【初心者向け】HTMLの勉強に有効な資格3つを紹介!
「web制作を仕事にしてみたいけど、資格とかあった方がいいのかな」
こう思う方は多いのではないでしょうか。本記事をお読みいただくと以下が分かります。
- 資格を取るメリットが分かる
- HTMLの勉強に有効な資格が分かる
少しプログラムに慣れてきた方で、次のステップに進む際や転職・副業を考える際に資格取得は非常に有効な手段です。是非本記事をお読みいただき、今後の勉強の進め方を考えてみてください。
資格を取得するメリット
まず始めに、資格を取得するメリットについて紹介していきます。後述しますが、大切なのは「資格取得自体を目的にしない」ことです。自分の中で”なぜこの資格の勉強をするのか”の意義を理解しながら勉強することで、初めて資格取得の意義が発揮されます。
本記事では、資格取得のメリットを3つ紹介します。
メリット1 客観的なスキルの証明をしやすい
これはイメージがつきやすい人も多いのではないでしょうか。今後転職や副業のようにweb制作を仕事にしていきたい場合、未経験だとどうしても他の人との差別化が難しいです。
そんなとき、資格を持っていると「この範囲の知識はある」ということが客観的に証明できますし、資格取得自体への姿勢も評価してもらえる場合があります。資格を持っていることがスキルが高いことと同義には必ずしもならないですが、最低限の知識や意欲を見せるという意味では資格取得は有効です。
メリット2 勉強のモチベーションを維持しやすい
「web制作を仕事にする」という目標だけでは、モチベーション管理が非常に難しいです。よほど強い意志がない限り、途中で挫折する確率が高いでしょう。これはweb制作に限らず、どんな分野にも同じことが言えると思います。
では、どうすればいいのか。最終ゴールだけでなく、中間ゴールをいくつか設定し”次のゴール”を目に見えやすくすることで、挫折防止をすることができます。
この中間ゴールとして有効なのが資格取得です。まず初級レベルとしてこの資格、その次は中級のこの資格・・・と目標の1つに資格取得を設定することで勉強のモチベーションを維持しやすくなります。
メリット3 体系的な勉強ができる
筆者としては、資格取得の最大のメリットは「資格の勉強を通じて体系的な勉強ができる」ことだと思っています。
普段勉強をする中で、分からないことがあったらweb検索をして調べる場面は非常に多いと思います。そのやり方自体は全く問題ないですが、どうしても「自分の興味関心がある範囲しか身に付かない」状況が起きやすくなり、知識が虫食い状態のようになってしまいます。
この状態だと、いざ副業や転職をしようとしたときに「本当は基本的な内容なのに、今まで自分が出会ってなかったが故に全く理解できない範囲」が多く、この人は知識やスキルが不足していると判断される可能性が高まります。
資格は、もちろん内容にもよりますが一定の分野について体系的・網羅的に出題範囲が設定されていることが大半です。この意味で、少し慣れてきたら資格勉強を通じてその分野の体系的な勉強をすることは非常に重要です。
まとめ
資格取得のメリットを3つ紹介しました。冒頭にも書きましたが、大切なのは「資格取得自体を目的にしない」ことです。
どんな業界でも、「この資格さえ持っていれば即転職可能」という仕事はほぼ無いと言ってもいいでしょう。この意味でも、資格取得それ自体を目的とせず、”自分はこの資格の勉強を通じて何を得たいのか”を念頭に置きながら勉強を進めることが非常に重要であることは忘れずにいてください。
HTMLの勉強に有効な資格
それでは、いよいよHTMLの勉強に有効な資格を紹介していきます。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つです(簡単に言うと、国家検定です)。国家検定なので資格試験への信頼度も高いと言えるでしょう。
1級~3級まであり、級にもよりますが年間で全4回実施されます。
項目 | 詳細 |
試験日程 | 年4回(5月、8月、11月、2月) |
試験時間 | 1級:学科試験90分、実技180分、ペーパー実技60分 2級:学科試験60分、実技120分 3級:学科試験45分、実技60分 |
合格基準 | 学科試験:70点以上(100点満点) 実技:70点以上(100点満点)※但し試験要項に示されている各作業分類において配点の60%以上を得ること |
受験料 | 1級:学科試験7,000円 実技25,000円(実技はペーパー実技含む) 2級:学科試験6,000円 実技12,500円(35歳以上)または7,000円(35歳未満) 3級:学科試験5,000円 実技5,000円(35歳以上)または3,000円(35歳未満) |
※出典:https://www.webdesign.gr.jp/
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、HTML・CSSに関する基本的な知識や簡単なWebページ作成能力から、フォーム・オブジェクトの配置といった応用的なWebサイトデザイン能力まで、Web業界で必須となる技能を測定している民間資格です。
項目 | 詳細 |
試験日程 | 随時実施(全国のパソコンスクール等が会場で、お好きな場所で予約が取れればいつでも受験可能) |
試験時間 | エキスパート:知識問題20分、実技問題最大110分(使用ツールにより異なる) スタンダート:実技問題最大70分(使用ツールにより異なる) |
合格基準 | エキスパート:知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上 スタンダード:実技問題の得点において得点率65%以上 |
受験料 | エキスパート:7,500円(税込) スタンダード:5,900円(税込) |
※出典:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTML5プロフェッショナル認定資格は、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を認定する資格で、Level.1とLevel.2が用意されています。
項目 | 詳細 |
試験日程 | 随時実施(全国のパソコンスクール等が会場で、お好きな場所で予約が取れればいつでも受験可能) |
試験時間 | Level.1:90分 Level.2:90分 |
合格基準 | 非公開(7割程度が目安) |
受験料 | Level.1:16,500円(税込) Level.2:16,500円(税込) |
※出典:https://html5exam.jp/
まとめ
いかがでしたでしょうか。資格取得のメリットと、HTMLの勉強に有効な資格を3つ紹介しました。
是非資格取得を手段の1つとして、各自の目標達成に生かしてみてください。