55.2%
- R1年下期:30,486人 53.5%
- R2年上期:30,080人 63.5%
- R2年下期:47,432人 56.2%
このように、ITパスポートの合格率は、令和以降の過去4回分で平均55%以上となっております。
そのため、ITパスポートは合格率が高い資格試験であることが特徴なのです。
2.学生より社会人の方が合格率が高い傾向がある
ITパスポートの合格率の内訳は、社会人比率が60%〜70%と、学生より社会人のほうが多い傾向があります。
その理由は下記です。
- 出題範囲である法務やマネジメントに関する経験は、学生より社会人のほうが上だから
- 社会人のほうが効率的な学習方法を知っているから
- 社会人は仕事をする上で資格取得が必須となるなど、資格取得せざるを得ない場合が多いから
このように、学生ではなかなか経験できない法務やマネジメントを経験し、自分にあった勉強方法を知っている社会人のほうが合格率が高いのです。
しかしながら、小学校のプログラミング授業が必須化されたこともあり、今後は学生の合格率は上昇していくと見られています。
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【取得しても意味ない?】ITパスポートが役立つといえる4つの理由
ITパスポートは合格率が高い分「取得することに意味があるのか」と考える方もいます。
しかしながら、以下4つの理由により、ITパスポートは役に立つといえます。
- 大企業も取得を推奨している
- 事務系の職種への就職に有利
- ITの基本知識を身につけられる
- ITパスポートを足掛かりに上位資格を目指せる
このように、IT全般の基礎知識がつき、大企業も取得を推奨している資格であるため、ITパスポートは取得することに意味があるといえるのです。
以降で詳細を解説していきます。
1.大企業も取得を推奨している
NECやパナソニックなど、国内の大企業もITパスポートの資格取得を推奨しております。
というのも、ITパスポートについて、以下のように考えているからです。
- 基本スキルの習得に有効である
- ITリテラシの向上につながる
- IT知識を効率よく取得する手段である
上記のように、ITパスポートは国内の大企業から、IT知識を効率的に得られ、かつ基本スキルの習得ができる資格であると考えられております。
このような背景から、大企業から取得が推奨されているのです。
2.事務系の職種への就職に有利
昨今は事務職もPCを使うのが当たり前なため、ITパスポートは事務系の職種への就職にも有利となります。
具体的にいいますと、
- 業務中に届く不審なメールの見極めや対処
- 開発職の事務作業の手伝い
- OA機器の管理
このように、事務職でもPCの基礎、セキュリティ知識、OA機器の管理が求められます。
そこで、ITパスポートがあるとそれらができるという評価につながることがあります。
したがって、ITパスポート取得は事務系の職種への就職に有利なのです。
3.ITの基本知識を身につけられる
ITパスポートは、ITの基礎的な部分を広く浅く抑えているため、ITの基礎知識を身につけるのにうってつけな資格です。
具体的にいいますと、
- 経営全般:法務やシステムの戦略、企画に関する知識
- IT管理:プロジェクトのマネジメント、管理、監査に関する知識
- IT技術:基礎理論、アルゴリズム、プログラミングに関する知識
このように、IT技術に加え、管理、経営と幅広い知識が求められます。
そのため、ITパスポートはITの基本知識を身につけられるといえるのです。
4.ITパスポートを足掛かりに上位資格を目指せる
ITパスポートを取得することで、上位資格の合格に近づくことができます。
なぜなら、上位資格もITパスポートの基礎知識をもとにした出題となっているからです。
たとえば、
- 3つの分野(ストラテジ、マネジメント、テクノロジ)から出題される点
- ITパスポートと同一の問題も出題される点
- 上位資格の午後試験にはITパスポートの基礎知識が不可欠である点
このように、上位資格はITパスポートの知識をベースにして出題されています。
このことから、ITパスポートを足掛かりに上位資格を目指せるといえるのです。
ITパスポート取得にかかる勉強時間の目安
どんな資格試験でも、勉強時間の目安は気になるものです。
ITパスポートについて、取得にかかる勉強時間の目安は下記の2点となります。
- 知識0の状態だと150~180時間程度は必要
- 基礎知識がある状態であれば、100時間程度
このように、基礎知識があるのとないのとで勉強時間が違ってきます。
以下の見出しで詳細を解説いたします。
また、プログラミングの学習ステップについては、以下の記事に詳しくまとめています。
こちらもあわせてご確認ください。
プログラミングを独学で勉強して稼げるようになる方法を6つのステップに分けて解説!1.知識0の状態だと150~180時間程度は必要
予備知識がない状態でITパスポート取得を目指す場合、勉強時間の目安は150〜180時間となります。
およそ3ヶ月間で、毎日1〜2時間ほど勉強するイメージです。
というのも、
- ITパスポートは、3ヵ月程度の学習で合格が可能といわれているから
- 用語の意味がわからないと内容の理解ができないから
- 参考書を読むのと問題集を解くことを交互におこなう必要があるから
このように、知識ゼロの場合の勉強期間は3ヶ月間であることが多く、その中でまずは参考書での内容理解から始まります。
そうなると毎日1時間以上の勉強が必要となるため、知識0の場合は合格までに150〜180時間の勉強時間がかかるのです。
2.基礎知識がある状態であれば、100時間程度
情報系の学校に通う学生や、IT系の仕事をしている社会人の場合、合格までの勉強時間は100時間程度といわれています。
というのも、ITに関して基礎知識があるからです。
たとえば、
- 情報系の学生:プログラミングをしているのでプログラミングに関する問題が解ける
- IT開発系:普段の業務経験により、IT管理やIT技術に関する問題が解ける
- IT事務系:企業の法務やIT企画に詳しいため、それ以外の分野の勉強に集中できる
このように、基礎知識があると、参考書なしで過去問題を解き始めたり、なにも勉強しなくてすむ分野があります。
そのため、基礎知識がある状態ですと勉強時間はおよそ100時間程度で合格が目指せるのです。
ITパスポートに必要な3つの基礎知識
ITパスポートはITに関する知識が必要となることはいうまでもありませんが、合格するために必要な知識は、技術的なことだけではありません。
具体的にいいますと、以下3つの要素が必要となります。
- ストラテジ系
- テクノロジ系
- マネジメント系
このように、ITパスポートに合格するためには、開発技術はもちろん、マネジメントや経営知識も必要です。
以降で詳細を解説していきます。
1.ストラテジ系
ストラテジ系とは、法務や企業経営に関する内容です。
具体的にいうと以下となります。
- 企業と法務:経営分析や財務分析といった、経営コンサルタント的な知識と法律
- 経営戦略:経営戦略を立案する際のフレームワーク(枠組み)について、どんなものがあるのかとその用語
- システム戦略:ITシステムを活用するシステム定義や要件定義
このように、ストラテジ系は「企業と法務」「経営戦略」「システム戦略」に関する知識が必要となります。
2.テクノロジ系
テクノロジ系とは、基礎数学、プログラミング、コンピュータ内部に関する内容です。
具体的にいうと以下です。
- 基礎理論:数学などの基礎理論、アルゴリズム、プログラミングなど
- コンピュータシステム:コンピュータの構成や機能、性能など
- 技術要素:データベース、ネットワーク、セキュリティなど
このように、テクノロジ系は「基礎理論」「コンピュータシステム」「技術要素」に関する知識が必要となります。
3.マネジメント系
マネジメント系とは、システムやソフトウェアの開発、管理、マネジメントに関する内容です。
具体的にいうと以下です。
- 開発技術:システム開発の手法や流れ、代表的なソフトウェア開発モデルなど
- プロジェクトマネジメント:工数の見積もり方法や開発計画の立て方など
- サービスマネジメント:ユーザへ提供するシステムのマネジメント方法や、システム監査の概要・流れなど
このように、マネジメント系は「開発技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」に関する知識が必要となります。
ITパスポートとほかの資格の違いや難易度を比較!
ITパスポートはエントリーレベルの試験ですが、ほかの資格となにが違うのでしょうか。
そこで、下記6点の資格との違いや難易度を解説していきます。
- 初級シスアド
- MOS
- J検定(情報検定)2級
- マルチメディア検定
- 情報処理検定試験 プログラミング部門2級
- 基本情報技術者試験
基本的には、難易度が同等の資格がほとんどですが、プログラミングの知識が必要なので難易度が上がる資格もあります。
以降で詳細を解説していきます。
1.初級シスアド
初級シスアドは「 IT に詳しい人たち向け」であり、現在は廃止されている資格です。
そのため、IT に関わる業務でリーダーとなっていく人材育成を目的としていた点が異なります。
具体的には、ITパスポートとは以下の相違点があります。
- 情報処理技術者試験でいうと、スキルレベル2に該当するレベルであること
- 実務を想定した午後試験があること
- 試験範囲はITパスポートより狭いものの、より発展的な問題が多いこと
このように、ITパスポートにくらべ、試験範囲こそ狭いが出題レベルは高いのが初級シスアド試験です。
2.MOS
MOS(Microsoft Office Specialist)はマイクロソフト社の認定資格であり、実技試験となることがITパスポートと大きく異なります。
具体的にいいますと以下です。
- MicrosoftOffice製品(Word・Excel・PowerPointなど)のスキルを証明する資格であること
- 身に付くことは知識というより、Microsoft Office製品の操作スキルであること
- 難易度はITパスポートと同じで「独学で取得可能」なレベルであること
このように、座学ではなくPCスキル操作が問われるものの、難易度はITパスポートと変わらないのがMOS試験です。
3.J検定(情報検定)2級
「J検定(情報検定)」は、元々は「文部科学省認定の情報処理活用能力検定(通称、J検)」であり、ICT(情報通信技術)に関する能力を評価するための検定試験です。
ITパスポートの違いとしては以下となります。
- 「情報システム試験」「情報活用試験」「情報デザイン試験」の3つにわかれていること
- 「情報システム試験」については、より具体的な技術者を対象とする試験であること
- ITパスポートの難易度に近いとされる試験は「情報活用試験」の2級であること
このように、元々は文部科学省が主催していた資格であり、3つの分野のうち「情報活用試験」がITパスポートと同じくらいの難易度であるのがJ検定です。
4.マルチメディア検定
マルチメディア検定は、財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)がおこなっている資格であり、ビジネスで使われるマルチメディアやICTの知識が問われる試験です。
ITパスポートの違いとしては以下となります。
- 「画像」や「映像」「音声」などを使ったコミュニケーションスキルを身につけるための資格であること
- 合格率は70%と非常に高い資格であること
- 100点満点中70点で合格のため、難易度はITパスポートと同様といわれていること
このように、おもにコミュニケーションスキルのための資格ではありますが、難易度はITパスポートと同等であるのがマルチメディア検定です。
5.情報処理検定試験 プログラミング部門2級
「情報処理検定試験」は、全国商業高等学校協会が運営し、コンピュータを使った情報活用能力やプログラミング能力が問われる試験です。
おもに商業高校生が受験する試験でもあります。
ITパスポートの違いとしては以下です。
- ビジネス情報部門とプログラミング部門があり、前者は表計算、後者はプログラミングの知識が問われること
- 100点満点中70点で合格となるが、1級は合格率が40%以下となり、ITパスポートより合格率が低いこと
- プログラミング部門については、プログラミング能力が問われる分、ITパスポートより難易度が高いこと
このように、問われる内容も合格率もITパスポートと異なるのが情報処理検定試験なのです。
6.基本情報技術者試験
基本情報処理はITパスポートと同じく、国家資格である情報処理技術者試験のひとつであり、似ている部分もあるのですが、明らかに内容と難易度は異なります。
具体的にいいますと、
- 午前問題について、ITパスポートよりも難易度が高い問題が多い点
- 午後試験があり、アルゴリズムやプログラミングの知識が強く求められる点
- 合格率は約20%台と、ITパスポートにくらべてかなり低い点
このように、合格率もかなり低く、難易度もITパスポートより上がるのが基本情報技術者試験です。
【難易度を下げるために】ITパスポートのおすすめ勉強法5選
ITパスポートの難易度は決して高くありません。
きちんと勉強すれば合格できますので、おすすめの勉強方法を5つ紹介いたします。
- 参考書で勉強をおこなう
- 過去問題を中心に勉強する
- 通信講座を利用する
- 無料サイトを活用する
- アプリを利用する
基本的には、まずは参考書を使った後に、過去問題を解き、不足をアプリなどで隙間時間に補うことがポイントとなります。
以降で詳細を解説していきます。
1.参考書で勉強をおこなう
ITパスポートを受けるなら、自分のITレベルに関わらず参考書を用意しましょう。
というのも、ITパスポートの試験範囲は広く浅いため、知見のない部分は過去問題を解く前に内容の理解が必須であるからです。
具体的にいいますと以下となります。
このように、勉強を始めた段階では参考書を中心に勉強し、過去問題が中心となった後も内容の理解のための参照用として参考書を活用するようにしましょう。
2.過去問題を中心に勉強する
情報処理技術者試験自体にいえることですが、過去問題は必ず解くようにしましょう。
なぜなら、ITパスポートも過去問題をもとにした出題が多いからです。
過去問題による勉強は以下のステップでおこないましょう。
このように、答えを覚えてしまうレベルでもよいので、参考書と突き合わせながら繰り返し過去問題を解くことが大事なのです。
3.通信講座を利用する
自分で参考書を選ぶのが大変だと感じる方は、通信講座で勉強するのもひとつの手です。
というのも、
- 厳選された参考書、問題集が準備されているから
- 試験範囲の変更、法律関連の変更など最新情報も入手できるから
- 選択した講座によっては、質問ができることで勉強を効率的に進められるから
このように、通信講座を利用することで、自ら参考書を用意する手間が省けるだけでなく、最新の情報で質問をしながら勉強することができます。
そのため、お金に余裕がある場合は通信講座の利用を検討しましょう。
4.無料サイトを活用する
あまりお金をかけたくない方は、無料サイトを利用して勉強するようにしましょう。
有名な無料サイトは「ITパスポート試験ドットコム」となります。
このような無料サイトの特徴は以下です。
- 過去問題があり、解説まで用意されている
- 3つの分野(ストラテジ系、テクノロジ系、マネジメント系)ごとに問題を並び替えできる
- 掲示板に多くの受験者が投稿しており、刺激になる
このように、過去問題を解くだけでなく、解説もあり、自分にあった形で問題を並び替えもできます。
お金をかけたくない方は、無料サイトの利用を検討しましょう。
5.アプリを利用する
隙間時間でささっと勉強したい場合は、勉強アプリを利用するとよいでしょう。
アプリによる勉強の特徴は以下です。
- 隙間時間で素早く勉強するのに適している
- スマホ画面という大きくない視界での学習となるので、かんたんな予習復習に適している
- じっくり勉強するにはアプリだけでは不十分な場合もある
- iPhoneの代表的なアプリとして「全問解説付 ITパスポート 一問一答問題集」がある
- Androidの代表的なアプリとして「ITパスポート 全問解説 – 2021」がある
このように、アプリはなんといっても手軽に学習できることが最大のポイントです。
そのため、とくにかんたんな予習復習には、アプリを活用するようにしましょう。
まとめ:ITパスポートの難易度を理解して、適切な対策を立てよう!
ITパスポートの難易度を把握することで、合格までのイメージがしやすくなります。
まとめると以下となります。
- 難易度は高くなく、合格率も高いこと
- 難易度が高くなくとも、取得すれば役に立つ資格であること
- 独学でも合格は可能であること
このように、難易度は高くなく、独学でも取得が可能であるにも関わらず、取得すると役に経つのがITパスポートです。
適切な対策を立ててから勉強し、取得するようにしましょう。