エンジニア1年目のレベルはどのくらい?取得できるスキルやレベルアップする秘訣を解説
「エンジニアの1年目のレベルはどのくらいだろうか」
「1年目からレベルアップする秘訣が知りたい」
と思うことはありませんか?
エンジニアとして、そろそろ1年立つけど、自分のスキルレベルが気になりますよね。
では、エンジニア1年目のレベルとは、どのくらいなのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニア1年目で習得できるレベル
- 1年目からレベルアップする方法
- エンジニア1年目の評価されるポイント
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニア1年目からレベルアップする方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
エンジニア1年目のレベルはどのくらい?
プログラミング未経験で入社した人でも1年立てば、コードを書く力や読むスピードが向上します。
どの業務に携わっているかによりますが、例えば、JavaScriptやSQLを業務で使っている人はその言語を書けるようになるでしょう。
エンジニア1年目で複数のプログラミング言語を習得することは難しいですが、先輩からの指示があれば業務を遂行できるレベルが1年目のスキルレベルといえます。
とはいえ、1年目はまだタスクを与えられて作業する場面が多いです。
2年目以降からは、自分の業務以外にも目を向けられるようにスキルアップしていきましょう。
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エンジニア1年目で習得できるスキル
エンジニア1年目でどのようなスキルが身につくのか気になるところです。
ここでは、エンジニアが1年目で習得できるスキルを説明します。
- データベースの知識
- プログラミングスキル
- フレームワークの知識
- その他の知識
それぞれ見ていきましょう。
1.データベースの知識
エンジニア1年目で習得できるスキルのひとつは、データベースの知識です。
業務を通して、Web開発を一通り経験するため、次のデータベースの知識が習得できます。
- PostgreSQL
- MySQL
とくにWeb業界では、MySQL以外にもPostgreSQLも使用されているため、実務から学べるスキルです。
2.プログラミングスキル
プログラミングスキルも業務で身につく技術のひとつです。
次のプログラミング言語は、習得しやすい言語でもあるため、エンジニア1年目でもキャッチアップしやすいでしょう。
- Python
- Ruby
- JavaScript
- Go
- C#
プログラミングは、参考書を読んで学ぶよりも、実際に手を動かすことで習得できるスキルともいえます。
3.フレームワークの知識
フレームワークの知識もWeb開発を通して、学べるスキルです。
業務では、Webアプリケーション開発するためのフレームワークが提供されているため、実際に使うことで習得できます。
- Django
- Flask
- Ruby on Rails
- JQuery
エンジニア1年目の場合、上司や先輩の指示のもと使えるようになるでしょう。
4.その他の知識
その他のスキルには、GitとGitHubのスキルがあげられます。
ソースコードのバージョン管理などに使用するGitとGitHubはエンジニアの必須知識といっても過言ではありません。
- Git、GitHub
- Linux基本コマンド
- マークアップ言語
- AWS基礎
上記のようなスキルも経験することで、身についていくでしょう。
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エンジニア1年目のための学習法
こちらでは、エンジニア1年目向けのための学習法を紹介します。
プログラミンは挫折しやすいと言われているため、自分に合った方法で学習を継続していきましょう。
- オンライン学習サービスを利用する
- 勉強会やセミナーに参加する
- やらざるを得ない環境を作る
ひとつずつ説明します。
1.オンライン学習サービスを利用する
オンライン学習サービスは、ネット環境があれば自宅などのオンライン上で学べるため忙しい方にもおすすめです。
解説動画を見ながら、手を動かして進められるので、自分のペースで学べます。
- Progate
- ドットインストール
- Udemy
プログラミング初学者向けの内容となっているため、エンジニア1年目のレベルに合った学習ができるでしょう。
2.勉強会やセミナーに参加する
勉強会やセミナーに参加することも、エンジニア1年目におすすめの学習法です。
勉強会やセミナーでは、人と話すことで、新しい発見や気付きが得られるためスキルアップしやすくなります。
例えば、勉強会に参加することで、新しい人脈を作ることが可能です。
活躍するエンジニアになるためには、質の高い人脈形成が大切なので、積極的に行動していきましょう。
3.やらざるを得ない環境を作る
エンジニア1年目では、わからないことがわからないという状態に陥ることがあります。
そういうときに、やらざるを得ない環境に身を置くことで目標を達成しやすくなるのです。
人間は楽な方に流れやすいので、自己管理が大切となります。
プログラミングは挫折しやすいと言われているため、なるべく早く習得できるように、やらざるを得ない環境を作り身を引き締めていきましょう。
エンジニア1年目からレベルアップする秘訣
今よりもレベルアップするには、どのようなことに気を付けるとよいでしょうか。
ここでは、エンジニア1年目からレベルアップするコツを紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
1.本で勉強する
スキルアップのためのインプットはエンジニアにとって大切なことです。
わからないことがあったらWeb上の解説ページを見ることが多いですが、本で勉強することもレベルアップにつながる秘訣といえます。
本を読むことでしっかりとインプットできるため、エンジニア1年目の学習に最適です。
時間に余裕のあるときは本も参考に学習を進めてみてください。
2.目標設定をする
目標設定をすると、目標を達成しやすくなります。
エンジニア1年目で何を目標に頑張り、どのようなキャリアを築いていきたいのか書き出してみましょう。
- 紙に目標を書く
- 期日を決める
目標が明確であると、1日のやるべきタスクに焦点があたり行動しやすくなるのでおすすめです。
3.わからないことを質問する
わからないことは積極的に上司や先輩、同僚に質問することも大切。
ひとりで問題や疑問を抱え込んでいては前に進めないからです。
また、上司に質問をする際は「~でよろしいでしょうか?」のように「はい・いいえ」で答えられる質問がよいでしょう。
答える手間が省けるため、質問する側も配慮する必要があります。
4.主体的に業務に携わる
エンジニア1年目からレベルアップする方法として、主体的に業務に携わることがあげられます。
とくに若手エンジニアの中には、教わっていないからできないと思っている人もいるため、せっかくのチャンスを活かしきれない場面はあるのです。
先輩に進められて業務に入ることもあるので、主体的に業務に携われるように前向きな姿勢でいるようにしましょう。
5.人脈を作る
エンジニア同士の横のつながりも大切な要素です。
質の高い人脈は、仕事につながりやすくなったり、自分のレベルを上げてくれたりします。
人脈を作るには、積極的に勉強会やセミナーに参加することや、人と交流できる場を提供するのもよいでしょう。
フリーランスエンジニアの場合は、エージェント経由で案件を獲得するよりも、知人からの紹介で仕事をもらう方が高単価な場合もあるのです。
6.メモを取る
メモを取ることで、作業の成果を見える化できます。
業務で感じたことや作業記録を残しておくと、後から振り返ることも可能です。
- プログラミングノートを作る
- モチベーションの向上に役立てる
メモの内容には、どのような手順で解決できたのか、何がわからなかったのか書いてあると、振り返りもしやすいでしょう。
7.学んだことをアウトプットする
最後に一番大切なのは、学んだことをアウトプットすることです。
エンジニアのアウトプット方法には、次があります。
- Twitterで学んだことを呟く
- ブログで情報をまとめる
- 自分が勉強会を主催する
まだ習得できていない知識は、インプットとアウトプットを繰り返すことで身につくので積極的にアウトプットをしていきましょう。
エンジニア1年目の評価されるポイント
エンジニア1年目は、どのようなことが評価されるのでしょうか。
ここでは、新人エンジニアに当てはまる評価ポイントを説明していきます。
- ポテンシャル
- 資格
- 学歴や職務経歴
では、見ていきましょう。
1.ポテンシャル
実務経験が1年目のうちは、まだ即戦力として見られない場合が多いです。
ポテンシャル採用という言葉があるように、エンジニア1年目のうちは、スキルよりもその人のやる気や人柄が評価されると言われています。
- 将来性のある人
- 意欲のある人
そのため、スキルに自信がなくても、仕事に対する価値観や気持ちの持ち方がそのまま評価につながるのです。
2.資格
資格を取得しているとスキルを証明できます。
資格は必須ではありませんが、同じレベルの2人から1人を採用しなければならないとき、資格を持っていると有利になるでしょう。
エンジニア1年目におすすめな資格は次のとおりです。
- 基本情報技術者試験
- Oracle認定Javaプログラマ
- Linuc(Linux技術者認定試験)
企業によっては、資格を推奨しているところもあります。
専門分野を極めて得意分野を作ると、今後キャリアパスを描きやすくなるためメリットといえるでしょう。
3.学歴や職務経歴
エンジニア1年目の評価されるポイントに、学歴と職務経歴があります。
エンジニアに学歴は関係ないとも言われていますが、高卒と大学卒では年収がちがう場合もあるからです。
今の年収よりも上げていきたい場合は、学歴や職務経歴などの強みを生かしていきましょう。
どのような分野の知識があって、これまで何をしたのかを確認するには、やはり学歴や職務経歴は見られるポイントになるからです。
新人エンジニアに関する悩み
こちらでは、新人エンジニアに関する悩みに答えていきます。
疑問点を解消することで、エンジニアの理解も深められるはずです。
- 新人エンジニアが辛いのは普通?
- 文系出身のエンジニアも活躍できる?
- 実務経験1年でフリーランスになれる?
- 仕事ができるエンジニアの特徴は?
では、見ていきましょう。
1.新人エンジニアが辛いのは普通?
新人エンジニアが辛いのは、よくあることです。
新人エンジニアが辛い理由に、わからないことが多くて辛いということがあります。
入社してまだ1年しかいないので、辛いのは仕方ないと割り切ることも大切。
問題を一人で抱え込んでいては、メンタル不調をきたしてしまうため、心を病んでしまわないように心身の健康には気を配るようにしましょう。
2.文系出身のエンジニアも活躍できる?
文系出身のエンジニアも十分活躍できます。
実際に文系出身からプログラミングを習得して働いている人はいるからです。
ただ、理系が有利になることは少なからずあるといえます。
ですが、文系、理系問わずにエンジニアのスキルを高めていくことが大切です。
3.実務経験1年でフリーランスになれる?
実務経験1年でフリーランスになることは可能です。
ただ、フリーランスの場合は、自分で営業して仕事を取っていかなければならないため、まだ1年目だと安定的に稼ぐことは難しいといえます。
スキル不足で収入が不安定になることを考えると、エンジニアとしてキャリアを積んでからフリーランスになる選択肢も取れるでしょう。
フリーランスになる場合は、始めは単価の低いものでも挑戦して実績をつけていくことが大切です。
4.仕事ができるエンジニアの特徴は?
仕事ができるエンジニアには共通する特徴があります。
例えば、下記のとおりです。
- 記録をまめに残す
- 積極的に情報や成果を発信する
- 自分自身を客観的に見る
- コミュニケーション能力がある
- 難しいことも楽しみながらできる
- 指導するにが上手い
エンジニア1年目から目標とするエンジニア像を持っておくと、目標に近づけます。
仕事ができるエンジニアの特徴を自分に当てはめてみて、足りない部分をこれから身につけていきましょう。
まとめ:エンジニア1年目のレベルから、さらに飛躍出来るように努力しよう
本記事では、エンジニア1年目のレベルが気になる方に向けて、エンジニア1年目で習得できるスキルやレベルアップするための秘訣を紹介しました。
- エンジニア1年目のレベルは先輩や上司の指示のもとに業務を遂行できること
- エンジニア1年目で習得できるスキルに、データベースやプログラミングスキルがある
- エンジニア1年目からレベルアップするために目標設定をしよう
エンジニア1年目は、入社した頃よりもできることが格段に増えているといえます。
Web開発の流れを一通り理解できるレベルですが、まだまだこれから先が本番です。
即戦力人材となれるように、エンジニア1年目からもっとレベルアップしていきましょう。