ドローンを使ってプログラミングを学ぶメリット5選
ドローンを使ってプログラミング学習ができるのはご存知でしょうか。
「ドローンでプログラミングを学ぶメリットは?」
「おすすめのプログラミング学習用ドローンが知りたい」
と感じている方もいるでしょう。
今回は、
- ドローンでプログラミングを学ぶメリット
- おすすめのプログラミング学習用ドローン
- プログラミング学習用ドローンを学べる書籍
などについてご紹介します。
「ドローンを使ったプログラミング学習に興味がある!」という方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
ドローンでプログラミングを学ぶ5つのメリット
プログラミング学習には、書籍や動画で学ぶ、ロボットで学ぶなど、さまざまな方法があります。
「ドローンを使ってプログラミングを学ぶ」のは、あまり馴染みがないかもしれません。
ドローンでの学習には、どんなメリットがあるのか気になりますよね。
ここでは、ドローンでプログラミングを学ぶ5つのメリットをご紹介します。
- プログラミングに興味を持つきっかけになる
- プログラムの実行結果を視覚的に理解できる
- 創造的な思考力を育む
- トライ&エラーを繰り返す
- 親子でコミュニケーションがとれる
それでは見ていきましょう。
1.プログラミングに興味を持つきっかけになる
ドローンを通して、プログラミングに興味を持つきっかけが作れます。
ドローンに興味を持ち、遊びたがる子どもは多いです。
子どもはドローンを動かしながら、「どうして動くんだろう?」と疑問を持つでしょう。
そこで、プログラミングを教えてあげると、自分の好きなように動かせることがわかり、プログラミングの面白さに気づけます。
プログラミングを楽しく学ぶ入り口として、ドローンは役立ちますよ。
2.プログラムの実行結果を視覚的に理解できる
ドローンは、プログラムの実行結果が動きとして視覚的に理解できるため、自分が動かしている実感を得られます。
プログラムをすると、ドローンはそのとおりに動きますよね。
自分がプログラミングしたものが結果として現れると、嬉しいものです。
子どもは自分の思い通りにドローンを動かせることがわかり、プログラミングの楽しさを感じます。
3.創造的な思考力を育む
ドローンによるプログラミング学習で、創造的な思考力を育むことができます。
創造的な思考力とは、新しいものを生み出して考える力です。
「空中で停止させるにはどうすればいいんだろう?」「ドローン以外もプログラミングで動かせるのかな?」など、子どもは自分がやりたいことを具現化するために考えるようになります。
ドローンのプログラミング学習で身につけた思考力は、ドローン以外にも幅広く応用していけるでしょう。
普段の生活のなかでも、自分で創造的に考えられるようになりますよ。
4.トライ&エラーを繰り返す
プログラミングではトライ&エラーを繰り返します。
やってみてうまくいかないときは、また違うやり方でやってみるという考え方を身につけられますよ。
エラーにくじけなくなり、粘り強さや工夫する力を育めます。
「失敗して終わりではなく、次にどうするか」を自然と考えられるようになるでしょう。
5.親子でコミュニケーションがとれる
ドローンを使ってプログラミングを学ぶことを通して、親子でコミュニケーションがとれるようになります。
子どもは「こんなことができたよ!」と自分の成果を伝えるようになるでしょう。
親もドローンのプログラミングの話題で子どもと話しやすくなります。
また、ドローンによるプログラミング学習によって、子どもは思考力が身につくので、会話のなかで「自分はこう思う」「これってどういうこと?」など、より深いコミュニケーションをとることも可能です。
親子のコミュニケーションを通して、子どもの思考力の成長を感じられるでしょう。
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海外で注目されている「STEAM教育」とは
近年、海外で注目されているものに「STEAM教育(スティームきょういく)」があります。
「STEAM教育」とは、次の5つの領域の頭文字をとった教育観念です。
- Science:科学
- Technology:技術
- Engineering:工学
- Art:芸術
- Mathematics:数学
上記の領域を横断的に学習し、探求と想像の力を育みます。
これからの時代では、5つの領域の理解と活用が求められるのです。
ドローンプログラミングは、「STEAM教育」にも適しています。
日本の小学校でもプログラミング学習が必修に
2020年からは、小学校でプログラミング学習が必修化されました。
(出典:文部科学省 プログラミング教育)
必修化の目的は、「プログラミング的思考を身につけること」です。
プログラミング的思考について、「新学習指導要領のポイント」では次のように説明しています。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、ということを論理的に考えていく力
(出典:新学習指導要領のポイント)
プログラミング学習は、これからの未来をつくる子どもたちに必要なことです。
ドローンを通して、プログラミングに興味を持たせられるといいですね。
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プログラミング学習用ドローンおすすめ6選
ここまで、STEAM教育やプログラミング教育においてドローンが有効であることをお伝えしてきました。
ドローンを通して、子どもはプログラミング的思考を身につけることができます。
では実際に、どんなドローンを使ってプログラミング学習をすればいいのでしょうか。
ここからは、プログラミング学習用のドローンを6つご紹介します。
- Tello EDU
- Airblock
- プログラミングテトラル
- DRONE STAR
- Parrot Mambo
- CoDrone
ドローンによって特徴が異なります。
子どもに合ったドローンを選びたいですね。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.Tello EDU
『Tello EDU(テローエデュ)』は、プログラミング教育に特化した高機能なトイドローンです。
専用のTello EDUアプリをダウンロードすることで、すぐにプログラミングを始められるのが特徴。
面倒な初期設定などは必要ないので、家に届いたらすぐに遊び始められますよ。
Tello EDUでのプログラミングは、アプリから見られる公式Webで解説されています。
アプリではミッションに挑戦するストーリー形式なので、楽しく学べるでしょう。
Tello EDUでは、「Scratch」「Python」「Swift」のプログラミング言語の基礎を学べます。
また、Telloアプリをダウンロードすれば、写真やビデオ撮影、フライトモードの撮影も可能です。
公式サイトによると価格は16,800円。
Tello EDUについてさらに詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
2.Airblock
『Airblock(エアブロック)』は、プログラミングが学べる組み立て型のロボットドローンです。
「Air Mode」、「Water Mode」、「Land Mode」の3つのモードがあり、空中・水中・陸上で動かせます。
耐衝撃性が高く、あらゆる場所で遊べるので、子どもが楽しみやすいドローンです。
Makeblockという専用のアプリからプログラミングができます。
Scratchと同様に、マウス操作でパーツを配置してプログラミングできるシステムです。
購入はamazonや楽天からで、価格は変動していますが15,000円前後でしょう。
Airblockについてさらに詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
3.プログラミングテトラル
『プログラミングテトラル』は、スマホやタブレットからプログラミングできるトイドローンです。
コントローラーを使って自由自在に空中飛行を楽しめます。
また、スマホから「ビジュアルプログラミングモード」「なぞってプログラミング機能」の2つのプログラミング飛行機能が可能です。
- ビジュアルプログラミングモード:旋回・S字カーブ・宙返りなどの15種類の動作を組み合わせるだけで、自動で飛行する
- なぞってプログラミング機能:スマートフォンの画面上に、飛行したい航路を指でなぞるだけで、軌道に沿って飛行する
コントローラーにはスマホをセットでき、レバー操縦なしでプログラミングどおりに飛行させることもできます。
カメラ機能もあり、飛行しながらの写真・動画撮影もできますよ。
VRモードに切り替えて市販のVRゴーグルを使用すれば、自分が空を飛んでいるようなFPV(First Person View:ファースト パーソン ビュー)も楽しめます。
価格は14,580円です。
プログラミングテトラルについてさらに詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
4.DRONE STAR
『DRONE STAR(ドローンスター)』は、ミッションによって楽しくプログラミングが学べるドローンです。
直感的にできるビジュアルプログラミングなので、子どもも簡単にドローンの動きをプログラムできます。
飛行と同時に起動するカメラで、飛行中のドローンを撮影する機能も搭載。
思い通りに動かなかった部分について、動画を見直して検証できますよ。
自然にPDCAサイクルを回せる仕組みで、子どものプログラミング的思考を育めます。
価格は9,800円と、ほかのドローンに比べてリーズナブルです。
DRONE STARについてさらに詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
5.Parrot Mambo
『Parrot Mambo(パロットマンボ)』は、プログラミングができるコンパクトドローンです。
小型で軽量であることが特徴で、シャープなデザインとなっています。
スマホやタブレットから専用アプリを使って操作する仕組みです。
子ども向けだと「Swift Playgrounds」や「Tynker」などのアプリが対応しており、インストールして使えますよ。
ただし、日本語のガイドには、14歳未満は操作してはいけないと記載があるので、子ども遊ぶ場合は注意が必要です。
価格は13,800円となっています。
ANAFIについてさらに詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
6.CoDrone
『CoDrone』は、パーツを組み立てて自作するドローンです。
平均的なドローンが200g以上の重量であるのに対して、CoDroneはたったの37gと超軽量が特徴。
あまり有名ではなく、マニアックなドローンです。
プログラミング言語は「Arduino」「Python」を学ぶことができます。
「Arduino」はC言語ベースのプログラミング言語です。
価格は23,517円と比較的高いドローンになります。
CoDroneについてさらに詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
プログラミング学習用ドローンを学べる書籍2選
おすすめのプログラミング学習用ドローンをご紹介しました。
実際に触ってみると、たくさんの発見があるでしょう。
「もっとプログラミング学習用ドローンについて知りたい!」という方には、書籍がおすすめです。
書籍なら、プログラミング学習用ドローンについて豊富な図やイラストを用いながら、わかりやすく説明しています。
子どもも読みやすいので、親子で読むのもいいでしょう。
ここでは、プログラミング学習用ドローンを学べる書籍2選をご紹介します。
- Scratchでトイドローンをプログラミングして飛ばそう!
- 空飛ぶプログラム~ドローンの自動操縦で学ぶプログラミングの基礎
順番にご説明します。
1.Scratchでトイドローンをプログラミングして飛ばそう!
まずご紹介するのは、『Scratchでトイドローンをプログラミングして飛ばそう!』です。
プログラミング学習用ドローンに『Tello』を選んだら、この本を選んでみましょう。
本書では、ScratchによってTelloの飛び方をプログラミングする方法を解説しています。
Scratchとは、パーツをマウス操作のドラッグ&ドロップで配置してプログラミングができるシステムです。
子どもでも簡単にプログラミングができ、入門にぴったりですよ。
前半はScratch編、後半はより応用的な内容になっています。
Telloのプログラミング方法を解説している書籍は少ないので、参考にしてみてくださいね。
2.空飛ぶプログラム~ドローンの自動操縦で学ぶプログラミングの基礎
次にご紹介するのは、『空飛ぶプログラム~ドローンの自動操縦で学ぶプログラミングの基礎』です。
ドローンやプログラムの知識から、『Tello EDU』の基本操作について解説しています。
さらに、人気の言語であるPythonのプログラミングの初歩まで学べますよ。
最終的にはテキストプログラミングに挑戦できるので、本格的なプログラミングへの導入がスムーズにできます。
「ドローンからプログラミングに興味をもたせて、本格的なプログラミングへの足がかりにしたい」という方にはおすすめです。
プログラミングの学び方がわからない初心者にも適した内容となっています。
まとめ:ドローンでプログラミングを学ぶことで最先端のテクノロジーに触れられる
今回は、ドローンを使ったプログラミング学習についてご紹介しました。
ドローンはプログラミングへの興味を持つきっかけにぴったりです。
親子でコミュニケーションをとりながら、プログラミングを学ぶ機会にしてみましょう。
ドローンでプログラミング学習をすれば、最先端のテクノロジーに触れられます。
ラジコンが好きな子どもなら、ドローンで楽しく学習できるでしょう。
プログラミング学習に、ドローンをぜひ活用してみてくださいね。