映像・動画編集はクラウドソーシングで稼げるのか|仕事を受注する4つの秘訣とメリット・デメリットを徹底解説
「クラウドソーシングで映像・動画編集の仕事を始めたい」
「初心者だけど動画編集はクラウドソーシングで稼げる?」
と思うことはありませんか?
クラウドソーシングで受注できる「動画編集」は稼げるカテゴリのひとつで、ネットやPC環境が整っていればすぐに始められる仕事です。
では、これからクラウドソーシングで動画編集の仕事を始めたい、という方は一体どうすればいいでしょうか。
そこで今回は、
- 動画編集にクラウドソーシングがおすすめな理由
- クラウドソーシングで動画編集の案件を取るコツ
- クラウドソーシングで動画編集をするメリットとデメリット
について詳しく解説します。
この記事を読めば、未経験の方でもクラウドソーシングで動画編集を始める方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
映像・動画編集をするならクラウドソーシングがおすすめな理由2選
クラウドソーシングに登録すると、個人が企業に所属しなくても動画編集などの仕事を探せます。
業務のほとんどはオンラインで完結するため、出社を求められることなく自分のライフワークに合わせて働けるメリットがあるのです。
- 初心者でも仕事が取れる
- 副業で5万円稼げる
以降で、クラウドソーシングがおすすめな理由をそれぞれ見ていきましょう。
1.初心者でも仕事が取れる
動画編集といえばYouTubeの編集がよく知られていますが、クラウドソーシングでは未経験からでも案件が取れます。
プロフィールやポートフォリオを準備する必要はありますが、初心者でもAdobe製のソフトを使える人はいるからです。
- Adobe Premiere Pro
- Adobe AfterEffects
- Adobe Photoshop
マニュアルやテンプレを使用して、見本通りに編集するものから案件を選べるので、自分の得意ジャンルから応募可能。
「初心者OK」「簡単」と書かれたものからでもいいので、早めに基礎学習を済ませ1円でも稼ぐ成功体験を積むことが大切です。
2.副業で5万円稼げる
動画編集の報酬の目安は、副業で月5万円継続的に稼げること。
- 副業 月収3~5万円
- 専業 月収20万円以上
例えば、15〜20分の動画制作で5,000円の案件があると、10本受注できれば5万円を目指せます。
平日3時間、土日それぞれ4時間するなど、作業可能時間と実際の作業時間を表にまとめると、計画的に稼げるでしょう。
映像・動画編集におすすめなクラウドソーシング5選
ここでは、動画編集の仕事を受注したい人へのクラウドソーシングを解説していきます。
クラウドソーシングといっても、さまざまな種類があるので、それぞれの特徴とご自身の目的に合ったサイトから登録を進めてください。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
- Bizseek
- スキルクラウド
それぞれ見ていきましょう。
1.クラウドワークス
クラウドソーシングの中でも「クラウドワークス」は取り扱っている案件数が多いので、初心者におすすめです。
契約時はクライアントから仮払いがあり、仕事が完了した段階で、手数料(報酬金額に応じて5〜20%)を差し引いた金額を受け取れます。
- IT系の案件が多い
- クラウドソーシングの中でも案件数が多い
- 実績が残るので、スキルを高めて稼ぎやすい
企業と業務委託契約が主になる「クラウドテック」もフリーランスが利用しやすいサービスです。
クラウドテックは固定給を採用している所が多いのが特徴にあります。
2.ランサーズ
ランサーズも日本最大級のクラウドソーシングサービスのひとつ。
業務を円滑に進めるためのツールもランサーズならではの取り組みです。
- 手取り計算ツール
- ビデオ通話
雇用されるのではなく、業務委託契約や譲渡契約として仕事が交わされるので、フリーランスが活躍しやすい場所となっています。
3.ココナラ
ココナラでは、仕事を探すほかにも自分のスキルやノウハウを出品して販売できます。
スキルマーケットとも呼ばれており、自分で動画編集の単価を決めて、商品が売れるまでの間、ほかの仕事を並行で進めることも可能。
- 結婚式用の動画
- イベント宣伝のための動画
- SNS集客のための動画
ココナラは出品者が自分で仕事を創っていくため、人気のYouTubeやTikTokの動画が多いのも特徴のひとつです。
4.Bizseek
Bizseekを利用する最大の特徴は、システム手数料が安い所です。
クラウドソーシングの中では案件が少ないですが、登録しているユーザーも少ないので、案件を取りやすいメリットがあります。
- 案件が少ないため効率的には稼ぎにくい
- お小遣い稼ぎ目的に最適
- システム手数料が最安(5~10%)
契約前のやり取りがおこなえないため、認識のズレがないように受注者からも不明点を確認する必要があるでしょう。
5.スキルクラウド
スキルクラウドで動画編集のスキルを出品することで、誰かの役に立てます。
ココナラと同じスキルマーケットなので、自分の個性を売りに出すと、より興味を持ってくれた購入者と繋がることが可能なのです。
- 動画編集の案件は少ない
- ライバルが少ない
- 出品の際は、単価や作業内容を指定できる
初心者のうちは、クラウドワークスやランサーズがおすすめですが、スキルに自信がつくと案件獲得の手段として試してみるのも良いでしょう。
クラウドソーシングの動画編集の相場を徹底解説|必要なスキルや案件を獲得するまでの流れも紹介クラウドソーシングで映像・動画編集を始める3つの手順
ここでは、動画編集をクラウドソーシングで始める手順について解説します。
Web制作やWebライターの案件と同じように、まずはクラウドソーシングサイトに登録する所から始まります。
- クラウドソーシングサイトに登録する
- ポートフォリオを作成する
- 提案文を作成し、案件に応募する
それぞれ見ていきましょう。
1.クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトは無料で登録できるので、複数掛け持ちで案件を探すのもアリです。
複数登録するメリットとデメリットには下記があります。
メリット | 多くの案件から自分に合った仕事を探せる ココナラなどのスキルマーケットでは購入者を待っている間に仕事ができる |
---|---|
デメリット | 効率的に実績が積めない 振込手数料が増える |
動画編集をやってみたいけど、始め方がわからない方には、クラウドソーシングサイトに登録する段階で迷っている人も多いでしょう。
登録日が案件獲得に影響することはないので、まずは気軽に登録してみてください。
2.ポートフォリオを作成する
ポートフォリオの作成は自分の好きなジャンルから作成するのをおすすめします。
なぜなら、好きな分野を追及すると強みになっていくからです。
とはいえ、需要がない動画を出しても価値はないので、マーケティングの視点で伸びそうな動画をポートフォリオにしましょう。
需要のある動画は、クラウドソーシングの案件をリサーチするとみえてきます。
3.提案文を作成し、案件に応募する
プロフィールの作成とポートフォリオが整ったら、早速案件に応募します。
YouTubeの編集の中でも得意なジャンルから応募すると始めやすいです。
- 教育系
- エンタメ系
- どうぶつ系
提案文では、PCのスペックや使用可能な編集ソフトをアピールするとともに、クライアントに提供できる価値をみせると良いでしょう。
クラウドソーシングで映像・動画編集の仕事を受注するコツ4選
クラウドソーシングは、対面の面接がない分、仕事を受注するポイントを抑えていないとなかなか受注できないこともあります。
後悔しないためにも、案件を応募する前に下記3つを確認してみてください。
- 信頼できるプロフィールを作る
- コミュニケーションを円滑に進める
- ポートフォリオの質を高める
- 契約するベネフィットを明記する
以降で、それぞれ見ていきましょう。
1.信頼できるプロフィールを作る
クラウドソーシングはサイトごとにランクや認証があり、プロフィール充実度はどのくらい埋められているのかが大切です。
- プロフィール写真
- スキルで証明する
- 認証で信頼を高める(本人確認済み、秘密保持契約など)
- 本名で登録する
- ポートフォリオや経歴登録
受注者は悪質なクライアントを避けるために、クライアントの情報を確認しますが、それと同じで、発注者もワーカーの情報を確認しています。
ですので、まずは項目を埋めるようにして、実績とともにプロフィールはブラシュアップするようにしてください。
2.コミュニケーションを円滑に進める
クラウドソーシングサイトはネットで仕事の受注から報酬の受け取りまで完結してしまうので、クライアントとの信頼関係が大切です。
テキストでのコミュニケーションになるので、円滑に進める配慮が必要といえます。
- 納期を守る
- 挨拶をする
- 丁寧なやり取りを心掛ける
- レスポンスは24時間以内にする
- わからないことは質問する
コミュニケーションのしやすさは、仕事の依頼に繋がるといっても過言ではありません。
人柄が掴みにくいコミュニケーションだからこそ、程よい雑談もいいたいことがいえる関係として必要でしょう。
3.ポートフォリオの質を高める
ポートフォリオを載せることで、クライアントに実力を知ってもらえます。
ポートフォリオがないと、いくら提案してもクライアントも確認できなくて契約になりにくいからです。
動画編集の初心者でも、なるべくワンクリックで実績をみせれるようにポートフォリオ作成に取り組んでみてください。
- クライアントに「今回のお仕事をポートフォリオに使っても良いか」確認する
- クライアントワークで学んだ知識を活かしてポートフォリオを制作する
ポートフォリオも質を高めると継続受注や単価交渉の材料になります。
4.契約するベネフィットを明記する
クライアントから任せてもらうには、契約した後にどのようなメリットがあるのか伝えるべきです。
多くの受注者は、提案文で動画編集のスキルを列挙しがちになりますが、それだけだとクライアントは非常に不安なのです。
- ジャンルが自分の好きな分野なのでニーズに合った編集ができる
- ジャンルに対する専門知識があるので、オリジナルな編集ができる
仕事をくださいと提案するのではなく、リピーターになってもらうように自分が提供できる価値を伝えるようにしましょう。
クラウドソーシングでの営業成功する6つのポイント|効率化できる3つのコツも解説クラウドソーシングを利用する映像・動画編集のメリット4つ
クラウドソーシングを利用すると、どのようなメリットがあるでしょうか。
ここでは、動画編集の仕事をクラウドソーシングでするメリットについて具体的に解説していきます。
- 案件数が多い
- 在宅で自分のペースで仕事ができる
- 初心者でも実績を作ると案件を獲得しやすくなる
- ほかのスキルと掛け合わせることで大きく稼げる
以降で、それぞれ見ていきましょう。
1.案件数が多い
動画編集の案件は、ジャンルやシーンに合わせて案件が多いのが特徴です。
- YouTubeの動画編集
- マンガ動画
- ホワイトボードアニメーション
- 商品レビュー
- 企業やイベントの宣伝動画
とはいえ、実績が少ないうちは、報酬が少ない案件ばかりで、そもそも受注すらできず諦めてしまう人もいるでしょう。
ですが、スキルをつけてからクラウドソーシングを利用すると稼ぐまでに時間がかかってしまいます。
クラウドソーシングで稼ぐなら案件数が多いのを利用してスキルを磨きながら進める方が良いです。
2.在宅で自分のペースで仕事ができる
クラウドソーシングの動画編集は案件によってボリュームがさまざまなので、その分自分のペースで仕事ができます。
- 納期
- 動画の時間
- ジャンルの知識
例えば、動画完成尺が10分の場合、制作時間は人それぞれ違うので、スキルに応じて稼げる額も想定しやすいのです。
自分で価格提示する際は、既存企業の料金表を参考にしたり、時給計算したりして相場を決定するので、在宅でスキルアップできるメリットといえます。
3.初心者でも実績を作ると案件を獲得しやすくなる
初心者でも実績をつけて、スキルアップすれば月収20万円以上も目指せます。
実績がないと案件を取りづらいデメリットはありますが、ある程度の受注数があると仕事が取りやすくなるからです。
例えば、動画編集の大口契約が取れるようになると月にまとまった本数の受注が見込めるので、見通しをもって新たな案件も受けやすいでしょう。
なので、安定した金額を稼げるようになるまでは競争に負けないように踏ん張る必要があります。
4.ほかのスキルと掛け合わせることで大きく稼げる
クラウドソーシングで稼ぐなら、単体のスキルで稼ぐより複数のスキルを掛け合わせることで月20万円以上も達成しやすくなります。
動画クリエイターだけでなく、ほかの分野にも動画編集のスキルは活かせるからです。
- Webデザイン&動画編集
- 専門性のあるライティング&動画編集
- Web制作&動画編集
例えば、クライアントが動画編集のスキルを求めていると、自分のスキルを評価してくれるので、単価交渉もしやすくなるでしょう。
動画編集のやり方を基礎から説明|初心者におすすめの動画編集ソフト6選も紹介クラウドソーシングを利用する映像・動画編集のデメリット4つ
一方、クラウドソーシングを利用するとどのような弊害が考えられるでしょうか。
ここでは、動画編集をクラウドソーシングのみで続けるデメリットについて具体的に解説します。
- システム手数料がかかる
- 悪質なクライアントがいる
- 副業の場合、確定申告で会社にバレる可能性がある
- 継続的に稼ぎ続けるならクラウドソーシング以外の案件獲得が必要
デメリットは受け入れることで行動しやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.システム手数料がかかる
クラウドソーシングでサイトを使用する上では、手数料が必要になります。
- システム手数料が、報酬の約5~20%
- 振込手数料は、無料~550円ほど
システム手数料は、発注企業から報酬額を事前にお預かりし、仕事が終了すると報酬から手数料を差し引いた金額をワーカーにお支払する仕組みです。
メリット | 報酬未払いのリスクを追わずに安心して受注できる |
---|---|
デメリット | システム手数料を差し引かれるので受取金額が減る |
システム手数料と振込手数料を差し引かれた金額を受け取るとかなり少額になり驚いてしまう人もいるでしょう。
その代わりに得られる安心感や保障もあるので、初心者はクラウドソーシングの特徴を活かした方が安全といえます。
2.悪質なクライアントがいる
良いクライアントばかりではないこともクラウドソーシングのデメリットです。
仕事上の取引で顔が見えないゆえに、トラブルに巻き込まれやすい方もいるからです。
- 応募した案件とは違う仕事内容を紹介される
- 特定のサイトやLINEに誘導される
- クライアントと連絡が取れなくなった
不利益を被ったり思わぬトラブルが起きるのを避けるためにも、過去にトラブルはないか必ずクライアントの評価を確認してください。
また、契約時は自分のできないこともハッキリと伝える方が認識のすり合わせが上手くできるでしょう。
3.副業の場合、確定申告で会社にバレる可能性がある
動画編集は副業でも十分稼げるため、年間所得が20万円以上となり確定申告で会社にばれる恐れもあります。
申告すると、所得や住民税が増えていることで会社に副業が知られてしまうからです。
クラウドソーシングの副業がバレないようにするためには、住民税を自分で納付する普通徴収に変更しておくこと。
そうすることで、住民税が自宅に届くので、住民税の金額から副業がバレる心配もないでしょう。
4.継続的に稼ぎ続けるならクラウドソーシング以外の案件獲得が必要
クラウドソーシングで支払う手数料は大きいので、動画編集で継続的に稼ぐなら直接契約も視野に入れておくと良いです。
- ブログやSNS経由で依頼
- 気になるメディアに問い合わせてみる
- 求人情報サイトで探す
- WANTEDLY(ウォンテッドリー)で探す
とはいえ、クラウドソーシング以外だと、トラブル発生時に自分で解決しないといけないデメリットがあります。
なので、直接契約は信頼できる相手に絞っておこない、クラウドソーシングでも高単価が取れるなら、そのまま使い続けると良いでしょう。
クラウドソーシングで稼ぐためにオススメの映像・動画編集スクール3選
ここでは、スキルなしの初心者が実績を上げていくための動画編集スクールを解説していきます。
- ヒューマンアカデミー動画クリエイター講座
- STUDIO US
- DMM WEBCAMP
クラウドソーシングの仕事は、個人のスキルとともに単価を上げていきやすいので、自信のない方はぜひ検討してみてください。
1.ヒューマンアカデミー動画クリエイター講座
ヒューマンアカデミーの動画クリエイター講座は、専任カウンセラーが生徒ひとりについてくれるので、学習計画の作成から就職後まで対応してくれます。
なので、未経験でも相談しやすいため挫折しにくい特徴があるのです。
- 在籍中にポートフォリオの制作ができる
- 学習スタイルは、オンラインと通学で選べる
- 無料で転職サポートを受けられる
3つのコースがあるので、ITリテラシーやWeb制作のスキルも身につけたい方にとっても目的に合わせたプラン選択ができます。
動画編集を学ぶのにYouTubeでは限界と感じている方は、スクールの方がおすすめかもしれません。
2.STUDIO US
STUDIO USは、動画制作のオンラインスクールです。
会社員時代に副業から挑戦して、フリーランスで活躍される方も多く輩出しています。
- とにかく実践で多くの動画制作をおこなう
- スクールと企業が連携しているので、学習終了すると案件にチャレンジできる
- 24時間、動画教材を使った学習ができる
継続した案件獲得には、ポートフォリオや受注実績が必要になりますが、在籍中に不安解消できるカリキュラムとなっているので、おすすめです。
3.DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPでは、社会人や学生の方が動画クリエイターとして自走できるカリキュラムを用意しています。
プランは期間ごとに選べるので計画的に転職を進めることができるでしょう。
- Premiere Proを使って動画編集を学べる
- 構成、編集、納品の一連の流れを細かく学習できる
- チャットでわからないことが質問できる
最終的にはインタビュー動画や企業VP(ビデオパッケージ)などができるようになるので、取りたい案件に合わせてポートフォリオを作成可能です。
まとめ:映像・動画編集は、クラウドソーシングを活用して稼げる
本記事では、クラウドソーシングで動画編集の仕事をおこなうメリットやデメリットについて紹介しました。
- 未経験から動画編集で稼ぐには、早くクラウドソーシングで実績を積む方がよい
- 案件を獲得するには、ポートフォリオの質とコミュニケーション能力は必須
- 動画編集のスキルに自信のない方は、スクールを活用して効率的に進めよう
映像・動画編集を始める方のほとんどは、未経験からスタートする人が多いです。
動画編集は長時間の作業になるので、動画を見るのが好きな方や編集作業にストレスを感じない人は、向いているといえます。
適性を確認した上で、仕事を受注するならクラウドソーシングがおすすめ。
実績のある人の方が依頼されやすいので、初心者のうちは低単価でも受注数を増やすよう取り組んでいくと良いでしょう。