C#入門者の学習方法3ステップ!おすすめの学習サイトや書籍も紹介
プログラミング言語のなかでも比較的人気が高いC#。
C#に興味がある方は、
「C#ってどんなプログラミング言語なんだろう?」
「C#を身につけるための学習方法は?」
「C#の学習におすすめの教材って?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、
- C#の概要
- C#の学習ステップ
- C#の学習方法
などについてご紹介します。
「C#について知り、学習のための行動を起こしたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
C#の概要やできること・メリットを解説
さっそくC#について詳しく見ていきましょう。
ここでは、次の3つのポイントからC#についてご説明します。
- C#とは
- C#でできること
- C#のメリット
C#の特徴をおさえ、活用するイメージを持ちながら学習に取り組みましょう。
それでは見ていきます。
1.C#とは
C#(シーシャープ)は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語です。
C言語やC++、JavaといったC系言語の影響を受けています。
大きな特徴は次のとおりです。
- オブジェクト指向言語である
- Microsoft製品やWindowsと相性がいい
- 学習難易度は高め
オブジェクト指向言語なので、高品質なプログラムを作りやすくなっています。
オブジェクト指向について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
Javaと文法が似ているため、Javaの経験があれば学習しやすいです。
また、C#を学習することでJavaの習得にも応用できます。
統合開発環境(IDE)の「Visual Studio」を使えば、フォームにボタンやテキストボックスを貼り付けるだけで簡単にきれいなGUIアプリケーションを開発できることも魅力です。
GUIは、マウスやタッチパネルなど画面から操作できること。
C#は、GUIアプリケーションを開発したいプログラミング初心者におすすめですよ。
2.C#でできること
C#は、マイクロソフト社が開発したこともあり、Windows向けのアプリケーション開発に最適です。
C#でできることを一覧にしてみてみましょう。
- Windows向けのアプリケーション開発
- GUIアプリケーション開発
- Webアプリケーション開発
- ゲーム開発
- Mac向けのアプリケーション開発
- スマートフォン(iOS、Android)向けのアプリケーション開発
かなり幅広い開発ができることがわかりますね。
C#には開発をサポートするあらゆるツールがあるため、汎用性が高まっているのです。
たとえば、統合開発環境(IDE)の「Visual Studio」を活用すれば、簡単にGUIアプリケーションを開発できます。
Webアプリケーションフレームワーク「ASP.NET」を使ってWebアプリケーションの開発も可能です。
「ASP.NET」も「Visual Studio」上で使えるため、簡単に作成できます。
「Unity」というゲームエンジンを使えば、ゲーム開発も可能です。
ゲーム開発において、C#は代表的な言語といえるでしょう。
さらには、「Xamarin(ザマリン)」という開発ツールでクロスプラットフォームに対応。
Windowsだけでなく、MacOS、iOS、Androidアプリの開発もできます。
3.C#のメリット
C#はあらゆるツールを使って幅広い開発が可能です。
そんなC#のメリットを見ていきましょう。
- 統合開発環境「Visual Studio」ですぐに開発を始められる
- メソッド名を覚えていなくてもすばやく開発できる
- 汎用性が高くあらゆるアプリケーション開発ができる
プログラミングを始めるときは、開発環境の構築が大きな壁になりやすいです。
統合開発環境があることは、開発を始めるハードルを下げてくれます。
また、「Visual Studio」には入力候補機能があり、候補から選んで使えることも魅力です。
メソッド名を覚えていない初心者のうちでも、開発スピードを上げられます。
C#は汎用性が高いため、ほかの言語を覚えなくてもあらゆるアプリケーションを開発可能です。
習得難易度は高めですが、一度習得すれば大きな武器になるでしょう。
C#を学習したい方は、プログラミングスクールの【DMM WEBCAMP】がおすすめです。
あなたも【DMM WEBCAMP】で挫折知らずのプログラミング学習を始めましょう!
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
C#入門者の学習方法3ステップ
C#の概要についてお伝えしました。
汎用性が高く、魅力あるプログラミング言語であることがわかります。
これからC#を学習するには、学習のステップを理解しておくことが大切です。
どのような流れで学習を進めるべきかを最初に理解すれば、スムーズで効果的に学習に取り組めます。
ここでは、C#入門者の学習方法3ステップをご紹介しましょう。
- 環境を構築する
- 基本構造を理解する
- プログラムを実行する
ステップごとにご説明します。
1.環境を構築する
C#を学習する最初のステップは、環境を構築することです。
プログラミングでは、どんな言語でも開発環境を構築する必要があります。
しかし、初心者の場合、環境構築でつまづいてしまうことも多いもの。
C#は統合開発環境「Visual Studio」をインストールするだけ簡単に環境構築ができます。
個人なら無料で使用できるのも嬉しいポイント。
C#で書いたプログラムが動作するのは「.NET Framework」という実行環境上ですが、「Visual Studio」には「NET Framework」が含まれているのです。
無料版の「Visual Studio Community」のインストール方法は次になります。
手順通りに進めれば、C#の環境構築は簡単です。
環境を構築して、C#でプログラミングできるようにしましょう。
2.基本構造を理解する
環境構築ができたら、C#の基本構造を理解しましょう。
C#について学習サイトや書籍を利用して知識を学び、実際に手を動かして学びます。
インプットとアウトプットを繰り返しながら、C#の構造を少しずつ理解しましょう。
C#は比較的難しめの言語なので、完璧に理解しようとする必要はありません。
「だいたい理解できればOK」という気持ちで、次へ進みましょう。
3.プログラムを実行する
C#の基本構造をある程度理解したら、実際にプログラムを書いて実行してみましょう。
プログラムを実行する段階では、エラーが発生することも多いです。
初心者のうちは、エラーばかりでくじけそうになることもあるかもしれません。
わからないことを質問できる相手がいると、スムーズに学習を進められます。
学習のモチベーションにもかかわるため、質問できる相手を見つけておきましょう。
自分が書いたプログラムのどこに問題があるのかを見極め、解消することで、実践的な知識が身につきます。
C#入門者におすすめの開発環境2選
C#の学習ステップについてお伝えしました。
最初に学習の流れを把握すると、効果的な学習ができます。
学習ステップの最初の段階に、環境構築がありました。
C#の開発環境には、主に2つがあります。
目的に応じて開発環境を選べるにしておきましょう。
ここでは、C#入門者におすすめの開発環境2選をご紹介します。
- Visual Studio
- Unity
それぞれの開発環境について見ていきましょう。
1.Visual Studio
C#の開発環境として代表的なのが、「Visual Studio(ビジュアル・スタジオ)」です。
Visual Studioはマイクロソフト社が開発した統合開発環境(IDE)となっています。
統合開発環境は、さまざまなITシステムやプログラミング言語に対応した開発環境です。
そのなかでも、Visual Studioは「あらゆる開発者とあらゆるアプリのためのツール」と言われています。
「.NET Framework」という実行環境をベースとして、Visual Basic、C++、C#などのプログラミング言語による開発が可能です。
Visual Studioを活用すれば、C#によって幅広い開発ができます。
2.Unity
C#の開発環境としてもう1つのおすすめが「Unity(ユニティ)」です。
Unityは、ユニティ・テクノロジーズ社が提供する、ゲーム開発プラットフォームとなっています。
ゲームエンジンのみならず、開発環境や実行環境を含むことが特徴です。
手軽に3Dゲームや2Dゲームの開発ができます。
C#でゲーム開発をするなら、Unityを活用しましょう。
プログラミングスクールの【DMM WEBCAMP】なら、目的に合わせて学習が可能です。
初心者が挫折しやすい環境構築も、質問しながらスムーズにできます。
あなたも【DMM WEBCAMP】で挫折知らずのプログラミング学習を始めましょう!
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
C#入門者が覚えるべき構文6つ
C#入門者は、基本的な構文を覚える必要があります。
ここでは、C#入門者が覚えるべき構文6つを見ていきましょう。
- 変数
- コメント
- 演算
- 条件分岐
- 処理のループ
- クラスやメソッドの定義
1つずつご説明します。
1.変数
プログラミングでは、データを使うための入れ物を「変数」として宣言して使えるようにします。
C#の変数宣言は「データ型 変数名;」と記述するのが基本です。
実際の記述は次のようになります。
さらに、「データ型 変数名 = 値;」のように記述することで、変数の宣言と同時に値の代入もできます。
データ型は、変数にどんな値が入るのかを決定づけるものです。
C#の基本的なデータ型は次になります。
文字列型 | string |
整数型 | int/long |
浮動小数点型 |
double/decimal |
論理値型 | bool |
さらに、変数名のつけ方にはルールがあるので覚えておきましょう。
- 使える文字はアルファベット(大文字・小文字)、アンダースコア(_)、数字のみ
- 数字は変数名の戦闘には使えない
- 「if」や「for」など特別な意味を持つキーワードは使えない
実際にはひらがなや感じも使えないことはありませんが、プログラミングでは基本的に使われないので控えたほうが無難です。
2.コメント
「コメント」のつけ方についても覚えておきたいポイントです。
プログラミングをするとき、ソースコードにコメントをつけることで、自分以外の開発者でもプログラムの内容が理解しやすくなります。
C#でコメントをつける構文は「//」と「/* ~ */」の2種類です。
「//」は、1行だけにコメントをつけるときに使います。
複数行のコメントをつけたいときは「/* ~ */」を使いましょう。
必要に応じて使い分けてください。
3.演算
C#で覚えておきたい構文に「演算」があります。
演算は、数値の計算をすることです。
「+」や「=」などの演算子を使います。
記述の仕方は、演算子を変数や値で挟むのが基本です。
代表的な演算子を見ておきましょう。
四則演算子 | +、-、*、/ | 「a+b」や「a*b」のように使用 |
論理演算子 | &、| | ifなどを使って条件分岐する際に使われる演算子。「a & b」や「a | b」のように使用 |
関係演算子 | ==、!=、>、< | 条件分岐などで条件の判断に使われる演算子。「a==b」や「a>b」のように使用 |
4.条件分岐
C#での「条件分岐」についても知っておきましょう。
条件分岐は、条件を満たすか満たさないかによって処理を変えるもの。
C#の条件分岐では「if」を使います。
記述の方法は次のとおりです。
条件が3つ以上ある場合は、「else if(条件){ ~ }」の数を増やします。
5.処理のループ
特定の処理を繰り返して実行するのが「処理のループ」です。
C#の処理のループでは、「for」と「while」を使います。
繰り返したい回数が決まっているときに使うのは「for」です。
for文の記述方法は次になります。
繰り返したい回数が決まっていないときは「while」を使いましょう。
while文の記述方法は次になります。
6.クラスやメソッドの定義
C#はオブジェクト指向言語なので、クラスやメソッドの構文も大切です。
オブジェクト指向について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
C#でクラスを定義するときは次のように記述します。
また、メソッドを定義するときは次のとおりです。
C#の学習方法3選
ここからは、C#の学習方法3選について解説します。
- プログラミングスクールに通う
- 学習サイトを活用する
- 本で勉強する
自分に合った学習方法を選んでください。
1.プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールは、プログラミング学習に最適な環境が整っています。
- 初心者にもわかりやすい教材
- 目的に応じたカリキュラム
- プロの講師に質問できる環境
- 一緒にプログラミングを学習する仲間
- 開発実績やポートフォリオの作成
C#を習得してIT業界に転職するなら、転職サポートがあるプログラミングスクールがおすすめです。
転職保証があるスクールは転職実績が高いので安心できます。
プログラミングスクールは費用が高額になりやすい点がありますが、スクールによってはキャンペーンやキャッシュバック制度もあるので利用しましょう。
2.学習サイトを活用する
C#の学習には、学習サイトを活用する方法もあります。
学習サイトは、リーズナブルにプログラミングを学べるWebサービスです。
スマホやパソコンからいつでもどこでも学習できるので、スキマ時間の学習にも適しています。
自分に合った学習サイトを利用すれば、効果的に学習できるでしょう。
3.本で勉強する
体系的な知識をみにつけるには、本で勉強する方法が適しています。
本での学習は、知識をまんべんなく得られるのが大きなメリットです。
書店には、C#の入門書が数多く揃えられています。
基本をしっかりおさえたい初心者にもぴったりでしょう。
C#入門におすすめの学習サイト5選
C#の学習方法として、学習サイトも取り上げました。
ここでは、C#入門におすすめの学習サイト5選をご紹介します。
- ドットインストール
- paizaラーニング
- 一週間で身につくC#言語の基本
- Udemy
- SoloLearn
さっそく見ていきましょう。
1.ドットインストール
「ドットインストール」は、3分間の動画でプログラミングが学べる学習サイトです。
すべての動画が3分以内にまとまっており、幅広い講座でプログラミングを学べます。
「C#入門」の講座は36個の動画で構成されているので、約1時間半で学習できるのです。
ドットインストールでC#を学習したい方は、公式サイトをご覧ください。
2.paizaラーニング
「paizaラーニング」は、3分間の動画とコーディングで学べる学習サイトです。
すぐにコーディングを始められて、実践的に学べます。
ほとんどのレッスンを無料で学習できるのが嬉しいポイント。
C#入門編は全部で10レッスン、完全無料です。
paizaラーニングでC#を学習したい方は、公式サイトをご覧ください。
3.一週間で身につくC#言語の基本
「一週間で身につくC#言語の基本」は、テキストでC#を学べる学習サイトです。
サンプルコードが豊富にあるので、初心者でも自分でコードを書きやすいことが特徴になります。
なお、一週間で身につくC#言語の基本はこのあとご紹介する「Udemy」でも学習可能です。
一週間で身につくC#言語の基本でC#を学習したい方は、公式サイトをご覧ください。
4.Udemy
「Udemy(ユーデミー)」は、世界中のトップ講師が開講するオンライン講座サービスです。
自分が学びたい講座ごとに購入して学習できます。
Udemyの講座は高品質で、プログラミング以外にもあらゆるスキル習得が可能です。
「C#コース」では、C#に関するあらゆるコースがまとめられています。
「一番人気」「初心者に人気」など、自分に合ったレベルの講座を選びましょう。
講座は有料ですが、セールやキャンペーンを頻繁に実施しています。
自分が学びたい講座がセールになったタイミングで購入して学ぶといいですよ。
UdemyでC#を学習したい方は、公式サイトをご覧ください。
5.SoloLearn
「SoloLearn(ソロラーン)」は、無料で学べるプログラミング学習サイトです。
940のレッスンと8000近いクイズでプログラミングを学べます。
「テキストを読む」「問題を解く」「正解すると次へ進む」という流れです。
問題は選択問題、穴埋め問題、並べ替え問題などがあり、楽しく学習できます。
SoloLearnでC#を学習したい方は、公式サイトをご覧ください。
C#入門におすすめの本3選
C#の学習方法には本も取り上げました。
ここでは、C#入門におすすめの本3選をご紹介します。
- やさしいC#
- 確かな力が身につくC#「超」入門
- 独習C#
1.やさしいC#
『やさしいC#』は、これからC#の学習を始めたい方にぴったりの1冊です。
本書は、C#の基本から開発までを読みやすくまとめた本。
わかりやすいイラスト図解と丁寧な解説で、プログラミング特有の概念をイメージできるようにしています。
サンプルプログラムも豊富に掲載し、ゲーム作りやアプリ作りもサポート。
「最初の1冊に度の本を選べばいいかわからない」という方は、この本で学んでみてはいかがでしょうか。
2.確かな力が身につくC#「超」入門
『確かな力が身につくC#「超」入門』は、盛りだくさんのイラストでC#プログラミングの考え方がわかります。
本書では、プログラミング初心者に向けて、C#の言語の基本から本格的なアプリの作り方を解説。
開発環境のインストールからしっかり学べるので、安心です。
「プログラミング自体が初めて」という方におすすめですよ。
購入時には、最新の第2版を選びましょう。
3.独習C#
『独習C#』は、C#の独学必要な知識や概念を体系的かつ網羅的に習得できる1冊です。
独学に最適な標準教科書として長年読まれてきた本書は、C#についてさまざまなサンプルプログラムを例示しながら丁寧に解説しています。
プログラミングの基礎知識がなくても、「解説」「例題」「理解度チェック」の流れでC#をしっかり理解できるでしょう。
まとめ:C#は需要の高いプログラミング言語
今回は、C#の入門者が知っておきたい知識や学習方法についてご紹介しました。
C#はあらゆるアプリケーション開発が可能で、需要が高いプログラミング言語です。
習得すれば、さまざまな開発現場で活躍できるでしょう。
ただし、C#は習得難易度が高めで、初心者には少しハードルが高めです。
もし学習に不安があるなら、プログラミングスクールの活用がおすすめですよ。
プログラミング学習は、挫折する人も多いもの。
スクールに通えば、C#の学習に最適な環境でスキルを身につけられるでしょう。
C#を学んで、ぜひあなたのキャリアの可能性を広げてください。