プログラミング言語の歴史を誕生した順に徹底解説

2024.01.06

ご存知の方も多いですが、プログラムを作るにはプログラミング言語が使用されます。しかし、プログラミング言語は1種類ではなく、非常に多くの種類が存在します。

プログラミング言語それぞれに開発するのに得意不得意があり、誕生した時期もそれぞれ違います。

そこで今回は、プログラミング言語の歴史を順序立てて解説していきます。

コンピュータとプログラミング言語の誕生

プログラミングプログラミング言語の登場に欠かせないのが、まずはコンピュータの誕生です。

コンピュータの誕生とプログラミング言語が誕生した時期について、解説していきます。

1940年以前

正確な日時はわかっていませんが、1940年以前にチャールズ・バベッジが機械式コンピュータを開発した事が始まりです。

1940年頃には機械言語でコンピュータを動かすことが出来るようになっています。この機械言語が初のプログラミング言語と呼ばれています。

チャールズ・バベッジについて詳しく知りたいという方は以下のページをご覧ください。

かつて存在しなかった最高のコンピュータ (TED Talks)

1940年代

1940年代は機械語からアセンブリ言語でプログラムを実行することが出来る様になっており、機械語だけでなくアセンブリ言語により単純な処理をコンピュータで実行する事が出来る様になっています。

1960年代前後

1960年代前には手続き型言語の開発が始まり、IBMの数学者ジョン・バッカスを始めとするエンジニアがFORTRANを開発します。FORTRANは世界初となる手続き型言語のプログラミング言語として現在でもごく一部ですが使用されています。

その後、FORTRANにヨーロッパの研究者を中心に構造化プログラミングの最初となるALGOL58が発表されます。その当時はそれ程大きな流行を見せまでんでしたが、C言語を中心とする多くのプログラミング言語はALGOL58の影響を受けています。

1960年には現代の日本でも今でも使用されている事があるCOBOLが開発されます。COBOLは一般企業の職員でも使用できることで事務処理などを中心に幅広く普及します。

1970年前後

1970年前後、プログラミング言語に大きな変化がもたらされます。

1970年前後に計算機械学者ケン・トンプソンを中心にB言語が開発されます。B言語が登場して2年後の1972年、プログラマーを目指している方なら知っている方も多いC言語が計算機械学者デニス・リッチーを中心に開発されます。C言語登場と同時期にSmalltalkと呼ばれるオブジェクト指向を取り入れた初のプログラミング言語も開発されます。

また、1970年代後半には現在のシステム開発で必要不可欠なデーターベースを操作する為のSQLも登場してきます。

1980年代

1980年代にはC言語を中心にプログラミング業界が進みます。

1983年、C言語にオブジェクト指向を組み込んだC++が登場しますが、現代ほどオブジェクト指向が普及していなかったこともあり、C言語がシステム開発の中心となっています。

またC++と時期を同じくして初のオブジェクト指向を取入れたSmalltalkをベースに開発されたObjective-Cが登場します。Objective-Cは現在でもiPhoneアプリ開発などに使用されています。

また、1987年にはWeb業界で人気を出したPerlも開発されます。

1990年代

1990年代に入るとプログラミング未経験者の方でも名前を聞いた事のあるプログラミング言語が登場してきます。逆に言えば、2000年以降はそれほど多くのプログラミング言語は登場せず、1990年代に開発されたプログラミング言語が現代のIT業界を支えていると言っても過言ではありません。

1990年代については解説する内容が多い為、前半と後半に分けて解説をしていきます。

1990年代前半

1990年にはプログラマーとして活躍していたグイド・ヴァンロッサムPythonを開発します。スクリプト言語でオブジェクト指向の言語として開発されたPythonは海外を中心に広く普及されます。ここ数年ではAI開発やビッグデータ解析の開発でもPythonが中心となっており、まだまだ今後も需要が見込めるプログラミング言語です。

1991年にはMicrosoftがMicrosoft Visual Basicを発表し、当時日本のソフトウェア業界でも広く普及しました。それと同時に、現在でも使用されるExcelにVBAとして付属されている機能もこの時リリースされる事により、プログラマーでない方もプログラミングに触れる機会が増えます。VBAは現在でも大きく形を変える事がなく、多くの方が初めて触れるプログラミング言語の1つです。

エクセルVBA超入門!たった10分でスタート地点に立つための方法

1990年代後半

1995年に日本初のプログラミング言語となるRubyをまつもとゆきひろ氏が発表します。Rubyはこれまでに登場したPerl、Smalltalk、Eiffel、Ada、Lispの良いところを取り込んだ言語で、現代でも国内外問わず人気のプログラミング言語です。

Rubyの発表と同じ1995年、サン・マイクロシステムズにより一世を風靡したプログラミング言語であるJavaが発表されます。これまでC言語を中心としたオブジェクト指向が主流ではなかったプログラミング言語が一転し、オブジェクト指向を使ったJavaが多くの業界で取り入れられることになります。

また、1995年には現在のWeb業界で活躍しているPHPにあたるPHP/FIがプログラマーのラスマス・ラードフにより開発されます。

1997年にはWeb業界で中心となるJavaScriptが登場することで、クライアントサイドの動的な処理が実装されることになります。

2000年代

2002年にはC++にJavaを取り込んだC#が発表されます。

2007年にはご存知ない方も多いですが、これまでの様々なプログラミング言語の機能を取り込んだD言語が発表されます。現時点ではD言語の需要はそれ程高くはありませんが、今後は主流言語の1つになる可能性のあるプログラミング言語です。

2009年にはIT業界の大手Googleによってプログラミング言語Goが発表されます。GoはAI開発などで今後活躍が見込まれているプログラミング言語の1つになります。

今更聞けない!プログラミング言語「Go」とは何か?

2010年代

2011年にGoogleがクライアントサイド・サーバーサイドの両方で機能するプログラミング言語Dartが発表されます。今後のJavaScript代替えを目的として発表されており、将来活躍が見込まれるプログラミング言語の1つです。

2014年にはAppleによってiPhoneアプリ開発などで使用するSwiftが発表されます。

また、同年にはSNSで有名なFacebookによって、PHPを基に開発したとされるプログラミング言語であるHackが発表されます。


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プログラミング言語の世代

プログラミングの表示ここまでプログラミング言語の歴史を年代ごとに解説をしてきましたが、プログラミング言語は5つの世代に分けて分類する事ができます。

これまでのまとめとして、プログラミング言語を世代別に解説します。

プログラミング言語第1世代:機械言語

1940年以前に開発されたされている機械言語がプログラミング第1世代にあたります。

現代ではその概要を知る機会はあっても、機械言語でシステム開発をする事はありません。

プログラミング言語第2世代:アセンブリ言語

アセンブリ言語は1940年以前の機械言語を人間でも理解しやすくしたもので、これがプログラミン言語第2世代にあたります。

機械語よりは理解しやすいですが、それでも複雑な処理は行えず現在ソフトウェア業界で使う事はありません。

プログラミング言語第3世代:手続き型言語

1960年代に開発されたFORTRANを始めとする手続き型言語がプログラミング言語第3世代にあたります。現代でも一部で使用されているCOBOLも手続き型言語に含まれます。

また、手続き型言語でもっとも有名なのがC言語です。C言語を始めとする手続き型言語は現在でも多くのシステム開発に使用されており、特に冷蔵庫などハードウェアと密接に関わるソフトウェア開発では今でも主流になります。

プログラミング言語第4世代:高水準言語

高水準言語は現在最もよく耳にするJava・PHP・Pythonなどの言語です。第3世代のプログラミング言語に更に機能が追加されたこれらのプログラミング言語が第4世代とされています。

今後第5世代のプログラミング言語として認定される可能性がある物はありますが、現時点で明確にプログラミング言語で世代分けされている物は第4世代までとなります。

どのプログラミング言語がおすすめなのか

老眼ここまで多くのプログラミング言語が登場しましたが、これからプログラミング言語を習得する方にとってはどの言語が良いか悩んでしまうと思います。

そこで、これからプログラミング言語を習得するのであれば、下記ポイントに注意するのがおすすめです。

第4世代の高水準言語

プログラミング言語を学習するのであれば、「C言語から」と言う人もいますが、現在ソフトウェア開発の主流はオブジェクト指向です。

C言語はメモリの使い方などより詳しくプログラムを学習する事ができますが、就職・転職に関して言えば即戦力を求められているため、オブジェクト指向が取り入れられている高水準言語から習得する事をおすすめします。

趣味でプログラミング言語を学習するのであれば、C言語から始めるのも悪くありませんが、モノつくりを考えているのであればJava・Pythonなどのライブラリを始めとする拡張機能を使った開発ができるプログラミング言語がおすすめです。

MEMO

プログラミング言語についてもっと詳しく知りたい方はこちら

初心者が学ぶべき将来性のあるプログラミング言語は?【初心者必見】将来性のあるプログラミング言語とは


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まとめ

今回はプログラミングの歴史について、解説をしてきましたが、いかがでしたか。

プログラミング未経験者の方はプログラミング言語を10種類知っていれば多い方ですが、今回何十種類ものプログラミング言語がある事を知っていただけたと思います。

プログラミング言語の歴史を知ることで、新しいプログラミング言語が登場した時にどんな言語をベースにしているか理解できるようになります。

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