残業の少ない企業でシステムエンジニアになるためにやるべきこと4選
「残業の多い企業でシステムエンジニアをやり続けているのはつらい」
「もっと残業の少ない企業で働きたい!」
と思うことはありませんか?
残業の少ない企業に転職したいと思っても、実際にどんなことをすればいいのかわかりづらいですよね。
では、システムエンジニアが残業の少ない企業に転職を成功させるためには、何をしたらよいのでしょうか。
そこで今回は、
- 残業の多い企業で働くデメリットと少ない企業で働くメリット
- システムエンジニアでも残業の少ない仕事や企業
- 残業の少ない企業に転職するためにやるべきこと
について詳しく解説します。
この記事を見れば、システムエンジニアが残業の少ない企業に転職するために必要なことがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
システムエンジニアの残業が増えやすい4つの理由
システムエンジニアは残業が多い業界というのは有名な話ですが、そもそもなぜ残業が増えてしまうのでしょうか?
それには以下の4つの理由があります。
- タスクが多すぎるから
- 人材不足だから
- 納期がある仕事だから
- 急なトラブルシューティングがあるから
4つの理由を見ると、システムエンジニアの残業が多いのは時間や人手が不足していることが大きな原因です。
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
1.タスクが多すぎるから
システムエンジニアの残業が多いのは、単にこなすべきタスクが多すぎることが挙げられます。
- 個人でこなすコーディング作業
- チームでおこなう会議や打ち合わせ
- クライアントの要望対応
優先度を決めて行動しないと、1日のうちにタスクを消化できなくなってしまいます。
企業側から残業ありきでタスクが組まれていることもあります。
2.人材不足だから
システムエンジニアは業界全体で見ても人材不足に陥りがちです。
企業側は即戦力となる人材を探すのも難しく、どうしても個人の負担が大きくなってしまいます。
人材不足の原因は以下のとおりです。
- 少子高齢化が進み、働き手が減っているから
- 労働人口の減少に関わらず、需要はどんどん高まっているから
- 求められることが多くなりすぎて、辞めていく人が多いから
労働者が減る一方で需要ばかりが伸び、その結果として負担が多くなることで退職者が増え、さらに労働者が減るという、負の連鎖に陥っています。
3.納期がある仕事だから
システムエンジニアの残業が増えるのは、絶対に納期に間に合わせないといけないからです。
納期を守らないと、以下のようなことが起こります。
- 顧客からの信頼がなくなり、仕事が受けられなくなる
- 会社の損失の責任を取らないといけなくなる
- 社内での評価が下がり、減給や賞与が減る
納期は基本的に絶対で、どんなことがあろうと守らなければなりません。
そのため、残業しないと納期に間に合わせられないということが起こりがちです。
4.急なトラブルシューティングがあるから
システムエンジニアは、急なトラブルシューティングにも対応しなければいけません。
システム関連のトラブルは日々発生します。
- 業務で使っているシステムが動作しなくなった
- ウイルスに感染してしまった
- サーバーが不安定になってしまった
トラブルが解決するまでは作業に当たらないといけないので、長時間の残業になることがしばしばあります。
ただトラブルを解決するだけではなく、今後起きないようにするにはどうしたらいいのかも考えなくてはいけません。
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システムエンジニアが残業の少ない企業に転職する4つのメリット
システムエンジニアは基本的に残業が多い職種です。
ですが、残業の少ない企業で働いているシステムエンジニアもいます。
残業の少ない企業に転職することで得られるメリットはたくさんあります。
- 仕事にやりがいを感じられるようになる
- プライベートの時間を充実させられる
- 残業していた時間をスキルアップの時間にあてられる
- 生産性の向上や業務の効率化に繋がる
今後の人生を考えたときに、残業の少ない企業に転職したほうが得なことが多いです。
仕事への満足度が高いほうが人生の幸福度が高まるので、転職を考えている人はそれぞれのメリットをよく意識しておきましょう。
1.仕事にやりがいを感じられるようになる
残業が少ないほうが、仕事に対するやりがいを感じやすくなります。
仕事への不満が少ないと、仕事のモチベーションが高くなるからです。
仕事へのやりがいを感じると起こることをまとめました。
- 仕事でのストレスが減る
- 仕事に前向きに取り組める
- 成長するスピードが上がる
やりがいを持って仕事ができれば、「日々の出社がつらい…」なんてこともなくなります。
前向きに仕事に取り組めれば、作業速度や成長速度も上がり、いいことばかりです。
2.プライベートの時間を充実させられる
残業がないとプライベートの時間が増えます。
家族や友人、恋人と過ごす時間はかけがえのないもので、心身の健康維持に大切です。
プライベートの時間が増えることで得られるメリットをまとめました。
- リフレッシュできて気持ち新たに仕事ができる
- 疲れが取れるため、仕事の集中力が高まる
- プライベートをより充実させるために仕事へのモチベーションが上がる
ワークライフバランスが取れると、仕事への好影響とともに人生の幸福度も増します。
3.残業していた時間をスキルアップの時間にあてられる
残業が少ない企業に転職すると、浮いた残業分の時間をスキルアップの時間にあてられます。
スキルアップとは、具体的に言うと「資格の取得」や「技術や知識の習得」です。
下記にスキルアップをするメリットをまとめました。
- 生涯年収がアップする
- 自身がつく
- 将来的にさらに良い企業への転職や独立が図れる
スキルアップをすると仕事の質が高まるため、会社側としてもメリットがありますし、自身のキャリアアップにも繋がります。
4.生産性の向上や業務の効率化に繋がる
残業の少ない企業への転職は、仕事の生産性の向上や業務の効率化にも繋がります。
残業がないと、定時までに仕事を終わらせないといけないため、必然的に仕事を効率化しないと終わらなくなってしまうからです。
- どうしたらこの工程をもっと縮められるか
- 仕事の流れをどう組み立てれば早くできるのか
- 今日のこの時間までに何をしておくべきなのか
残業ありきで仕事をしてしまうと、その安心感からダラダラ仕事をしてしまいがちです。
残業がないことでタイムマネジメント能力が身に付き、生産性の向上や業務の効率化に繋がります。
システムエンジニアが残業の多い企業で勤めるデメリット3選
残業の多い企業に勤めると、仕事やプライベートに支障をきたし始めます。
- ワークライフバランスが崩れる
- 身体や精神を壊してしまう
- 仕事にやりがいを感じられなくなる
あまりに残業が多く、上記のデメリットを被ってしまうと仕事を健全に続けられなくなってしまいます。
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
1.ワークライフバランスが崩れる
残業が多い企業に勤めてしまうと、プライベートの時間が取れなくなります。
プライベートの時間が失われ、ワーウライフバランスが崩れてしまうデメリットをまとめました。
- 人間関係が疎遠になる
- 仕事が苦痛に感じるようになる
- 生産性が低下し、社内評価が低くなる
疲れが抜けずにどんどん仕事の質が落ちていき、社内評価とともにモチベーションも低下し、残業をしないと仕事が終わらないという負のループに陥ってしまいます。
プライベートでの人間関係が疎遠になると、誰かと出かけたりといった貴重な時間が失われ、リフレッシュするのも困難です。
2.身体や精神を壊してしまう
残業が多い企業に勤め続けると、いずれ身体や精神を壊してしまうでしょう。
生活リズムが狂ってしまうと、以下のような状態に陥ることがあります。
- 精神不安
- 肉体疲労
- 睡眠不足
長時間の残業は心身にさまざまな悪影響を及ぼし、一度大きく心身を壊してしまうと元には戻りません。
残業の多い企業に勤めるのはリスクばかりです。
3.仕事にやりがいを感じられなくなる
残業の多い企業で勤め続けると、だんだんと仕事にやりがいを感じられなくなります。
やりがいを感じられないことによって起こる弊害をまとめました。
- 集中力が低下しミスが出始める
- 仕事上での成長が望めなくなる
- 労働意欲が沸かなくなる
勤め始めの頃は、やりたいことや希望を抱いて入社したはずです。
多すぎる残業によってだんだんとやりがいが失われ、「なんのために仕事をしているのかわからない」という状態に陥ってしまいます。
「仕事にやりがいがない」と思いながら働いていると、後ろ向きになってやる気が失われてしまいます。
キャリアに対して悩んでいるときは、自分で考え込むより人に相談することで、客観的な視点から分析が可能です。
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システムエンジニアでも残業の少ない仕事・企業4選
システムエンジニアでも残業の少ない仕事や企業はあります。
残業の少ない企業に転職するためにも、以下の4つの職種は把握しておきましょう。
- 社内SE
- 残業なしを明言しているホワイト企業
- 大企業のシステムエンジニア
- 業績の安定した老舗中堅企業
残業が少なければ、今よりもやりがいを持って仕事ができるはずです。
どんな職種なのか、詳しく解説していきます。
1.社内SE
エンジニアの中でも、社内SEは残業が少ない傾向にあります。
社内SEの主な仕事内容は、自社のシステム開発です。
社内SEの残業が少ない理由を以下にまとめました。
- 自社システムの開発なので、スケジュールを無理なく組める
- ニーズが読み取りやすいため、差し戻しなどの手間が少ない
- 高難度のシステム開発を求められない
エンジニア自身がどんなシステムを作るのかある程度決められるため、精神的な負担も少ないです。
2.残業なしを明言しているホワイト企業
残業の少ない企業に転職したいなら「残業なし」と明言している企業が狙い目です。
しかし残業のない企業は人気のある企業でもあるため、倍率が高くなりがちです。
- 即戦力となれるだけのスキル
- 幅広い分野に対応できる知識
- 能力を示せるポートフォリオや資格
上記のようなスキルや知識、提出できる資料を持っていないと採用されるのは難しいでしょう。
とはいえ、やりがいや待遇の良さが見込めるため、残業なしの企業に転職したいなら積極的に狙っていきたいところです。
3.大企業のシステムエンジニア
大企業のシステムエンジニアは残業が少ない場合が多いです。
なぜ残業が少ないのか、理由をまとめました。
- ノー残業デーなどの取り組みがある
- 顧客や株主の評価があるため、法令遵守する傾向にある
- 在宅勤務のところが多く、勤怠管理をするために残業させづらい
大企業は福利厚生がしっかりしているため、もし残業があったとしても満額支給される場合がほどんどです。
残業に対して厳しく、逆に「残業をしないでください」という企業も多くあります。
4.業績の安定した老舗中堅企業
システムエンジニアが残業の少ない企業を探すとき、業績の安定した老舗の中堅企業も候補に入ります。
老舗企業は基本的に就業満足度が高いです。
- 業務内容や仕事のやり方が確立されている
- 働きやすい環境が整っている
- 時代に合わせられる柔軟性がある
働きやすい環境が整っているからこそ、業績が安定しつつ社員も辞めずに残っています。
これは残業が少ないからこそ離職率の低さです。
業績の良い老舗企業は、働き方が見直されている現代にしっかりとフィットしている企業が多い傾向にあります。
システムエンジニアが残業の少ない企業に転職するためにやるべきこと4選
システムエンジニアが残業の少ない企業に転職するためには、やっておくべきことが4つあります。
- スキルアップしておく
- 企業のリサーチを怠らない
- 目標をしっかり立てておく
- 転職先に求める条件をはっきりさせておく
これら4つのことをやっておくことで、残業の少ない企業への転職が成功しやすくなります。
転職のためにできることは必ずあるので、今のうちから手を付けておきましょう。
1.スキルアップしておく
スキルアップしておくと、残業の少ない企業への転職が成功しやすくなります。
当たり前ですが、企業側はスキルのない人材よりもスキルの高い人材を求めているからです。
- 対応力のあるプログラミングスキル
- チームでの作業を円滑にするコミュニケーションスキル
- ロジカルシンキングなどの問題解決能力
これらは転職に有利に働くのはもちろん、今の職場で残業を減らすのにも役に立ちます。
プログラミングスキルに関しては、残業が多くて勉強時間がなかなか取れない人でも学習しやすいようカリキュラムが組まれている、オンラインのプログラミングスクールなどもあります。
コミュニケーションやロジカルシンキングなどは、毎日の仕事の中でも鍛えられるスキルです。
大変ではありますが、日々スキルアップの時間を設けるようにしましょう。
2.企業のリサーチを怠らない
システムエンジニアが残業の少ない企業への転職を成功させようと思ったら、企業リサーチは怠ってはいけません。
しっかりとリサーチすることは、採用率を上げることにも繋がります。
以下は企業リサーチを怠ってしまうと起こる失敗です。
- 今勤めている企業よりも残業が増えてしまう
- 入社後にミスマッチがわかりすぐに転職を繰り返してしまう
- 企業が求めているものを提供できず落とされてしまう
残業を減らして、今よりもやりがいを持って仕事をするのが転職目的のはずが、逆に今よりも悪い状況に陥ってしまっては元も子もありません。
そうならないためにも、企業リサーチはしっかりしておきましょう。
3.目標をしっかり立てておく
転職をするときには、「転職後にどうなりたいのか」という目標をしっかりと立てておきましょう。
「残業の少ない企業への転職」というところからもう1歩踏み込んだところを考えておくと、転職が成功しやすくなります。
- 残業で失いがちだったモチベーションを高く持って、仕事の満足度を高くしたい
- 今まで残業だった時間をスキルアップをする時間をあててキャリアアップしていきたい
- 残業を減らしてパートナーや子供と過ごす幸せな時間を増やしたい
「パートナーや子供との時間を増やす」場合だと「暮らしを豊かにするためにある程度の収入アップが必要」や「土日は学校の行事があるから土日休みが取れる仕事を探そう」など、目標から逆算して何が必要なのかがわかります。
4.転職先に求める条件をはっきりさせておく
残業の少ない企業への転職を考えるとき、転職先に求める条件をはっきりさせておくことが重要です。
転職先に求める条件はいくつか考えられます。
- 仕事内容
- 収入
- 雇用形態や就業環境、働き方
- 休暇や勤務時間
- 福利厚生
上記の中からどれが譲れない「必要条件」なのか、またできればあって欲しいけど譲ることのできる「十分条件」なのかを精査しましょう。
条件が決められないと、「残業さえなければどの仕事でもいい」や「全部の条件を満たす職種がなくて転職ができない」ということになりかねません。
【必見】転職がうまくいかない理由と対策を9つに分けて解説まとめ:システムエンジニアの残業を減らしたいならスキルアップに努めよう
システムエンジニアは、とにかく残業が多くなりがちです。
しかし残業をなるべく減らすことで、長くやりがいを持ってシステムエンジニアを続けられるでしょう。
- 残業が今よりも少なくなれば、今後の人生が充実する
- システムエンジニアでも残業の少ない職種・企業で働ける
- 残業を減らしたいならスキルアップを図るのが1番有効
システムエンジニアが残業を減らしたいと思ったとき、まず1番大切なのはスキルアップすることです。
スキルアップをすることで、今の職場での残業を減らせる可能性がありますし、転職する際にも有利になります。
プログラミングスキルや対人スキルの向上は今からでもできるので、残業を減らしたいならぜひ取り組んでみましょう。