クエリとは？概要を解説

まずは、クエリがどういうものかについて見ていきましょう。

クエリについて基本的な知識を得ることで、仕事で「クエリ」というワードが出てきても理解できるようになります。

IT業界では知っておきたい言葉なので、しっかり覚えておくといいですよ。

ここでは、

についてご紹介します。

さっそく見ていきましょう。

クエリとは「データベースにおける命令文」のこと

クエリは、データベースからデータを操作するための処理の命令文のことです。
さまざまな処理欲求を特定の文字列の組み合わせで表現して、データベースの管理システムに命令します。

英語では「query」で、「問い合わせ」という意味です。

クエリを活用することで、データベースからデータを抽出、検索、削除、並べ替え、更新するといった操作ができます。

データベースを扱うために覚えておきたい言葉といえるでしょう。

なお、データベースのほかにも、検索エンジンを利用するときに入力する文字列をクエリと呼ぶこともあります。

クエリが利用される場所はさまざま

クエリはさまざまな場所で利用される言葉です。

データベース分野やWebマーケティング分野で用いられるため、IT業界で働くなら知っておきたい言葉といえます。

意味を知っておくことで、仕事でも役立つでしょう。

SQLとクエリの違い

クエリと意味が似ている言葉に、SQLがあります。

SQLは、データベースに命令するときに使う言語です。

SQLがデータベースに命令するための「言語」であるのに対し、クエリはデータベースに命令するための「命令文」であるという違いがあります。

クエリでは、データベースに対して命令をするために「SQL」や「XQuery」などの言語によって記述するのです。

SQLの言語で書かれたクエリのことを「SQL文」というので、覚えておきましょう。

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検索クエリとは？概要を解説

クエリの概要についてお伝えしました。
IT業界で働くならおさえておきたい言葉ですね。

クエリは、検索エンジンを利用するときに入力する文字列を意味する場合もあります。

ここでは、「検索クエリ」について詳しく見ていきましょう。

検索クエリとは検索エンジンに入力する文字列

検索クエリは、ユーザーがインターネットで検索をするときに、検索エンジンに入力する文字列のことです。

たとえば、IT業界への転職について調べたいと思ったら、Googleの検索窓に「IT業界 転職」などの文字を入力して調べるのではないでしょうか。

このときの「IT業界 転職」が検索クエリにあたります。

検索クエリはユーザーの知りたいこと、ニーズを表しており、Webマーケティングにおいては重要な情報です。

検索クエリとキーワードの違い

「検索するときの文字列はキーワードと呼ぶのでは？」と疑問に思った方もいるかもしれません。

検索するときの文字列を意味するという点では、どちらも共通しています。

検索クエリとキーワードの違いは、次のとおりです。

つまり、ユーザーは「IT業界 転職」という検索クエリで調べものをするのに対し、Webマーケターは「IT業界 転職」というキーワードをもとにSEO対策をすることになります。

検索クエリとキーワードという言葉を使い分けられるようにしておきましょう。

検索クエリの3つの分類を解説

検索クエリについてお伝えしました。

SEOを使ったWebマーケティングを担当するなら、検索クエリの理解を深めておきましょう。

検索クエリは、大きく3つの分類に分けられます。

それぞれについて詳しくご説明します。

1.トランザクショナルクエリ

1つ目は「トランザクショナルクエリ」です。

トランザクショナルクエリとは、何か行動を起こしたいと考えているユーザーが使用するクエリを意味します。

具体的な検索クエリとしては、「パソコン コスパ」「リュック 革」などが挙げられるでしょう。

それぞれ、次のような意図で検索されていると推測できます。

トランザクショナルクエリは、「商品やサービスを利用したい」という購買行動が関わってくることが特徴です。

Webマーケティングにおいて、成約に結びつきやすい検索クエリのため、優先的に狙いたいキーワードといえます。

2.ナビゲーショナルクエリ

2つ目は、「ナビゲーションクエリ」です。

ナビしゲーションクエリとは、特定のWebサイトに訪れたいと考えているユーザーが使用するクエリを意味します。

具体的な検索クエリとしては、「YouTube」「Amazon」などが挙げられるでしょう。

目的のWebサイトが明確にあり、そのWebサイトを訪れるために入力される検索クエリです。

お気に入りやブックマークを利用するのではなく、検索結果から特定のWebサイトを訪問するときに使用されます。

3.インフォメーショナルクエリ

3つ目は、「インフォメーショナルクエリ」です。

インフォメーショナルクエリとは、情報を知りたい、疑問を解決したいと考えているユーザーが使用するクエリを意味します。

具体的には、「SEOとは」「Webマーケティング 手法」などが挙げられるでしょう。

一見すると購買行動にはつながらないように見えますが、実は潜在顧客が多く使用する検索クエリです。

インフォメーショナルクエリで情報を集めて疑問を解決した後に、トランザクショナルクエリで再度検索するという流れもよく見られます。

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クエリの活用方法を紹介

検索クエリの種類についてお伝えしました。

Webマーケティングをするなら、検索クエリの種類を理解した上で、効果的な施策を打ちたいですね。

ここからは、クエリの活用方法についてご紹介します。

それぞれにおけるクエリの活用方法を見ていきましょう。

Accessでのクエリ活用方法

Access（アクセス）とは、大量のデータを扱えるデータベースです。

クエリを利用することで、Accessにあるデータを活用できます。
データの取り出し、データの加工、並べ替えなどの操作が可能です。

Accessでのクエリ活用方法を見ていきましょう。

• step.1

  メニューバーの「作成」タブから、「クエリデザイン」を選ぶ

• step.2

  表示された「テーブル表示」のダイアログボックスに、テーブルをドラッグアンドドロップで追加して閉じる

• step.3

  デザインビューに追加されたウィンドウで「フィールドリスト」から抽出したいデータ名をダブルクリックすると、新しいテーブルのフィールド欄に追加される

この流れで、Accessのデータベースから必要なデータの抽出ができます。

Excelでのクエリ活用方法

Excel（エクセル）は、Microsoft Officeの表計算ソフトです。
仕事でExcelを試用しているという人は多いでしょう。

Excelにもクエリ機能があり、外部のデータをExcelのシートに取り込めます。
取り込んだデータは、Excelの機能によって加工処理が可能です。

取り込める外部データには、Excelのほかのシートや、パソコン内のデータ、Web上のデータなどがあります。

Excelでのクエリ活用方法を見ていきましょう。

• step.1

  Excelのメニューの「データ」タブから「新しいクエリ」をクリックして、データファイルを選ぶ

• step.2

  ナビゲーター画面が表示されるので、右下の「編集」をクリックする

• step.3

  クエリエディターが表示されるので、編集をして、「閉じて読み込む」をクリックする

この流れで、新しく作成されたExcelのシートにデータが読み込まれます。

まとめ：クエリは幅広い場所で利用されている