【CSS入門】a要素をCSSでデザインするには?基本から応用まで解説
Webサイトには、クリックをすると別ページが開くリンクというものがありますね。
このリンクは、a要素を使って作成されます。
a要素には、色や下線など、初めから設定されているデザインもあり、扱いづらいと感じている方もいるのではないでしょうか?
今回は、a要素をCSSでデザインする方法をきちんと理解したいという方のために
- よく使うCSSプロパティについて
- 疑似クラスでの設定方法について
- ボタンリンクの作り方について
以上の項目に沿って、解説していきますね。
この記事を読めば、a要素をCSSを使ってデザインする方法が分かるようになりますよ。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
a要素をCSSでデザインするには?
a要素はHTML文書内で以下のように記述します。
<a href="#">詳細はこちらへ!</a>
「#」の部分には、リンク先のURLやパスなどを書きます。CSSで何も設定していない場合、テキストは青く、下線が足されます。
文章の一部がテキストリンクである場合、基本的にはこの色と下線の設定をCSSで行います。
それぞれの指定方法を解説していきましょう。
リンクの色を変える
テキストリンクの色はデフォルトでは青くなっています。
CSSを使って、要素内のテキストの色を変更してみましょう。
a {
color: skyblue;
}
色の変更はcolorプロパティを使います。今回は、skyblueに変更してみました。
まったく別の色にしてしまうと、リンクだと認識されずに素通りされる可能性が高まります。
別の色を使いたい場合には、下線を消さないままにするなど、リンクだとわかるような工夫をしておきましょう。
テキストの下線を削除する
テキストリンクの下線を消す方法を紹介します。
a {
text-decoration: none;
}
下線を消すにはtext-decorationプロパティを使います。これをnoneにすることで下線を消すことができます。
また、「text-decoration:underline」と指定することで下線を付け足すことができます。
このtext-decorationは他の要素にも使用できますが、混乱を招くことがありますので、あまり使用を推奨しません。
基本的にはa要素の下線を消すために利用しましょう。
疑似クラスを指定する
マウスホバー時に色を変えるなど、a要素は疑似クラスを使った設定をすることが多いです。
a要素で用いられる疑似クラスについて解説していきましょう。
よく使われる疑似クラスについて
a要素で用いられる疑似クラスは、以下の4つです。
- :link「未訪問のリンク」
- :visited「訪問済みのリンク」
- :hover「マウスカーソルが乗った状態」
- :active「要素をクリックしてから離すまでの間」
a{
color: blue;
text-decoration: none;
}
a:visited{
color: green;
}
a:hover{
color: skyblue;
text-decoration: underline;
}
上記コードでは、最初、テキストリンクは青く、マウスを乗せると水色に変わり下線がつきます。
一度クリックした後は、訪問済みとなるため、テキストリンクは緑色になります。
基本的なボタンリンクの作り方
ここまで、テキストのリンクについて解説してきました。
ボタンの形のリンクもよく見かけますよね。簡単なボタンを作成してみましょう。
<a href="#">ここをクリック</a>
a{
padding: 7px 13px;
background: green;
text-decoration: none;
color: white;
font-weight: bold;
border-radius: 15px;
transition: 0.3s;
}
a:hover{
background: skyblue;
}
ボタンの背景色を緑にして、文字を白くしました。
border-radiusは、角丸にする指定ですね。そのほかに、余白などを使ってボタンの形を作っています。
transitionはCSSアニメーションの設定を行うプロパティです。
上記では、0.3秒かけて変化するようにしています。一瞬で切り替わるのではなく、ふわっと切り替わる様子が確認できるかと思います。
ボタンの形状やマウスホバーしたときの変化の仕方を変えるなどして、色々と試してみてくださいね。
まとめ
今回は、a要素をCSSを使ってデザインする基本的な方法から、ボタンリンクの作り方まで解説してきました。
疑似クラスを使って、状態によってスタイルを変える方法も紹介しましたね。
a要素は、HTML/CSSを勉強する上で大事な知識となりますので、早めのうちにマスターしておきましょう。
学習する上で、今回の記事が参考になれば幸いです。