指示待ち人間になる心理とは?4つの直し方と向いている仕事を紹介
「上司から指示されないと何もできない」
「いつも指示待ち人間になってしまう」
「自発的に行動するのが苦手」
仕事をするうえで、このように考えてしまうことはありませんか?
もしくは、周りの部下や同僚に指示待ち人間がいてイライラしている人もいるかもしれません。
この記事では、指示待ち人間の
- 心理的特徴
- 克服方法
- 向いている仕事
などについて解説していきます。
指示待ち人間を克服したい人、または指示待ち人間への理解を深めたい方はぜひ最後まで読み進めてください。
指示待ち人間とは
指示待ち人間とは、上司や同僚に言われたことだけしかできない人のことを指します。
指示通りの業務は問題なくこなせるのですが、自分から考えて動く力がないのが特徴です。
また、自分で考える力があっても行動に移す勇気が持てない人も指示待ち人間に当てはまります。
いずれにしても、自分で考えて行動できない人は自発的な行動をとれる人と比較して低い評価をつけられることが多いのも現実です。
指示待ち人間になるのはやる気が出ないからかもしれません。モチベーションを上げる方法が知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
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指示待ち人間になってしまう人の10の心理的特徴
指示待ち人間になる人には、どのような特徴があるのでしょうか?
ここでは、
- 優柔不断で決断力がない
- 自信がなくて意見が述べられない
- 失敗が怖くて自ら動けない
- 責任を取りたくないから手を出さない
- 萎縮してしまい質問ができない
- 知識不足で次の行動がわからない
- 臨機応変に対応するのが苦手
- 合理主義で面倒なことを避けたい
- 自分の役割を理解できていない
- やりがいを感じていない
これらの、指示待ち人間になってしまう10の心理的特徴について解説していきます。
自分や周りの人に当てはまる項目がないか確認しながら見てみてくださいね。
1.優柔不断で決断力がない
優柔不断で決断力がない人は、指示待ち人間になりがち。
「どうしたらいいのだろう」「勝手に行動すると怒られるかな…?」などのように、全ての行動に対して自分で決断できません。
自分で考えて決断できない結果、上司から指示を待つしかなくなるのです。
自分で考える力があっても、何から手をつけていいのかわからず悩んでしまう人もこのタイプにあてはまります。
2.自信がなくて意見が述べられない
指示待ち人間は、自信がなくて意見を述べられないという特徴もあります。
自発的に行動した成功体験がないため、自分の行動や発言に自信が持てないのです。
たとえば、意見を求められる会議などの場においても自ら発言することはほとんどないでしょう。
自分の考えを発言するのではなく、誰かの意見に同調するのが指示待ち人間の特徴です。
3.失敗が怖くて自ら動けない
失敗が怖くて自ら動けないというのも、指示待ち人間の特徴です。
指示待ち人間は考える力があったとしても、自分の行動に自信が持てません。
その結果、「行動して失敗したらどうしよう」とネガティブに考えてしまうのでしょう。
失敗が怖くて動けないことで、いつまでたっても指示待ち人間から抜け出せないのです。
仕事での失敗に悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてください。
「仕事で失敗ばかりで辛い・・・」という現状を良い方向に変える方法4.責任を取りたくないから手を出さない
さらに、指示待ち人間には責任を取りたくないから手を出さないという心理もあります。
自分で考えて行動や発言をする際には、責任が伴いますよね。
人に指示されて動いたことに対しては、自分の責任にならないと考えてしまうのが指示待ち人間の特徴です。
あくまでも自分で責任を取りたくないからこそ、いつまでも指示を待つ指示待ち人間となってしまうのでしょう。
5.萎縮してしまい質問ができない
職場の人間関係がうまくいっておらず、萎縮してしまい質問ができない人もいます。
「この質問をしたら仕事ができない人と思われないかな?」
「こんな質問を今したら怒られるかも…」
と悩んでしまう結果、何も行動に移せないのです。
仕事にやる気がないのではなく、コミュニケーションが苦手な人に多い特徴です。
6.知識不足で次の行動がわからない
そもそも業務の知識がないと、質問すること自体がわからないということがありますよね。
知識が不足していると、何をしていいのかがわからずに行動を起こせないのです。
新入社員のころを思い浮かべてみてください。
右も左もわからない時には、質問することすらわからないといった感じで自ら考えて行動できなかったのではないでしょうか?
このように、知識不足で次の行動がわからないというタイプの人もいます。
7.臨機応変に対応するのが苦手
指示待ち人間は、臨機応変に対応するのが苦手な傾向があります。
言われた通りに動くことはできますが、自ら考えて行動することができないのです。
そのため、突発的な状況に置かれた時に上手く対応できません。
これは、経験や知識が少ない新入社員や転職したての人にも多く見られることでもあります。
8.合理主義で面倒なことを避けたい
合理主義で面倒なことを避けたい人も、指示待ち人間になりがちです。
合理主義な人は余計な仕事はしたくないと考えるため、指示される業務以外のことはやろうとしません。
自分で考えて行動できないのではなく、必要最低限の業務しかやりたくないと考えるのがこのタイプ。
指示された業務はしっかりとこなせる中年層に多く見られる特徴です。
9.自分の役割を理解できていない
自分の役割を理解できていない人も指示待ち人間になる特徴の一つです。
自分の役割が理解できていないと、何をすればいいのかもわからず業務が止まってしまうことがあります。
そういった人は、自らの役割を誰かに与えてもらおうと考えるのがほとんど。
自分で役割を獲得しにいこうとはしません。
指示がなくても自分からできることを探し、役割を全うすることが大切です。
10.やりがいを感じていない
仕事にやりがいを感じていない人も、指示待ち人間となってしまいます。
「業務自体が好きになれない」「仕事が楽しくない」このような心理状態では、自発的に自発的に考えて動こうとは思えないでしょう。
しかし、自分の好きな仕事や、興味のある仕事であれば自然とやりがいを持って働けるかもしれません。
以下の記事では、やりがいのある仕事を探す方法についてくわしく解説しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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指示待ち人間を脱却するための4つの直し方
指示待ち人間から抜け出すためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここからは、
- 仕事の本質的な意味や目的を考える
- 効率や成果をあげる方法を常に考える
- 疑問に思ったことは意見をあげてみる
- 仕事やチームを好きになる
これらの、指示待ち人間を脱却するための4つの直し方について具体的に解説していきます。
それでは順番に見ていきましょう。
1.仕事の本質的な意味や目的を考える。
指示待ち人間は、仕事の表面上しか見ていないため、業務の本質や本当の意味を考えることができていません。
このような状況を改善するためには、
- 頼まれた仕事は何に使うためのものなのか
- 自分の仕事はどのようなことに繋がっているのか
を考える必要があります。
自分が担当する仕事の、その先にあることを考えることで自然と業務の本質や本当の意味を考えて行動できるはずです。
2.効率や成果をあげる方法を常に考える
効率や成果をあげる方法を常に考えることも大切です。
まずは、指示を受けながらも自分で考える癖をつけましょう。
たとえば、指示を受ける前に「もっと効率よくできる方法はないか」などを自分で考えてみるのです。
はじめは行動に移せなくても、自分の考えと上司の指示が一致することで徐々に自分の意見に自信を持てるようになりますよ。
3.疑問に思ったことは意見をあげてみる
主体性を持つためにも、疑問に思ったことには意見をあげていきましょう。
意見をあげるためには、自分の考えを持つ必要がありますよね。
自分で考える癖をつけることで、次第に主体性を持てますよ。
また、意見を伝えやすい環境をつくるためにも、普段から円満な人間関係を作ることも大切なポイントです。
4.仕事やチームを好きになる
仕事やチームを好きになることで、「この会社で頑張りたい」「この会社の役に立ちたい」という思いが湧いてきます。
モチベーションが上がれば、会社を良くするためにとるべき行動を主体的に考えられるでしょう。
指示待ち人間を脱出するためにも、周りへの感謝や仕事への向上心を持つことが大切です。
仕事やチームを好きになるためにも、向いている仕事に就くことをおすすめします。
自分に向いている仕事を見つけたい方は下記の記事も参考にしてください。
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指示待ち人間は上司が作ってしまう場合もある
指示待ち人間は上司が作ってしまう場合もあります。
たとえば上司が、
- 優秀すぎる
- 一人でなんでもやってしまう
- 叱り方に問題がある
などの特徴がある場合、部下は自分で考える必要性を見失い、指示待ち人間へと陥ってしまう危険性があるのです。
もともと自分に自信がもてなかったり、優柔不断な性格が原因で指示待ち人間になってしまう人が多いため、そこに上司の対応が重なるとなおさら指示待ち人間になりやすい状況が生まれてしまいます。
多くの指示待ち人間は上司や同僚の対応の仕方によって変えていけるのです。
部下を変えたいのであれば、「自主的に考える癖をつけさせる」「コミュニケーションを積極的にとる」などの教育を積極的におこなっていきましょう。
「嫌いな上司が原因でストレスがやばい!」そんな方はこちらの記事も、参考にしてください。
上司が嫌いで転職はあり?嫌いな上司の種類とストレスの対処法5つ!指示待ち人間になってしまう人に向いている仕事
それでは、人から指示を受けて仕事をしたい人にはどのような仕事が向いているのでしょうか。
ここでは、
- マニュアルの整った事務職
- 工場でのライン業務
- 決まったルートを回る運送業
これらの、指示待ち人間に向いている3つの仕事についてご紹介していきます。
1.マニュアルの整った事務職
決められた作業を地道にやるのが得意な人には、マニュアルの整った事務職が向いています。
指示待ち人間は、自分で考えて業務を進めるのが苦手。
そのため、マニュアルがあると安心して仕事に取り組むことができるのです。
決まったことを繰り返す作業であれば、あえて自分から質問する必要もないので指示待ち人間にとっては働きやすい業務内容でしょう。
2.工場でのライン業務
工場でのライン業務はルーティンワークであることがほとんど。
基本的に、やるべき業務がマニュアル化されているため自分で考えて行動する場面はそれほど多くありません。
そのため工場でのライン業務は、決められたことを確実にこなすのが得意な指示待ち人間に向いている仕事と言えます。
3.決まったルートを回る運送業
決まったルートを回る運送業も指示待ち人間におすすめです。
ルート配送の仕事は、荷物を届ける場所や時間が決まっています。
さらに、業務はマニュアル化されていることがほとんどなので、自分で考えて動く必要もそう多くありません。
運送業は基本的には一人でおこなう仕事ですので、人間関係が苦手な人にも向いています。
「マイペースに働きたい人におすすめな仕事とは?」気になる方はこちらの記事も参考にしてください。
【マイペースな人必見】向いている仕事の特徴と上手に働く5つのコツまとめ:AIに仕事を奪われないように自分で考える癖をつけよう!
この記事では、指示待ち人間の特徴や改善方法について解説していきました。
指示待ち人間は、考え方や周りの対応が変わることで意識的に改善していくことが可能です。
指示待ち人間の特徴にあてはまったという方は、
- 仕事の本質的な意味や目的を考える
- 効率や成果をあげる方法を常に考える
- 疑問に思ったことは意見をあげてみる
- 仕事やチームを好きになる
これら4つの改善方法をぜひ参考にしてくださいね。
また、ルーティン化された仕事は自分で考える必要がない分、指示をもらいたい人にとっては比較的楽な仕事かもしれません。
しかし、マニュアル化された仕事は、今後AIによる自動化や効率化の影響で仕事を奪われる可能性があります。
AIに仕事を奪われないためにも、自分で考える癖をつけることが大切です。
また、自分のスキルを高めたいと感じた人は【DMM WEBCAMP】を検討してみてはいかがでしょうか?
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AIとは何か|人工知能についての基礎知識をわかりやすく解説