ホワイトカラーとは?特徴や5つの仕事例をブルーカラー比較して詳しく解説

公開日: 2021.07.31
更新日: 2024.01.03
ホワイトカラーとは

ホワイトカラーやブルーカラーとは、職業を分類する際に使われる用語のひとつです。

言葉自体は何となく聞いたことがあっても、
「ホワイトカラーにはどういった意味がある?」
「どんな職業がホワイトカラー?」

「ブルーカラーと何が違うの?」
と、疑問に感じる方も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、

  • ホワイトカラーの特徴や職業例
  • ホワイトカラーとブルーカラーの違い
  • ホワイトカラーが抱える問題
  • ホワイトカラー以外の職種

などについて詳しく紹介します。

この記事を読めばホワイトカラーへの理解が深まり、今後の就職や転職へと活かせるでしょう。
ぜひ最後まで読み進めてください。

ホワイトカラーとは!特徴を解説

ホワイトカラーとは!特徴を解説

ホワイトカラーは、事務系の職種に就く労働者を指します。
まずはホワイトカラーの意味や特徴などについて詳しく見ていきましょう!

ホワイトカラーの由来や意味

ホワイトカラーというと、「色(color)」をイメージする人が多いかもしれません。

しかし、カラーとは「色(color)」ではなく、「襟(collar)」を意味します。
つまりホワイトカラーは「白い襟」と和訳される通り、スーツを着て働く労働者を指す言葉なのです。

オフィスで働く人が白いシャツを着ている割合が高いことから、ホワイトカラーという言葉が生まれました。

ホワイトカラーの特徴

ホワイトカラーの職業には、知的あるいは専門技術が求められる傾向が高いです。

具体的な職業の特徴には、

  • 専門的な技術や知識が必要な職業
  • 管理職や事務職
  • 企画や営業職
  • 対人サービス

などが挙げられます。

ホワイトカラーは、肉体労働よりも知的労働が中心であることが大きな特徴です。

ブルーカラーとは

ホワイトカラーの対義語にはよく、ブルーカラーが挙げられます。
ブルーカラーは青い作業着を着て働くことから、ブルーカラーと呼ばれるようになりました。

具体的には、

  • 建設業
  • 製造業
  • 農林水産業

などの、生産工程や現場作業で働く労働者をブルーカラーといいます。

ホワイトカラーとの大きな違いは、実際に身体を使って働くのが基本であることです。

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ホワイトカラーの仕事例5つ

ホワイトカラーの仕事例

ホワイトカラーは、知識や技術などを用いて働く労働者を指す言葉であることがわかりました。

では、具体的にどういった職業がホワイトカラーに該当するのでしょうか?
ここでは、代表的なホワイトカラーの5つの仕事例を紹介します。

  1. 事務
  2. 営業
  3. 医師
  4. 弁護士
  5. プログラマー

1.事務

ホワイトカラーの職業としてもっともイメージしやすいのが、事務職ではないでしょうか。
事務はオフィスワークの中で、もっとも基本的な職種のひとつ。

オフィス内で、

  • 書類の作成や処理、整理
  • パソコンを活用したデータ入力や管理
  • 電話対応、来客対応

など、幅広い業務を行います。

特別な資格やスキルは不要であるものの、安定して働けることから昔から人気が高い職業です。

ただし、勤める企業や任される業務によっては、高いパソコンスキルや、簿記や税法などの専門知識が求められることもあります。

2.営業

営業職も、一般的なホワイトカラーの仕事です。

営業は会社の利益を上げるために、自社で提供する商品やサービスを販売する仕事。
また、ただクライアントへの売り込みを行うだけでなく、販売するためのリサーチや企画作成なども行います。

営業職は、

  • 高いコミュニケーションスキル
  • 課題発見能力
  • 情報収集能力

など、さまざまなスキルが求められる仕事です。

3.医師

高度な医療知識や技術が求められる医師も、ホワイトカラーの職業です。

医師の仕事は大きく以下の2種類に分類されます。

  • 「臨床医」:患者等に対して、病気の治療や予防などを行う
  • 「研究医」:病気の原因や中身を研究・究明し、さまざまな治療法を探求する

医師は人の命をあずかる仕事です。
そのため高い専門知識や技術はもちろん、冷静な判断力や忍耐力、行動力が求められる職業です。

4.弁護士

法律の専門家として働く弁護士も、ホワイトカラーの仕事です。
弁護士というと、刑事事件を弁護しているイメージを持つ方も少なくないでしょう。

しかし、弁護士の仕事はそれだけではありません。
社会の中で起こるさまざまなトラブルの解決を行うのも弁護士の仕事です。

また、国や国際機関の職員として働く人もいれば、法律の知識を活かして国会議員を務める人もいます。
このように、働き方の幅が広い職業といえるでしょう。

5.プログラマー

プログラマーはプログラミング言語を用いて、ITシステムやアプリケーションを開発する職業です。
高い専門技術や知識が求められるため、ホワイトカラーの仕事のひとつです。

近年ではIT業界が急激な発展を続けているため、需要が高い職業として世界的に注目を集めています。

また、プログラマーと一言でいっても、

  • Webエンジニア
  • ゲームプログラマー
  • システムエンジニア

など、さまざまな種類の職業に分類されるのが特徴です。

IT業界は技術変化のスピードが早いため、常に学習する姿勢や柔軟な思考が求められます。

プログラマーの仕事内容や必要なスキルなどについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

プログラマーの仕事内容を解説!SEとの違いややりがい、必要なスキルと資格とは?

ブルーカラーとは!仕事例を5つ紹介

ブルーカラーの仕事

ブルーカラーとは、工場や作業現場などで肉体労働に従事する職業を指します。
具体的な職業には、どのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、ブルーカラーといわれる代表的な5つの仕事例を紹介していきます。

  1. 土木作業員
  2. 建築作業員
  3. 整備士
  4. 運送スタッフ
  5. 清掃員

1.土木作業員

土木作業員とは建設現場や河川工事など、さまざまな場所で重要されている職業です。

主に、

  • 工事に必要な資材や道具の運搬
  • 掘削
  • 再度整備

などの業務を行います。

土木作業員はすべての人の生活に欠かせない仕事であるため、需要が高く求人も豊富です。
給料も比較的高めに設定されているもの、肉体労働が多く、体力的にはきつい仕事とされています。

2.建築作業員

建築とは、建物を土台から作り上げる技術のこと。

具体的には、

  • 大工
  • 内装
  • 設備

などの、建設に関連する職業を指します。

また、建築作業員と一言でいっても、関わる業種によって仕事内容は大きく異なるのが特徴です。

3.整備士

整備士は車や飛行機など、乗り物をはじめとする機械などの整備、点検などを行う職業です。

整備士は整備対象によって、必要な知識や技術が異なります。
以下に、整備対象と必要な専門知識の一例をまとめました。

  • 自動車:自動車整備士
  • 鉄道:電車整備士、軌道整備士
  • 航空機:航空整備士、航空運航整備士、航空工場整備士

整備士は、人の命を運ぶ乗り物を整備する社会に欠かせない仕事のひとつです。

4.運送スタッフ

トラックドライバーを始めとする運送スタッフも、ブルーカラーの職業。
配送業は小型・中型・大型トラックを運転して、荷物の配送などを行う仕事です。

一般的な仕事内容は、

  • 集荷
  • 荷積み、荷下ろし
  • 配送、配達
  • 伝票作成

などですが、勤める企業や扱う荷物によって業務内容は大きく異なります。

トラックドライバーはひとりでトラックを運転している時間が長いため、運転が好きな人には天職といえるでしょう。

しかし、荷積みや荷下ろしなどによる肉体的な負担が掛かる点や業務時間が長い点は、仕事の厳しさといえます。

5.清掃員

商業施設やオフィスビル、ホテルや病院などで掃除業務を行う掃除員。
清掃員もブルーカラーの仕事のひとつです。

清掃員の仕事は働く場所によって業務内容や雇用形態が大きく異なります。

たとえば清掃業務員は、各自治体に所属する公務員です。
家庭や店舗などから出るゴミの回収や、道路や歩道の清掃、洗浄を行います。

また、ホテルや商業施設、工場などで働く掃除員は、アルバイトや契約社員として勤務しているケースが多いです。
掃除員は掃除だけでなく、重いものを運ぶ機会も多いため肉体的にもきつい仕事といえます。

急成長中のIT業界の中でも、「ITエンジニア」はとても需要が高いです。 皆様の中には、「ITエンジニア」を目指すことを視野に入れている方も多いのではないでしょうか。

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ホワイトカラーとブルーカラーの比較

ホワイトカラーとブルーカラーの比較

ここまで、ホワイトカラーとブルーカラーの特徴や職業例などについてお伝えしました。

それぞれの特徴についてさらに理解を深めるためにも、ここからは収入や働き方に関する両者の違いを比較していきましょう。

1.大企業の高卒初任給はブルーカラーのほうが高い

日本経済団体連合会が行った調査によると、「大企業の高卒初任給は、ブルーカラーのほうが高い」というデータが出ています。

以下に、高校卒の学歴別初任給水準のデータをまとめました。

  事務系 技術系 現業系
初任給額 166,846円 167,690円 167,242円
引上げ額 1,025円 1,066円 884円
引上げ率 0.62% 0.64% 0.53%

(出典:日本経済団体連合会「新規学卒者決定初任給調査結果(2017年3月卒)」)

一般的に、ブルーカラーよりもホワイト企業のほうが収入は高い傾向があるとされています。
しかしこのデータでは、「技術系」「現業系」であるブルーカラーのほうが、収入が少し高い結果となりました。

このデータからは、ブルーカラーやホワイトカラーによって、一概に収入の差があるわけではないことが分かります。

2.中小企業の高卒初任給はホワイトカラーのほうが高い

東京都産業労働局が行った調査では、「中小企業の高卒初任給はホワイトカラーのほうが高い」というデータが出ました。

以下に、「営業販売系」と「生産系」の高卒初任給をまとめました。

職種 高校卒
営業販売系 182,700円
生産系 181,933円

(出典:東京都産業労働局「中小企業の賃金事情(平成29年版)」)

こちらのデータを見ると、ホワイトカラーである営業販売系のほうが初任給が高いことが分かります。

ただし、ブルーカラーである建設業の初任給は187,463円でした。
このように、ブルーカラーの中でも業種によっても収入に差があります。

そのため初任給においては、一概には大きな収入差があるとはいえないのも事実です。

3.休日はホワイトカラーのほうが多い

初任給ではホワイトカラーとブルーカラーとで、それほど大きな差がないことが分かりました。

しかし、厚生労働省の調査によると休日数では、ホワイトカラーのほうが多いという結果が出ています。

以下に、産業別の企業、個人あたりの平均年間休日総数をまとめました。

産業 企業平均
平均年間休日総数
労働者1人あたりの
平均年間休日総数
情報通信業 118.8日 119.8日
金融業、
保険業
118.4日 119.1日
生活関連サービス業、
娯楽業
104.6日 105.6日
運輸業、
郵便業
100.3日 106.6日
宿泊業、
飲食サービス業
97.1日 102.9日

(出典:厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」)

このデータによると、総合的な平均年間休日総数が多いのは情報通信業でした。
次に、金融、保険業とホワイトカラーがトップを占めています。

情報通信業や金融、保険業などは土日祝が休みなケースが多いため、休日数が多い結果となるのでしょう。

一方で、ブルーカラーの産業でもっとも平均年間休日総数が少なかったのは運輸業、郵便業です。
情報通信業と比較すると最大19日程度も平均年間休日が少ない結果となります。

運送業界は、土日祝に関係なく仕事があるため、どうしても休日数が少なくなるのかもしれません。

ただ、全産業の中でもとくに休日数が少なかったのはサービス業関連です。
宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業などは全産業と比較しても休日数が少ない結果となりました。

これらのサービス業は、土日祝が繁忙期となるため、シフト制になる傾向があります。
このように休日数においては、ホワイトカラーやブルーカラーに関係なく、産業によって異なる場合がある点には注意しましょう。

4.ブルーカラーのほうが転職しやすい傾向

ホワイトカラーは職業や勤める企業によって、これまでの経験が他社では通用しないケースも珍しくありません。

企業によっては、事務員であってもパソコンスキルが不要な場合もあります。
また、企業独自のシステムを活用した事務経験しかない場合、他の企業で事務スキルを発揮するのは難しいでしょう。

一方で、ブルーカラーの仕事で身につけた経験やスキルは、他の企業や現場でも通用します。
そのため、経験年数が増えるほど重宝されるのが特徴です。

また、ブルーカラーの代表といえる製造業や、建設業などを中心に人手不足が問題になっています。
こういった背景から、ホワイトカラーよりもブルーカラーのほうが転職しやすいといえるのです。

ホワイトカラーが抱える3つの問題

疲れている女性

ここまでで、ホワイトカラーに多くのメリットや魅力を感じた人もいるかもしれません。

魅力が多いホワイトカラーですが、長年解決されていない社会問題もあります。
ここでは、ホワイトカラーが抱える3つの問題について詳しく見ていきましょう。

  1. 仕事へのストレス
  2. 長時間労働・過労死
  3. AIに仕事が奪われる可能性

1.仕事へのストレス

ホワイトカラーには肉体労働はなくても、精神疲労が多い職業が多い特徴があります。
そのため、ブルーカラーの職業と比較しても精神的なストレスを感じている人の割合が多い傾向にあるのです。

厚生労働省が調査した「労働者の健康管理対策として重要な課題」について、「メンタルヘルスが必要」と回答した割合が高かったのはホワイトカラーの職業でした。

以下に、調査結果をまとめました。

職業 「メンタルヘルスが必要」
と回答した人の割合
電気、ガス、熱配給、水道業 71%
金融業,保険業 60.7%
複合サービス事業 48.5%
鉱業,採石業,砂利採取業 16.1%
林業 11.1%

(出典:厚生労働省「労働者健康状況調査」)

このデータを見ると、精神への負担の割合が業種によって大きく異なることが分かります。
それでもブルーカラーと比較すると、ホワイトカラーに分類される職種で働く人のストレス値が高いことがわかります。

ホワイトカラーは人と接する職業も多いため、人間関係が原因でストレスを感じる人も少なくありません。

2.長時間労働・過労死

ホワイトカラーの中には、サービス業のように長時間労働が当たり前になっている産業もあります。
そのような業界では、長時間労働だけでなく休日数も少ない傾向が強いのが現状です。

長時間労働が続くと慢性的に疲労が溜まり、過労状態になってしまう恐れがあります。
さらに無理をして長時間労働を続けることで、最悪の場合死亡してしまう危険性も。

実際に、日本では過労死が社会問題になっているのも事実としてあります。
平和なイメージのあるホワイトカラーですが、働く企業や職業によっては一概に安心できないのです。

3.AIに仕事が奪われる可能性

ホワイトカラーは、AI(人工知能)に代替される可能性が高い仕事といわれています。

AIは規則性を持った仕事が得意です。
そのため、データの管理や給料計算など、事務関連の仕事はAIに仕事が奪われる可能性が高いといわれています。

また、医師のような難関な仕事も、AIに置き換えられる可能性が高いといわれています。
医師は人件費が高く雇用が難しいため、AIに置き換えるメリットが大きいためです。

一方で、ブルーカラーの仕事は機械にとって難易度が高く、AIへの置き換えが難しいとされています。
こういった背景から、最近ではブルーカラーに関心を持つ人も増えているのでしょう。

ホワイトカラー以外のカラー職種4選

ブルーカラーのほうが転職しやすい傾向

ホワイトカラーやブルーカラーは比較的よく耳にする言葉ですが、他にも用語が存在することをご存じですか?

時代の変化によって新しいカラーの職業も誕生しているのです。
ここでは、他のカラーを用いた4つの職種を紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

1.グレーカラー

グレーカラーは、ホワイトカラーとブルーカラーの中間に位置する職業を指します。

現代では、ホワイトカラーとブルーカラーをはっきり区別できる職業ばかりではありません。
明確な分類が難しい職業が増えたために生まれた言葉です。

たとえば、

  • 工場の生産管理者
  • 専門技術の高い技術者
  • 外回りが多い営業職

などが、グレーカラーの定番といわれる職業です。

頭脳労働なのか肉体労働なのかの分類が難しい場合に利用される、と覚えておきましょう。

2.グリーンカラー

グリーンカラーは名前から想像できるように、環境に関連する職業を指します。

具体的には、

  • リサイクル事業
  • 太陽陽光/風力発電
  • ハイブリッドカー生産
  • ソーラーパネル事業

など、環境を守る事業に関わる人のことを指す言葉です。

ただしグリーンカラーは新しい言葉であるため、解釈が曖昧であるケースも少なくありません。

多くの場合は環境に関連しており、肉体労働のみを行う仕事をグリーンカラーと呼びます。
ですが、学者などの頭脳労働を行う人も指す場合もあるなど、ホワイトカラーとブルーカラーの両方の特徴を持ち合わせているのです。

環境に関わる仕事は幅広くグリーンカラーと呼ぶ、と覚えておきましょう。

3.ゴールドカラー

ゴールドカラーは、米国の経営学者であるロバート・E・ケリー氏の著書『The Gold-Collar Worker』で提案した造語です。

自分の能力を自由に売って働く人たちを指します。
企業と雇用関係を結んでいても組織に依存することなく、自らキャリアを形成していく知的ワーカーの総称です。

具体的には、

  • 起業家
  • 研究・技術開発のスペシャリスト
  • コンサルタント

などが当てはまります。

4.メタルカラー

メタルカラーは、ノンフィクション作家の山根一眞氏によって生まれた造語。
高度な技術を持ち、創造的な工業技術者を指します。

メタルカラーに該当する職種は技術職・職人であり、具体的には、

  • 鉄鋼や自動車の製造技術者
  • 半導体製造業

などが挙げられます。

またソフトドリンクの孫正義氏が、メタルカラーをAIを搭載した作業用ロボットを意味する言葉として使用したことでも話題になりました。

以下に、「2018年度ソフトバンク株式会社の入社式」における孫氏のスピーチの一部を抜粋します。

30年後にはブルーカラーの仕事は「メタルカラー」に、つまりAI(人工知能)を搭載したロボットにほとんど置き換わると思います。また、ホワイトカラーの仕事もかなりの部分がAIに置き換えられていくでしょう。そうするともっとクリエーティブで、人間同士が心を通じ合えるような、人に感謝され、感動を与えられるような仕事が、より高付加価値がある仕事となります。人々はありがたいと思うことに対して対価を払い、それが報酬になります。人間が人間に感謝し、人類に貢献していくことは永遠のテーマであり、そういうことのためにAIは進化していくのだと思います。

(出典:ロボスタ)

30年後にはホワイトカラーはAIに、ブルーカラーはロボットに置き換えられるといった、孫氏による予見です。
そうなることで業種にかかわらず、人から感謝されるような仕事の付加価値が高くなると発言されました。

また最後には、AI技術の進化と向き合って生きていく大切さについても述べています。

IT技術の発展は、今後もさらなる進化を遂げていくでしょう。
その中で、どれだけ関心を持って関わっていくかで、今後の仕事のあり方が変わるかもしれません。

「AIに仕事が奪われるかもしれない」と不安に感じる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

AI(人工知能)に49%の仕事が奪われる!?今選ぶべき4つの新しい職業とは?AI(人工知能)に49%の仕事が奪われる!?今選ぶべき4つの新しい職業とは?

まとめ:それぞれの仕事について正しく理解しよう

今回は、ホワイトカラーの特徴やその職業、ブルーカラーとの違いなどを中心に紹介しました。

ホワイトカラーはAIに、ブルーカラーはロボットに仕事が代替される日もいつかは訪れるかもしれません。

また、以前はホワイトカラーが花形のようにいわれていましたが、現代ではブルーカラーのほうが収入が高くなるケースもあります。

時代の変化とともに、仕事のあり方は変わっていくのです。
実際に現代ではホワイトカラーやブルーカラーが、一概に仕事の良し悪しを判断する材料ではなくなってきました。

これから転職や就職を考えている人は、それぞれの仕事について正しく理解して適正な判断を行いましょう。

今後10年で伸びる業界や廃れる職業について興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【2024年】これから伸びる業界は?見分けるポイントや今後危ない衰退業界を紹介

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