倉庫事務を辞めたい5つの理由を紹介|退職の手順4選やおすすめ転職サービス4選を徹底解説
「倉庫事務の仕事を辞めたい」
「転職活動はどうやってすればいいんだろう」
と思うことはありませんか?
倉庫事務の仕事を辞めようとしても、そもそも辞めるべきなのか辞めたあとの行き先で迷ってしまいますよね。
では、倉庫事務の仕事を辞める手順や転職活動はどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 倉庫事務の仕事を辞めたい理由
- 倉庫事務を辞めるときの手順
- おすすめの転職先や利用できるサービス
について詳しく解説します。
この記事を読めば、倉庫事務の仕事を辞める際の手順が具体的にわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
倉庫事務を辞めたい5つの理由
辞めたい理由が明確でない場合は、行動を起こすことはおすすめできません。
なぜなら、同じことの繰り返しになってしまう可能性が高いからです。
ここでは、倉庫事務の仕事をしている方が辞めてしまう理由を紹介し、あなたの考えを整理していきましょう。
- 残業や激務が辛い
- 人間関係が大変
- 給料が割に合わない
- トラブル対応が難しい
- 将来が不安
それぞれ見ていくことで、辞めたい理由を深堀りできます。
1.残業や激務が辛い
倉庫事務の仕事では、業務量が多く、なかなか終わらないと不満を抱えている従業員が多いです。
なぜなら倉庫業の会社は下請けの立場なので、得意先からの要求を断りにくく、突発的な業務が入ってきてしまうからです。
倉庫事務は、日々の業務だけでも以下のように多岐に渡る業務を抱えています。
- 入庫や出庫、在庫の管理
- データ入力や伝票、報告書の作成
- 顧客やドライバーの対応
- 突発的なトラブルの窓口
これらに加えて、無理して受けた仕事を抱えることになり、計画通りに仕事が進まず、不満が募ってしまいます。
2.人間関係が大変
人間関係が良くないからと、倉庫事務を辞める決断をする方もいます。
外部の人と接することが少なく、毎日同じ人たちと仕事をしているのが原因です。
小さな組織で、相談相手も見つかりにくく、社風に合わない人にとっては疎外感を感じやすい環境です。
一度悪化した人間関係を修復するのが難しく、辞めたい理由に繋がります。
3.給料が割に合わない
倉庫事務を辞めたい理由として、給料が割に合わないという声が挙げられます。
給与は平均的ではあるものの、残業が多く業務が大変で、労働の割には給料が安いと感じてしまうからです。
実際には、倉庫・物流業界の平均年収は395万円です。
(参考:マイナビAGENT|物流・運輸・倉庫)
ほかの業界から比べると、とくに高すぎることも、安すぎることもない平均的な給与と言えます。
ただし労働環境の悪さを加味すると割に合わないので、より良い仕事を見つけて辞めてしまうことが現状です。
4.トラブル対応が難しい
日々の業務だけでなく、突発的に起こるトラブル対応が大変で辞めてしまう方もいます。
他人のミスが原因のトラブルも、倉庫事務で対応する必要があります。
日々のトラブルには、以下のようなものが多いです。
- 予定通りに品物が届かない
- 送った品物が間違っている
- 届いた場所が想定していた場所と違う
トラブルの対応は神経質になりやすく、他人に苛立ちを感じることもあるので、辞めたいと思う原因になっています。
5.将来が不安
倉庫事務の仕事に将来性を感じられず、辞めてしまう方がいます。
改善すべき労働環境が良くなっていかないことに、不満を募らせるからです。
不満に感じる例として、
- 残業時間が多い
- 拘束時間が長い
- 離職率が高い
- 上司が尊敬できない
- 組織が古い体制のまま
- 給与が上がっていかない
など、多くの理由があり、働く方たちは常に我慢をしている状況になっています。
労働環境が改善されないことに、将来性を感じられず、倉庫事務に見切りをつけて辞めてしまいます。
ブラック企業を辞めたい人がやるべきこと7つを解説!やめるべき企業の特徴5つも紹介倉庫事務を辞める前にやるべきこと2選
倉庫事務の仕事を辞めたいからといって、すぐに行動するのはおすすめできません。
もし勢いで辞めてしまえば、あとで後悔しても戻って来れないからです。
必ず辞める前に、以下の2点を確認して、本当に辞めるべきかを考えてみましょう。
- 自分に向いている仕事かどうかを考える
- やりたいことを明確にする
それぞれ解説していきます。
1.自分に向いている仕事かどうかを考える
倉庫事務の仕事が自分に向いているのかを、きちんと確認する必要があるといえます。
ミスや人間関係で仕事を辞めたいと思うことは、少なからずどの職場にもあるので、冷静な判断が必要です。
そのため自分が倉庫事務に向いているのか、以下の項目をチェックしましょう。
- 精神的にタフである
- 効率的に仕事ができる
- コミュニケーション能力がある
もしあなたに当てはまるところがある場合は、今の仕事で自分の特徴が活かせてないだけかもしれません。
一時的な感情で仕事を辞めることは、自分が損をしてしまう可能性が高いので、向き不向きを理解した上で行動しましょう。
2.やりたいことを明確にする
今の仕事を辞めたいと悩んでいても、やりたいことが明確でなければ、行動に移すことはおすすめできません。
なぜなら、再び同じこと理由に退職をしてしまう可能性があるからです。
やりたいことを明確にするためには、
- 子どもの頃の夢
- 自分のコンプレックス
- 現状の不満に感じてること
- 自分がやりたくないこと
- やりがいや楽しさを感じた経験
- あなたにとっての成功の定義
など、今までの経験や自分が好きなこと、苦手なことも分析していきましょう。
やりたくないことも明確にしていくことで、あなたが進むべき道も分かるので、はっきりとさせてから次のステップへ動き出しましょう。
【適職診断】自分に向いている仕事がわからない倉庫事務を辞めるための4つの手順
倉庫事務を辞めると決断しても、明日急に行かなくて良いというわけではありません。
退職には正しい手順があり、従わなければ会社に迷惑がかかってしまいます。
また円満退職ができなければ、あなた自身もトラブルに巻き込まれることも。
必ず以下の4ステップを確認しながら、順を追って準備を進めてください。
- 退職日を決める
- 退職の意思を伝える
- 業務の引継ぎをする
- 退職日当日を迎える
ひとつずつ紹介していきます。
1.退職日を決める
倉庫事務を辞めるを決断したら、まずは退職日を自分の中で決めましょう。
曖昧な退職日を決めてしまうと、上司に伝える際に先延ばしにされる可能性があるからです。
具体的に退職日を決める際は、以下を参考にしてください。
- 会社の就業規則をチェックする
- 自分の有給休暇の日数を把握する
- 抱えている業務を整理し、引き継ぎにかかる日数を計算する
- 転職先の入社可能日を確認する
転職先の都合だけでなく、現職の状況を確認して、ゆとりのもてる退職日を設定することで円満退職できます。
2.退職の意思を伝える
倉庫事務の退職日がおおよそ自分の中で決まった後は、早めに上司に退職の意思を伝えましょう。
退職を伝える際は2週間前と法律で決まっていますが、就業規則には1ヶ月前と書いてあることが多いからです。
上司にスムーズに伝えるために、以下を具体的に整理しておくと良いでしょう。
- 前向きな退職理由
- 希望の退職日や退職時期
- 退職日までの引き継ぎ
- 有給休暇のスケジュール
気まずい思いをすることに逃げてしまい、退職の意向を遅れて伝えると、退職日までの人間関係が悪化する可能性も。
そのため、退職については早めに上司に伝えましょう。
3.業務の引継ぎをする
退職の意思を伝えた後は、業務の引き継ぎをおこなっていきます。
引き継ぎを怠らないことで、後任者や仕事のトラブルを防げます。
事前に自分の業務を紙に整理して渡しておくと、さらに良いでしょう。
また業務をきちんと引き継ぎながらも、計画的に有給休暇を使い、転職に向けての準備を進めておくことで、新しいスタートを切り開けます。
4.退職日当日を迎える
退職日当日を迎えたら、書類や備品の受け渡しをおこないます。
健康保険証や支給品などは返却すべきものなので、忘れずに提出しましょう。
また離職票や年金手帳など受け取るべきものも、いつまでにもらえるのか確認しておくと、転職先にも迷惑がかからずスムーズです。
最終勤務を終えた後は、お世話になった上司や同僚への挨拶や感謝の言葉を伝えて、円満退職を目指しましょう。
仕事の引き継ぎ5ステップを解説!スムーズに進めるための7ポイントも紹介倉庫事務からのおすすめ転職先3選
倉庫事務を辞めようと決断された方へ向けて、倉庫事務からのおすすめ転職先をご紹介します。
主には未経験でも転職可能で、将来性のある仕事を選びました。
- 事務職
- 社長秘書
- ITエンジニア職
ぜひ参考にしてください。
1.事務職
事務職は、現職の経験を活かせる仕事のひとつなので、おすすめです。
幅広い業界で募集があるので、興味のある業界に簡単に関われます。
現職での経験を整理して、他業界でも活かせるスキルを整理しましょう。
業界によっては、在宅ワークにも前向きなところもありますので、働き方が気になる方にはおすすめです。
2.社長秘書
倉庫事務での経験を活かしながら働ける仕事として、社長秘書が挙げられます。
なぜなら経営に関する知識や、統括力など新しいスキルを身に付けられるチャンスがあるからです。
また仕事内容は、大まかに以下の3つです。
- 上司の業務や社長のスケジュールの管理
- 資料作成や会議室手配などの事務系作業
- 電話やメールの対応
現職での経験も活かしながら、経営者のそばで学びながら働きたいという方におすすめです。
3.ITエンジニア職
ITエンジニア職は、経験を活かしつつも、新たなスキルを身につけて、大きく可能性を広げる転職先のひとつです。
覚えることも多いですが、以下の理由により未経験者でも成功できる確率が高いといえます。
- IT業界は人手不足である
- 教育環境が整っている
- ITの知識だけでなく、業界特有の知識が活かせる
物流や倉庫業でも、プログラミングが活用されています。
一度プログラミングを覚えれば、今と違う角度から物流や倉庫業をサポートできるでしょう。
将来性のあるITエンジニア職は、新しいスキルを使って業界をサポートしたい方におすすめの転職先です。
初心者がエンジニアになる方法とは?5つのステップに分けて詳しく解説倉庫事務を辞めたい方におすすめの転職エージェント4選
倉庫事務からの転職を検討しているなら、転職エージェントの利用もおすすめです。
こちらでは、おすすめの4つをご紹介します。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- ビズリーチ
「転職先を自分で探す時間がない」「転職先の探し方がわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
1.リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数が豊富なことが売りの転職サービスです。
成約実績を多数あることから、さまざまな案件を見つけられます。
ほかにも、以下のような特徴を持っています。
- ブランド力がある
- 年収交渉に期待できる
- 非公開の案件を紹介してもらえる
転職サービスの登録が初めての方や収入アップを狙いたい方におすすめです。
2.マイナビエージェント
求人数よりもマッチング力が強い転職エージェントとして、マイナビエージェントが挙げられます。
一人ひとりの声をじっくり聞く特徴を持ち、それぞれに寄り添った転職先を紹介しています。
また、マイナビエージェントは、
- 業界に精通したキャリアアドバイザーがいる
- 面接対策や書類作成のサポートが充実している
- とくに20代利用者の満足度が高い
など、利用者から高評価なので、転職が初めての方にとくにおすすめ。
丁寧なサポートを必要としている方は、マイナビエージェントに登録すると良いでしょう。
3.doda
倉庫事務の方におすすめの転職エージェントとして、dodaが挙げられます。
なぜならdodaは、独自でブラック企業調査をおこなっている強みを持つからです。
ほかにも特徴として、
- 経験者や即戦力人材の転職に強い
- 転職サイトとエージェントサービスの両方が使える
- 社員から情報収集した福利厚生や残業などの口コミを見れる
など、ホワイトな企業や会社を見つけやすいメリットを持ちます。
ブラックな会社に再び働きたくないと強く思っている方に、おすすめのサイトです。
4.ビズリーチ
ビズリーチは倉庫事務で働いていた方に、おすすめできる転職サービスです。
サイトに登録するために、企業側は厳しい審査があるので、年収が高く質の高い求人に特化しています。
また以下のような特徴も、ビズリーチは豊富なので利用者から評判です。
- 年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1を占めている
- 登録した後は企業や人材会社からのスカウトを待つだけで良い
- 多数のヘッドハンターが登録しており、さまざまな案件について相談ができる
高収入な転職先を探している方に、ビズリーチはおすすめです。
IT転職に適切なエージェント4選【IT未経験の方でも】まとめ:倉庫事務を辞めるために、正しい手順を確認しよう
本記事では、倉庫事務の仕事を辞めたいと思っている方へ、仕事を辞めたい理由や退職するための手順について解説してきました。
- 倉庫事務の仕事は仕事量の多さや給料の低さから辞めたくなる
- 退職するときは、トラブルにならないように正しい手順でおこなう
- 倉庫事務から転職する際は経験を活かせる職種がおすすめ
倉庫事務は、多岐に渡る業務をこなさなければならない仕事です。
頑張ってきた方であれば、転職できる先はいろいろと見つかるでしょう。
転職先を見つけた後は、トラブルに巻き込まれないためにも正しい手順で円満退職を目指しましょう。