IT業界に入るには!5つのポイントや業界の知識・資格についても解説
「IT業界に入るために知っておくべきことは?」
「IT業界に入るためのポイントって?」
「IT業界に入るのに有利な能力や資格は?」
そのように考えていませんか?
次々に新技術が登場する中で、IT業界の需要は高まっています。
できることなら、最先端の技術に触れながら、やりがいのある仕事を行いたいですよね。
今回は、
- IT業界に入るために知っておきたいこと
- IT業界に入るためのポイント
- IT業界に入るために活かせる能力・資格
などについてご紹介します。
この記事を読めば、IT業界入るための基本的な知識が身につき、行動すべきことがわかるでしょう。
「IT業界に入るために必要なことが知りたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
IT業界に入るために知っておきたいこと4つ
まずは、IT業界に入るために知っておきたい前提知識について見ていきましょう。
IT業界の基本的な情報を知ることで、安心してIT業界に入るための行動を始められます。
「未経験だけど入れるのかな?」「文系でも目指せる?」といった不安を解消し、自信を持ってのぞんでください。
ここでは、IT業界に入るために知っておきたいこと4つをご紹介します。
- 未経験でも挑戦できる
- 文系でも問題ない
- 学歴よりもスキルが重視される傾向
- IT業界は人材不足と言われている
さっそく見ていきましょう。
1.未経験でも挑戦できる
IT業界は専門的でハードルが高いと思われがちですが、未経験でも十分に挑戦できます。
もちろん、何の事前準備もなく入れるほど甘いわけではありません。
しかし就職に必要な知識やスキルを把握し、十分に身につけた上で応募すれば採用は見込めます。
実際に、未経験からプログラミングスクールなどでスキルを習得してIT業界に転職する人は多いです。
「未経験だから」と諦めず、IT業界に興味があるならぜひ挑戦しましょう。
IT業界に未経験から転職する方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。
2.文系でも問題ない
「自分は文系だから」とIT業界への転職を諦める人がいますが、実は文系でもまったく問題ありません。
実際のところ、IT業界のなかでも文系出身者は3割ほどいるといわれています。
文系の場合、大学での学習内容がIT業界の仕事に結びつきにくいことは事実です。
しかし、文系出身者でもIT業界で求められる知識やスキルを習得することで、IT業界に就職できます。
文系ならではのコミュニケーション力や英語力、文章スキルなどはIT業界でも大いに活かせる能力といえるでしょう。
3.学歴よりもスキルが重視される傾向
IT業界では、学歴よりもスキルが重視される傾向にあります。
エンジニアなど職種によっては学歴不問の求人も多く、学歴に不安がある人でも就職可能です。
IT業界は本人のスキルや実績を重視しています。
企業としても年功序列ではなく実力主義の社風が多いです。
学歴や年齢、入社年数にかかわらず、スキルや実績次第でポジションや収入が高まります。
IT業界で活躍するには、スキルアップと実績の積み重ねがとても重要です。
4.IT業界は人材不足と言われている
近年注目の集まっているIT業界ですが、まだまだ人材不足の状態です。
経済産業省が公開した2019年の調査では、2030年時点で最大79万人のIT人材が不足すると試算されています。
(引用:経済産業省 「IT人材需給に関する調査」)
IT業界は今後ますます需要が高まり、多くの人材が必要になる分野です。
人材不足の現状を改善するために、あらゆる企業が教育体制を整え、人材を増やそうとしています。
就職・転職するチャンスの多い業界といえるでしょう。
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IT業界は5種類に分けられる
IT業界に入るために知っておきたいことをお伝えしました。
業界の現状について理解することは就職準備のために大切です。
さらに、IT業界全体の構成について見ていきましょう。
IT業界は大きくわけて5つの業界に分類できます。
自分がどの業界を志望するのか考えておきましょう。
ここでは、IT業界の5つの種類をご紹介します。
- ハードウェア業界
- ソフトウェア業界
- インターネット・Web業界
- 情報処理業界
- 情報通信業界
詳しく見ていきましょう。
1.ハードウェア業界
「ハードウェア業界」は、パソコンやスマートフォン、タブレット、ゲーム機、家電などあらゆる電子機器を製造・販売する業界です。
ハードウェアとは、機械の本体そのものを意味します。
目に見える物理的な機械やパーツを取り扱うのがメインです。
ハードウェア業界の職種には、次があります。
- ハードウェアエンジニア
- 組み込みエンジニア
- 営業
ハードウェア業界の代表的な企業として、「日立」「SONY」「パナソニック」などがあります。
2.ソフトウェア業界
「ソフトウェア業界」は、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションなどのソフトウェアを開発する業界です。
ソフトウェアとは、何らかの処理をおこなうコンピュータープログラムを意味します。
代表的なOSとして「Windows」「MacOS」「iOS」「Android」が有名です。
また、アプリケーションにはWebサービスやスマホのアプリなどがあります。
ソフトウェア業界の職種は次のとおりです。
- プログラマー
- システムエンジニア
- アプリケーションエンジニア
ソフトウェア業界の代表的な企業には、「Microsoft」「日本オラクル」「オービック」などがあります。
3.インターネット・Web業界
「インターネット・Web業界」は、インターネットを利用したサービスや広告などを扱う業界です。
Webサイト制作やWeb広告、ポータルサイト、SNSなど、幅広い分野を取り扱います。
今後もさらなる発展が期待され、あらゆる可能性が広がっている分野です。
インターネット・Web業界の職種には、次があります。
- Webディレクター
- Webデザイナー
- Webマーケター
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
インターネット・Web業界の代表的な企業として、「Google」「Amazon」「LINE」「楽天」などがあります。
4.情報処理業界
「情報処理業界」は、情報システムの構築・運用を担う業界です。
あらゆる企業のニーズに合わせて必要なシステムを設計・開発し、運用保守をおこないます。
情報処理業界の職種は次のとおりです。
- システムエンジニア
- ITコンサルタント
- セールスエンジニア
情報処理業界の代表的な企業として、「NTTデータ」「野村総合研究所」「NEC」「IBM」などがあります。
5.情報通信業界
「情報通信業界」は、固定電話や携帯電話、Wi-Fiなどの通信サービスを提供する業界です。
IT業界におけるインフラでもあり、重要な役割を担っています。
通信業界の職種は次のとおりです。
- セールスエンジニア
- ネットワークエンジニア
- カスタマーサービス
情報通信業界の代表的な企業として、「NTTドコモ」「SoftBank」「KDDI」などがあります。
IT業界に入るための5つのポイント
IT業界の分類についてお伝えしました。
全体像を把握することで、自分がIT業界のどの分野に興味があるのかを絞り込めます。
IT業界に入るためのポイントについてみていきましょう。
ポイントを知っているかどうかで、IT業界に入れる可能性がぐっと高まります。
ぜひポイントを知り、行動に移してみてください。
ここでは、IT業界に入るための5つのポイントをご紹介します。
- ITについて事前に学んでおく
- 実績を作る
- ビジョンを明確にする
- 自分に合った企業を選ぶ
- 正社員以外も検討する
順番に見ていきましょう。
1.ITについて事前に学んでおく
IT業界に入るには、IT(インフォメーションテクノロジー)について事前に学んでおくことが大切です。
ITの知識が何もない状態では、志望動機が明確にならず、面接でも効果的にアピールできません。
IT関連のメディアを読むと、ITの基本的な知識やトレンドが身につくでしょう。
2.実績を作る
ITの分野で実績を作ると選考で有利に進みます。
実績があると、IT業界への意欲をアピールでき、企業からの評価も高まるのです。
次のようなことにチャレンジすれば、実績になります。
- SNSマーケティングを学んでSNSのフォロワーを増やす
- 自分でWebサイトを開設して運営する
- プログラミングスキルを習得してアプリを作る
IT業界はスキルや実績が重視されるため、実績作りはとても効果的です。
ぜひ行動を起こしましょう。
3.ビジョンを明確にする
IT業界に入って終わりではなく、その後のビジョンを明確にすることも大切です。
ビジョンとは将来の展望や未来像のこと。
たとえば、次のようなことがあります。
- IT業界に入って何がしたいのか
- 5年後、10年後はどうなっていたいのか
- どんなキャリアを歩みたいのか
- 将来どんな働き方をしていたいか
上記のことをよく考えておきましょう。
面接でも聞かれることがあるため、しっかりと答えられるように整理しておきます。
4.自分に合った企業を選ぶ
IT業界に入るためには、自分に合った企業を選ぶことも重要なポイントです。
やみくもにIT業界に入っても、「自分がしたかった仕事はこれじゃない」「自分には向いていない」という失敗につながります。
IT業界にはあらゆる企業があり、同じ職種であっても職場環境や仕事内容、働き方はそれぞれです。
自分がどんな企業で働きたいのか、自分にはどんな企業が合っているのかを分析しましょう。
十分に自己分析、企業分析をすることで、自分に合った企業を選べるようになります。
5.正社員以外も検討する
IT業界に入るためのポイントとして、正社員以外も検討することを視野に入れておきましょう。
IT業界では、契約社員や派遣社員といった正社員以外の働き方でスキルを身につけてキャリアアップする方法もあります。
- 契約社員:一定期間の契約で雇用されて働く形態
- 派遣社員:派遣会社に就職し、派遣先の企業で働く形態
契約社員や派遣社員は、正社員よりも比較的就職のハードルが低いです。
また、どちらも一定期間ごとに働く企業を変えやすいため、IT業界のさまざまな仕事を経験できる働き方といえます。
特に派遣社員は、自分の希望を派遣会社に伝えることで、希望に合った企業に派遣してもらえることも多いです。
一定の条件を満たすことで、契約社員や派遣社員から正社員になる道もあります。
正社員以外にも働き方があることを覚えておくと、IT業界に入るための可能性が広がるでしょう。
スキマ時間に効率よくプログラミングを学習したいという方には、プログラミングスクールがおすすめです!
受講料はかかってしまいますが、短期間で効率よくプログラミングスキルを習得することが可能です。
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また、学習を進めていく中で分からないことが出てきたときは、 チャットもしくはビデオ通話でメンター(講師)に好きなだけ質問をすることができます。
あなたのライフスタイルに合わせて好きなコースを選択してみてください!
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IT業界に入るために活かせる5つの能力
IT業界に入るためのポイントについてお伝えしました。
ポイントを意識して行動してみてください。
IT業界で役立つ能力にはいまから身につけられるものもあります。
どんな能力が活かせるのかを知り、習得しておきましょう。
ここでは、IT業界に入るために活かせる5つの能力をご紹介します。
- コミュニケーションスキル
- PCスキル
- プログラミングスキル
- 情報収集能力
- 情報発信力
それでは見ていきましょう。
1.コミュニケーションスキル
IT業界ではコミュニケーションスキルを活かせます。
人によっては、IT業界の仕事についてパソコンに向かい黙々と作業するというイメージを持つ方もいるでしょう。
しかし、実際にはチーム単位で連携をとりながらプロジェクトを進めます。
チームのメンバーと円滑に作業を進めるためには、優れたコミュニケーションスキルが必要です。
また、ITの専門的な情報を顧客にわかりやすく説明する力も求められます。
コミュニケーション能力の高い人材は、IT業界においても重宝される存在です。
2.PCスキル
IT業界で活かせる能力として、PCスキルは有効です。
IT業界ではほとんどの職種がPCを使用して仕事をおこないます。
高いPCスキルがあれば、それだけスムーズで効率よく仕事を進められるでしょう。
次のような基本的なPCスキルを事前に身につけておくと、仕事で活かせます。
- ショートカットキー
- メールソフトやSlackなどチャットツール
- Googleドキュメントなど文書作成ソフト
PCスキルは身につけるほど仕事の効率や生産性が上がるので、ぜひ磨いておきましょう。
3.プログラミングスキル
IT業界に入るためには、プログラミングスキルを身につけていると選考で大いに活かせるでしょう。
プログラミングスキルはIT業界の登竜門とも呼ばれるスキルです。
一定レベル以上のスキルがあれば、選考で高く評価されて採用される可能性が高まります。
プログラミングスキルは独学で身につけることも不可能ではありません。
しかし、企業に評価されるレベルのスキルを身につけるまでに挫折してしまう人が非常に多いです。
「プログラミングスキルを身につけてIT企業に転職したい!」と考えるなら、転職サポートのあるプログラミングスクールを利用すると効率よくスキルを習得できます。
実際に、「DMM WEBCAMP」で未経験からプログラミングスキルを習得した人の多くが、IT業界への転職を成功させています。
4.情報収集能力
IT業界に入るために活かせる能力に、情報収集能力があります。
疑問を持ったときやたくさんの情報から自分の求める情報を得たいときには、情報収集能力が欠かせません。
IT業界では、自分で調べる力がある人が活躍していきます。
反対に、誰かに教えてもらわないと行動できない人は向いていないでしょう。
IT業界に入るなら、いまから情報収集能力を身につけておくことが大切です。
受け身ではなく、自分から主体的に調べる姿勢が活きてきます。
普段から積極的にGoogle検索やSNSの検索機能を利用して、情報収集をしましょう。
5.情報発信力
IT業界に入るときは、情報発信力も十分に活かせる能力です。
情報発信力とは、自分が得た情報や考えを自分なりにまとめ直して、自ら発信する力のこと。
次のような人は情報発信力があるといえるでしょう。
- ブログを運営している
- SNSで発信している
- YouTubeで動画を配信している
- LIVE配信をしている
自分で情報を発信している人は、主体性や行動力があることもアピールできます。
さらに「読者やフォロワーが多い」「収益を上げている」といった実績があれば、IT業界に入る際に高く評価されるでしょう。
IT業界に入るのに有利な資格3選
IT業界に入るために活かせる能力についてお伝えしました。
すでに身についている能力があれば活かし、自分にない能力は積極的に身につけましょう。
自分の能力を証明する手段として、資格があります。
IT業界で活かせる能力に関する資格なら、線香でも評価されやすいです。
ここでは、IT業界に入るのに有利な資格3選をご紹介します。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- MOS
それぞれ見ていきましょう。
1.ITパスポート
IT業界への転職で有利になる資格として、「ITパスポート」があります。
ITパスポートとは、ITを活用するすべての社会人や学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識を証明できる国家資格です。
ITに関する幅広い知識を問う試験で、「テクノロジ系(IT技術)」「マネジメント系(IT管理)」「ストラテジ系(経営全般)」の3つの分野にわかれています。
ITパスポートを取得すれば、IT業界に入るために必要な基礎知識を身につけられるでしょう。
IT関連の資格のファーストステップとしてもおすすめです。
ITパスポートについて詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
2.基本情報技術者
IT業界に入るために有利な資格として「基本情報技術者」があります。
基本情報技術者は、情報技術全般に関する基本的な知識・技能を持ち、プログラム設計・開発のプロセスを担当する能力を証明する国家資格です。
ITパスポートと同様に「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の各分野から幅広く出題されます。
ITエンジニアの基礎資格とも呼ばれ、技術者になるための基本知識を身につけるのに最適な資格です。
基本情報技術者について詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
3.MOS
IT業界に入るなら、「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」の資格を取得しておくと選考が有利に進みます。
MOSは、Microsoft社が提供している民間資格です。
Microsoft Officeソフトの操作技能を測定します。
試験科目は次の5種類です。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
WordやExcelなどは基本的なPCスキルです。
MOSの資格取得を通して身につけてみてはいかがでしょうか。
まとめ:IT業界に入るにはスキルを身につけるのが近道
今回は、IT業界に入るために大切なことをお伝えしました。
IT業界は未経験や文系でも入ることができます。
重要なのは、IT業界で活躍できるスキルを身につけることです。
IT業界はスキルを重視する業界なので、就職活動をする前にスキルアップや実績作りに取り組みましょう。
IT業界に入るために活かせるスキルや実績を身につけて、就職を成功させてください。