WordPress制作の料金相場|コーディング代行会社の依頼方法と選ぶポイント3選

公開日: 2022.07.19
更新日: 2024.01.31
wordpress コーディング 相場

「自社で作業をおこなえないのでWordPress制作を依頼したい」
「Web制作会社とフリーランスの相場はどのくらいの金額だろう」

と思うことはありませんか?

最近はインターネット上でWeb制作会社を探せるほか、クラウドソーシングサービスを使うとフリーランスなどの個人に依頼ができるので、外注先を迷ってしまいますよね。

では、料金相場がさまざまな場合は何を基準に決めていけばいいのでしょうか。

そこで今回は、

  • WordPress制作にかかる料金相場
  • コーディング代行会社を選ぶポイント
  • WordPress制作代行の依頼の流れ

について詳しく解説します。

この記事を読めば、WordPress制作にかかる費用がわかり、サイトの目的に合った制作依頼がおこなえるようになります。

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

WordPress制作の料金相場

WordPress制作の料金相場

WordPress制作を自力でおこなわず、制作会社やフリーランスに外注する場合、まずは見積もり依頼をします。

しかし、実際の金額は受注者側でバラバラです。

会社や個人によって得意分野や、制作会社のレベルに応じた価格相場、ほかにもサイトの事業規模によっても異なってくるからです。

ここでは、一般的なWeb制作の相場を制作会社とフリーランスで比較しています。

制作会社 10~100万円
・小規模サイト10~30万円程
・オリジナルデザインを作る場合30~80万円程
・大規模サイト80万円~
フリーランス 5~30万円
・WordPressサイトの立ち上げだけであれば5万円程
・ページ制作やデザインカスタムを含む場合は30万円程

WordPress制作にかかる主な費用7選

WordPress制作費用は、求めれば求めるほど上がるものです。

とくに、制作会社の場合は多くの人によって作られているため、スタッフを稼働させるだけでもコストが発生します。

ここでは、WordPress制作にかかる主な費用について解説します。

  1. サーバー
  2. ドメイン
  3. WordPressテーマ
  4. デザイン費
  5. コーディング費
  6. プラグインの料金
  7. 運用保守費

それではみていきましょう。

1.サーバー

Webサイトを多くの人に見てもらうには、インターネット上の土地(サーバー)にデータを保存する必要があります。

サーバーにホームページのデータを保存することで、他の人のPCやスマホから閲覧できるようになるからです。

サーバーの設定は、自社で使っている情報を制作会社に伝える場合と、新規でサーバー設定からおこなってもらう場合があります。

自社でWordPressのインストールまでおこなう場合は、WordPress自動インストール機能のあるサーバーと契約しましょう。

手軽にインストールできるという以外に、この自動インストール機能を備えたサーバーならWordPressが動くことが保証されているからです。

※「レンタルサーバー」のサービス事業者例
さくらのレンタルサーバ
お名前.com
ロリポップ!
エックスサーバー
CPIサーバー
超高速レンタルサーバーならConoHa WING|初期費用・最低利用期間なし

2.ドメイン

WordPress制作にかかる主な費用7選

ドメインとは、サーバーに割り振られている住所のようなもので、Webサイトのアドレス(UPL)のことを指します。

サーバーを借りると、一般的にレンタルサーバーの名前が入っていることが多いですが、自社の名前で独自ドメインを取得することで、閲覧者がわかりやすく訪問できます。

ほかにも独自ドメインにするメリットは、何らかのトラブルで、サーバーを変更しなくてはならなくなった場合、サイトアドレスを変更することなく、新しいサーバーに変更するだけで可能な点です。

サーバ固有のドメインを用いていると、サーバを変更した時に、変更前のサイトに訪れた閲覧者に「ページが見つからない」などと勘違いされる恐れがあります。

※主なドメインの種類

〇〇〇〇〇〇.co.jp 汎用型JPドメイン名
日本国内に住所を持つ組織・個人であれば誰でもいくつでも登録できる。
〇〇〇〇〇〇.jp 属性型JPドメイン名
企業(co.jp)や大学(ac.jp)など、組織の種別ごとに区別されたドメイン名で、日本で登記された組織一つにつき一つまで登録できる。
〇〇〇〇〇〇.com トップレベルドメイン名
世界中でもっとも広く利用されていて、誰でもいくつでも登録できる。

参考:Web制作・運用バイブル 2022|マイナビムック

3.WordPressテーマ

WordPressには、無料と有料で利用できるデザインのテンプレート(テーマ)が用意されていますが、企業サイトを構築する際は、オリジナルテーマを作ることが一般的です。

WordPressテーマを設定すると、簡単にサイトのイメージを統一させることができ、企業のブランディングに繋がる重要な要素だからです。

WordPress制作では、WordPressテーマをオリジナルで作成するほかに、既存のテーマを少しカスタマイズする方法があります。

その場合は、オリジナルテーマより少ない工数で済むため、費用も安くなる傾向です。

4.デザイン費

Webサイトは、自社をアピールする場所なので、必要なデザイン素材は自社で考えなければならない所です。

しかし、デザインスキルがないなどから、Web制作会社へ依頼することも多いです。

デザインデータには、

  • 会社のロゴ
  • 写真
  • イラスト
  • パンフレットやカタログ

などがありますが、制作会社に依頼する場合は、撮影・作家・ライティングなどの費用が追加されるので、その都度見積もりをお願いするようにしましょう。

動きのあるアニメーションを使いたい場合も、制作会社と相談して程よいバランスで取り入れるのが肝です。

また、レスポンシブデザインに対応するかについては、スマホとPC以外にもタブレットにも対応するのかなど、どこまで最適化するのかを決めておくと、追加費用とならずに済みます。

一般的には、レスポンシブデザインにする場合は、10万円以上となるケースが多いです。

5.コーディング費

制作されたデザインをWeb上で公開するには、プログラミング言語でコードを書いていきます。(コードを記述することを、コーディングといいます。)

制作会社によってコーディングの費用は異なります。

トップページコーディングや下層ページコーディング、LPコーディングなど各項目で設定されている場合と、工程に合わせたプランに含まれる場合があります。

動的なページに対応したり、最新のWeb技術を盛り込みたいなどの要望は、費用が追加されると想定しておきましょう。

6.プラグインの料金

WordPressのプラグインはWordPressテーマのように有料と無料があり、必要な機能を追加していきます。

例えば、お問い合わせフォームやGoogleマップの埋め込み、SEO対策などがあり、プラグインを入れることで自由にカスタマイズ可能です。

WordPress公式サイトで配布されているほかに、Web制作会社のサイト上で有償販売されているものもあります。

とはいえ、プラグインによっては悪意のあるものもあるため、お試しで利用する際は、登録審査を通過している公式サイト上からダウンロードするようにしましょう。

7.運用保守費

WordPressの運用保守には、セキュリティ管理やプラグインのアップデート、継続した記事の掲載などがあります。

Web制作会社によっては、月額で運用管理をおこなっている所や、導入後のマニュアルを有料で作成してくれるなどの対応があるため、制作会社と相談しながら進められます。

トラブル例としては、企業側の独断でプラグインをインストールして不具合が出るケースがあります。

制作会社は自社でテスト環境を保持していることから、テスト環境との差が生まれてしまい、その後解消を依頼されても、解決に時間がかかってしまいます。

なので、無理な判断や追加のコーディングなどは、制作会社に任せましょう。

wordpress-コーディング-代行WordPress制作とは?コーディング代行会社に依頼できる5つの作業を解説

WordPress制作の見積もり事例|3社を比較

WordPress制作の見積もり事例

WordPress制作の料金設定は各会社によってさまざまです。

ここでは、各料金価格や制作プランを、3社を例に解説します。

  1. くまweb
  2. コーディングアライブ
  3. WordPress制作工房

以降でそれぞれみていきましょう。

1.くまweb

くまwebの場合は、基本設計量とCSS作成費用が一切なく、ボリュームに応じて価格の調整に対応しています。

  • トップページ・・・20,000円~30,000円
  • 下層ページ・・・6,000円×ページ数
  • 流しこみページ・・・2,000円~
  • ランディングページコーディング・・・20,000円~(約A4 3枚程)
  • スマートフォンページコーディング・・・5,000円~
  • wordpress設置・・・15,000円~
参考:料金 | コーディング代行・外注サービスなら即日対応のくまweb

2.コーディングアライブ

コーディングアライブの場合は、仕様設計や簡易マニュアルなどの料金も設定され、レスポンシブデザインコーディングの各料金も詳しく掲載されています。

※レスポンシブデザインコーディング(PC・スマートフォン)の場合

  • トップページコーディング・・・44,000円〜
  • 下層ページコーディング・・・11,000円〜
  • 下層(小)ページコーディング・・・5,500円〜
  • 流し込みページコーディング・・・5,500円〜
  • LPコーディング・・・55,000円〜

※CMS(WordPress)コーディングの場合

  • 仕様設計・・・5,500円
  • 簡易操作マニュアル作成・・・44,000円〜
  • CMSテンプレート作成・・・11,000円〜
  • 各種プラグイン導入・・・ご相談
参考:料金|コーディングアライブ

3.WordPress制作工房

WordPress制作工房の場合は、デザインデータの有無で料金プランが変わってきます。

※コーディング済みのHTMLからWordPressテーマを制作する場合

  • 制作費用・・・43,780~
  • トップページ
  • 下層1ページ
  • WordPressテーマの制作
  • WordPressインストール
  • コンテンツ移行

※デザインからHTMLコーディングとWordPressテーマを制作する場合

  • 制作費用・・・87,780~
  • トップページ
  • 下層1ページ
  • HTMLコーディング
  • WordPressテーマの制作
  • WordPressインストール
  • コンテンツ移行
参考:制作プラン – WordPress制作工房

WordPress制作の初期費用を安く抑える方法

WordPress制作の初期費用には、サーバーやドメイン代、WordPressテーマが含まれます。

これらを、制作会社に依頼せずに自社で設定するとコストを抑えることができます。

とはいえ、制作費用は初期費用にかかわらず、要望があれば追加になりやすい要素が多いです。

例えば「全体で何ページになるサイトか」「どれだけ新しく作るのか」などの観点で棚卸ししておかないと、予算を超えてしまいます。

なので、企画と設計の段階から、サイトの目的や必要なページ数などを決めていきましょう。

WordPress制作会社を選ぶ3つのポイント

WordPress制作の初期費用を安く抑える方法

WordPress制作会社でおこなっていることは、WordPressの構築やカスタマイズなので、大きな違いはないはずです。

しかしながら、制作会社によって異なる特徴や、メリットとデメリットは把握しておきましょう。

  1. 料金の内訳がわかりやすく明記しているか
  2. WordPress制作に長けていて、会社の得意分野と依頼内容が合っているか
  3. 制作後の運用サポートまで対応しているか

以降でそれぞれ解説していきます。

1.料金の内訳がわかりやすく明記しているか

制作会社のWebサイトを見て、料金設定がわかりやすくまとまっていると、情報が整理されているので、信頼できるスタッフがいる可能性があります。

料金プランがぱっと見てわかりにくいと、欲しい情報にたどり着けないので、依頼後の確認作業などでコミュニケーションコストを多く使うことに繋がります。

2.WordPress制作に長けていて、会社の得意分野と依頼内容が合っているか

WordPress構築までおこなってくれるのが最善なので、制作実績のある会社を選びましょう。

制作実績を見るのが近道で、作りたいサイトと同じ機能や事業領域を持つ実績があると、要望を伝える時に伝わりやすいです。

特に、デザインを発注する際は「イメージと違う」というトラブルも考えられるため、デザイナーの過去の実績を確認して、自分の理想とするデザイン実績がない場合は依頼するのを避けた方がいいです。

発注者側も「頼んだ分だけやってくれればいい」と思わずに、良い提案を引き出すための関係作りに心がけて、パートナーを探しましょう。

3.制作後の運用サポートまで対応しているか

制作後の運用サポートは会社によってさまざまです。

料金価格も異なるため、制作会社の候補を複数あげてみて比べるのをおすすめします。

特にセキュリティ対策は、トラブル発生前には軽く見積もりがちなので、何かあった時でも相談できるWordPress制作会社を選びましょう。

また、WordPress運用マニュアルがあると、企業の担当者が変わった場合や個人の技術に頼ることなく作業を標準化できるのでなお良いです。

WordPress制作代行の依頼の流れ

WordPress制作代行の依頼の流れ

WordPress制作を代行するには、どのような手順を踏んでいけばよいでしょうか。

ここからは、WordPress制作代行の依頼の流れについてお話します。

  1. WordPress制作会社の場合
  2. フリーランスなどの個人に依頼する場合

以降でそれぞれ解説していきます。

1.WordPress制作会社の場合

WordPress制作代行に依頼する方法は、

  • Webサイトから見て、直接WordPress制作会社へ連絡する
  • マッチングサイトなどのWebサービスを使う

の2通りあります。

ある程度WordPress制作会社の候補がわかる場合は、直接Webサイトを見て問い合わせてみましょう。

価格の相場や制作会社の得意分野がわからない場合は「アイミツ」や「つなweB 日本全国”つながる”Web制作会社ナビ」などのWebサービスを使うといいです。

無料でできる見積もりサービスや、地域検索などがあるので、相談したい会社がどのような案件を手掛けているのか、調査できます。

2.フリーランスなどの個人に依頼する場合

フリーランスなどの個人に依頼する方法は、

  • クラウドソーシング
  • マッチングサイト

などがあります。

クラウドソーシングでは、多くのデザイナーやプログラマーに同時にアプローチできますが、契約が成立した際には手数料がかかります。

また、いろいろなタイプの人材がいるので、人材の見極めが大変です。

契約までの流れとしては、あらかじめ予算を決めてクラウドソーシングサイトに掲載し、応募があった中から選択します。

サービスによっては、コンペ形式で発注をかけることができるのもあり、多数のデザイン案を見比べることもできます。

ですが、価格勝負になりやすく制作者側はコンペでかかった費用を制作費で回収しようとすることから、価格はそれほど安くできない現実もあるのです。

まとめ:WordPressコーディング代行会社の相場を理解してサービスを利用しよう

今回は、WordPress制作の料金相場について解説してきました。

まとめると以下となります。

  • WordPress制作の相場は制作会社とフリーランスで異なる
  • WordPress制作は費用追加になりやすい要素が多く存在する
  • 制作会社を選ぶ際には、WordPress構築の制作実績が多い会社を選ぶ

WordPress制作は企画の段階で9割決まると言われています。

WordPress制作をどの工程から依頼するにしても、ターゲットユーザーやデザインコンセプトなどの設計をきちんと考える必要があるからです。

制作会社から「制作の要点がわからない」ために、無駄に費用が追加される場合もあります。

なので、適正相場を把握するのと同時に自社の強みと弱みを分析し、制作会社に依頼できることと自社で対応することを分けていくと良いです。

WordPress制作の相場と運用までの流れが理解できたら、実際にサービスを利用してみましょう。

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