新卒退職後の転職は簡単?親が安心する再就職に向けた退職対策を紹介
「新卒だけど、会社に行くのが嫌だな…辞めたくなってきた…」
「新卒で退職したら、転職する時に不利になるのかな?」
せっかく新卒で入った企業が自分に合っていないと、続けようか辞めようか迷ってしまうかもしれません。
でも、止める前に新卒退職について知っておくことをオススメします。
この記事では、新卒退職をした経験のある私が、新卒退職で悩んでいる方に向けて、新卒入社後に辞めたくなる理由、新卒退職するメリットとデメリットを解説します。
私は新卒退社後の転職で、5社中3社から内定を頂きました。その方法もお伝えします。もし転職を考えている場合は、新卒退職の事前準備から、新卒退職後の再就職のコツまで具体例を交えて紹介します。
なお、人によっては、新卒退職をする前に今の会社内で改善できる課題が見つかるかもしれません。課題さえ解決できれば、新卒退職をしなくても済む可能性もありますよ。
全部で約10分程度で読める内容となっていますのでどうぞご覧ください。
新卒退職は増えている!10人中3人は3年以内で辞める
新卒退職は年々増えている傾向にあり、「平成28年の3月の新規大卒就職者の約3割が就職した後の3年以内に会社を離職した」というデータを新規学卒就職者の離職状況として厚生労働省が令和元年に新しく発表しています。
新卒入社した社員が3年以内で10人中約3人も退職していることから、新卒退職したいという考えは珍しくないようです。
しかし新卒で退社している人が多いからといって、安易に新卒で退社してしまうのは間違いです。
新卒退社をする前に確認しておくべきことや、退社後の転職ができるコツを知っておきましょう。
新卒入社後にやめたくなる理由と、私が新卒退職後に転職を成功させた経験も踏まえながらお伝えしていきます。
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新卒退職がしたくなった!新卒入社したけど辞めたい理由4選
新卒入社後に感じる辞めたいと感じる4つの理由を解説していきます。
- 職場の人間関係が上手くいかないと感じる
- 仕事の内容がキャリアアップにつながらないと感じる
- 労働時間が長く、プライベートの時間がとれないと感じる
- 給料が少ないと感じている
❶職場の人間関係が上手くいかないと感じる
新卒入社後に職場の人間関係が上手くいかないと感じる場合です。
仕事を進める際に周りが助けてくれなかったり、評価が適正でないと感じるときに起こります。
たとえば、当時私が新入社員だった頃に、仕事の進め方がわからず上司に相談しました。ですが「自分で考えろ!」とだけ言われ、解決案の提示もないまま相談が終わりました。
しかし、周りの社員からは「なんでわからないの!ちゃんと上司に聞いたの?」と毎日のように仕事で怒られ、泣きたい日々が続きました。周りから理不尽な扱いをされるとツライですよね…。
それでも、自分の仕事が認められるように必死に頑張り、周りよりも多く結果を残しました。しかし、褒められたり、給料に反映されるなどの評価はされず、次第にモチベーションが下がってしまった経験があります。
❷仕事の内容がキャリアアップにつながらないと感じる
仕事の「内容がキャリアアップにつながらない」と感じていると会社を辞めたくなることあります。
将来的に達成したい目標を持っているのに、キャリアップにつながる仕事ができないとモチベーションが下がりやすいです。
たとえば、私は当時マネージメント業務に将来就きたいと希望し企業へ入社しました。しかし、毎回受ける仕事は、数日間で覚えられるデータ入力業務や清掃などの雑用ばかりでした。
将来に達成したい目標と今の仕事にギャップがあると、キャリアアップが遠のくようで焦ってしまいます。
目標を持っているからこそ、辞めてしまいたくなるケースです。
モチベーションが下がってしまっていて、「仕事にやりがいを持って働きたい」という方は、以下の記事でやりがいを持って働く方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
仕事にやりがいを見出す5つの方法と自己分析のやり方を徹底紹介!
❸労働時間が長く、プライベートの時間がとれないと感じる
労働時間が長くて、プライベートの時間がとれないと感じる場合です。
企業の業務内容が激務であり、仕事が規定の終業時間までに終わらないことがあげられます。
たとえば、私が入社していた営業会社では、複数の業務を一貫して自分がおこなっていました。そのためいくら時間があっても間に合わず、朝は6時に出社して、夜は終電で帰宅し、さらに休日出勤もしていました。毎日仕事に追い回されていると苦しいですよね…
労働時間が長く、プライベートの時間がとれないと心身ともに疲れきってしまうリスクがあります。
❹給料が少ないと感じている
給料が少ないと感じている場合も仕事を辞めたくなりやすいよ。
理由は、業務の労力と給料の比率がおかしいと感じるからです。
たとえば、私の場合、営業会社で必死に土日も働き営業成績を上位にキープし続けていました。
しかし、給料日に受け取った当時の給料は15万と、とても少ないものでした。給与が少ないと仕事のモチベーションが上がりにくく、落ち込んでしまいますよね…。
他にも、「仕事が楽しくない」と感じ新卒退社を考えるケースもあります。
そのような悩みのある方は、以下の記事で自分が楽しめる仕事とは何か気づくこともできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
仕事を楽しむためには?心から楽しめる人の10の特徴を紹介
新卒退職後はどうなるの?新卒退職をするメリットとデメリット
新卒退職をするメリット・デメリットの詳細を順番にご説明していきます。
新卒退職をするメリット
新卒で退職する3つのメリットをご紹介していきます。
- 今の職場のストレスから解放される
- 年齢が若いので再就職がしやすい
- 新卒で入れなかった会社に就職できる可能性がある
❶今の職場のストレスから解放される
新卒退職の最大のメリットは、今の職場のストレスから解放されることです。
理由は、会社を辞めると会社で受けていたストレスとの関わりが一切なくなるからです。
たとえば、新卒退職した私の場合、社内で受けていた上司からの圧迫感や会社に入る時に感じる緊張感、さらに激務すぎる現場からの解放を経験できました。
会社の中で日々感じていたストレスから解放され、とにかくイキイキできたのを覚えています。
退職して会社のストレスがなくなると、とにかく解放感を感じられるでしょう。
❷年齢が若いので再就職がしやすい
年齢が若いので再就職がしやすいです。
4年制の大学から入社後に新卒退社を1年以内にした場合、年齢は22歳~23歳とまだまだ若いです。
若い人材は、長く会社に在籍してくれる可能性が高いので、企業からの需要は高いですよ。なので、年齢が若いうちは、再就職がしやすいと言えます。
さらに、企業によっては、「一度就職した人材はビジネスマナーを理解しているから、研修コストをかける必要がない」と喜ばれる場合もあります。
たとえば、新卒退社をした私の場合でも、転職活動で5社中3社の内定をもらい就職ができた経験があります。
また、求人企業の広告ページには「第二新卒」と記載があり、企業側も新卒退社した人材に寛容になってきていると伺えました。
ちなみに「第二新卒」とは、新卒で企業に入社後1~3年以内で退社し転職をおこなう人材を指します。
❸新卒で入れなかった会社に就職できる可能性がある
新卒退職によって、新卒で入れなかった会社に就職できる可能性があります。
理由は、新卒という社会経験を通じて、新たな視点で別の業界に入れるからです。
たとえば、私の場合、新卒入社を営業の会社で経験しました。その際に取引先にIT業界で独立している社長と知り合いになりました。業界の将来性や仕事の面白さの一部を教えてもらい、IT業界への関心を持ちました。
そして、就職先を新卒の就活中になかったIT業界へとシフトし、入社へと至った経験があります。
新卒の際になかった視点を学び、新卒で入れなかった会社に就職できる可能性があるでしょう。
新卒退職をするデメリット
新卒を退職するデメリットは、以下の3つになります。
- 貯金がないと転職活動中の経済的な不安が大きい
- 書類選考や面接で悪いイメージを持たれるリスクがある
- 親を心配させたり、親の反対にあったりしやすい
❶貯金がないと転職活動中の経済的な不安が大きい
貯金がないと転職活動中の経済的な不安が大きいです。
理由は、家賃や光熱費などの生活費がなくなっていき、転職活動に集中できなくなる可能性があるからです。
たとえば、私の場合「もうこの会社で働きたくない!」という気持ちが大きくなってしまい、貯金を全く考えずやめてしまいました。
そして退職後、生活費が底をつき親に頼りにいった経験があります。生活費がなくなるとお金のことで頭が一杯になってしまうので、先に貯金は準備しておくのが得策でしょう。
❷書類選考や面接で悪いイメージを持たれるリスクがある
書類選考や面接で悪いイメージを持たれるリスクがあります。
理由は、新卒退職と聞くと「根気がない」「すぐ辞めるのでは?」などの悪いイメージを持つ企業が存在するからです。
たとえば、私の場合面接で「なぜ前職を1年以内に辞めたのですか?」という質問を企業毎に受けました。
また、同時期に辞めた同僚は面接の際に退職理由を聞かれ、素直に労働環境が悪かったと答えると、採用担当者から「根性が足りないですね」と厳しい言葉を言われたと聞きました。
❸親を心配させたり、親の反対にあったりしやすい
親を心配させたり、親の反対にあったりしやすいです。
退職すると一時期無職になるため、次の就職先にちゃんと就職できるのか?という親の不安があります。さらに、一度勤めた勤務先をすぐ辞めるのはおかしいと言う考えから反対される場合があるでしょう。
たとえば、私の場合新卒退職を親に相談しました。すると「あれだけ就職したいと言っていたのにもう気持ちが変わったのか?」と言われました。
その後、親を苦労して説得し辞めましたが、転職活動中に実家で顔を合わせる度に「次の就職は決まったか?大丈夫か?」と心配された経験があります。
人に心配されると「自分は再就職できるかな?」と心配になってとてもつらかったです。
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新卒退職をする前に確認したいこと
新卒退社を考えたら、まずは以下の3つの項目をじっくりと考えてから行動しましょう。
- 今の職場の問題が解決できないか?
- 数ヵ月間は生活できるだけの貯金はあるか?
- 退職の計画や退職後のことをしっかりと考えているか?
順番に説明していきます。
❶今の職場の問題が解決できないか?
最初にするのは、「今の職場の問題が解決できないか?」を考えることです。
もし、労働時間や低賃金が問題なら上司や社長に交渉しましょう。
さらにパワハラやセクハラなどの人間関係の悩みであれば上司や社長に相談して、無理なら外部の「総合労働相談コーナー」に相談もできます。
私の同僚は、労働時間に見合わない低賃金すぎる給与を直接社長に直談判しました。
結果的にその同僚が話をしてくれたことで、社内全員の給与が数万円上がるようになりました。
もし、社内で解決できる問題なのであれば、退職せずに少しづつ頑張って環境を変えてみるのも一つの手です。
なので、「今の職場の問題が解決できないか?」を一度考えてみましょう。
❷数ヵ月間は生活できるだけの貯金はあるか?
「数カ月間は生活できるだけの貯金はあるか?」を退職前に確認しましょう。
理由は、上でもお伝えしましたが、生活費の心配をしていると転職活動に集中できず就職が遠回りになるリスクがあるからです。
たとえば、私の会社の先輩ですが、いきなり会社を辞めてしまいました。
その後、なかなか希望の転職先が受からず生活費が底をつきたと聞きました。
その後、生活費を稼ぐためにアルバイトをしてなんとか転職活動をしているそうですが、希望の転職先への就職が遠くなってしまいました。
最低でも3ヵ月間の生活費を確保して転職活動に望むのが良いかと思います。
❸退職の計画や退職後のことをしっかりと考えているか?
「退職の計画や退職後のことをしっかりと考えているか?」を確認しましょう。
理由は、仕事の退職や転職活動のプランを考える事で、スムーズに次回の転職先に入社ができるからです。
たとえば、私の場合は転職のプランを退職前に考えていなかったため、転職先をどの業界にして将来的にどうなりたいのか?を退職後に無職の状態で考えました。
その間は、「周りは毎日働いているのに…」という罪悪感に日々襲われました。
結果的に退社から4ヵ月程のブランクがあいてしまい焦って転職活動をする結果に。
退職前に転職の計画や将来像をしっかりと考えておくことで、退職後に余裕を持った行動ができます。
さらに退職時に起こる可能性があるトラブルも未然に防げます。
次章では、スムーズに退職できるための新卒退職の際に気を付けるポイントをご紹介します。
退職後の生活に迷いのある方は、以下の記事で自分らしく生きるためにはどうすべきかをご紹介しているので、参考にしてみてください。
「自分らしく生きたい!」今からやるべき10のことを紹介
新卒退職の時はトラブルを避けよう!新卒退職の際に気をつけるポイント7つ
新卒退職の際に気をつけるポイントを以下の7つよりご紹介します。
- いきなり辞めるのはNG!引き継ぎ作業は丁寧に行おう
- 退職を伝える前に自分の気持ちを整理しよう
- 周囲が納得するような転職理由をあらかじめ用紙にまとめておく
- 第二新卒と既卒の違いを意識として転職活動を始めて行こう
- 退職希望は直属の上司から伝えよう
- 有給休暇の消化や失業保険や退職金について会社と相談しよう
- 退職時に周りから嫌がらせを受けたら相談しよう
❶いきなり辞めるのはNG!引き継ぎ作業は丁寧に行おう
仕事をいきなり辞めるのはNGです。社会人なので、引き継ぎは丁寧に行いましょう。
理由は、引き継ぎをしなかった場合、退職後に他の社員が把握していないあなたの仕事分をカバーしなければならず、周りの社員に多大な労力と迷惑がかかるからです。
また、引継ぎをしていないと業務内容を電話で聞かれたりするので、転職活動中に足を引っ張られる場合が考えられます。
たとえば、私の場合新卒退社の時に「なんとしても早く辞めたい!」という気持ちが先行してしまい、周りの社員への引継ぎをおこなわず1週間程で辞めてしまいました。
その結果、仲の良かった同僚が自分の仕事をカバーするようになり、電話をかけてきて文句を言われた経験があります。
なので、辞める場合は引継ぎ作業を丁寧におこなうのは大切ですね。
❷退職を伝える前に自分の気持ちを整理しよう
退職を伝える前に自分の気持ちを整理しましょう。
まだこの会社でやり残した仕事があるという気持ちや次の就職先への準備に不安など、なんらかの退職前に解決できていない疑問がある場合、退職を伝えるのは待ちましょう。
たとえば、私の同僚で「この会社は環境はいいけど給与がちょっと…」と給与に不満を持っていました。
同僚は、思いたったらすぐに行動するタイプだったので、結局そのまま退職を伝えました。
しかし、会社を辞めて次の就職先へ入社しましたが「やっぱり前職の会社の方が成長できた」と後悔をしていました。
退社を伝えた後は、後戻りができにくくなります。
そのため、自分が今後どうしたいかをしっかり考えた後に行動しましょう。
❸周囲が納得するような転職理由をあらかじめ用紙にまとめておく
周囲が納得するような転職理由をあらかじめ用紙にまとめておきましょう。
理由は、退職理由が会社に対するネガティブなものだった場合、会社にひきとめられる可能性があるからです。
たとえば、私の場合会社の給与や労働条件に不満がありました。
しかし、上司に伝えると「みんな同じ状況だから」「1年後に給料を上げる予定でいる」「もっと外注を雇って社員の負担を数か月後に整える」など、複数の辞めない為の提案が入り退職を突き通しづらかった経験があります。
なので、退職理由を「独立してスタートを切りたい」「全く別の業種に就こうと考えている」などの、社内では改善できない前向きな内容を用紙にまとめて決めておくとすぐに思い出せてスムーズに退職できるでしょう。
そのため、周囲が納得するような転職理由をあらかじめ用紙にまとめましょう。
❹第二新卒と既卒の違いを意識として転職活動を始めて行こう
上でも少しお伝えしましたが、第二新卒と既卒の違いを意識として転職活動を始めて行きましょう。
- 第二新卒とは、新卒で企業に入社後、~3年以内で退社し転職をおこなう転職者を指します。
- 既卒とは、学校を卒業した後に正社員としての入社経験がない卒業後~3年以内の人材を指します。
新卒退社する場合は、第二新卒の扱いになるため、既卒ではないことを理解するとある程度既卒よりも有利に就職できる可能性があります。
たとえば、私が営業会社でお客様より求人広告を依頼されたときの話をします。
採用担当者から「既卒」は、企業の業務の忙しさを理解していない場合が多く、ビジネスマナーから教育しなければなりません。教育が大変なので採用を検討したいと話されました。
しかし、「第二新卒」は一度会社というビジネスの現場に出ているため、呑み込みが早いので採用していきたいという意見でした。
全ての採用担当が同じ考え方をしている訳ではないですが、第二新卒と既卒の違いを意識して転職活動を始めてそれぞれの強みを活かしていきましょう。
❺退職希望は直属の上司から伝えよう
退職希望は直属の上司から伝えましょう。
直属の上司以外に伝えてしまうと、上司は「なぜ私に言ってこない?」とトラブルになる可能性もあります。
さらに周りに不用意に退職希望を伝えると、噂になってしまいトラブルが起こる場合があります。
たとえば、私の同僚が辞めると言う噂が、私の耳に入った経験があります。
会社で人が足りてないので同僚は、色々な人から影口を叩かれた後に辞めました。
後で聞いたら辞めるまで相当ツラかったそうです。
そのため、退職希望は直属の上司から伝えるようにしましょう。
❻有給休暇の消化や失業保険や退職金について会社と相談しよう
有給休暇の消化や失業保険や退職金について会社と相談しましょう。
有給消化は会社側に相談をしなければ、会社都合で有給消化しないまま退職になるリスクがあります。
たとえば、私の場合、有給消化を認識していなかったので、有給消化を消化せずに退職しました。
それから1ヵ月後に辞めた同僚からその話を聞いた時はショックでした。
また、失業保険についても「自己都合退職」か「会社都合退職」によって「失業保険の優遇」の有無が変わります。
簡単に説明すると、転職や起業などの自己都合の退職を申し出る「自己都合退職」は、「失業保険の優遇」が無いです。
逆に、会社の倒産や解雇などの会社都合の退職は「会社都合退職」となり、「失業保険の優遇」があります。
「失業保険の優遇」がある場合は、失業保険の申請後に失業保険を給付制限期間がなくすぐに受給できます。
しかし「失業保険の優遇」がないと、失業保険の申請後に7日間待機をした後3ヵ月もの給付制限期間後の受給となるデメリットがあります。
さらに、「自己都合退職」は「会社都合退職」に比べ失業保険の受給額が減額されるケースが多いというデメリットも含んでいます。
また、退職金についても会社規定で存在する場合は手続きを行う方が退職者にとって都合がよいでしょう。
退社前に有給休暇の消化や失業保険や退職金について上司や社長と相談しておきましょう。
❼退職時に周りから嫌がらせを受けたら相談しよう
退職時に周りから嫌がらせを受けたら相談しましょう。
退職時に周りは業務の引継ぎで労力がかかります。
そのため、どうせ辞める人間だからと嫌がらせをされるたりする場合もあります。
気になったら上司や社長に相談をしましょう。
たとえば、私も前職で部下が「退職を決めてから嫌がらせを受ける」と相談を受けました。
個別に嫌がらせをおこなっているメンバーを呼び出し話合いを行った結果、嫌がらせがなくなり無事に退職していきました。
そのため、些細な問題でも退職時に周りから嫌がらせを受けたら相談して解決しましょう。
退職後にあせらないために!新卒退職後の再就職のコツ5選
「新卒退社後に転職できるか不安…」と考えている方は多くいらっしゃいます。
そこで、新卒退職後の再就職の5つコツをご紹介していきます。
- 退職はゴールではなくスタートと知る
- 自分が送りたい生活から逆算して業界や職種を選ぶ
- 改めて自己分析をして自分の強みをPRする
- 面接官が納得する退職理由を伝える
- 条件の良い業界を狙って転職活動をおこなう
❶退職はゴールではなくスタートと知る
退職はゴールではなくスタートと知ることです。
理由は、退職したことに満足してしまって空白期間ができると再就職しづらくなるからです。
たとえば、私の先輩は、新卒で退社した後に「ストレスフルな状況から出られた!」ととても嬉しそうでした。
しかし退社をゴールとしており、退社後の環境がとても居心地が良くなってか、なかなか転職活動を始めませんでした。
そのまま期間が2年程過ぎてしまい再就職が難しくなったと聞きました。
退社することが目的ではなく、退社したことで次の新たなスタートラインに立ったということを意識しましょう。
❷自分が送りたい生活から逆算して業界や職種を選ぶ
業種によっては労働環境に大きな違いがあるため、「こんな生活をしてみたい」というような自分が送りたい生活を想像し、そのためにはどのような環境が必要なのか逆算してみましょう。
たとえば、私の場合、飲食業に勤務していた際には、24時間開いている店舗なのでとても忙しかったですが、人と接する機会が多いのが楽しみでした。
また、別でIT業界であれば、ある程度のスキル向上に労力が必要でしたが、給与は高く、将来的に会社で学んだスキルを在宅で活かせる利点があると知りました。
「多くの人と接して暮らしていきたい」「場所にとらわれずに働きたい」このような自分が送りたい生活像は人それぞれです。
将来目標とした生活から逆算した業界や就職先の労働環境を知ることで、転職先がクリアに見えてくるでしょう。
「自分に合う職業を探したい」という方は、以下の記事でご自身の天職を探す7つの方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
天職に就くためには?知らないと損する7つの方法を徹底解説
❸改めて自己分析をして自分の強みをPRする
就職した経験をもとに改めて自己分析をすると自分の強みを新卒時よりもブラッシュアップさせて転職に活かすことができます。
たとえば、私の場合、営業職で学んだ案件獲得の営業スキルが新たに自己PRとして加えられました。
そして面接時に「営業スキルがあるのであれば将来的に営業の仕事もできます」と新たな自己PRがメリットとなり内定をいただきました。
仮に短期間しか就職していない場合でも、自己分析すると新たな強みが見えてくるでしょう。
そのため、改めて自己分析をして自分の強みをPRするのは転職に有効ですよ。
❹面接官が納得する退職理由を伝える
面接の際に「新卒入社後にこんな短期間でやめてるけど大丈夫か?」という面接官は不安を感じている場合があります。
その際は、面接官の不安を払拭できる退職理由を伝えて面接官の理解を得ることが重要です。
たとえば、私が面接で退職理由を聞かれた際に言ったのは「給料が15万程で、残業代もなく休日出勤をしいられる環境のため将来性が見えず退職しました」という企業側が労働基準法違反をしている事実を説明しました。
その後、自己PRにも力を注ぎ面接終了、数日後に無事内定を頂きました。
このような場合多くの面接官は、「給料の未払い」「労働基準法違反の労働環境」などの理由であれば会社を辞めるのは仕方ないという判断をするため、面接官が納得する退職理由を伝えるのは大事ですね。
❺条件の良い業界を狙って転職活動をおこなう
条件の良い業界に転職すると労働条件が良い環境になる可能性があるからです。
実際に条件の良い業界は存在します。
特に今後AIやグローバル化が進み業務の多様化は進んでいますが、WEB業界は人材不足です。
そのため、給与や勤務時間など労働環境を改善し人材を囲いこむ企業は多く存在します。
待遇面の良い業界でエンジニアを目指すのはオススメでしょう。
全くの未経験の場合でも、転職期間中に余裕を持って勉強を始めれば、エンジニア転職に有利なスキルを備えられます。
実際に未経験からエンジニアへと転職された方のインタビュー記事は以下になります。
転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
非公開: サービス業界からエンジニアへの転職成功エピソード
DMM WEBCAMPでは完全オンラインでプログラミング学習を行うことができるコースを用意しています。
以下で詳細を確認することができるので、未経験からのプログラミング学習に興味のある方はぜひご覧ください!
まとめ:新卒退職する前に慎重に考えて行動をしよう
新卒退職を迷っている場合は、以下を試してみましょう。
- 新卒退職のメリットとデメリットを知る。
- 今の職場の環境を改善できないか考える。
- 新卒退職する際の気をつけるポイントを学び。
- 良い就職先に再就職するコツを実践する。
1日は24時間ですが、仕事をしている時間は8時間です。つまり、1日の3分の1は仕事をしているわけです。
そんな仕事を変える新卒退社は人生に対する影響が大きいので、慎重に行動をしていきましょう。
以下にもう一度、新卒退職の対策一覧を記載するので、新卒退職に対して理解を深めてください。
①新卒退職をする前に確認したいこと
①今の職場の問題が解決できないか?
②数カ月間は生活できるだけの貯金はあるか?
③退職の計画や退職後のことしっかりと考えているか?
②新卒退職の際に気をつけるポイント7つ
①いきなり辞めるのはNG!引き継ぎ作業は丁寧に行おう
②退職を伝える前に自分の気持ちを整理しよう
③周囲が納得するような転職理由をあらかじめ用紙にまとめておく
④第二新卒と既卒の違いを意識として転職活動を始めて行こう
⑤退職希望は直属の上司から伝えよう
⑥有給休暇の消化や失業保険や退職金について会社と相談しよう
⑦退職時に周りから嫌がらせを受けたら相談しよう
③新卒退職後の再就職のコツ5選
①退職はゴールではなくスタートと知る
②自分が送りたい生活から逆算して業界や職種を選ぶ
③改めて自己分析をして自分の強みをPRする
④面接官が納得する退職理由を伝える
⑤条件の良い業界を狙って転職活動をおこなう
新卒退職をする前から次回の転職先へスムーズに就職できるよう、転職に役立つスキル向上に取り組むのは得策でしょう。
また、会社に縛られるストレスから将来的に離れたいと思う方は、フリーランスも目指せて自由な環境が選択できるエンジニアへの転職が一押しです。
新卒退職前にエンジニアの転職を目指しスキル向上を目指してみてはいかがでしょうか?