第二新卒に必要なスキルとは?あると役立つ「5つの力」を徹底解説
「第二新卒に必要なスキルってあるのかな?」
「そもそも第二新卒にスキルは必要なのかな?」
と思うことはありませんか?
転職しようにも、たくさん情報がありすぎて迷ってしまいますよね。
では、第二新卒が転職を成功させるためにはどのようなスキルが必要でしょうか?
そこで今回は、
- 第二新卒で必要なスキル
- 第二新卒ならではの、おすすめ業界
- 転職を成功させる具体的な方法
- 意識すべき面接対策
について詳しく解説します。
この記事を見れば、あなたに最適な企業と、転職に必要なスキルが明確になります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそも第二新卒とは?その定義と3つの視点から解説
第二新卒という言葉には、明確な定義はありません。
「大学卒業後の新卒者と分類するための造語」と考えられています。
ここでは、第二新卒について3つの視点で解説します。
- 年齢で見た「第二新卒」
- 「既卒」との違い
- 企業から見た第二新卒のイメージ
採用側の企業も使用する言葉ですので、その意味についてはしっかりと理解しておきましょう。
1.年齢で見た「第二新卒」
一般的に、第二新卒は「新卒で入社した3年未満の求職者」を指します。
そのため「どんな人が第二新卒になるか?」については以下のパターンが考えられます。
- 4年生の大学卒業生なら25歳まで
- 大学院卒業生なら27歳まで
ただし、第二新卒の定義は転職サイトによって違います。
転職サイトごとに「第二新卒の年齢記載」があるので確認しましょう。
2.「既卒」との違い
既卒を一言で言うと社会人経験があるかないかです。
具体的な既卒については以下のパターンが考えられます。
- 卒業してからしばらく時間が経過している
- 高校や大学などを卒業後、一度も社会人経験がない
既卒も、第二新卒と同様に明確な定義はありません。
上記のように社会人経験があるかないかで判断しましょう。
3.企業から見た第二新卒のイメージ
基本的に、第二新卒は転職に有利と言われており企業も積極的に採用しています。
なぜなら、第二新卒には以下のような強みがあるからです。
- 社会人マナーや研修を受けており、一定のビジネススキルを持っている
- 前職での経験を活かせる
- 明確な目標やビジョンを持って転職している
第二新卒ならではの強みがあるので、企業も積極的に採用をしています。
企業からのイメージは良いので、事前に情報を整理しておきましょう。
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第二新卒で必要なスキルを5つ紹介
基本的にスキルが無くても転職できます。
しかし、スキルはあった方が転職活動に有利なのでここでは5つ紹介します。
- 基本的なビジネススキル
- IT関連のスキル
- コミュニケーションスキル
- 論理的思考力
- プレゼンテーション力
それぞれ、どのようなスキルなのかを理解して転職に役立てましょう。
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1.基本的なビジネススキル
第二新卒は少なからず社会人経験があるため、新卒者研修で学ぶようなビジネススキルができると期待されています。
逆に言うと、第二新卒で基本的なビジネススキルが無いと「前職では何をしていたんだ?」と採用側の企業から不信感を抱かれてしまいます。
基本的なビジネススキルは以下のものがあります。
- 身だしなみ
- 言葉遣い
- 電話の取り方
- 名刺の渡し方
ビジネススキルがあることで得られるメリットに対して、無いことで生じるリスクの方がはるかに大きいです。
新卒のようなフレッシュさや元気も大事ですが、最低限のマナーはあらかじめ身に付けておきましょう。
2.IT関連のスキル
基本的なビジネスマナーと並んでもっていた方が良いのは、IT関連のスキルです。
今やパソコンを利用した業務が当たり前となっています。
特に、以下の資格は企業からの信頼も厚いです。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
第二新卒で上記の資格を持っていれば、意欲を持って転職活動をしているというイメージを持ってもらえます。
3.コミュニケーションスキル
第二新卒が就職活動をする場合は、コミュニケーションスキルが問われるケースが多いです。
なぜなら、新卒に比べて社会経験を積んでいる分、学生レベル以上のコミュニケーション能力を期待されているからです。
企業が求めるコミュニケーションスキルに以下のものがあります。
- 相手の伝えたいことを把握する能力
- 頭の中を整理して分かりやすく話す能力
- どの世代の人でも会話できる能力
採用する企業側は、第二新卒に対して一から教育する手間が省けるという点でも、コミュニケーションスキルを重要視しています。
4.論理的思考力
状況を分析して現実的な解決策を考えたり、解決策を分かりやすく説明したりする能力を論理的思考力と呼びます。
ビジネスシーンで「結局、何を言いたいの?」と言われないように、分かりやすく相手を納得させる重要なスキルです。
論理的思考力によって、以下の力を得られます。
- 問題解決力の向上
- コミュニケーションスキルの向上
- プレゼンテーション力の向上
聞き手に「結局、何を言いたいの?」と言われない、物事や考えをわかりやすく伝えるための論理的思考力を身につけましょう。
5.プレゼンテーション力
「物事を論理的に伝え、行動してもらう」ためのテクニックのことをプレゼンテーション力と言います。
プレゼンテーション力が高い人は、相手のことを納得させる力があるので、どの会社からも重宝される存在になります。
そんなプレゼンテーション力を身につけるために必要な能力は以下のとおりです。
- 相手にイメージさせる能力
- 数字などを用いて論理的に説明する能力
- 企画力
プレゼンテーション力は、全ての業界で活かせるスキルです。
特に、目に見えにくいサービスを扱っているIT業界では、論理的なプレゼンテーション力ができると重宝されます。
努力さえすれば、誰でも身につけることができるスキルですので、自分の武器にしましょう。
第二新卒で狙い目の市場3選
近年、第二新卒を採用しようとポテンシャル採用に乗り出す企業が増えています。
ポテンシャル採用とは「応募者本人の潜在能力を重視する採用方法」のことです。
ここでは、第二新卒で狙い目の市場3選を紹介します。
- IT業界
- コンサルティング業界
- 広告業界
ポテンシャル採用を行う企業は柔軟な思考を持っているので、チャレンジ精神がある第二新卒との相性も良いはずです。
第二新卒の転職検討者はぜひ参考にしてみてください。
1.IT業界
今後、最も需要がある狙い目の市場はIT業界です。
なぜなら、市場が拡大し続けているので多くの企業が新しい人材を求めているからです。
IT業界で求められるスキルは以下のものが挙げられます。
- プログラミングスキル
- 学習意欲
- 情報収集力
ベースの知識があれば即戦力になりやすいエンジニアは、第二新卒ポテンシャル採用の求人が多く見受けられます。
【第二新卒向け】未経験でもプログラマーになるためのステップ2.コンサルティング業界
コンサルティングとは「企業のさまざまな経営上の課題を明らかにし、解決するための助言をする」ことを指します。
第二新卒は、最低限のビジネスマナーがあり、若くて体力があるのでコンサルティング業界に向いています。
コンサルティング業界に向いている人の特徴は以下の通りです。
- 体力がある
- メンタルが強い
- 集中力がある
- 論理的思考力がある
- コミュニケーションスキルがある
コンサルティング業界は、とてもやりがいのある仕事なので上昇志向が強い人には向いてる仕事です。
3.広告業界
中途採用で未経験の場合、転職はかなり厳しいのが広告業界です。
しかし、新卒と同じ扱いで教育できる第二新卒に対しては、積極的に採用を行っています。
世の中のトレンドが著しく変化していることから、今まで社内になかったスキルや能力を求めているからです。
第二新卒が広告業界へ転職するメリットは以下の通りになります。
- 若手ならではの柔軟な発想力が役立つ
- 若手でも活躍しやすい業界
- キャリアアップに繋がる
広告業界も第二新卒に対してポテンシャル採用をおこなっています。
ぜひ、参考にしてみてください。
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第二新卒が最適な企業へ転職成功するための5つの方法
転職成功は、その企業に転職して自分の目指すキャリアが叶うかどうかです。
年収や条件が良くなること、あるいは大企業に入ることでもありません。
転職市場から見て価値ある人材の第二新卒でも、やり方を間違えると転職に失敗するので注意しましょう。
ここでは、転職に成功するために必要なポイント5つを以下にまとめました。
- 「明確な転職理由」を持つ
- 転職しやすい時期を見据える
- 「これだけは譲れない」という条件を決める
- 退職・転職のスケジュールを明確にする
- 大手ばかりを狙わない
第二新卒の強みの一つは、一度就職した経験から、より深い自己分析や企業分析が行えるという点です。
転職活動をする中で本質を忘れてしまわないように、自分に問いかけながら5つの方法を実践してみてください。
1.「明確な転職理由」を持つ
転職したい理由を具体的に可視化して、その中でポジティブに変換できるものを見つけて整理しましょう。
ネガティブな理由で転職活動をすると、面接時に「同じ理由でうちの会社も辞めてしまうのでは?」と思われてしまうからです。
たとえば、以下のようにネガティブな意見をポジティブな意見に変えるだけで印象は全く変わります。
- 「仕事が多すぎてつらい」ではなく「たくさん仕事を任されている」
- 「上司が決断してくれない」ではなく「上司が自分に任せてくれた」
上記に加えて、以下のような転職に対する熱意も書き出してみましょう。
- 自分が本当に好きな仕事
- やりたい仕事
- 実は得意だったこと
- 思いがけず評価されること
- 仕事に対する考え方
- キャリアビジョン
- なりたい自分像
第二新卒を採用するときに「入社してもまた辞めるのではないか?」と企業側は心配しています。
企業側の不安を取り除くには、自分の転職する理由を明確にして熱意を伝えるのがとても重要です。
しっかりと書き出してみましょう。
2.転職しやすい時期を見据える
特に転職しやすいのが、応募したい会社の期が変わるタイミングです。
会社は新しい期が始まるときまでに人員計画に沿って人員を確保するため、その前に求人が出やすくなっています。
4月は期が変わるタイミングでもあり、新卒が入社する時期です。
そのため、4月入社が多く、同期が多くなるというメリットがあります。
まとめると、以下の通りです。
- 期が変わるタイミング:4月、9月(※外資系だと1月の約2~3ヶ月前)
- ボーナス後数ヶ月のタイミング:12月~2月、7月~9月などの約2~3ヶ月前
できれば就職後2~3年が経過して、ある程度ビジネスの素養ができたタイミングで、4月や9月に転職することを考えます。
そこから逆算して転職活動するのがいいでしょう。
引き継ぎ期間は1ヶ月程度見ておくと安心です。
3.「これだけは譲れない」という条件を決める
一度社会人を経験すると、働き方や会社に対して何があれば妥協でき、何が譲れないことなのかが分かります。
しかし、転職することで自分が希望する全ての条件が叶うとは限りません。
そこで、これだけは譲れないという条件を3つ程度に絞り、その条件に合う会社かどうかを判断してみましょう。
例えば、未経験でIT業界に転職を考えた場合の条件が以下3つに絞れたとします。
- 年収(賞与の有無)
- 勤務地
- 休日や残業
このような場合だと、やりがいよりも、収入面や休日を重要視していることが分かります。
一度、紙などに書き出してみましょう。
優先順位を決めて条件を決めなければ、いつまでたっても決断が出来ない状況に悩んでしまいます。
4.退職・転職のスケジュールを明確にする
転職活動の成功は、スケジュール管理が大きなカギを握っています。
転職活動を続けるほど、理想が高すぎてしまったり、判断基準の軸が揺らいだりして、どの決断が正しいのかわからなくなってしまいます。
そのため、自分の中で明確なゴールを定め、そこに向かうための具体的なスケジュール作成をしましょう。
在職中で、退職と転職のスケジュールを組むとしたら以下を参考にしてください。
- 退職の申し出が退職希望日の何ヶ月前までに必要なのかを確認
- 転職先への入社希望日や引継ぎスケジュールを決める
離職中の場合は、以下のようにスケジュールを組んでみましょう。
- 転職活動のゴールを「最も行きたい会社の内定が決まったら」という結果で設ける
- もしくは明確な日付を決める
何のための転職活動か迷わないように、退職・転職のスケジュールを明確にしましょう。
5.大手ばかりを狙わない
大手企業はライバルだらけなので、転職に苦戦します。
自分に合った企業はどんな働き方ができて、どんなスキルを身につけられるのか?
転職活動を始める前にしっかりと考えてみましょう。
以下の質問を自分に投げかけることで、自ずと答えが見えてくるはずです。
- 「私は、なぜ今の会社を辞めたいと思ったのか?」
- 「今志望している企業に入社すれば、私の悩みを解決できるのか?」
- 「私の目指すキャリアは、本当に転職先の企業で身につけられるのか?」
大手企業の場合、年収や福利厚生が魅力のひとつでもあります。
ただ、組織として運営するので第二新卒の方が入社してからスキルを身につけるまでに時間がかかります。
あなたの目指すキャリアは時間がかかっても問題ない目標になっていますか?
その点まで考えて転職活動をすれば、自分に合う企業を見つけられるようになるはずです。
第二新卒が意識すべき面接対策3選
第二新卒の面接では「退職理由」などの、新卒の面接とは違った質問をされます。
面接官へ伝える内容次第では、印象が大きく変わってしまうので気を付けましょう。
特に気を付けてほしいことを以下の3つにまとめたので、それぞれ解説していきます。
- ポジティブな退職理由を用意しておく
- 前職で得たスキルは何かまとめておく
- 「その企業でしか実現できない転職理由」を用意する
上記3点をしっかり押さえて、面接対策をしましょう。
1.ポジティブな退職理由を用意しておく
第二新卒の面接では、必ず「新卒時に入社した会社の退職理由」を聞かれます。
面接官としても「うちの会社もすぐに辞めてしまわないか?」と思っているからです。
そこで「ネガティブ」な退職理由でも「ポジティブ」に伝えることを意識しましょう。
具体的には以下の3点です。
- 前向きな言葉で伝える
- 他者の責任にしない
- できるだけ具体的に伝える
具体例を以下に記載したので参考にしてください。
- ネガティブな退職理由
「飛び込み営業で新規開拓をやりたくない」 - ポジティブな退職理由
「新規開拓のみをしており、お客さまとの時間を割けないのが悩みでした。もっと、お客さまと向き合う仕事をしたく転職を決意しました。」
まずは、不満の原因を書き出してみましょう。
書き出すことで、自分の「仕事に対しての価値観」や「やりたいこと」が見えてきます。
そうすれば、退職理由をポジティブに表現しやすくなります。
2.前職で得たスキルは何かまとめておく
自分が持っているスキルを書き出してみましょう。
スキルは、面接官へのアピールに有効です。
ほかには、前述の「第二新卒で必要なスキルを5つ紹介」にある、以下のスキルがあればかなり有利になります。
- 基本的なビジネススキル
- IT関連のスキル
- コミュニケーションスキル
- 論理的思考力
- プレゼンテーション力
どのスキルも努力することで身につきますので、日常生活に取り入れて練習しましょう。
3.「その企業でしか実現できない転職理由」を用意する
面接では「志望動機や志望理由」について必ず聞かれます。
「その企業でしか実現できない転職理由」を明確に回答できれば、採用担当者からの評価は高まります。
「第二新卒で狙い目の市場3選」でも紹介したように、ポテンシャル採用をしている企業が多いです。
そのことから、採用担当者は以下のことを重要視しています。
- 熱意
(仕事へのやる気や、これからどう活躍していきたいのか) - 成長意欲
(入社後はどれだけの成長が見込めるか)
例えば、以下のような具体例を挙げます。
AとBであれば、どちらがより熱意や成長を感じますか?
- A
「入社後は経理の勉強を毎日頑張ります」 - B
「御社の経理部門に就くために、11月の日商簿記試験2級合格を目指し勉強しています」
どう考えても、Bの方が仕事への熱意と成長性を感じます。
どんな小さなことでもいいので、何か行動をしてみましょう。
目標に向かって行動ができる自分になれることは、入社後も自ら努力し続けることができると面接官に伝えることができます。
まとめ:前向きな転職理由を伝える力が第二新卒には必要
第二新卒は新卒以上にポジティブな退職理由が求められます。
なぜなら、どの企業もやる気がある前向きな人材を求めているからです。
最後にまとめると、第二新卒には以下のことが求められます。
- 5つのスキルを身につけた方が転職に有利
- ポテンシャル採用をしている企業が狙い目
- 大手企業ばかりを狙わず、自分のやりたいことと一致している企業を見つける
- 常に前向きな姿勢であること
この記事で紹介した内容は全て、毎日の努力で身につけられます。
ぜひ、できることから日常生活に取り入れて転職活動に役立ててください。