精神保健福祉士(PSW)を辞めたい5つの理由とは。円満退職する方法5選とおすすめ転職サイト4選を解説
「精神保健福祉士を辞めたいけど、どうやったら退職できるんだろう」
「退職後はどのように転職したらいいのかな」
と思うことはありませんか?
精神保健福祉士(PSW)は、大変な仕事内容のため辞めたいと悩んでも、どのように退職すればいいのか悩んでしまいますよね。
では、精神保健福祉士を円満退職するためには、一体何から始めればいいのでしょうか?
そこで今回は、
- 精神保健福祉士を辞めたい理由・辞めた方がいい例
- 辞める前にするべき行動や円満退職の方法
- 精神保健福祉士におすすめの転職サイト
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、精神保健福祉士をスムーズに辞める流れが分かり、新しいスタートを切り開けます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
精神保健福祉士を辞めたい5つの理由
精神保健福祉士とは、精神的に不安定な方や障害を持っている方を支える方を指します。
多くの実習と約6割という合格率の国家試験を合格することで、国家資格を取得でき、多くの努力が求められる業種です。
ですが、たくさんの苦労を乗り越えて精神保健福祉士になったものの、多くの辞めたい理由が存在します。
ここでは、やりがいの裏側にある辞めたい理由について紹介していきます。
- 立場が弱い
- 給料が安い
- 人間関係にクセがある
- 精神的な負担が大きい
- 専門の仕事以外にも雑務が多い
ひとつずつ見ていきましょう。
1.立場が弱い
辞めたい理由のひとつとして、精神保健福祉士の立場が低いことです。
なぜなら特殊な職業上、有資格者の数がほかの医療関係のものに比べて少なく、理解してくれる人も少ないからです。
また病院や職場によっては、ほかの医療従事者である医師や看護師から下に見られていたり、以下のような扱いを受けたりと悩みは尽きません。
- 横柄な態度を取られる
- 雑用を押し付けられる
- 理不尽な扱いを受ける
- 患者の管理を怠るなと怒られる
精神保健福祉士の辛さや大変さを理解できていれば、不満を言うこともなくなり、立場に差が生まれにくくなるでしょう。
ですが難しい問題と言われており、辞めたいと感じる方は多いです。
2.給料が安い
精神保健福祉士を辞めたい理由として、給料が安いことがあります。
仕事内容は、かなりきついものの貰える給与は安いため、割りに合わないと感じるからです。
平均年収は300〜400万円と言われており、同じ病院や職場で働く医師や看護師、薬剤師などの方が給料が高いと言われています。
また障がい者施設の勤務だと、自治体からの処遇改善のための手当てが給付されてますが、病院で働く精神保健福祉士と比べると給与は高め。
精神保健福祉士は、福祉系の職業に分類され給料は安いため、同じ資格を持っていても、施設と病院では給与に格差があることに不満を感じて辞めたいと思うようです。
3.人間関係にクセがある
努力して国家資格を取ったものの辞めたいと考える理由は、人間関係にクセがあることです。
なぜなら精神保健福祉士は、通常のメンタルでは耐えられない業種だからです。
そのため同じ勤務先で働く方の仲には、意思が強すぎる方や変わった考えの方、小難しい方が多く以下のように悩まされることも。
- 陰口や悪口を聞こえるように言われる
- 質問をしても答えが返ってこない
- 教えられていない仕事を渡される
ほかの仕事に比べて神経を使う職種になるので、怒りや辛さの吐き口が同僚や自分に向かうことに耐えられず、退職を考える方がいます。
4.精神的な負担が大きい
精神保健福祉士を辞めたい理由のひとつとして、精神的な負荷が大きいことが挙げられます。
なぜなら人の心は複雑なので、患者のトラウマや生活環境と向き合うことが大変だからです。
患者に寄り添うために、さまざまな工夫をするものの、
- ほかの職種の人から患者の悪口を言われる
- 患者本人や家族からも暴言を言われたり、暴力をふるわれる
- 場合によっては、患者の自傷行為や自殺の現場を目撃する
など、努力が報われずに、自分が振り回されるケースもあります。
このような患者との向き合い方や立場的に施設の関連者と挟まれるため、どちらからも文句を言われるとストレスも堪ることが辞めたい理由に繋がります。
5.専門の仕事以外にも雑務が多い
辞めたい理由のひとつとして、専門の仕事以外に雑務の業務が多いことです。
その理由は、病院や施設内での仕事を振り分けられることが、よくあるからです。
具体的な内容として、以下のような本職以外の雑務が挙げられます。
- 病院や施設内の清掃
- 公用車の整備
- イベントや行事があれば、その手伝い
ほかの職種でも雑務の振り分けはよくあると言われていますが、精神保健福祉士の雑用の仕事は多すぎると言う声も。
本来は本職に力を入れたいものの、雑務が多すぎるために困難になり、不満に感じることから辞めたくなると感じる方は多いでしょう。
転職で人間関係をリセットしたい人は必見!成功の3つのポイントや面接対策を解説精神保健福祉士を辞めた方がいい例2選
努力して国家資格を得て精神保健福祉士なったものの、仕事内容から体を限界を迎えることもあります。
自分の体が怖れる前に、精神保健福祉士を辞めた方がいい例について紹介していきます。
- 心身に影響が出ている
- いじめやパワハラに合っている
順番に紹介していきます。
1.心身に影響が出ている
精神保健福祉士を辞めた方がいい例として、肉体的または精神面に悪影響が出ているケースです。
なぜなら心身に影響が出ているものの、治療をせずに仕事を続けることで症状がさらに酷くなるからです。
もしも鬱病を発症したら、回復するまでにかなり時間がかかり、自分の精神が崩壊するといった、最悪の結果になる恐れも0ではありません。
鬱病のチェックリストとして、
- 寝ても疲れが取れない
- 胃腸の調子が悪い
- 頭痛が頻繁に起きる
- 肩こりや腰の痛みが酷い
- 治療を受けても症状が改善しない
- 検査をしても体の不調の原因が分からない
など、当てはまる場合は一度しっかりした休息や、有給を消化して自分の休みを作りましょう。
リフレッシュをしても解決しない場合は、精神保健福祉士を退職をすることも考えるべきです。
2.いじめやパワハラに合っている
職場を辞めた方がいい例のひとつには、職場内や上司、同僚からいじめやパワハラに合っている場合です。
いじめやパワハラを受けることによって、精神的に不安定になり自傷行為や自殺について考えてしまうからです。
具体的な対処法として、以下の対応が挙げられます。
- 信頼できる上司に相談する
- 社内や外部の相談窓口を使ってみる
- 毅然とした態度を取る
- 転職を考えてみる
これらの対応によって問題が解決すれば良いですが、状況が変わらない場合は辞めた方が良いでしょう。
誰にどのようなことをされたか日時を含めて日記をつけたり、録音をしたり証拠を集めておくと退職当日に対抗することも可能です。
仕事中に起こるパワハラはどうすべき?被害に遭う人の特徴と対策を徹底解説精神保健福祉士を辞める前にするべき行動4選
「精神保健福祉士」という、やりがいのある仕事を本当に辞めてもいいのか、悩む方は多いでしょう。
ここでは、退職前にするべきことについて解説していきます。
- 関係者に話を聞いてもらう
- 休職する
- 実家に帰ってみる
- 副業を始めてみる
辞めた後に後悔をしないために、ひとつでも実行することをおすすめします。
1.関係者に話を聞いてもらう
精神保健福祉士を辞める前にするべき行動は、関係者に話を聞いてもらうことです。
上司または同僚に相談してみることで、意外に気が付かなかった解決策や改善へと進む場合があるからです。
例えば、自分でいろいろ考えて行動をしてみても駄目なときは、そのまま放置していても改善しません。
第三者に相談することで客観的な意見なども聞けるため、そこから打開策が見つかることもあるでしょう。
何か不満がある場合でも要望だけでなく、自分の努力なども伝えた上で早めに関係者に相談することが大切です。
2.休職する
退職前にとるべき行動のひとつとして、休職することが挙げられます。
なぜなら体を労ることによって、精神的に心を休めることが可能になるからです。
具体的な休職方法として、
- シフトの調節を依頼する
- 有給消化をおこなう
- 医師に診断書を作成してもらう
など、対応できるので、仕事から離れてリフレッシュしましょう。
心に余裕ができることで、自分自身と向き合える時間も作れます。
3.実家に帰ってみる
精神保健福祉士を辞めることを決意する前に、一度実家に帰ってみましょう。
地元の空気を吸うことや、両親に相談を事前にすることで、退職した際のプランが明確になります。
もしも収入面や、辞めた後の転職活動が長引く不安がある場合は、実家に戻り一緒に暮らす選択肢を入れることもおすすめです。
家賃や食費などの生活費の支払いを減らせ、人間関係もリセットできるので、疲れた気持ちも落ち着くでしょう。
4.副業を始めてみる
精神保健福祉士を辞める前に、副業を始めてみても良いでしょう。
転職活動の際は収入が減る一方になるので、収入源を増やしておくことで安心できます。
仕事を終えた後に時間に余裕がある場合は、
- 興味がある分野を勉強してみる
- 本業で活用できそうなスキルを取得する
- 全く違う業界の仕事に取り組んで見る
といった、行動をすることで気分転換にもなり、転職先の視野も広げられます。
副業の内容によっては収入面だけでなく、自身の経験値や今後の動きも大きく変わるので、退職前に行動すべきです。
仕事の理不尽!|上司へのストレスをなくすおすすめの対処法11選精神保健福祉士をスムーズに辞める5つの方法
退職を決意した際は、一体どのようなことから始めればいいのでしょうか。
ここでは、精神保健福祉士を円満退職するためのポイントについて、解説していきます。
- 上司に1ヶ月前に退職を伝える
- 引き止められない理由を述べる
- 同僚や患者に退職について報告する
- 引き継ぎをおこなう
- 転職活動を在職中から始める
退職方法について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.上司に1ヶ月以上前に退職を伝える
精神保健福祉士を辞める際には、直属の上司に1ヶ月以上前に退職を伝えましょう。
辞めることを伝えることが遅いと、後任者や引き続き漏れのトラブルが発生してしまうからです。
法律上では、2週間前までに意思表示をすることで退職自体は可能ですが、特殊な仕事内容から早めに伝えなければ残された方が困ってしまいます。
職場の状況を考えて円満退職するために、退職の意向は1ヶ月以上前に伝えましょう。
2.引き止められない理由を述べる
上司に退職を伝えるときは、引き止めにくい退職理由を伝えることが大切です。
なぜなら精神に負担がかかる仕事なので、人手不足になりやすく、少しでも長い期間働いてほしいと職場側は思っているからです。
「一身上の都合により」だけで押し通することは困難なケースが多いので、
- 別の職場で新しい経験を積みたい
- 心身に不調が続き、働くことがきつい
- 家族や身内の介護をしなければいけない
- 配偶者やパートナーの引っ越しに付いていく
など、引き止めを諦めるような理由を述べましょう。
仕方がない理由を伝えることによって、上司に退職を受け入れてもらえやすくなります。
3.同僚や患者に退職について報告する
精神保健福祉士を辞める日にちが決まったときは、同僚や患者に退職について報告しましょう。
退職日を伝えていないと知らされなかった方が、悲しい気持ちや怒りの感情からトラブルに発展する可能性があります。
また伝える順番として、以下の流れで伝えることも大切です。
- 直属の上司
- お世話になった先輩
- 仲がいい同僚や後輩
- 患者
伝えることが遅い場合、退職についてすぐに噂で広まることもあるので、早めに報告しましょう。
4.引き継ぎをおこなう
退職当日を迎えるまでに、必ず引き継ぎ業務をおこないましょう。
どの仕事でも大なり小なりありますが、人と関わる仕事である精神保健福祉士の職業では、引き継ぎの情報が多いので日頃から意識しなければいけません。
具体的には、
- 患者のカルテ
- 備品の棚卸し
- 担当していた患者の細かい詳細
などの内容や、記録に残らない情報もメモしておくことで、残された方は安心できます。
人との関わりが多い職業なので、退職までに仕事関連の情報はすべて伝えておきましょう。
5.転職活動を在職中から始める
精神保健福祉士を辞める際には、転職活動を在職中から始めることも大切です。
早めに転職先を決めておくことによって、金銭面の心配を解決できるだけでなく、社会保険や年金関連も引き継ぎしやすくなります。
退職後に次の転職先が決まるまでにブランクの期間が空きすぎてしまうと、採用や履歴書に影響が出ることも。
在職中に転職先が見つけておくことで、ブランクなしで採用されやすくなり、さまざまな問題を抱えずに済むでしょう。
【後ろ指を刺されない】ボーナスを受け取りつつ円満退職する方法精神保健福祉士を辞めた後の行動2選
精神保健福祉士を退職した後は、どのように転職先を決めればいいのか、迷ってしまいます。
ここでは資格を活かした業種や、活かさない場合のおすすめの職種について紹介していきます。
- 資格を活かして同じ職種に転職
- 異業種への転職
転職先に悩んでいる方は必見なので、順番に見ていきましょう。
1.資格を活かして同じ職種に転職
精神保健福祉士を辞めた後に、資格を活かして同じ職種に転職することもおすすめです。
なぜなら、新卒やほかの業種からの中途採用と比べたら、同じ職種で働いていた方が即戦力になれ、さまざまな面で優遇されるからです。
せっかく資格があるものの全く異なる業種へ転職すると、資格を活用できず一から業務を覚えていかなければいけません。
しかし、同じ業種なら仕事を体験していてることから、現場ですぐに活躍できるでしょう。
おすすめの職種として、
- 保健所
- 介護施設
- 就労支援事業所
など、活躍できる場所は豊富に存在するので、資格を活かした元精神保健福祉士は多いです。
2.異業種への転職
精神保健福祉士を退職後に、異業種への転職するも挙げられます。
資格を活かさずに、まったく仕事内容を学ぶことによって新しいやりがいや楽しさを得られるからです。
福祉以外の転職先の候補の一部として、以下の仕事があります。
- 販売
- 受付
- 営業
- 事務
- 飲食業
さらに別の仕事で新しい資格を取得することで、精神保健福祉士の資格を含めて自分の市場価値を高められるでしょう。
異業種への転職は業務内容自体が変わり、これまでとは違う経験ができるため、新しいスキルや知識を学べたい方やプライベートを充実したい方におすすめです。
人手不足の会社でも辞めて良いの?|辞めるべき理由とおすすめの転職先5選精神保健福祉士におすすめ転職サイト4選
転職先に迷っている場合は、転職サービスを活用しましょう。
プロにアドバイスを貰えるだけでなく、サイトによって幅広い再就職のためのサービスが充実しています。
ここでは資格を活かしたい精神保健福祉士に、おすすめできる転職サービスについて紹介します。
- マイナビ介護職
- 介護JJ(ジャストジョブ)
- きらケア介護
- リクナビNEXT
ひとつずつ見ていきましょう。
1.マイナビ介護職
マイナビ介護職は、資格を活かしたい精神保健福祉士におすすめの転職サイトです。
なぜなら介護・福祉に特化しており、利用者の認知度や求人の更新頻度も高いからです。
ほかにもメリットとして、
- 無料で登録できる
- 求人数が豊富なので希望条件を見つけやすい
- 担当のエージェントが一人ひとりにサポートしてくれる
といった特徴を持ち、全国対応も可能としており、地方でも転職しやすい点が評判。
またアドバイザーも介護の業界に詳しいため、アドバイスも的確なので安心して利用できる転職サイトです。
2.介護JJ(ジャストジョブ)
精神保健福祉士をおすすめ転職サイトのひとつとして、介護JJ(ジャストジョブ)があります。
その理由は、求人先の施設や病院で実際に働いている方の声を聞きながら、介護関連の転職の際に助かる情報が充実しているからです。
そのため入社したときに、職場のギャップが少なく、ミスマッチを防げます。
また、介護JJは10年以上人材紹介をしてきた実績もあり、以下のような魅力も持っています。
- 正社員の求人が多く無料で使える
- 転職支援金やお祝い金を受け取れる
- 転職サイトからの連絡がしつこくない
時期によっては、キャンペーンもおこなわれているので、利用する際は退職時期を考えながら登録すると良いでしょう。
3.きらケア介護
きらケア介護は、精神保健福祉士が転職のときにをおすすめできるサービスです。
なぜかというと、年間利用者数80万人を超えている実績を持つからです。
多くの方が利用する理由として、年収や勤務地などのデータだけでなく、
- 離職率
- 人間関係
- 有給消化率
- 職場の雰囲気
など、求人先のネガティブな情報も包み隠さず報告してくれる誠実さが、高評価を得ています。
自分の要望や悩みに合わせて紹介を受けられるので、転職先の情報を具体的に知りたい方におすすめできる転職サイトです。
4.リクナビNEXT
精神保健福祉士が転職をする際に、リクナビNEXTがおすすめです。
その理由は「グッドポイント診断」という自己分析ツールが用意されているため、30分で自分が気づかない特徴や強みを理解できるから。
資格を活かすべきなのか、それとも異業種に転職するべきなのか、迷っている方に最適でしょう。
ほかにもメリットとして、以下のようなサービスも豊富です。
- 大手企業の求人数が多数ある
- サイトが見やすく簡単に設定できる
- 応募先を決めるときの年収や職種の情報量や質が高い
また転職に関しての履歴書や日程調整のサポートを求めている場合は「リクルートエージェント」に登録がおすすめです。
辞めたほうがいい職場や会社の特徴20選!特徴に当てはまる場合の対処法も解説精神保健福祉士を辞めた3つのメリット
ここでは、退職することによって得られるメリットについて、詳しく解説していきます。
- 体調不良やうつ病が治った
- 仕事が楽しく感じるようになった
- 責任や業務の負担から解放された
精神保健福祉士を辞めた際に、自分が欲しいメリットがあるか見ていきましょう。
順番に解説していきます。
1.体調不良やうつ病が治った
精神保健福祉士を辞めることのメリットとして、自身の体調不良やうつ病が治ることです。
なぜかというと、激務である精神保健福祉士は自分自身の心身も傷つけることになるので、辞めて解放されれば体調も治る可能性が高いからです。
具体的に精神保健福祉士の仕事内容は、
- 患者に徹底的に寄り添わなければいけない
- 勤務時間以外に勉強や書類制作をしなければいけない
など、隙間時間や退勤後、休みの日でも患者のことを常に考えなければいけないことが多いです。
つまり精神保健福祉士である限り、心身が休まる暇がないので、退職した方が肉体的にも精神的にも良くなります。
2.仕事が楽しく感じるようになった
退職したことによって「仕事が楽しく感じるようになる」という、メリットが挙げられます。
なぜかというと精神保健福祉士は誰かを助ける役には立ちますが、自ら積極的に動いたり企画をするような仕事ではないからです。
具体的に精神保健福祉士は、
- 患者や家族の悩みを聞く
- 患者に尽くさなければいけない
- ひとつの対応ミスで今までの努力が無駄になることがある
といった、業務内容になるので、どうしても自分の感情を押し殺さなければいけません。
ですが、精神保健福祉士を解放されることによって、ほかの仕事の楽しさを感じることができ、新たなやりがいを得られます。
3.責任や業務の負担から解放された
精神保健福祉士を退職したメリットのひとつとして、職場や会社内での責任や業務の負担から解放されることです。
その理由は、精神保健福祉士の仕事内容を理解している人が少なく、振り分けられていた雑務をしなくて済むからです。
業務内容の複雑さを知らない方が多いため、
- 同じ施設で働く医師や看護師との連携がうまく取れない
- 業務外の雑務を押し付けられる
- 異業種の方々に軽んじられる
など、精神保健福祉士の立場は弱く、患者と板挟みになることや、専門外の仕事を任されることも少なくありません。
ですが退職することによって、業務の責任や大きな負担、また人間関係など対人ストレスから解放されるでしょう。
ホワイト企業ランキングTOP100!優良企業を見分ける6つの方法精神保健福祉士を辞めた2つのデメリット
精神保健福祉士を退職することによって、デメリットを感じる方も中にはいます。
ここでは、どのようなデメリットがあるのか紹介していきます。
- 退職後の患者が気になってしまう
- プライベートの時間が減った
精神保健福祉士を辞める決意をする前に、ぜひチェックしてください。
1.退職後の患者が気になってしまう
精神保健福祉士を辞めた後のデメリットは、自分の退職後の患者が気になってしまうことです。
なぜかというと、患者は自分のことを信頼してくれているので、見捨てたように感じてしまうからです。
例えば後任の方が、自分の担当していた患者と必ずマッチしているとは限らないので、気がかりとなることも。
1人の患者さんに寄り添う精神保健福祉士は、深く入っているだけに「自分が辞めると困らせてしまうのではないか」と考えてしまうため、デメリットに挙げられます。
2.プライベートの時間が減った
精神保健福祉士を退職後、転職先の業務時間によってはプライベートの時間が減ることがあります。
その理由は転職した会社や企業が、必ず定時上がりできるとは断言できないからです。
精神保健福祉士は、朝7時〜9時に出勤し、夕方には定時帰宅がしやすい仕事でした。
ですが転職先によっては、
- 昼から夜までの労働時間
- サービス残業を求められる
- 休日出勤や有給が使えない
など、さまざまな原因から、今までのプライベートの時間が無くなることもあります。
このようなことを避けるために、転職をする際は必ず自分の希望している条件を職場を探した上で、退職することをおすすめします。
IT関係の仕事15選!年収や未経験から就職するステップを徹底解説まとめ:精神保健福祉士を辞める際は、円満退職を心がける
本記事では、精神保健福祉士を辞めたい方に向けて、辞めたい理由や円満退職する方法を具体的に解説しました。
- 心身に影響が出ていたり、いじめやパワハラに合っている際は即退職すべき
- 精神保健福祉士を辞める前に相談や休職、または一度実家に返ってみる
- 退職後は資格を活かすか、活かさないか、じっくり考えて行動する
精神保健福祉士を退職すると決めた際は、早めに上司への報告や引き継ぎを完璧におこない、トラブルを回避しましょう。
また在職中から転職活動を始めることで、スムーズに新しい道に進めます。
資格を次に活かすべきなのか、転職サイトを活用して自分にぴったりの仕事に転職しましょう。