バックエンドエンジニアになるにはどうすべき?5つの道筋と必要なスキルを解説

公開日: 2022.01.23
更新日: 2024.01.29
バックエンドエンジニア なるには

「バックエンドエンジニアになるにはどうしたらいい?」
「どんなスキルが必要?キャリアパスとしてはどんなのがあるんだろう」

と思うことはありませんか?

バックエンドエンジニアになりたいと思っても、何から手をつけたらいいのかと迷ってしまいますよね。

では、バックエンドエンジニアになるための方法はどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • バックエンドエンジニアの基礎知識
  • バックエンドエンジニアになるための道筋
  • バックエンドエンジニアのキャリアパス

について詳しく解説します。

この記事を見ればバックエンドエンジニアになるための道筋、バックエンドエンジニアのキャリアパスが理解できます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

バックエンドエンジニアとは?5つの観点から徹底解剖

自宅作業をするプログラマー

そもそもバックエンドエンジニアという仕事内容がわからない方もいらっしゃることでしょう。

バックエンドエンジニアはほかのエンジニアと比較し「何をしているかわからない」と思われがちです。

そこで、ここではバックエンドエンジニアの概要を、細かく見ていきましょう。

  1. バックエンドエンジニアとは「ユーザーの見えない部分」を担当するエンジニア
  2. バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの違い
  3. バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違い
  4. バックエンドエンジニアの将来性
  5. バックエンドエンジニアの平均年収

それでは、それぞれの内容を解説していきます。

1.バックエンドエンジニアとは「ユーザーの見えない部分」を担当するエンジニア

バックエンドエンジニアを簡単に表現すると「ユーザーの見えない部分」を扱うエンジニアです。

バックエンドエンジニアが扱っている業務は、以下のとおりです。

  • サーバサイドのシステム構築をおこなう
  • データベースの管理を担当する

このような形で、普段、エンドユーザーからは見えないところで働いているため、バックエンドエンジニアと呼ばれています。

2.バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの違い

バックエンドエンジニアは、サーバー部分やデータベースに関する部分を担当します。

フロントエンドエンジニアはおもに画面に写る部分(目に見える部分)を担当し、両者はある種対照的な業務範囲を担当します。

そのためバックエンドエンジニアはフロントエンドエンジニアと連携を取ることが多く、両者が二人三脚となってプロジェクトを進めていくのです。

3.バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違い

バックエンドエンジニアは、システムの運用・開発を主に担当し、サーバーサイドエンジニアは、サーバーのシステム根幹部分の構築を担当するエンジニアとなります。

厳密には同じ部分を扱うこともありますが、バックエンドエンジニアはWebサーバー・アプリケーション開発等をおこなうことが中心です。
一方で、サーバーサイドエンジニアはそれに加えシステムの設計・構築もおこなう「サーバーに特化した」業種といえます。

バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違いは、フロントエンドエンジニアとの違いと比較すると、そこまで大きな差はありません。

より深くサーバー関連の知識を得たい方は、サーバーサイドエンジニアに適性があるといえるでしょう。

4.バックエンドエンジニアの将来性

バックエンドエンジニアの将来性は、Webサービスがこの世に存在する、またはサービスの保守業務がこれからも続く限り、需要があるので必然とすらいえるでしょう。

縁の下の力持ち的存在で、重要な役割も担っているからでもあります。
一見目立たない職種ではありますが、いかなるWebサービスにおいても求められるポジションと言っても過言ではありません。

バックエンドエンジニアはシステムの土台となる部分をひと通り扱うので、需要がなくなることは現代においてあまり考えられません。

したがって、バックエンドエンジニアを目指せれば、10年〜20年先も安定した仕事に就ける可能性は高いでしょう。

5.バックエンドエンジニアの平均年収

バックエンドエンジニアの平均年収は400万〜600万円ほどと考えられています。

しかし、スキルが乏しければ平均以下にもなりえますし、スキルと実績があれば年収1000万円も到達可能です。

  • プログラミングスキルが十分に使いこなせる
  • サーバー管理の知識がある
  • フロントエンド周りの理解もある程度ある

こういったプラスαのスキルがあれば、バックエンドエンジニアとしての価値は倍々に上がっていきます。

バックエンドエンジニアで平均年収を超えたい場合は、徹底的にスキルをつけ、さまざまな現場で場数を積んでいくことが大切です。

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バックエンドエンジニアが持っておくべき3つのスキル

webスキルを持った人たち

バックエンドエンジニアとして働くうえで、備えておくべきスキルが3つあります。

以下の要素を複数個習得していれば、バックエンドエンジニアとしての価値は高まるでしょう。

  1. バックエンドエンジニアに必要なプログラミングスキル
  2. フレームワークの知識
  3. フロントエンドに関する知識

「プログラミングスキル」「フレームワーク」については、ある意味必須事項ともいえますが、フロントエンドの知識を十分に備えていれば、プロジェクト全体が円滑に進むようになります。

それぞれの要素を備えられるようなビジネスパーソンを目指していきましょう。

1.バックエンドエンジニアに必要なプログラミングスキル

プログラミング言語はさまざまなものがありますが、バックエンドエンジニアとして仕事をするうえで頻繁に使われる言語は押さえておくべきでしょう。

プログラミング言語が十分に活かせない状態では、プロジェクトで足を引っ張るだけになるので、基礎的な部分だけでも理解しておくことをおすすめします。

なかでも、とくに身に付けておいた方がよい言語は、下記4点です。

  • Java
  • PHP
  • Ruby
  • Python

理由としては、上記言語は使うことが多く使用頻度が多くなるからです。
また、基礎的な言語であるため、仮にあなたが新人であっても、周囲はある程度はできるだろうと期待されることもあります。

したがって、バックエンドエンジニアとして働きたい場合は、この4言語から学習していくことをおすすめします。

2.フレームワークの知識

アプリを開発する際に必要になるフレームワークなのですが、利用頻度の高い機能を提供するため、ある程度動かし方を理解しておくだけでも重宝されます。

  • Spring Framework
  • CakePHP
  • Ruby on Rails
  • Django

一例を挙げると上記のとおりです。

扱うプログラミング言語によっても、使うフレームワークは変わりますが、いずれにしろフレームワークはアプリ開発の基礎的な部分になるため重要なエッセンスとなりえます。

3.フロントエンドに関する知識

バックエンドエンジニアはフロントエンドエンジニアとの連携が必須なため、フロントエンドエンジニアが使用する知識が必要になります。

大切な局面で、いざフロントエンドエンジニアの知識が必要になった時に対応ができなくなると、思わぬトラブルが生じることもあるでしょう。

たとえば、以下のような要素を理解しているか否かで、フロントエンドエンジニアとの連携を円滑に回るかが決まります。

  • Webデザインに関するトレンドの把握
  • JavaScriptに関する知見

そのほかにも、フロントエンドの目線は「ユーザー目線」に直結します。
したがって顧客ニーズを肌感で捉えやすいメリットにもなるため、覚えておいて損はないでしょう。

バックエンドエンジニアになるにはどうすべき?5つの道筋を解説

エンジニアの男性2人

バックエンドエンジニアを目指すためにはただ闇雲に転職活動をすれば良いわけではありません。

適切な道筋をたどり、少ない労力で理想のキャリアを歩んでいきましょう。

最初のステップとしては、以下5つの道筋が考えられます。

  1. 資格を取得する
  2. 未経験OKのバックエンドエンジニア求人に応募する
  3. プログラミングスクールを受講する
  4. 書籍やWebサイトで少しずつ学習する
  5. ポートフォリオを作成する

それでは、それぞれの内容を深堀りしていきましょう。

1.資格を取得する

ITの基礎知識を持っていることを伝えられる資格を取得しておくことをおすすめします。

転職に資格が絶対必要というわけではありませんが、IT未経験者の場合は、取得しておくことで業界で働く意欲を伝えられるでしょう。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • Oracle認定Javaプログラマ

バックエンドエンジニアの場合は、上記資格のいずれかでも取得しておけば、ある程度の姿勢はアピールできます。

とくにJavaという言語を使って仕事をおこなっていくことが多いため、Oracle認定Javaプログラマの取得はインパクトを与えられるでしょう。

2.未経験OKのバックエンドエンジニア求人に応募する

バックエンドエンジニア未経験の場合は「未経験歓迎」の求人に応募すれば内定獲得の可能性はあります。

基本的には専門的な分野ではあるため、経験者が望ましいのは事実です。
とはいえ、現代においてエンジニア不足は深刻になっているため、未経験者でも学べるカリキュラムが整っている環境も無いとはいえません。

ただし、注意しておきたいポイントもあるので、覚えておきましょう。

  • 本当にバックエンドエンジニアの業務から始められるかは分からない
    (研修という名目で、ほかの職種からのスタートになる可能性がある)
  • 研修が不十分である可能性もある
  • 結果的に望んでいた働き方が実現できない

このように未経験OKと言っても学習環境が職場で整っているかは企業次第です。

したがって、着実にスキルを付けたい場合は、プログラミングスクールの受講など、別の方向からスキルアップを検討してみることをおすすめします。

3.プログラミングスクールを受講する

バックエンドエンジニアを目指すためにプログラミングスクールを受講することもおすすめです。

プログラミングスクールに通学することのメリットとしては、独学ではなかなか身に付けられない現場を想定した実務に近い知識が得られる点です。

独学でプログラミングを学びバックエンドエンジニアを目指すこともできますが、

  • モチベーションの維持が困難である
  • わからないことに対する疑問の解決方法がない

上記のような壁にぶつかることは頻繁にあります。

こういった時間のロスを防ぐためにもプログラミングスクールに通学することのメリットはあるといえます。

また、プログラミングスクールによっては「転職サポート」が付いているスクールもあります。
バックエンドエンジニアを目指したい人にとってはうってつけのサービスのため、転職希望者は積極的に検討してみるべきです。

プログラマー 働きながらプログラマーは働きながら目指せる!社会人おすすめスクール10選

4.書籍やWebサイトで少しずつ学習する

バックエンドエンジニアになるにはパソコン1つで作業できるWebサイトや本での学習がおすすめです。
また、近年はITに関して興味を持つ人も多いことから、数多くのサービスが生まれ、独学でバックエンドエンジニアを目指すことも現実的になってきました。

プログラミングスクールに通うと高額のお金を払う必要がありますし、決められた時間で学ぶ必要があります。
それに比べ、本やWebサイトは自分のレベルにあった内容から、無理なく自分のペースで理解することができます。

  • Progate
  • ドットインストール
  • Paizaラーニング

上記のような取り掛かりやすいサービスも多々あるため、興味がある方は一度検索してみましょう。

5.ポートフォリオを作成する

バックエンドエンジニアのポートフォリオは、どのぐらいのスキルなのかの証明書になります。

ある程度スキルを持っている人は、まずポートフォリオを充実させることから始めてみましょう。

バックエンドエンジニアとして働く際、ポートフォリオで求められるものは下記のとおりです。

  • APIの実装
  • セキュリティ対策
  • データベース関連

上記の要素が扱えることを証明できるものであれば、好感触をとなります。

実績やスキルをわかりやすいポートフォリオがあれば、一目で企業や見た人に意欲が伝わります。

とくにデータベースを使ってプログラミングができることは、スキルとしてとても重要です。

プログラミング未経験でバックエンドエンジニアを目指すことに不安を感じる方は、基礎からプログラミングが学べる【DMM WEBCAMP】がおすすめです。
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また転職保証付きのプランもあり、プログラミング学習も転職活動も安心して取り組めます。
厚生労働省認定のコースでは、高いスキルが身につく上、受講料最大56万円のキャッシュバックもついてきます。


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バックエンドエンジニアのキャリアパス4選

握手する男女

バックエンドエンジニアとしての実績を積むと、さまざまな職種にキャリアアップできます。

ここではその中でもとくに重要な4つの職種を紹介します。

  1. プロジェクトマネージャー
  2. フルスタックエンジニア
  3. ITコンサルタント
  4. セキュリティエンジニア

ここで紹介する職種は、いずれも需要のあるエンジニア職のため、将来のビジョンとして考えておくと良いでしょう。

それでは、それぞれの項目を解説していきます。

1.プロジェクトマネージャー

プログラミングのスキルを習得すると、新たな仕事を任されたり、既存の案件の対応に追われたり忙しくなりますが、その経験が後のキャリアアップに広がります。
そして、多くの下地を積むことでプロジェクトマネージャーを目指せるようになります。

プロジェクトマネージャーとは、担当するプロジェクト全体を見渡し、適切な指示を出しながら、進行を管理していきます。

バックエンドエンジニアはもともとフロントエンドエンジニアとの連携を密にして業務をおこないますが、これがプロジェクト全体を見渡すレベルとなるのです。

プロジェクト全体を見渡す重要なポジションといえますが、それだけやりがいのある仕事ともいえます。

フルスタックエンジニア

プログラムの開発から環境整備まで幅広く担当するバックエンドエンジニアのキャリアパスとして、フルスタックエンジニアを目指すことができます。

フルスタックエンジニアには、バックエンド開発だけでなく、以下のスキルも求められます。

  • フロントエンド開発
  • インフラ運用
  • スマホアプリ開発

このように、フルスタックエンジニアは幅広いスキルが必要になってきます。

バックエンドエンジニアのスキルを培ったあと、フロントエンド、インフラ周りなどのスキルを定着させることでエンジニア領域全般を担当できる貴重なビジネスパーソンのことをフルスタックエンジニアと呼ぶのです。

3.ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、クライアント企業のIT関連の悩みを解決につなげる仕事となります。

バックエンド周りのスキルはもちろん、フロントエンド周りについてのスキルも求められますが、問題が解決した際にクライアントに喜んでもらえる姿を見てやりがいを感じる人もいるでしょう。

とはいえITコンサルタントは、今までのようにエンジニアとしてのスキルがあればいいわけではありません。

  • クライアントの状況を汲み取るヒアリング力
  • 問題解決力

上記のようなスキルは、今まで以上に強く求められるようになります。

とはいえ、やりがいのある仕事であることは間違いないため、キャリアビジョンのひとつとして検討してみる価値は大いにあるでしょう。

4.セキュリティエンジニア

バックエンドエンジニアのキャリアを積むことで、セキュリティエンジニアも目指せるようになります。

バックエンドエンジニアにおいてセキュリティ対策の知識は重要です。
日常の業務の中でセキュリティに関わることが多いことや、バックエンドエンジニアで覚える知識の応用していきながら経験を積むことで、セキュリティエンジニアを目指せるようになります。

情報セキュリティに関しては、年々重要性が増しているため、バックエンドエンジニアと共にキャリアとして持ち合わせていると、価値あるビジネスパーソンと判断されることが多くあります。

企業をIT犯罪から守るというとても意義のある仕事のため、やりがいも大いにあるでしょう。

まとめ:バックエンドエンジニアになるにはプログラミングスクールで着実にスキルをつけよう

バックエンドエンジニアになるには複数の道筋がありますが、ご自身に合ったルートで、着実にスキルアップをしていけば目指せる職種です。

ご自身の状況や予算などを踏まえて、無理のないスキルアップに努めましょう。

  • 概要から学びたい人は書籍やWebサイトから学習を始める
  • スキルの証明ができるようにしたいのなら資格を取得する
  • 確実にバックエンドエンジニアとしてのキャリアを歩みたいのならプログラミングスクールを受講する

このような形で、自分自身の考え方やキャリアビジョンを踏まえて方向性を決めるべきです。

プログラミングスクールによっては、キャリアを無料で相談できるところもあります。
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