Webエンジニアのスキルマップとは?最前線で活躍できる人材になるためのステップを解説
「Webエンジニアとして活躍するためのスキルを身につけたい」
「優秀なWebエンジニアになるために必要なスキルを知りたい」
と思うことはありませんか?
足りないスキルを身につけようとしても、何から学べばいいのか迷ってしまいますよね。
では、優秀なエンジニアになるために必要なスキルにはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- スキルマップを作るメリット
- Webエンジニアに必要なスキル
- スキルマップのおすすめの使い方
について詳しく解説します。
この記事を見ればスキルマップを使ったWebエンジニアのスキルの身につけ方がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Webエンジニアがスキルマップを作る3つの意義
Webエンジニアとして必要なスキルを身につけるために、まずはスキルマップを作成することをおすすめします。
なぜなら、自分に必要なスキルや足りないスキルに気付けるからです。
スキルマップを作る具体的なメリットは以下の3つになります。
- 自分のできることがわかる
- 課題・改善点を把握できる
- これから目指す方向性を理解できる
それぞれ具体的に解説します。
1.自分のできることがわかる
スキルマップを作ることで、現在のスキル取得度がわかります。
スキルマップによって自分のスキルを可視化できるからです。
たとえば、以下の自分の現状に気付けます。
- まだプログラミングの基礎が身についていない
- HTMLとCSSはある程度理解できるから簡単なWebサイトは作れる
- フロントエンドのスキルはあるけどバックエンドのスキルがない
スキルが明確になることで、いまの自分にどんな仕事ができるかがわかります。
2.課題・改善点を把握できる
自分のできることがわかると、次に学ぶべきスキルも見えてきます。
というのも、スキルマップのおかげで自己分析できるからです。
たとえば、以下の課題や改善点に気付けます。
- 基礎が身についていないので、まずはHTMLとCSSを学んでみよう
- HTMLとCSSはある程度理解したから、JavaScriptの勉強をしよう
- PHPの基礎が理解できたから、Pythonの学習を始めよう
スキルマップから自分に足りないスキルが見つかり、次に何を学習すべきかがわかります。
3.これから目指す方向性を理解できる
スキルマップがあれば、Webエンジニアとしての方向性も見えてきます。
なぜなら、Webエンジニアの仕事はさまざまで、必要なスキルも異なるからです。
Webエンジニアの仕事は大きく2種類あります。
- サイトのデザインやレイアウトを開発する「フロントエンドエンジニア」
- サーバーやデータベースを開発する「バックエンドエンジニア」
スキルマップを作ることで、自分のスキルにあった仕事が理解できます。
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Webエンジニアのスキルマップ(全体編)
まず、フロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニア両方に共通したスキルをおさえてください。
なぜかというと、共通するスキルはプログラミング全般を学ぶうえで必要な能力とも言えるからです。
たとえば、以下のスキルです。
- プログラミングの基礎スキル
- HTML
- 各種フレームワーク・ライブラリ(jQuery・React.js・Node.jsなど)
フロントエンドとバックエンドでは使用する言語は違います。
ですが、使用言語が異なっていても上記のスキルはどの言語を学ぶうえでも役に立ちますので学習して損はありません。
Webエンジニアのスキルマップ(フロントエンド編)
フロントエンドエンジニアに必要なスキルを紹介します。
具体的には以下の7つです。
- HTML・CSS
- JavaScript
- jQuery
- Ajax
- SEO関連の情報
- サーバーサイドレンダリング
- ビルドツール
下に行くほど難易度が高くなっていきます。
そのため、Webエンジニア初心者・未経験者の方は「1.HTML・CSS」から始めてください。
1.HTML・CSS
HTMLはウェブサイトの根幹となる文字や画像を入れられる言語です。
CSSはHTMLで入力した文字や画像の大きさを変えたり色を付けたりできる言語です。
HTMLとCSSをマスターすれば、以下のことができるようになります。
- Webサイトを綺麗に装飾して見やすくできる
- 装飾を一括変更できるので管理が簡単
フロントエンドエンジニアになるための基礎スキルのため、最初に身につけてください。
2.JavaScript
JavaScriptはブラウザ上でWebサイトに動きをつける言語です。
JavaScriptを学習して得られるスキルは以下のとおりです。
- 画像や文字を拡大できる
- アニメーションが作れる
- ポップアップウィンドウが作れる
HTMLとCSSで作ったWebサイトに動きをつけることで、より使いやすくなります。
【初心者向け】Javascriptを使う方法とは?HTMLへの埋め込みと読み込みをわかりやすく解説3.jQuery
jQueryはJavaScriptをより使いやすくするためのライブラリです。
ライブラリとは、よく使うプログラムや機能をひとつにまとめたファイルのことです。
jQueryを使うメリットは以下のとおりです。
- ソースコードを短縮できる
- プラグインが豊富で使いやすい
- スライドショーを作るのが簡単
- ほとんどのブラウザに対応している
jQueryを使いこなすことで、Webエンジニアとしてより効率的に作業できるようになります。
4.Ajax
Ajaxとは、JavaScriptでサーバーとの通信を非同期で行う技術のことです。
ページを遷移せずに情報が更新されるのでスムーズにやりとりできます。
Ajaxをマスターすれば、以下のことができるようになります。
- ページ遷移不要で無限にスクロールできる
- 非同期なので地図の拡大縮小ができる
- ページの一部分だけ更新できるので処理速度が速い
JavaScriptやjQueryが使えるようになってきたら、Ajaxについても少しずつ学習していきましょう。
5.SEO関連の情報
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。
わかりやすく言うと、Googleなどの検索エンジンにWebサイトの中身を評価してもらい、検索結果の上位に表示させるマーケティング施策です。
SEOを学ぶことで、以下のメリットがあります。
- 自社のWebサービスを幅広く届けられるスキルが身につく
- 検索エンジン側の意図が学べる
- 検索エンジンに高評価されるWebサイトが作れるようになる
つまり、SEOはサイトを開発するフロントエンドエンジニアが学んだほうがいい考え方です。
6.サーバーサイドレンダリング
サーバーサイドレンダリング(SSR)とは、ブラウザ上ではなくサーバー上でWebページのレンダリング(プログラミングによる生成)をする技術のことです。
HTMLやCSS、JavaScriptなどのクライアントサイドで表示した機能を、PHPやRubyなどのサーバーサイドでも使えるようにできます。
サーバサイドレンダリングが使えるようになると、以下のメリットがあります。
- SNSのシェアに対応できる
- 初期ページを速く表示できる
サーバーサイドレンダリングをすることで、より便利なシステムの構築ができます。
7.ビルドツール
ビルドツールとは、求められる環境で動作するアプリケーションを自動で作成するプログラムのことです。
具体的には、以下のようなツールがあります。
- Ant
- Maven
- Gradle
大規模プロジェクトを担当するWebエンジニアにとって、ビルドツールを使って自動化することで作業を効率的にできるというメリットがあります。
また、もし「もっと基礎的な部分からプログラミングを学習したい」と感じた方には、プログラミングスクールがおすすめです。
受講料はかかってしまいますが、短期間で効率よくプログラミングスキルを習得することが可能です。
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また、学習を進めていく中で分からないことが出てきたときは、 チャットもしくはビデオ通話でメンター(講師)に好きなだけ質問をすることができます。
オンラインと教室受講のどちらも可能なので、あなたのライフスタイルに合わせて好きなコースを選択してみてください。
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Webエンジニアのスキルマップ(バックエンド編)
続いて、バックエンドエンジニアに必要なスキルを紹介します。
具体的には以下の7つです。
- PHP
- Python
- Ruby
- Linux
- MySQL
- セキュリティ対策に関するプログラミングスキル
- AI
下に行くほど難易度が高くなっていきます。
そのため、Webエンジニア初心者・未経験者の方は「1.PHP」から始めてください。
1.PHP
PHPとは、動的なコンテンツを生成できるサーバーサイドのプログラミング言語です。
PHPをマスターすれば、以下のことができるようになります。
- 掲示板や問い合わせフォーム、ECサイトの開発ができる
- WordPressを使ってWebサイトが構築できる
PHPは構造がシンプルで、HTMLに直接組み込めることもできるので初心者・未経験者におすすめの言語です。
2.Python
Pythonとは、プログラミング初心者向けの短いコードで簡潔にプログラミングを書ける言語です。
文法が簡単なので学習しやすいほか、ライブラリが豊富にあるので効率的なプログラミングが可能です。
Pythonが使えるようになると、以下のことができるようになります。
- Webアプリケーションの開発
- ビッグデータの解析
- 人工知能の開発
初心者に優しい言語なので、PHPをマスターしている方はPythonの学習がおすすめです。
Pythonでできることとは?初心者が学ぶ方法と仕事への活かし方を解説3.Ruby
Rubyとは、PHPやPython同様シンプルで書きやすく読みやすいコードなので非常に学習しやすいプログラミング言語です。
日本人が開発した言語なので、日本語の解説サイトが豊富なのも特徴です。
Rubyをマスターすれば、以下のことができるようになります。
- アプリの開発ができる
- Webサイトの制作ができる
- Ruby on RailsというWebアプリケーションのフレームワークが使える
Rubyを学習してRuby on Railsが使えるようになると、エンジニアはプログラミングをいちから始める必要がなくなり、作業効率が大幅に改善されます。
4.Linux
Linuxは、Mac OSやWindowsなどと同じOSの一種です。
OSとはパソコンやスマートフォンにとっての必須システムであり、OSがないと動きません。
Linuxを学習すると、以下のことができるようになります。
- 新しいOSを開発できる
- 企業などの大規模な基幹システムの運用や開発ができる
- ロボットや家電に搭載するシステムの開発ができる
Linuxは無料でOSを開発できるだけでなく安全性も高いため、自由に開発できます。
5.MySQL
MySQLとは、無料で利用できるデータベース管理システムです。
データの利用や更新、削除ができる初心者でも使いやすいソフトウェアです。
MySQLを使えるようになると、以下のことができるようになります。
- 低コストでデータ管理できる
- アクセス数の多いWebサイトやシステムに対応できる
コストをかけずに効率よくデータ管理できるのでおすすめです。
6.セキュリティ対策に関するプログラミングスキル
プログラミングを学ぶうえでセキュリティ対策は欠かせないスキルです。
なぜなら、情報が漏洩して悪用されないためにセキュリティの高いシステムを作ることがプログラミングには必要だからです。
セキュリティ対策には、以下の言語を学んでおくといいです。
- C言語
- C++言語
これらの言語はコーディングの難易度は高いものの、身につければセキュリティ面を配慮したコードが書けるようになります。
7.AI
AI(Artificial Intelligence)とは、人間の知能と同じようなものをコンピュータによって作り上げる技術のことです。
身近な例でいうと、音声アシスタント機能や自動運転技術などが挙げられます。
AIに関するスキルが身につくと、以下のことができるようになります。
- 顔認証機能の導入
- 精度の高い未来予測
- オリジナルプログラムの開発
AIに関わるエンジニアの需要は日本だけでなく世界中で増えているので、今後も活躍の場が広がっていく分野です。
スキルマップを最大限活用するためのおすすめの使い方
スキルマップを作成したら、それを活かす方法について考えましょう。
というのも、スキルマップは作るだけでなく実際に活用することで効果を発揮するからです。
スキルマップのおすすめの使い方は以下の2つです。
- プロジェクトの編成
- 学ぶべきスキルの見える化
それぞれ詳しくご説明します。
1.プロジェクトの編成
スキルマップは個人で使うだけでなく、チーム全体で使うことでより大きな効果を発揮します。
エンジニアによって得意なスキルは異なるからです。
エンジニアごとのスキルをスキルマップで把握できるようになると、以下のメリットがあります。
- どの仕事を誰に任せると最大の成果を出せるかわかる
- 人員に過不足がないか明確になる
- プロジェクトに必要なスキルが揃っているか確認できる
個人のスキルアップのためにスキルマップを作成するだけでなく、プロジェクトの編成のために使うことで、より生産性の高いプロジェクト編成ができます。
2.学ぶべきスキルの見える化
スキルマップを作成すると、自分が次にどんなスキルを学ぶべきかがわかります。
なぜなら、チーム内の誰にどんなスキルが不足しているかが一目瞭然だからです。
たとえば、学ぶべきスキルが見える化されると以下のようなメリットがあります。
- 自分に足りないスキルを学ぶ意欲が湧く
- チームとして何が足りないかわかる
- チームに足りないスキルを学ぼうと努力する
個人だけでなく、プロジェクトチームとしてお互いのスキルを高めあうことが可能になります。
自分には足りないスキルの学習方法3選
自分に足りないスキルがわかったら、それを学ぶことが大切です。
その理由は、自分の成長につながり、チームとして活躍できる幅も広がるからです。
今回は、どのように学習すればいいのかを3つご紹介します。
- 足りないスキルについて解説された書籍から学ぶ
- Q&Aサイトで相談してみる
- プログラミングスクールを受講し、講師に直接教えてもらう
それぞれ詳しく解説します。
1.足りないスキルについて解説された書籍から学ぶ
まずは書籍を読んで足りないスキルを補いましょう。
なぜなら、必要な情報が必要な順番で書かれているため学習しやすいからです。
書籍で学習するメリットは以下のとおりです。
- 信頼度が高い情報をインプットできる
- コストパフォーマンスがいい
- どこでも簡単に学習できる
エンジニアは常に新しい情報を学ぶ必要があります。
そのため、書籍から学ぶことはおすすめの学習方法と言えます。
2.Q&Aサイトで相談してみる
書籍を読んでもわからない内容はQ&Aサイトを使うと解決につながります。
実際のエンジニアから具体的な解決策を学べるからです。
たとえば、以下のサイトがあげられます。
- teratail:ユーザー名・アドレス・パスワードだけで簡単に登録可能。質問テンプレートあり
- stackoverflow:ユーザー登録しなくても利用可能。日本語版・英語版がある
- Tech Me:ビデオチャットで現役エンジニアに質問可能。ただし有料(登録自体は無料)
自分で調べても解決しない場合は、Q&Aサイトを使って学習するのがおすすめです。
3.プログラミングスクールを受講し、講師に直接教えてもらう
書籍やQ&Aサイトを使っても問題が解決しない場合は、プログラミングスクールの受講を検討してみてください。
というのも、プロの講師から直接学べるので問題をすぐに解決できるからです。
プログラミングスクールを受講することで得られるメリットは以下のとおりです。
- わからないことを講師にすぐに質問できる
- 学習を習慣化できる
- 同じ志を持った仲間と学ぶことでモチベーションが上がる
自分で調べる時間がもったいないと感じる人や不足しているスキルを一気に身につけたい人は、プログラミングスクールを受講することで効率よく学習できます。
まとめ:スキルマップはWebエンジニアとして足りない要素を割り出せるツール
活躍できるエンジニアになるにはスキルマップを作り、それに沿って学習することが大事だとわかりました。
今回の記事をまとめると、以下のようになります。
- どんなエンジニアを目指すかによって学習するスキルは異なる
- スキルマップを作ったら、自分に足りないスキルが見える化される
- 不足しているスキルが多ければ、プログラミングスクールに通うのも一案
スキルマップを作ると、自分に足りないスキルがわかります。
足りないスキルは、書籍やQ&Aサイトで調べて学習しましょう。
もしスキルマップを見返して不足しているスキルが多いと感じたら、プログラミングスクールに通ってプロの講師に教えてもらうこともおすすめします。