プログラミング学習にメモを取る4つのメリットとは。Notionでプログラミングノートを作る方法も紹介
「プログラミング学習をするのに、メモはどのように書いたら良いんだろう」
「プログラミングにおすすめのメモツールを知りたい」
と思うことはありませんか?
プログラミングの学習にメモを取りたいと思っても、効率的な書き方やコツはあるのか迷ってしまいますよね。
では、プログラミング学習が捗るメモの活用法とは、どのようなものがあるでしょうか?
そこで今回は、
- プログラミング学習にメモを取るメリット
- エンジニアにおすすめの効率的なメモの書き方
- Notionでプログラミングノートを作る方法
について詳しく解説します。
この記事を読めば、プログラミングの学習にメモを上手く取り入れることができます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラミング学習にメモを取る4つのメリット
プログラミング学習は、実際にコードを書く繰り返しでスキルが身につきますが、メモを取ることで、さらに学習効率が上がります。
ここでは、プログラミング学習でメモを取るメリットについて解説します。
- 必要な情報を整理できる
- 知識の定着に繋がる
- 欲しい情報にいつでもアクセスできる
- コミュニケーションが取れる
では、見ていきましょう。
1.必要な情報を整理できる
プログラミング学習で、得た気付きや学びは、自分の言葉でメモにまとめると情報を可視化できます。
メモを取る際に、文字に起こすので、インプットした情報を整理できるからです。
初心者の場合は、よくわからないことが多いのですが、乱雑でもメモに書き留めておく方が良いでしょう。
余裕のあるときに、見返して体系的に整理できるため、知識を深められるのです。
2.知識の定着に繋がる
メモの良さはアウトプットできる点にあり、知識の定着に繋がるためおすすめ。
アウトプットした知識は身につきますが、アウトプットしないと忘れてしまうからです。
実際に、インプットするのは簡単ですが、使える知識となるには時間がかかります。
学んだことを業務に活かせないと学習時間が無駄になってしまうので、小さなインプットでもアウトプットする方が良いでしょう。
3.欲しい情報にいつでもアクセスできる
メモの良いところは、必要なときに情報を取得できる点にあります。
インプットが膨大となっても、自分に足りないことをメモしておくことで、後から知識の強化もできるのです。
例えば、PCでメモをすると検索機能も使えるので、瞬時に知りたい単語にアクセスできるでしょう。
メモを書くことは、自分の頭の中にインデックスを貼れるのでおすすめといえます。
4.コミュニケーションが取れる
書いたメモを見せることで、相手に自分の考えを説明できます。
コミュニケーションが苦手な人でも、メモを見せると伝わることもあるからです。
- 認識に誤りはないか
- 顧客のニーズに合う実装がされているか
- フローチャートなど伝わる手段として
メモを取る積極的な姿勢は、コミュニケーションを円滑にする要素といえます。
プログラミングで作りたいものがないときの探し方と学習ステップを解説プログラミングのメモの書き方3選
プログラミングの学習には、どのようなことをメモに書いたら良いのでしょうか。
ここでは、プログラミングのメモの書き方について解説します。
- 実際にプログラムを書いてみる
- エラーメッセージや解決方法を保存する
- 自分のチートシートとして登録する
メモを活用したい方は、参考にしてみましょう。
1.実際にプログラムを書く
プログラミングの学習には、実際にコーディングする方が習得が早いと言われています。
そのため、文法などを覚えようとするのではなく、プログラムを書いて処理の記述方法に慣れると良いです。
例えば、メモに書く内容は、参考となる実装例を記述しておくと、業務で活用できます。
まとめたソースコードは、そのままコピー&ペーストができるので、プログラムを書いておくメリットなのです。
2.エラーメッセージや解決方法を保存する
初心者エンジニアの場合は、コーディングの途中で出たエラーの解消に時間がかかるときがあります。
一度出現したエラーメッセージは、解決方法を見返せるようにメモに残すのがおすすめ。
メモにまとめて置くと、解決策を忘れても必要なときに思い出せるからです。
英語表記のエラーメッセージが苦手な人でも、落ち着いてメモを確認できるので、つまずいた点を保存しておくと良いでしょう。
3.自分のチートシートとして登録する
チートシートとは、早見表やカンニングペーパーという意味があります。
エンジニアのチートシートには、下記が挙げられるでしょう。
- HTMLの要素やCSSのプロパティ
- 対応言語で使えるメソッド集
- 便利なショートカットキー
ポケットリファレンスなど、書籍で確認する方法もありますが、チートシートを作成するとインプットとアウトプットができるのでおすすめです。
プログラミングで食べていくために必要な5つの資質と覚悟について徹底解説プログラミングのメモにおすすめなツール5選
プログラミング学習におすすめなメモツールには、どのようなものがあるのでしょうか。
ツールを使うと作業効率アップに繋がるため、積極的に活用するのをおすすめします。
- Notion
- Evernote
- Boostnote
- OneNote
- GitHub
それぞれ見ていきましょう。
1.Notion
Notionは、すべての情報をひとつにまとめるツールです。
大きな利点は、プログラミング言語のソースコードをそのまま埋め込める点にあります。
ほかにも、挿入できるメディアは下記のとおり。
- コード
- オーディオ
- 画像
- 動画
- WebページのURL
ソースコードをコピーする際は、使いたい言語を選択することで、言語に対応してフォーマットされるので、見やすく保存できます。
2.Evernote
Evernoteも、コードブロックを挿入することで、ソースコードをそのまま保存できるメリットがあります。
Evernoteに保存した情報は、ネット上に蓄積されるので、ネットが繋がる環境があればいつでも取り出しが可能です。
外出先やスマホでもアクセスできるため、非常に便利なツール。
検索を考えて、ノートブックのタイトルやタグの指定ができるので、情報を取得しやすいように整理できます。
3.Boostnote
Boostnoteは、プログラマー向けのメモアプリです。
ただのメモ帳と比べてプログラマーに特化した便利な機能が揃っています。
- ソースコードを記述できる
- Markdown形式の書き方に対応している
- フローチャートやシーケンス図が描ける
クラウド上に保存できないデメリットはありますが、Markdown記法で書くと、プレビュー機能で確認ができるため、メリットでしょう。
4.OneNote
OneNoteは、Micosoft社が提供しているノートアプリです。
メモ帳代わりになるアプリで、会議の議事録や学習記録に使えます。
- ノートシールを使うと重要なページがわかる
- ひとつのノートを共同編集できる
- オンライン上に保存できる
- 自動保存される
参考サイトがあれば、OneNoteに貼っておくだけで検索する手間を省けるので、情報にすばやくアクセス可能です。
5.GitHub
メモ専用のプライベートリポジトリを作成することで、GitHubをメモ帳代わりに活用できます。
- メリット ログが取れる
- デメリット プライベートリポジトリは課金対象
ちなみに、公開リポジトリであれば無料で利用可能。
Markdown記法で書けて、検索と置換も簡単にできるので、まだGitを使ったことがない初心者にもおすすめです。
プログラミングは少しずつ学ぼう!7つの習得のコツや勉強方法を解説Notionでプログラミングノートを作る3ステップ
Notionは、個人利用であれば無料で使えるので、安心して始められます。
1000ブロック(ページに埋め込んだコンテンツ数)まで無料なので、目的に応じてプランを選択できる点もメリットでしょう。
- Notionのアカウントを作成する
- 親ページを作る
- 子ページを作る
以降で、それぞれ解説します。
1.Notionのアカウントを作成する
まず始めるのに、Notionのアカウントを作成します。
サインアップの方法は、3種類です。
- Googleアカウント
- Appleアカウント
- メールアドレス
Notionは有料のサブスクリプションサービスですが、始めは無料で使ってみるのをおすすめします。
参考:Notion (ノーション) – すべてのチームをひとつのワークスペースで
2.親ページを作る
Notionのデータはページで管理され、ページが基本単位なのです。
そのため、まず始めに「ページを追加」をクリックし、新規作成します。
NotionにWebアプリケーションを挿入する例は、下記のとおり。
- Googleドライブ
- Googleマップ
- GitHub Gist
箇条書きや文字の装飾などの、ほかのメモアプリに入っている機能はすべて使えるため、使い勝手の良いツールといえます。
3.子ページを作る
親ページで「下層ページへのリンク」を貼ることで、子ページが作れます。
子ページには、親ページと関連のある情報をそのまま書いても良いし、参考サイトのURLを貼るなど、好きなように作成可能。
ページを階層的に埋め込むと、詳しい内容で保存でき、必要なときに取り出せるメリットがあります。
情報が煩雑になると探しにくいため、子ページを追加する際は、関連情報を盛り込むようにしましょう。
プログラミング学習の5つのコツ
効率的にプログラミング学習をするには、どのような勉強法がおすすめでしょうか。
ここでは、プログラミング学習の5つのコツについて解説します。
- 手書きノートより、PCでメモを取る
- 検索機能を活用する
- 学んだことは必ずアウトプットする
- エンジニアの仲間との繋がりを持つ
- 実装方法のパターンを理解する
プログラミング学習に自信のない方は、参考にしてみてください。
1.手書きノートより、PCでメモを取る
プログラミング学習の場合、手書きでノートにまとめるよりも、PCでメモを取る方がおすすめです。
手書きだと、情報量が増えたときに、必要な内容を見つけづらくなるからです。
PCのメモ機能を活用することで、フォルダで整理したり、タイトルごとに分けたりと見やすく整理できます。
プログラミングはコードを入力する方がスキルが定着しやすいため、ソースコードをそのまま貼り付けできると、業務にも活用できるでしょう。
2.検索機能を活用する
エンジニアは調べることが多いので、検索力は身につけたいスキルです。
そのため、検索機能を十分に活用することが大切。
- 必要な言葉で検索し、わからないことが解決できる
- 自分のまとめたメモから、検索して情報を取得できる
- 検索を活用し、業務効率を上げるように意識する
作業の中でも「Ctrl+F」の検索機能は使えるため、どのように進めたら効率的に作業が終えるか常に考えることも必要でしょう。
3.学んだことは必ずアウトプットする
プログラミング学習で学んだことは、必ずアウトプットしましょう。
インプットするよりアウトプットの方が大切だからです。
- Twitterで学んだことをツイートする
- Qiitaで学習内容をまとめる
- 学んだことを誰かに説明する
IT業界では、技術ブログサービスのQiita(キータ)を利用して技術記事が公開されています。
初歩的な内容でも利用できるので、アウトプットの習慣を身につけることが大切です。
4.エンジニアの仲間と繋がりを持つ
エンジニアの仲間との繋がりを持つことも大切。
なぜなら、仲間と話すと学習のアウトプットができるからです。
- コミュニティに参加する
- 勉強会を開催する
会話の中で情報を仕入れることもできるので、学べる環境に自分を置く方が成長できます。
とはいえ、情報収集するだけではスキルアップに繋がらないので、コミュニティに参加する際も情報発信する姿勢を持つことが必要です。
5.実装方法のパターンを理解する
初心者の場合は完成されたコードを参考にするでしょう。
機能を実装するとき、何度も同じ機能をプログラミングすると、実現したい実装方法のパターンがわかってきます。
そのとき、わかったことはメモにまとめるのがおすすめ。
自分で理解できた内容を書いてアウトプットすると、知識が定着しやすいからです。
まとめ:プログラミング学習には、メモツールを効率的に活用しよう
本記事では、プログラミング学習が捗るメモの書き方について紹介しました。
- プログラミング学習には、手書きメモよりPCに保存する方が検索できて良い
- エンジニアのプログラミング学習には、メモツールを積極的に使おう
- ほかのエンジニアと情報交換しながら学習すると、質の高いアウトプットができる
エンジニアのプログラミング学習には、目的に合ったインプットとアウトプットを継続しておこなうことが大切です。
インプットすることは誰にでもできますが、スキルを定着させるためには、情報を整理する必要があるからです。
ですので、エンジニアは、メモを活用するのをおすすめします。
メモツールの中でもNotionはデータベースとしても使えるので、まだ利用したことがない方は試してみても良いでしょう。