Processingでできること4選！メリットや使い方もわかりやすく解説

「processingはどんなことができるの？」
「processingを使う手順は？」

そんなふうに感じていませんか。

今回は、

などについてご紹介します。

この記事を読めば、Processingでできることがわかり、さっそく使い始められるようになるでしょう。

「Processingを使ってみたい！」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

Processingはビジュアルアートに適したプログラミング言語

Processingはビジュアルアートに適したプログラミング言語であり、IDE（統合開発環境）です。
オープンソースなので、無料でダウンロードして利用できます。

基本的にJavaと同じような構文ですが、より記述がシンプルです。
Processing独自のルールもあります。

Processingはビジュアルアートに興味がある方はもちろん、プログラミング初心者にもおすすめです。

視覚的に理解しながら学習を進められるため、習得難易度がそれほど高くありません。
利用者が多い言語で、ドキュメントや書籍が豊富にあることも魅力です。

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Processingのメリット3つ

Processingの概要についてお伝えしました。
ビジュアルアートに適しているという特徴的なプログラミング言語。

一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、Processingのメリット3つをご紹介します。

順番に見ていきましょう。

1.開発環境を整えるのが簡単

Processingは開発環境を整えるのがとても簡単です。

Processing自体がIDEのため、インストールして起動するとすぐにプログラムを書くことができ、実行ボタンを押すと実行できます。

プログラミング初心者にとって、開発環境の構築は最初の大きな壁です。
Processingなら環境構築でつまづくことがなく、スムーズにプログラミングを始められます。

手間をかけずに開発をスタートできるのは大きな魅力といえるでしょう。

2.グラフや図形をアニメーションで実行できる

Processingのメリットとして、グラフや図形をアニメーションで実行できることがあります。

もし「C言語」や「Python」などの他言語でアニメーションを実行しようとすると、専用のアプリケーションをインストールしなければなりません。

Processingなら単体でアニメーションの実行ができるので、とても楽です。

すぐに視覚的に確認できるので、開発がサクサク進みます。

3.機能が豊富

Processingは機能が豊富です。

基本の描写機能のほか、デフォルトであらゆる機能が搭載されているため、ある程度のソースコードを書くだけなら完結できます。

開発のたびにアプリケーションをインストールする必要がなく、便利です。

プログラミング初心者にとって、「あれもこれも」とアプリケーションを増やさずに済むので、Pocessingに集中できます。

「C言語」や「Java」の経験がある人なら、1週間程度でProcessingを使いこなせるでしょう。

Processingのデメリットは実行時間の長さ

Processingのデメリットは実行時間の長さです。

「C言語」や「C#」より実行時間が遅いことや精度が低いことがあります。

長い記述のプログラムを実行すると、数秒待たなければ実行されません。

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Processingでできること4選

Processingのメリットとデメリットについてお伝えしました。
特徴がはっきりしているプログラミング言語です。

では具体的にどのようなことができるのでしょうか。

ここでは、Processingでできること4選をご紹介します。

さっそく見ていきましょう。

1.アート制作

Processingを使えばあらゆる図形を描写してアート制作ができます。

実際にProcessingで制作したアートを「Twitter」や「NEORT」，「OpenProcessing」などの媒体で公開している人は多いです。

Twitterでは「#Processing」のハッシュタグで作品を発信しているつぶやきを数多く見つけられます。
特に「#つぶやきProcessing」のハッシュタグでは140字以内でコーディングされた作品を閲覧可能です。

NEORTはデジタルアートのプラットフォームで、ProcessingのほかにもCG系の作品があります。
アート制作のなかで得た治験を「プロダクト」として売り買いできることが特徴です。

OpenProcessingでは作品とコードを一緒に掲載できます。
英語のサイトですが、高品質なProcessingのアート作品を見られます。

2.ゲーム制作

Processingではゲーム制作が可能です。

図形を描画して動かせる上に、画像読み込みや音楽再生もできるため、Processingだけでゲームを制作できます。

通常、ゲーム制作は「Unity」などのゲームエンジンを利用することが多いです。

大きな違いは、Processingでのゲーム制作のほうがコードをたくさん書くことでしょう。

3.画像処理

Processingは画像処理ができます。
たとえば、カラーの画像をモノクロにする、色を反転させるといった処理が可能です。

また、動画は画像の連続したものなので、動画処理もできます。

4.音声処理

「minim」という音声に関するライブラリを使えば，音声処理もできます。

たとえば，音声の波形やグラフを描画することが可能です。

音と組み合わせて動く描画ができます。

Processingを使うための3ステップ

Processingでできることについてお伝えしました。
視覚的な政策や処理に優れています。

「実際にProcessingを使ってみたい！」という方もいるでしょう。

Processingを使い始めるのは簡単です。

ここでは、Processingを使うための3ステップをご紹介します。

ステップごとに解説します。

1.Processingをダウンロード

まずは、Processingをダウンロードします。

Processingの公式サイトにアクセスし、自身の環境に合ったものを選んで「Download Processing」をクリックして、ファイルをダウンロードしましょう。

Processingは無料のオープンソースです。
インストール画面の途中で寄付の画面が表示されるので、任意で寄付をしましょう。

2.圧縮ファイルを展開

ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルを展開しましょう。

保存したファイルを展開し、「processing.exe」というファイルをダブルクリックすれば実行ファイルを起動できます。

Processingのアプリを起動し、正常に動作すればエディター画面が表示されるはずです。

環境設定から日本語に変更することができます。

3.チュートリアルで学習

processingのチュートリアルで実行ファイルの使い方を学習しましょう。

チュートリアルで機能を理解することで、processingを使いこなせるようになります。

チュートリアルでは、基本的な図形の書き方から、色の指定方法などを学習できます。

最初は簡単に把握するだけでいいので、少しずつ学んでいきましょう。

次第に使えるようになっていくことで、あとはアイデア次第で作品を作ることができるようになっていきます。

Processingの学習におすすめの書籍3選

Processingを使うためにステップについてお伝えしました。
手順通りに進めれば、すぐにProcessingを使い始められます。

Processingの学習には、書籍を活用するのがおすすめです。

ここでは、Processingの学習におすすめの書籍3選をご紹介します。

それでは見ていきましょう。

1.Processingをはじめよう

Processingの学習におすすめの書籍1冊目は、『Processingをはじめよう』です。

本書はProcessingの開発者自身が執筆した書籍で、Processingを学ぶならまず選びたい１冊といえます。

次のような内容をわかりやすく順を追って説明している内容です。

この本があれば、Processingの基本的な使い方を確実に理解できるでしょう。

日本語版では付録としてクイックリファレンスが掲載されています。
また、第2版では、Processing 3.Xに対応し、データビジュアライゼーションの章などが追加されています。

初心者はもちろん、中級者も持っていると安心です。

2.Processingなら簡単! はじめてのプログラミング『超』入門

Processingの学習におすすめの書籍2冊目は、『Processingなら簡単! はじめてのプログラミング『超』入門』です。

本書は、プログラミング学習の未経験者に向けて、Processingを用いたプログラミングの基本をまとめています。

「プログラミング学習が初めて」「最初のプログラミング言語としてProcessingを選んだ」という方におすすめです。

具体的には、理工学部の大学1年生を想定された書籍です。

なので、すでに数年程度のプログラミング経験があるという方には適していません。

Processingを学びたいプログラミング未経験者のための1冊です。

3.初めてのProcessing

Processingの学習におすすめの書籍3冊目は、『初めてのProcessing』です。

本書は、プログラミングを学びたいすべての人を対象に、Processingによるプログラミングをステップアップ形式で解説しています。

オブジェクト指向プログラミングの入門書でもあり、ゼロからオブジェクト指向プログラミングを学ぶことが可能です。

基礎から応用までしっかり学べるので、プログラミング初心者から中級者まで役に立つでしょう。

実習形式の書籍となっているため、Processing環境の使い方を実際に手を動かしながら理解できます。

Processingで「数学的な図形を描いてみたい」「ちょっとしたゲームを作ってみたい」という方には最適です。

まとめ：Processingは初心者にも始めやすいプログラミング言語

今回は、プログラミング言語のProcessingについてお伝えしました。

Processingは初心者にも始めやすい、ビジュアルアートに適したプログラミング言語です。

ダウンロードしてすぐに使い始められ、記述もシンプルで豊富な機能を使えます。

「ゲーム制作に興味がある」、「最初のプログラミング言語選びで迷っている」という方は、Processingを学んでみてはいかがでしょうか。