未経験でもエンジニアになれる!国内最大級のインターネットサービスの商店街を持つ「みんなのマーケット」にインタビューしました!
今回の記事では、未経験からのエンジニア採用を開始したみんなのマーケット株式会社でエンジニアをされている戸澤さん、高藤さんにお話を伺いました。
みんなのマーケット株式会社
ハウスクリーニングや不用品回収、家の修理やリフォームを始めとする生活関連の出張・訪問サービスに特化したインターネット商店街である「くらしのマーケット」を運営。様々なジャンルの出張・訪問サービスを口コミや料金で比較して、オンラインで予約することが可能。
事業者もユーザーも幸せになれるプラットフォームを運営
– 今回、未経験からのエンジニア採用を始めた経緯を教えてください
戸澤さん:弊社で開発・運営している「くらしのマーケット」の規模が拡大しており、増える利用者の需要に対応できるよう、より便利で使いやすいプロダクトを高速でデリバリーしていきたいと考えています。 やりたいことが沢山あり、今まで以上に開発する人員が多く必要になるため、現在採用を強化しています。
採用の方針として、中途、新卒や未経験と2軸で進めています。これは業界全体として、エンジニア不足が問題となっている中、「新しくエンジニアになっていただく」ということも必須と考えおり、そのため、「未経験からのエンジニア採用プロジェクト」を開始しました。
新卒や未経験の方が実際に開発をするために技術的な研修をする必要がありますが、基礎的な部分に関しては弊社で100%見る必要もなく、それを専門にしている会社の方が教育ノウハウがあります。弊社内のリソースはプロダクト開発など弊社にしかできないことにできるだけ向けるべきと考えています。今回、教育プログラムを持つWEBCAMP PROにご協力いただき、採用を進めることになりました。
– みんなのマーケットの取り組まれている事業内容を教えてください。
戸澤さん:家事代行や出張シェフなどの出張・訪問サービスを頼めるECプラットフォームを開発、運営しています。 事業者18,000社が登録しており、200を越えるカテゴリのサービスを、口コミや料金で比較検討して予約することができます。
– くらしのマーケットは利用者にとって、どのような存在を目指されているのですか?
戸澤さん:本や充電ケーブルなど 「モノ」を買うとなると、あのサイトでいいモノを選んで買おうと思い浮かべると思いますが、 そんな風に暮らしの中で、なにかに困り「サービス」を頼もうと思ったときに、「くらしのマーケット」を自然と思い浮かべて、使ってもらえることを目指しています。
– 利用者からはどのような声が上がっていますか?
戸澤さん:くらしのマーケットの利用者には、サービスを提供する出店者と、サービスを受けるお客さまの双方がいます。
出店者の方には、これまで課題だった集客ができるようになったと喜ばれています。例えば、Web制作業者に高額で自社サイトを作ってもらったがさっぱりお客さんがこなかった、Web広告代理店に広告を依頼したが成果には結びつかなかったなどの課題に対して、我々のプラットフォームとしての集客力に加え、口コミ、補償制度などの安心向上や機能による利便性向上により、安定して予約を獲得されています。その結果、売上が上がり、念願の海外旅行や、安定した収益を上げることにつながったなど嬉しい声を聞いています。
お客さまには、これまで電話帳やホームページで事業者を調べて、問い合わせて比較するしかなかったものが、我々のサービスにより料金や口コミで比較できるようになり、いい事業者と出会えるようになったという話を頂いています。いいサービスを提供する事業者と出会えて、きれいになったなどの感想を聞けることが嬉しいですね。また、きちんとした仕事をしている事業者がそれを受けて、さらに向上する気持ちになるなど、正直な仕事が正直に評価されるプラットフォームになっていると思います。
テクノロジー本部本部長 戸澤拓也さん
最高のパフォーマンスを出すためのセルフマネジメント
– エンジニアの業務内容を教えてください。
戸澤さん:エンジニアと一括りにしているわけではなく、実際は担当する領域として、次のように分かれています。
– バックエンド
– フロントエンド
– iOSアプリ
– Androidアプリ
– SRE
領域は分かれていますが、そこからはみ出してはいけないということはありません。例えば、iOSアプリ開発をメインでバックエンドの開発に興味があるエンジニアには、バックエンドも開発してもらったり、バックエンドをメインにして、全部を万遍なく出来るようになりたいエンジニアには、インフラからAndroid, フロントエンドまでお願いしたりと、メインの領域以外の領域で興味があるものがあれば、積極的にすすめてもらっています。
高藤さん:現在はプロダクトを開発するチームが2チームあり、チームごとにどんなことをやるのかを決めて開発に着手します。 実際の業務ではただコードを書くだけでなく、設計から実装までチームで行います。もちろん開発内容の中には新しい取り組みだったり、苦手な分野のことをやったりすることもありますが、チームで動くためメンバー同士がフォローしながら開発を進めているので1人で悩んでしまうといった事がありません。例えば苦手な部分の実装などはペアプログラミングやモブプログラミングを行うというのも実施しています。
– どんなところに楽しさや、やりがいを感じますか?
高藤さん:私達は作って終わりではなく、その先で利用者に良い体験をしてもらうことが大事だと考えています。先程の利用者の声のように具体的に自分たちのやってきた事を評価してもらえることに、やりがいを感じています。
また、ただ指示をもらってその通りに開発をするのではなく、 自分たちで考え必要なものを生み出し、それを使ってもらうことで良い体験をしてもらいたいと思っています。考えた仕組みが具体的に実現していく過程をすべて経験できることにエンジニアならではの面白さがあると思います。
テクノロジー本部 高藤謙佑さん
– エンジニアの働き方を教えてください。
高藤さん:長時間拘束される決まった会議は無くすようにしています。チームによっては多少前後するかもしれませんが、お昼にチームごとに今日やること、困っていることの共有を15分程度で行います。また働き方についても裁量を任されているので、朝早く来て早く帰る人や、遅めに来て遅く帰る人などそれぞれです。裁量が任されているからと言ってチームに迷惑がかかるような働き方をするメンバーはいないです。
– 会社の制度や環境で、これはいい!と感じているものはありますか?
高藤さん:働いている人全員がセルフマネジメントを心がけている点はすごく良いと思っています。セルフマネジメントできているメンバーでチームを組むので、誰かが指示を出すというより、エンジニア同士で考えて結果を出せるように動けていると思います。
戸澤さん:無駄なルールは作らず、最高のパフォーマンスを出すためにはどうすればいいかを判断できるようにしています。そのための自由な職場環境になっていると思います。 例えば、フリーお菓子、フリードリンク、18時以降アルコールOKなどの制度があります。だからといって、お菓子をお腹いっぱい食べてしまう、酔いつぶれているような方はいません。自由ですがカオスではなく、各々が自由の意味を考えて、目的と責任を持って、仕事を進めています。
高藤さん:組織が驚くほどフラットです。僕が事業会社にいたときは、プロジェクトを承認させるまでに同じ説明をたくさんするような経験をしましたが、みんなのマーケットは意思決定が早いです。ちゃんとした理由があって、みんなにそうだねって思ってももらえれば、誰も止めることはないような組織ですね。全員がサービス目線を持ち、コミュニケーションをすごく大事にしている会社です。
MTG中の風景。事業部ごとの壁はなく、フラットに意見ができる社風だそうです。
オフィスには猫がいます。猫が好きで入社を決めたメンバーもいらっしゃるそうです。
本質を見極め、技術に興味を持ち、楽しんで開発をしよう
– みんなのマーケットさんのエンジニアの求める人物像を教えてください。
事業・技術への興味と、カルチャーフィットが重要と考えています。
4点、ポイントがあります。
– 事業に興味がある
– 技術に興味がある/楽しめる
まず、事業や技術に興味があると、自然と改善しようという意欲が湧くので、楽しんで仕事をすることができます。
– 何が大切かを考えることができる
仕事をしていく上で、問題の本質を解決することが大事で、課題に対する対処療法でその場限りの解決をするのではなく、本質を見極めて解決していく力を重要視しています。
– 自分自身を律することができる
自宅勤務の制度あるので、出社したことにして遊ぶこともできる環境ですが、そういう人はいません。正直に働いていれば、正直に評価される、そのようなカルチャーにフィットする人を求めています。
– 未経験の方からエンジニアを目指すのに向いている人はどんな人ですか?
高藤さん:面倒臭いことを効率化して、楽をできるようにしたい人は向いています。例えば、エクセルでマクロ組んで効率化した成功体験があるような人ですね。
戸澤さん:作っていたものが動いた時、課題を解決できた時、それに対して感想をもらえて嬉しかった時。その3つに面白さを感じることができれば向いていると思います。
高藤さん:エラーが出て、悔しいと思うことが大事ですね。エラーが出たからやめてしまうのではなく、「なんでエラーが出たんだろう?」と疑問を持って調べていくような人は向いていると思います。
– 未経験の人に、特に大事にしてほしいことはなんですか?
戸澤さん:エンジニア以外の職種にも言えることだとは思いますが、なにかができるようになってそこで終わりとはならないので、新しい習得を続けることが大切です。今使っている技術やビジネスの仕組みは入社して研修で学ぶことができますが、新しい技術は自分で勉強しないと学べません。嫌々勉強するのは辛いですが、興味さえあれば、楽しく続けられると思います。たとえば、好きでコードを書いている、なにか作っているなどの経験は仕事にも生きてくるので、その興味や楽しさを大切にしてほしいと思います。 業務で使っている技術と違う分野の技術でも、何らかの形で生きてくるので、興味をもったことを続けるのが大切と思います。
エンジニアチーム。日本人以外も多く、ベトナム・ネパール・中国・香港など、国際色豊かなチームとなっています。