【完全解説】フリーランスとフリーターの違いは仕事内容だけじゃない?

公開日: 2020.06.30
更新日: 2024.01.29
フリーランスとフリーターの違い

フリーランスとフリーターって違うもの…?と疑問に思ってはいませんか?両方とも「フリー」がつくので、同じと思っている方もたくさんいます。

実際のところ、フリーランスとフリーターは異なるものです

本記事では、フリーランスとフリーターの違いや共通点について解説します。

フリーランスとフリーターの定義とは?

悩んでいる女性

そもそも「フリーランス」と「フリーター」の定義とは、どういうものなのでしょうか?

フリーランスとフリーターの違いを解説する前に、まずはその言葉の意味をお伝えします。

フリーランス

「フリーランス」とは、企業や団体に属さない働き方をする人です。

個人のスキルを活かして、複数のクライアントと契約をして仕事を行います。

  • エンジニア
  • デザイナー
  • ライター
  • カメラマン

などが、フリーランスの代表的な職種です。

また、フリーランスと混同されやすい言葉として「自営業」があります。しかし、自営業もフリーランスとは異なるものです。

フリーランスと自営業の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はご一読ください。

Pythonエンジニアに未経験でなる4つの方法【徹底解説】自営業とは?似た働き方との違いや種類

フリーター

「フリーター」とは、アルバイトやパートとして働くことで生計を立てている人を指します。

  • 正社員になれなかったから
  • やりたいことを実現させるまでの収入を確保するため

など、フリーターになる理由はさまざまです。

また、正社員よりもアルバイトの方が稼げるケースも多く、フリーターという選択をしている人もいます。


最近話題の“フリーランス”について徹底解説!
「フリーランスってどこまで自由なの?」
「実際にどんな働き方をしてるの?」
といった疑問をDMM WEBCAMPが解決します!

フリーランスとフリーターの違いとは

働いている人、カレンダー、お金、資料のイラストを盛り込んだ画像

フリーランスとフリーターは名称が似ているので、「一体なにが違うんだろう……?」と疑問に思う人も多いです。

フリーランスとフリーターは、

  • 雇用形態
  • 働き方
  • 仕事内容
  • 給与の仕組み

など、異なる点は多くあります。

ここでは、フリーランスとフリーターの違う点を解説します。

雇用形態が違う

フリーランスとフリーターは、雇用形態が異なります

フリーランスは、複数のクライアントと案件ごとに業務委託契約をしています。

一方でフリーターは、企業に非正規雇用されている状態です。

働き方が違う

フリーランスとフリーターは、働き方も違います

フリーランスは、働く場所や時間、休日などを自分で決めることが可能です。一見すると自由に思えますが、自己管理ができていないと、毎日働くことになってしまいます。

またフリーターは、会社との契約の中で決められた時間や場所で仕事をしなければなりません。

仕事内容が違う

フリーランスとフリーターは、仕事内容も異なります

フリーランスは、自身の専門知識や技術が求められる仕事が多いです。

一方でフリーターは、一度覚えたら簡単にできるような仕事を任されます。

給与の仕組みが違う

フリーランスとフリーターは、給与の仕組みも違います

フリーランスは、請けた仕事の成果に応じて報酬が支払われます。

しかしフリーターは企業に雇用されているので、時給制で給料が支払われることがほとんどです。

フリーランスとフリーターの共通点

立ち話している男性

ここまで解説したフリーランスとフリーターの違いについて、以下の表にまとめました。

フリーランス フリーター
雇用形態 案件ごとの業務委託契約 企業からの非正規雇用
働き方 働く場所や時間、休日などを自分で決められる 会社との契約の中で決められた時間や場所で働く
仕事内容 専門知識や技術が求められる仕事が多い 一度覚えたら簡単にできるような仕事が多い
給与の仕組み 成果報酬制 時給制

しかし、フリーランスとフリーターには異なる点も多いですが、共通する点もあります。

そこで今から、フリーランスとフリーターの似ているところを解説します

  1. 収入が不安定
  2. 社会的信用が低い
  3. 副業を行いやすい
  4. 自分で確定申告をしなくてはいけない
  5. 働き方が理解されづらい

順番に見ていきましょう。

収入が不安定

フリーランスとフリーターは、どちらも収入が不安定です

会社員のように、毎月の給料が決まっているわけではありません。

企業の都合や業績によっては、急に契約を切られるリスクがあります。

社会的信用が低い

フリーランスとフリーターは、社会的な信用が低いです

さきほど言ったように収入が安定していないので、

  • 住宅ローンが組みにくい
  • クレジットカードの審査に通りにくい

など、お金の面では会社員よりも大変かもしれません。

ただしフリーランスの場合は、過去の実績や収入によっては、フリーターよりも高い社会的信用を得ることが可能です。

副業を行いやすい

フリーランスとフリーターは、会社員と比べて副業を行いやすいです

近頃は、副業を認める企業も増えてきています。

でも次の理由から、本業以外の仕事をする正社員はあまり多くありません。

  • 時間的にも身体的にも、本業と副業の両立が大変
  • まだまだ副業を認めない企業も多い

フリーランスやフリーターは、仕事の時間調整ができるので副業しやすいです。

自分で確定申告をしなくてはいけない

フリーランスとフリーターは、どちらも自分で確定申告を行います

所得がある人は、国に所得税を納めることが必要です。

会社員や1つの会社だけでアルバイトをしている人なら、企業が年末調整を行ってくれます。

しかし、以下の人は自身の収入から支払うべき税金などを計算し、確定申告しなければなりません。

  • フリーランス
  • 複数のアルバイトを掛け持ちしているフリーター

働き方が理解されづらい

フリーランスとフリーターは、働き方が理解されづらい現実があります

  • 給料が不安定
  • 社会的信用が低い
  • 会社のような福利厚生がない

という点から、「その仕事で大丈夫なの……?」と周りから仕事を認めてもらえないケースも多いです。

最近は会社員以外の働き方の人も増えてきていますが、まだまだ社会的な印象がよくありません。


今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?

フリーターよりフリーランスのほうがおすすめ

メガネの男性

ここまでフリーランスとフリーターの違いや共通点について解説しましたが、目指すならフリーランスのほうがおすすめです。

フリーランスはフリーターと比べて、以下のようなメリットがあります。

  1. フリーランスの方が稼げる
  2. 案件が選べる
  3. 働き方の自由度が高い
  4. 得意なことや好きなことを仕事にできる

今から、フリーターと比較した際のフリーランスの4つのメリットを順番に解説します。

フリーランスの方が稼げる

フリーランスもフリーターも収入が不安定ではありますが、フリーランスのほうが稼ぎやすいです

フリーランスはフリーターと違い、仕事の成果に応じて報酬が支払われます。

自身のスキルが高ければ、単価をどんどん上げていくことが可能です。

一方でフリーターは時給制なので、どんなに効率よく仕事をしても、もらえるお金は変わりません。

案件が選べる

フリーランスは、自分がする仕事を選べる点が魅力です

フリーターだと働き先で合わない人がいても、お金を稼ぐために我慢をするケースもあると思います。

しかしフリーランスは以下のものを選べるので、

  • やる仕事内容
  • 仕事で関わる人

もし一緒に仕事をしていて「合わない……」と思ったら、その契約限りの関係にすることも可能です。

働き方の自由度が高い

フリーランスは、フリーターよりも働き方の自由度が高いです

フリーターは非正規で企業に雇用されている立場なので、決められた時間に決められた場所へ行って働かなければなりません。

しかしフリーランスは確かな実力があれば、

  • 仕事をする場所
  • 働く時間
  • 休みの日

など、全てを自分で決められます。

仕事に関する裁量権が全部ひとりにある点が、フリーランスのメリットです。

得意なことや好きなことを仕事にできる

会社員でもフリーターでも、「仕事は好きではないけど、生きるためにやっている……」という方も多いのではないでしょうか?

フリーランスになれば、得意なことや好きなことを仕事にできます

たとえば、

  • 文章を書くことが得意ならライター
  • デザインが好きならデザイナー
  • プログラミングが得意ならエンジニア

というように、自身の適正に合った仕事で生きていくことが可能です。

フリーランスになる方法

勉強している女性

ここまで読んで、フリーランスに興味が出てきた人もいるかもしれません。

でも、「どうやったらフリーランスになれるのかわからない……」という方もいるのではないでしょうか?

そこでここでは、フリーランスになる流れを解説します

  1. フリーランスになる目的を確認
  2. スキルを身に着ける

フリーランスになる目的を確認

もし本当にフリーランスになりたいと考えているなら、まずはフリーランスになる目的を確認しましょう。

  • フリーランスになってなにを成し遂げたいのか
  • どんな業界に携わりたいのか
  • 会社員じゃダメなのか

などを明確にしてください。

目的がハッキリとしていないと、フリーランスになってから後悔する原因になってしまいます

とはいえ「フリーランスにはどんな職種があるんだろう……?」と思う人もいるでしょう。

そんな方には以下の記事がおすすめです。ぜひ合わせて読んでみてください。

フリーランスの仕事30選をジャンル別・年収付きで紹介フリーランスの仕事とは?おすすめ職種ランキング30選!会社員との違いや準備すべき内容を解説!

スキルを身につける

フリーランスになる目的や興味のある業種が絞れたら、次は即戦力なスキルを身につけてください。

どんなに「フリーランスになりたい!」と思っても、仕事を受注できるだけの能力がないとお金を稼げません

仕事を請けるために必要なスキルを習得したければ、

  • 独学する
  • 専門学校へ行く
  • オンラインスクールを使う

など、さまざまな手段があるので、自分に合っていそうな方法を選びましょう。

しかし、現在はコロナウイルスが流行しているので、なるべく外に行かなくて済むオンラインスクールの利用がおすすめです。

フリーランス プログラマ―への近道非公開: 【最強マニュアル】フリーランスプログラマーへの近道はコレだ!

まとめ

作業中の男性

フリーランスとフリーターは混同されやすいですが、全く違うものです

フリーランスとフリーターの違いをまとめた表を、もう一度確認しましょう。

フリーランス フリーター
雇用形態 案件ごとの業務委託契約 企業からの非正規雇用
働き方 働く場所や時間、休日などを自分で決められる 会社との契約の中で決められた時間や場所で働く
仕事内容 専門知識や技術が求められる仕事が多い 一度覚えたら簡単にできるような仕事が多い
給与の仕組み 成果報酬制 時給制

また、フリーランスとフリーターなら、以下の理由からフリーランスを目指すほうがおすすめです。

  1. フリーランスの方が稼げる
  2. 案件が選べる
  3. 働き方の自由度が高い
  4. 得意なことや好きなことを仕事にできる

フリーランスになりたいなら、まずは興味のある業種を絞って、スキルを身につけるための学習を始めてみてください!

関連記事

資料請求

  • 短期集中で最速エンジニア転職を実現-転職成功者インタビュー一覧

    DMM WEBCAMPでは転職成功率98%を実現しています。本資料では、元警察官や元ラーメン屋など様々なバックグラウンドを持つ卒業生の声をお届けします。

    資料をダウンロードする
  • IT技術がもたらす3つの変化と身につけるべきスキル

    IT技術の発展により、今後10~20年程度で47%の仕事がなくなると言われています。どのような変化が訪れ、私達はどのようなスキルを身につけるべきかを解説します。

    資料をダウンロードする
  • 未経験がフリーランスエンジニアになる方法-年収アップで自由な働き方を手に入れる

    働き方改革やリモートワークの影響でフリーランスという働き方の人気は高まりつつあります。フリーランスエンジニアとして活躍するために必要な情報をお届けします。

    資料をダウンロードする

© 2024 WEBCAMP MEDIA Powered by AFFINGER5