福祉用具の営業を辞めたい6つの理由。辞める前に考えるプランとおすすめ転職サービス4選を解説

2024.01.06
福祉用具の営業を辞めたい6つの理由。

「福祉用具の営業を辞めたい」
「営業はきついので転職も考えたい」

と思うことはありませんか?

福祉用具の営業は、病院や介護施設に出向いて新商品の紹介をおこないますが、幅広く知識が求められるため大変な仕事です。

では、福祉用具の営業を辞めてこれから転職したい、という方は一体どうすればいいでしょうか。

そこで今回は、

  • 福祉用具の営業を辞めたい6つの理由
  • 福祉用具の営業を辞める前に考えるプラン3選
  • 福祉用具の営業経験を活かせる転職サービス4選

について、解説していきます。

この記事を読めば、福祉用具の営業を辞めたい人の悩みを解決でき、転職までにやることがわかります

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

福祉用具の営業を辞めたい6つの理由

福祉用具-営業-辞めたい

福祉用具の営業をおこなう仕事は、主に福祉用具専門相談員と呼ばれ、福祉用具のレンタルや販売、住宅改修などの営業業務に従事します

1週間程度の講習を終了すると誰でもなれますが、ノルマを課せられるため理想と現実のギャップが大きい仕事です。

  1. 残業が多い
  2. ノルマがきつい
  3. 覚えることが多い
  4. 肉体労働が多すぎる
  5. 給料が割りに合わない
  6. 急な対応に振り回される

以降で、それぞれ順番に見ていきましょう。

1.残業が多い

福祉用具の相談や営業活動は日中におこなっているので、営業が終わってから事務処理と雑務に追われます。

体力もくたくたな状態で3〜4時間パソコンに向かうこともあり、夜10時頃に帰宅することもあるでしょう。

  • 福祉用具のレンタルや販売は、介護保険で利用限度額が決まってる
  • ケアマネジャーの相談の上で、福祉用具を選び利用手続きを進める

このように、要介護や要支援などの制度の確認や、ケアマネジャーとの連携が求められるため、事務処理に時間がかかってしまうケースがあるのです。

残業が多いと仕事の不満が出てくるので、すぐに辞めたくなるでしょう。

2.ノルマがきつい

上司からノルマで詰められ精神的に追い込まれる人もいます。

福祉用具事業所では、営業本数や売上目標などを管理しているため、高すぎるノルマをいわれる場合もあるからです。

ノルマ達成を阻む要因には下記があります。

  • ケアマネジャーと信頼関係が築けない
  • お年寄りは新商品を受け入れない人が多い
  • 言葉を選び、押しつけにならない営業をするのは大変

介護保険制度があるゆえ、ご自宅に入れるのはメリットですが、お年寄りに押し売りはできないので、ノルマを考えると辛いでしょう。

3.覚えることが多い

福祉用具のレンタルと販売をする際には、器具とその使い方をレクチャーします。

福祉用具といっても数が多いので、商品の特徴を覚えて目的を伝えるのは大変なのです。

貸与の対象
  • 車椅子、車椅子の付属品
  • スロープ
  • 特殊寝台
  • 歩行器
  • 移動用リフト
  • 床ずれ予防用具
販売の対象
  • 簡易浴槽
  • 腰掛便座
  • 特殊尿器
  • 入浴補助用具
  • 移動用リフトの吊り具

ほかにも介護保険制度の仕組みをしっかりと覚える必要があり、利用者とご家族に説明する力も求められます。

福祉用具貸与事業者に就職するのは簡単ですが、業務を覚えるのは時間がかかるでしょう。

4.肉体労働が多すぎる

福祉用具をお年寄りの家に搬入する作業も、福祉用具専門相談員の仕事です。

電動ベットは50㎏を超えるものもあるため、持ち上げて移動すると大変でしょう

相談業務がメインと思い転職すると、肉体労働で腰を痛めて苦労する人もいるのです。

事業所の仕事内容はさまざまなので、興味のある資格を取得して管理業務をおこなうなど幅を広げていくのをおすすめします。

5.給料が割りに合わない

福祉用具専門相談員は資格がいらないため、介護福祉士やケアマネジャーなどの有資格者と比べて給与が低くなりがちです。

また、介護職の離職率は高いので、給与に満足している人は少ないでしょう。

  • 介護職員(保有資格なし)の平均給与、月27万円
  • 全産業の平均給与、月36万円

(参考:令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要(案)民間給与実態統計調査 )

福祉用具貸与事業所によっては、ノルマを達成してもインセンティブ制度がない所もあるので、給与が割に合わないと嘆く職員は多いのです。

6.急な対応に振り回される

利用者や家族の方から、福祉用具が合わないとクレームの対応に追われることもあります。

急に利用者が亡くなられた際も、撤去対応にプライベート関係なく連絡が入るのです。

ほかにもケアマネジャーの急な依頼を一度でも断ったら営業が取りにくくなるので、営業先からの連絡にも嫌がらずに対応する必要があります。

  • 居宅介護支援事業所
  • 在宅介護支援センター
  • 病院

急な対応に振り回されると事務処理が滞ってしまうので、福祉用具相談専門員の辛い所でしょう。

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福祉用具の営業を辞めた方がいい例2選

福祉用具-営業-辞めたい

下記2つのケースに当てはまる場合は、今すぐ退職するべきです。

  1. 利用者に難癖をつけられている
  2. 心身に悪影響が出ている

辛い業務を我慢しすぎると、精神的な病を患う可能性もあります。

思い当たる節がないか、順番に見ていきましょう

1.利用者に難癖をつけられている

利用者からクレームをいわれているときは、担当を変えない限り攻撃の的にされる恐れがあります。

なので、過度に責め立てられる場合は、利用者と距離を置くようにしましょう

もし業務に支障が出るなら、退職を検討しても十分納得できます。

日記や写真、録音などの証拠を残しておくと自分を守ることができるので、必ず上司に相談するように進めてください。

2.心身に悪影響が出ている

福祉用具の営業がきっかけで心身ともに疲弊する人もいます。

「最近疲れてるよ」と周囲の方にいわれるなら、体のサインを見逃さず休息を取るようにしましょう

  • 食欲がない
  • 眠れない
  • 動悸がする

一度でもうつ病などの精神疾患になってしまうと、長く病気と付き合っていく必要があるので、大変です。

傷病手当金などの制度もあるので、手遅れにならないように早めに辞めることをおすすめします。

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福祉用具の営業を辞める前に考えるプラン3選

福祉用具-営業-辞めたい

福祉用具の営業が辛いと感じて、何も考えずに退職すると後悔するケースもあります

後悔しないためにも、辞める前に下記3つを検討してみてください。

  1. 会社に部署の異動を打診する
  2. 営業からケアマネージャーへの道を考える
  3. ほかの企業や異業種へ転職する

以降で、それぞれ見ていきましょう。

1.会社に部署の異動を打診する

仕事を辞めたい理由は、よく人間関係といわれますが、部署を変えてもらうと解決できるケースもあります。

  • 配置を変えて福祉用具専門相談員を続ける
  • 福祉用具専門相談員は辞めて介護スタッフとして異動先で働く

会社の福利厚生やボーナスなどが安定しているなら、すぐに辞めるともったいないときもあるでしょう。

なので、まずは部署の異動ができるか上司に交渉してみましょう

2.営業からケアマネジャーへの道を考える

福祉用具専門相談員からケアマネジャーを目指すのもアリです。

なぜなら、ホームヘルパー2級を取ると福祉用具の実務経験5年でケアマネジャーを受験できるからです。

介護職員は、介護福祉士やケアマネジャーなどの保有資格を持っている方が給与が高くなりやすい傾向にあります。

ケアマネジャーの勉強方法は独学や通信教育、グループ学習などさまざまあるので、キャリアを諦めずに挑戦するのも良いでしょう。

3.ほかの企業や異業種へ転職する

仕事を辞める前に、ほかの企業や異業種への転職は可能か考えてみましょう。

まずはやりたいことを明確にするために、辞める前には自己分析の時間も大切だからです。

円満退職の流れとしては、下記があります。

  • 1ヶ月前に上司に退職の意向を伝える
  • 退職日が決まった後に、先輩や同僚に伝える
  • 在職中に転職エージェントを活用する

円満退職の秘訣は、有給取得などの要望を訴えるのではなく、退職日から逆算して計画的に辞めることが大切です。

仲の良い先輩に打ち明けたことで退職が早まるケースもあるので、ボーナスを貰うためにも退職の意向は自分の胸にしまっておきましょう。

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福祉用具の営業におすすめの転職サービス4選

福祉用具-営業-辞めたい

ここでは、福祉用具の営業を辞めるか悩んでいる人への転職サービスを解説していきます。

  1. dodaエージェント
  2. リクルートエージェント
  3. ポジウィルキャリア
  4. ジョブメドレー

35歳以上になると求人案件の数が少なくなるため、できるだけ複数のエージェントと付き合った方が良いです。

情報の源はひとつと絞らず、複数から仕入れてみてください。

1.dodaエージェント

dodaエージェントの特徴は、求人案件を開拓するスタッフと候補者と面談するキャリアアドバイザーを分けている点です。

分業体制によって求人開拓の効率が上がるので、大量の案件を紹介してもらえるメリットがあります。

  • キャリアアドバイザーの面談の後に求人を紹介してもらえる
  • 転職活動のペースを合わせてくれる
  • 採用プロジェクト担当が応募書類の提出や面接の日程調整をおこなってくれる

とはいえ、エージェントは企業の求める人物から声をかけていくため、求職者は自分を売り込むよう即レスするなど信頼関係を築いていきましょう。

2.リクルートエージェント

リクルートエージェントでは、あらゆる職種から転職先を検討できるので、進路に迷っている方にも活用できるサービスです。

キャリアアドバイザーが細かく情報提供してくれるので、最適な答えを出すことができます。

  • 「前任者は〇〇な人物でした」
  • 「面接官は〇〇な人物で〇〇の質問がくるようです」
  • 「詳細の募集背景は〇〇です」

このように丁寧に対応してくれるので、本当にやりたい仕事を真剣に考えることができるでしょう。

専門的な分野と、総合的な転職まで網羅しているので、エージェントが初めての方にもおすすめです。

3.ポジウィルキャリア

ポジウィルキャリアは、キャリアプランを一緒に考えてくれるキャリアに特化したパーソナル・トレーニングです。

  • キャリアの無料相談を受けられる
  • 転職先や現職での活躍を支援してくれる
  • 20~30代の相談実績数、第1位獲得

転職エージェントにはノルマがあるので、大量の求人を紹介されたときに適切な選択ができない恐れがあります。

ポジウィルキャリアを利用すると、ぼやっとした将来の不安を解消し、自分の意思でキャリアを掴めるメリットがあるのです。

4.ジョブメドレー

ジョブメドレーは医療介護従事経験者が運営する求人サイトです。

福祉用具専門相談員を始め、介護系の求人も多数掲載されています。

  • 医療介護求人数がNo1.で、ほぼすべての医療介護職の求人を扱う
  • 契約事業所から寄せられた正規の求人のため、応募は事業所に届く
  • ジョブメドレーで応募して60日以上勤務すると勤続支援金が貰える

全国の求人を取り扱っているので、介護職としてステップアップしたい方に便利なサイトです。

雇用形態や給与からも求人検索できるので、参考になるでしょう。

長く続けられる仕事長く続けられる仕事に就きたい人必見!やるべきこととおすすめの仕事9つを紹介

福祉用具の営業を辞めた3つのメリット

福祉用具-営業-辞めたい

仕事を辞めるとどのようなメリットがあるでしょうか。

ここでは、辞めた後のメリットについて具体的に解説していきます。

  1. ノルマから解放される
  2. 肉体的負荷が削減できる
  3. プライベートを充実できる

福祉用具の営業を辞めることで、仕事の悩みが解決されるなら転職は正解といえます

1.ノルマから解放される

福祉用具専門相談員を辞めると、ノルマを考えなくていいので楽になるでしょう。

ノルマのない仕事を選び直すことで、転職先をストレスの少ない環境で働けるからです。

転職を考えたとき、手に職があるとスキルに応じた収入アップができるので良いでしょう。

とくにクリエイティブな仕事は作品が評価されるので、ノルマ達成とは違った視点でやりがいを感じられるメリットがあります。

2.肉体的負荷が削減できる

福祉用具の営業を辞めると、福祉用具の搬入作業をしなくてもいいので、肉体労働から解放されます。

男性でも重い荷物は持ちたくないのが本音なので辞めるメリットのひとつなのです。

肉体労働が嫌な人におすすめな転職先は、座ってできる仕事。

エンジニアや事務メインの仕事はパソコン操作が多いので、室内の涼しい場所で業務ができるでしょう。

3.プライベートを充実できる

営業職によくあるのが、休日の呼び出しや電話対応になります。

お客様からの着信があると、自分のプライベートを優先できないので、子どもの運動会や家族サービスが台無しになるケースもあるのです。

福祉用具の営業を辞めると、電話がかかってくることもないので、プライベートを充実できるでしょう。

なので、営業職をデメリットと思う方は、フリーランスなど自由度の高い働き方が向いているといえます。

福祉用具の営業を辞めた2つのデメリット

福祉用具-営業-辞めたい

一方、仕事を辞めることでどのような弊害が考えられるでしょうか。

ここでは、辞めた後のデメリットについて具体的に解説していきます。

  1. 給料が減る可能性がある
  2. 仲良くなった利用者さんのその後が気になってしまう

デメリットは受け入れることで行動しやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.給料が減る可能性がある

転職先によっては、給料が減る可能性もあります。

なぜなら、転職で給与アップはリスクが高いといわれているからです。

現状働くスタッフの昇給ができていない状況で、中途採用に給与アップをできない事情が、社内にあるのがリアルなのです。

なので、仕事を辞めて給与が減るデメリットを理解して、新しい会社では評価とともに給料も上げていく気持ちでいましょう。

2.仲良くなった利用者さんのその後が気になってしまう

福祉用具専門相談員の1番のやりがいは、利用者の方に感謝されること。

利用者の方に「あなただから頼みたい」「ありがとう」といわれると非常に嬉しいからです。

なので仕事を辞めた後も、利用者のご自宅を通ったときに元気に生活しているか気になってしまいます

少しでも家族の負担が減り、自立した生活が送れたという知らせがあると嬉しいですが、心配性の人は、気掛かりとして残るでしょう。

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まとめ:福祉用具の営業を辞めたい方は、転職後のプランを明確にしよう

本記事では、福祉用具の営業を辞めたいと思った方に向けて、辞めたい理由やおすすめの転職先を紹介しました。

  • 福祉用具の営業は、ノルマを課せられる上ケアマネジャーの裁量が大きいため大変
  • すぐに退職して後悔しないためにも、辞める前にしっかりと計画を立てて行動する
  • 福祉用具の営業を辞めるときは、転職サービスを活用して効率的に進めよう

福祉用具専門相談員は、利用者の方から感謝される、とてもやりがいのある仕事です。

利用者やご家族に、商品の使い方や介護保険制度をわかりやすく説明できる能力は評価されるスキルなので、転職先でも十分活かせます。

もし自分に合った転職先がわからない場合は、転職サービスを活用するのもおすすめ。

転職サービスを利用してご自身の強みを活かせる場所を探してみてください。

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