【HTML】ツールチップを表示させるには?HTML・CSSのみで作ったデザイン例も紹介
HTMLを使って、ツールチップを実装したいと考えていませんか?
ツールチップは、ユーザーに次の動作への誘導やヒントなどを与える効果があり、とても便利な機能ですよね。
今回は、Webサイトにツールチップを表示させたいという方のために、
- HTMLのツールチップとは
- ツールチップの実装方法について
以上の項目に沿って、解説していきますね。
この記事を読めば、HTMLを使ったツールチップをWebページに埋め込むことができるようになりますよ。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
ツールチップとは?どんなときに使用するの?
そもそも、ツールチップとはどのようなものなのでしょうか?
ツールチップとは、少ない動作で、ヒントや説明などの情報を、適切に表示する機能のことです。
見慣れないアイコンや注釈が必要な単語などに、マウスをホバーさせて表示することが多いですね。
入力フォームの補助説明として利用することもあります。
ただし、便利だからといって、たくさん載せてしまうと、かえって見づらくなってしまいます。
ユーザーが利用しやすい適度な量を目指しましょう。
スマホには、マウスホバーのような機能はないので、表示できません。
必要不可欠な情報は、ツールチップではなく、常に閲覧できるようにした方が良いですね。
ツールチップのサンプル例
では、ツールチップは、具体的にどう実装すれば良いのでしょうか?
ここでは、
- title属性を使う方法
- カスタムデータ属性を使う方法
という2つの方法を紹介していきます。
title属性を使う方法
<a href="#" title="別タブで開きます" target="_blank">ツールチップ実装方法とは?</a>
title属性に文章を記入すると、マウスでホバーしたときに表示されるようになります。
title属性は、HTML5から追加されたabbr要素でも用いられていますね。
abbr要素は、「略語」や「頭字語」を表します。title属性には正式名称を書く決まりになっています。
<p><abbr title="HyperText Markup Language">HTML</abbr>で作成した文書は、<abbr title="Cascading Style Sheets">CSS</abbr>を使ってスタイリングします。</p>
上記のコードでは、「HTML」と「CSS」の部分に下線が引かれ、マウスを合わせると正式名称が表示されます。
カスタムデータ属性を使う方法
HTMLのカスタムデータ属性を利用して、ツールチップを実装することができます。
カスタムデータ属性とは、「data-○○」という表記で、自由に作成できる属性です。
実際に、「data-tooltip」という属性を設定した例を書いていきます。
<span class="tooltip" data-tooltip="吹き出しの形も自由に変えられます">カスタムデータ属性でツールチップ実装</span>
CSSでの記述は以下のようになります。
.tooltip {
position: relative;
cursor: pointer;
}
/* ツールチップ全体の設定 */
.tooltip::before,
.tooltip::after {
position: absolute;
opacity: 0;
transition: all 0.3s;
}
/* 吹き出しのひげ部分 */
.tooltip::before {
content: "";
border: 10px solid transparent;
border-bottom-color: #000;
top: 10px;
left: 10px;
}
/* 吹き出しの本体 */
.tooltip::after {
content: attr(data-tooltip);
display: block;
padding: 7px 13px;
background: #000;
border-radius: 3px;
font-size: 12px;
font-weight: 600;
color: #fff;
top: 30px;
left: 0;
}
/* マウスホバーしたときの設定 */
.tooltip:hover::before{
top: 16px;
opacity: 1;
}
.tooltip:hover::after{
top: 36px;
opacity: 1;
}
before擬似要素とafter擬似要素を使って、ツールチップの吹き出しのひげ部分と本体を作成します。
初めは、ツールチップを隠しておき、マウスをホバーしたときに表示されるようにしています。
ツールチップの文章は、「content: attr(data-tooltip)」と指定することで、「data-tooltip」の値を設定することができます。
吹き出しの形は、自由にデザインできるので、実際にコードを書いてみてくださいね。
まとめ:HTMLツールチップは使いどころを考えることが大事
今回は、HTMLを使ったツールチップの実装方法を紹介しました。
使いすぎるのは厳禁ですが、Webページの表示をすっきりさせる効果もあるので、ぜひ実装してみてください。
Webページをデザインする際に、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
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