【初心者向け】HTMLで図形を描くCanvas要素を紹介

公開日: 2021.09.15
更新日: 2024.01.11
HTMLで図形を描くCanvas要素を紹介

HTMLで図形を描いてみたいけどやり方が分からない

こう思う方は多いのではないでしょうか。本記事をお読みいただくと以下が分かります。

  • HTMLで図形の描き方が分かる(JavaScriptも使います)

少しプログラムに慣れてきた方で、次のステップに進む際に図形のように「自分で手を動かして何か作って見る」経験は非常に重要です。是非本記事をお読みいただき、理解を深めてください。

HTMLで図形を描くためのCanvasとは

HTMLで図形を描くための要素がCanvasです。以前はHTML上で図を描くには、「.jpeg」のような拡張子がついた画像を準備する必要があったり、アニメーションをつけるためにFlashなどのプラグインのデータを用意しなければなりませんでした

しかしCanvas要素の登場によって、これらを用意せずともHTMLとJavaScriptで図形を描くことができるようになりました

次から、早速具体的なコードの書き方を紹介します。

HTMLでCanvas要素を使ってみよう

(1)基本の書き方

Canvas要素は、以下のように使用します。

HTML
<canvas id="任意のid名" width="canvasの横幅" height="canvasの縦幅"> </canvas>

Canvas要素自体はこれで終了ですが、次にこのHTMLとJavaScriptを設定した任意のid名で関連付けて、描く図形を指定する必要があります

(2)JavaScriptを書いてみる

それでは、続いてJavaScriptの書き方を見ていきましょう。

JavaScript
var canvas = document.getElementById("id名");
var context = canvas.getContext("2d");

まず1行目のgetElementByIdを使い、HTMLでidを指定した部分を参照し、このオブジェクトに対しcanvasという名前を設定します。

次に2行目のgetContextでコンテキスト名を指定します。2dは、2次元グラフィックを描くという意味です。

ここまでで基本的な説明は終了です。最後に、実際にコードを書いてみましょう。

(3)実際にHTMLで図形を描いてみよう

それでは、実際にコードを紹介します。今回は直線と四角形、円の3つを描いてみましょう。

一見コードが長すぎる・・・と思われるかもしれないですが、1つ1つ分解して考えると難しくはありません。先ほど紹介したコードの書き方に、具体的な図形の色を指定しているくらいです。

サンプルコード
<html>
  <head>
    <meta charset="utf-8" />
  </head>
  <body>
    <h1>線を描く</h1>
    <canvas id="line" width="100" height="100"></canvas>
    <h1>四角を描く</h1>
    <canvas id="rectangle" width="100" height="100"></canvas>
    <h1>円を描く</h1>
    <canvas id="circle" width="100" height="100"></canvas>
    <script type="text/javascript">
    onload = function() {
      /* 線を引くためのgetElementByIdとgetContext */
      var line_canvas = document.getElementById("line"); 
      var line_ctx = line_canvas.getContext("2d");
      line_ctx.beginPath();
      // 描画の開始位置を指定
      line_ctx.moveTo(20, 20);
      // 線を引く
      line_ctx.lineTo(80, 80);
      line_ctx.closePath();
      line_ctx.stroke();
      /* 四角を描くためのgetElementByIdとgetContext */
      var rect_canvas = document.getElementById("rectangle");
      var rect_ctx = rect_canvas.getContext("2d");
      rect_ctx.beginPath();
      // 四角を描く
      rect_ctx.strokeRect(20, 20, 60, 60);
      /* 色を付けた円を書くためのgetElementByIdとgetContext */
      var cir_canvas = document.getElementById("circle");
      var cir_ctx = cir_canvas.getContext("2d");
      // 色の指定
      cir_ctx.fillStyle = 'red';
      cir_ctx.beginPath();
      // 円を描く位置を指定
      cir_ctx.arc(50, 50, 40, 0, Math.PI * 2, false);
      // 円を描く
      cir_ctx.fill();
    }
    </script>
  </body>
</html>

まとめ

いかがでしたでしょうか。HTMLで図形を描くための方法を紹介しました。

HTMLもJavaScriptも・・・と複雑に感じるかもしれないですが、1つ1つのコードを紐解いていくとそこまで難しい内容ではありません。

是非本記事で理解を深め、色々な図形を描いてみてください。

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