【初心者必見】CSSの基本的な使い方をサンプルコードを用いて徹底解説

2024.01.12
CSSの基本的な使い方をサンプルコードを用いて徹底解説

「プログラミング学習を始めたばかりで、CSSの使い方がよく分からない」

このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

CSSに初めて触れる方からすると、どのように操作したらいいのか悩みますよね。

今回、WEB CAMP MEDIAでは、CSSの基本的な使い方について解説していきます。

  • CSSとは
  • CSSセレクタの使い方
  • CSSプロパティの使い方
  • CSSを反映させる方法

以上の項目について解説していきます。

この記事を読むことで、CSSを使ってHTMLのスタイルを変更する方法について理解できます。

また、サンプルコードも多用しており、初心者でも分かりやすいのでぜひチェックしてみてくださいね!

CSSの構造と使い方

CSSは「Cascading Style Sheets」の略称で、HTMLと同じくマークアップ言語に分類されます。HTML構造にCSSを指定することで、色やレイアウトを変えたりとデザインを加えることができます。

CSSを使うことで下記のようなデザインを実装できます

  • Webサイトに背景色や背景画を追加する
  • テキストのサイズや太さの変更
  • レイアウトの調節

Webサイトは構造をHTMLで作り、CSSでデザインされているので、HTMLとCSSの2言語で作られているのです。

CSSを使うには、下記サンプルコードのようにCSSセレクタとプロパティを利用します。

CSSのサンプルコード

CSSセレクタ名{
    プロパティ名: 値;
}

次の項目から、CSSセレクタとプロパティの役割と使い方について解説していきます。

CSSセレクタの使い方と種類

CSSセレクタとは、HTML要素にCSSを指定するための値のことで、HTMLの要素やクラス名を利用します。

たとえば、HTML要素を指定してCSSセレクタを使う場合は、下記のように要素の名前をCSSセレクタへ指定します。

<body>
    <style>
        p{
            background-color:blue;
        }
    </style>
    <p>テスト</p>
</body>  

上記コードでは、CSSセレクタでpタグを指定して背景色を青へ変えています。他にも、CSSセレクタはHTMLのクラス名やid名を使って指定できます。

  • クラス名を指定する場合:クラス名の前に「.」を追加して指定する
  • id名を指定する場合:id属性の前に「#」を追加する

サンプルコード

<body>
    <style>
        p{
          color:white;
        }
        .test1{
            background-color:rgb(19, 236, 37);
        }
        #test2{
            background-color:rgb(52, 19, 236);
        }
    </style>
    <p class="test1">テスト1</p>
    <p id="test2">テスト2</p>
</body>  

実行結果

CSSセレクタでCSSを指定すしてHTMLの要素やクラス名を利用している様子

また、CSSセレクタはclass属性とid属性に指定できますが、id属性はページ内に同じ名前を利用できないため、CSSを反映させるときはclass属性の利用が適切です。

CSSセレクタで様々なHTML要素を指定する方法

CSSセレクタを使うことで、複数要素を指定する方法や指定したHTMLタグの子孫要素を指定することもできます。

CSSセレクタに利用できる指定方法について解説していきます。

複数のCSSセレクタをまとめて指定する

複数のHTML要素をCSSセレクタで指定するには、セレクタの間に「,」を挟むことで可能になります。

たとえば、testとhogeという2つのクラス属性に同じCSSを指定したいときは、双方の間に「,」を入れることで指定できます。

サンプルコード

<body>
    <style>
        .test, .hoge{
            background-color: chartreuse;
        }
    </style>
    <p class="test">テスト1</p>
    <p class="hoge">ほげ</p>
</body>  

CSSセレクタを使ってHTMLの子要素や子孫要素を指定する

HTMLには、特定の要素を基準にして、入れ子の階層によって子要素と子孫要素に分けることができます。

    <div class="container">
      <div class="test"><!--containerの子要素-->
          <p>ほげ</p><!--containerの子孫要素-->
      </div>
    </div>

CSSセレクタの間に半角スペースで空けることで、親要素を基準にして子要素と親要素を指定できます。

たとえば、上記コードのcontainer属性を基準にして、子孫要素のpタグにCSSを指定する場合は下記のコードになります。

 .container p{
    background-color: chartreuse;
}

注意点として、他にも同じpタグの子孫要素がある場合、その全てにCSSが反映されます。

特定の要素を指定したい場合は、その要素にクラス属性を指定してCSSセレクタで直接指定すると良いでしょう。

不等号「>」を使って子要素を指定する方法

CSSセレクタ間に不等号「>」を指定すると、特定の要素を基準にした直下の子要素を指定できます。

例えば、containerというクラスの子要素にpタグが3つある場合、親要素の直下に指定されている子要素のみ指定されます。

<body>
    <style>
        .container > p{
            background-color: chartreuse;
        }
    </style>
    <div class="container">
        <p>テスト</p><!--container直下の子要素-->
        <a href="#"><p>テスト</p></a>
        <p>テスト</p><!--container直下の子要素-->
    </div>
</body>  

上記コードでは、真ん中のpタグのみaタグの入れ子になっているので、containerの直下セレクタに該当せずCSSが反映されません。

実行結果

不等号「>」を使って子要素を指定している様子

隣接セレクタ「+」を使って隣のセレクタを指定する

CSSセレクタの間に「+」を挟むことで、特定要素の後に入力されている隣の兄弟要素を指定できます。

サンプルコード

<body>
    <style>
        .test + p{
            background-color: chartreuse;
        }
    </style>
        <p class="test">テスト</p>
        <p>テスト</p>
        <p>テスト</p>
</body>  

上記コードでは、test属性に「+」を使ってpタグを指定しているので、test属性のすぐ後ろに記述されているpタグのみCSSが反映されます。

実行結果

CSSセレクタの間に「+」を挟んで、特定要素の後に入力されている隣の兄弟要素を指定している様子

擬似要素を使ってインライン要素を指定する方法

擬似要素とは要素の一部分にCSSを指定できる方法で、HTMLを使わずにCSSを反映する場所を変えたり、インライン要素のを表示させることができます。

擬似要素を指定するときは、要素名の前に「::」を追加します。CSSで使える擬似要素の種類は下記になります。

  • first-letter:要素の1文字目を指定する
  • first-line:要素の1列目を指定する
  • before:要素の前にインライン要素を追加する
  • after:要素の後にインライン要素を追加する

サンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>test</title>
        <style>
            .test1::first-letter{
                background-color: chartreuse;
            }
            .test2::first-line{
                background-color: chartreuse;
            }
            .test3::before{
              content:'■';
              color: chartreuse;
    
            }
            .test4::after{
              content:'■';
              color: chartreuse;
            }
        </style>
      </head>
      <body>
            <p class="test1">テスト</p>
            <p class="test2">テスト</p>
            <p class="test3">テスト</p>
            <p class="test4">テスト</p>
    </body>  
</html>

CSSで利用するプロパティの使い方と種類

CSSプロパティとは、HTML要素に指定するスタイルの種類のことです。プロパティには、指定したHTML要素の背景色を変更できるbackground-colorプロパティや、レイアウトを変更できるdisplayプロパティなど数多くの種類があります。

また、プロパティの右側に指定できる値は、プロパティがどのように変化するのか指定できます。

CSSプロパティの使い方を、サンプルコードを用いて解説していきます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>test</title>
        <style>
            .test1{
                font-weight: bold;
            }
        </style>
      </head>
      <body>
        <p class="test1">テスト1</p>
    </body>  
</html>

上記サンプルコードではtest1というクラス属性に、font-weightという文字の太さを変更できるプロパティを指定し、太文字を表すboldという値を入力しています。

CSSをHTMLに反映させる3つの方法

CSSを使ってHTML要素にデザインを加える方法は、下記の3通りあります。

  • HTML要素にstyle属性を指定してCSSを入力する
  • styleタグを使う
  • CSS用の外部ファイルを作ってHTMLファイルに読み込ませる

それぞれの使い方について解説していきます。

style属性を使う

style属性はHTML要素に追加できる属性のひとつで、CSSプロパティと値を設定してデザインを変更できます。

style属性はCSSプロパティと値を設定してデザインを変更できることを示した画像

style属性を使うと特定のHTML要素だけにCSSを記述できます。CSSの記述量が極端に少ないときに活躍してくれる記述方法です。

style属性に複数のプロパティを指定する場合は、「;」の後ろに半角スペースを空けて新たなプロパティ名と値を指定します。

サンプルコード

<p style="color: white; background-color: blue;">テスト</p>

styleタグを使う

styleタグはHTMLタグの一種で、タグ内にCSSを記述できます。

    <style>
    ここにCSSを記述する
    </style>

styleタグは記述場所が重要で、headの閉じタグの手前かbodyの開始タグ後に記述しましょう。

なぜなら、ファイルの途中にstyleタグを指定すると、その前に入力されたHTMLにスタイルが反映されません。

サンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>test</title>
    <style>
        p{
          color:red;
        }
    </style>
  </head>
<body>
<p>テスト</p>
</body>  
</html>

CSSファイルを使う

CSSファイルとは、HTMLとは別で作成するCSS用のファイルのことです。HTMLファイルからCSSファイルを読み込むことで、スタイルが反映されるという流れになります。

CSSファイルを作るときは、拡張子に「.css」を利用します。CSSが記述されているファイルだとわかりやすように「style.css」という名前でよく利用されます。

その後は、HTMLファイルにlinkタグを使ってCSSファイルを読み込みます。linkタグをHTMLファイルに入力してCSSを指定することで、双方のファイルを関連づけることができます。

<link rel="stylesheet" href="css/test.css">

rel属性にファイルとの関係性を指定し、href属性にファイルまでのパスを指定します。

サンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>test</title>
    <link rel="stylesheet" type="text/css" href="css/test.css">
      </head>
      <body>
          <p>テスト</p>
    </body>  
</html>

CSSファイル

/*test.css*/
p{
    color:white;
    background-color: aqua;
}

上記のように、HTMLと分けて記述できるのでメンテナンスしやすく、Web制作現場でも頻繁に利用されるCSSの記述方法です。

CSSの使い方を身につけて自在にWebサイトをデザインしよう

今回は、CSSの基本的な使い方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

CSSの基本を身につけることで、HTMLのスタイルを自在に変更できます。CSSはHTMLと同じくWeb制作には欠かせない言語なので、この記事をきっかけに基本をしっかり押さえておきましょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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