プログラマーの種類8選を紹介。未経験からの勉強方法、必要なスキルを徹底解説

公開日: 2022.11.05
更新日: 2024.01.17
プログラマーの種類8選を紹介。

「プログラマーの種類別の仕事内容が気になる」
「仕事をおこなうためには、どんなスキルが必要なのかな」

と思うことはありませんか?

プログラマーになりたいと思っても、どの種類のプログラマーになるべきなのか迷ってしまいますよね。

では、プログラマーの仕事は種類別にどのように取り組んでいるのでしょうか?

そこで今回は、

  • 種類別のプログラマーの仕事内容
  • プログラマーに必要なスキル
  • 知識を身につけるための方法

について詳しく解説します。

この記事を読めば、プログラマーの種類別の仕事内容がわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

プログラマーとは

プログラマーの男性

プログラマーの仕事は、プログラミング言語を使って、幅広い分野の構築・開発をおこなう方を指します。

具体的には、

  • ソフトウェア
  • ウェブサイト
  • システム
  • スマートフォン

など、プログラマーの種類によって、携わる業務が変わります。

スマートフォンやアプリケーション、家電製品など生活に欠かせないものに関わっているので、プログラマーは現代では重要な職種なのです。

プログラマーの種類8選

プログラマーの男女

ここでは、プログラマーの仕事内容を種類別にわけて、詳しく解説していきます。

プログラマーの具体的な仕事が気になる方は、必見です。

ひとつずつ、見ていきましょう。

1.Web系プログラマー

誰もが普段よく触れる、ホームページなどのウェブサイトやSNSのページを作る方を、Web系プログラマーと言います。

ページのレイアウトだけではなく、機能性を高めているのもプログラミングによるものです。

例えば、検索性を良くしたり、その人のニーズに合った表示をさせるなども、プログラミングがされています。

実際は、業務内容は多岐にわたっていて、一例を挙げると次のようになります。

  • ユーザーが見る部分を担当する、フロントエンド
  • 管理用の見えない部分を担当する、バックエンドエンド
  • 全体的な開発を担当する、フルスタック

それらをひとまとめにして、Web系プログラマーと言われています。

2.アプリケーションプログラマー

アプリケーションプログラマーは、文字通り、アプリ開発に関係するプログラマーです。

企業でも業務系アプリを独自にもっている事例もあるので、個別案件も多め。

アプリの中でも、使い道によって専門知識は求められますが、将来性も高い分野と言えるでしょう。

スマートフォンが当たり前になった現代においては、非常にニーズが高いプログラマーです。

3.組み込み系プログラマー

家電や電子機器の制御機能をする人を組み込み系プログラマーと言います。

何気なく使っている家電にも、実は精密なプログラミングが組み込まれているからです。

具体的には、下記のような機能も、プログラミングによって動いています。

  • 炊飯器の予約
  • エアコンなどのリモコン操作
  • 洗濯機の一連の流れ

機能として最初から組み込まれているので、携わる方は組み込み系プログラマーと呼ばれます。

4.オープン系プログラマー

オープン系プログラマーとは、特定のネットワークに対して、複数のパソコンなどからアクセスできる仕組みを作る仕事です。

本来は特定の場所からのみアクセスできる機能を、パソコンに移行する際にオープン系プログラマーが必要になります。

例えば、

  • 社内のネットワーク
  • 病院のカルテ

など、どこからでもアクセス可能にすることで、業務が円滑に進みます。

既に作られているシステムを、オープンにする仕事なのでオープン系と呼ばれ、多くの企業で実践されているのです。

5.汎用系プログラマー

特定のコンピューターのみで扱える機能を構築するプログラマーを、凡用系プログラマーと言います。

複数のパソコンからアクセスを可能にする、オープン系とは対となる仕事とも言えます。

例えば公共機関のデータや、企業の顧客情報など、機密性が非常に高い情報を扱います。

高い安全性が求められる仕事で、重圧も大きいです。

6.通信系プログラマー

通信系プログラマーとは、通信状況に関係するプログラミングをおこなう仕事です。

ネットワーク用の危機や、近年増えたオンライン会議用のツールの開発がメインです。

主な仕事には、次のようなものがあります。

  • データ送受信のプログラミング
  • 電子契約書などの開発
  • 企業の人事給与システムの開発

通信の重要性はさらに高まっているため、高収入も狙える分野です。

7.ゲーム系プログラマー

ゲームの構築や開発をおこなう方をゲーム系プログラマーと言います。

パソコンやテレビ、スマートフォンに関連する機器から、幅広い年代に愛されるゲームを考える仕事です。

プログラミングでは、

  • BGMや効果音の導入
  • 光や人物の動きやモーションの構築
  • 世界観に合わせた場面転換のコード入力

など、状況に合わせて対応しています。

動きを滑らかに表現するために、数学や物理が求められることもありますが、やりがいのある仕事です。

8.セキュリティ系プログラマー

セキュリティ系プログラマーは、セキュリティ対策のプログラミングをおこなう仕事です。

サイバー攻撃への対策や、情報漏洩を防ぐ仕組みなどを取り扱う、非常に責任感を伴う仕事です。

ほかにも、下記のようなトラブルを未然に防ぐ案件に関わっています。

  • システムの脆弱性のテスト
  • 企業のセキュリティシステムの提案
  • システムの保守

個人情報保護法の観点からも、セキュリティへの関心は高いので、重要な仕事となります。

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プログラマーに必要な3つのスキル

スキルを高めるプログラマー達

ここでは、専門的技術以外にもプログラマーに求められる能力について、解説していきます。

  1. コミュニケーション能力
  2. プログラミングに関する知識
  3. 論理的思考

プログラマーの職種が気になっている方は、ご自身にも備わっているか、確認していきましょう。

順番に解説していきます。

1.コミュニケーション能力

プログラマーには、ほかの人と協力関係を築くことができる、コミュニケーション能力が求められます。

なぜなら、プログラマーは、仕事をする上で多くの人と意思疎通が必要になるからです。

  • クライアントの依頼を理解する
  • プログラミングがわからない人への説明
  • 同じチーム内での報告・連絡・相談

上記のような場面で、プログラマーはコミュニケーションスキルが求められます。

個人で作業をするイメージもあるプログラマーですが、多くの人とのコミュニケーションなしでは仕事を進められません。

2.プログラミングに関する知識

当然ながら、プログラマーにはプログラミングに関する知識は必要です。

プログラマーの種類によって、携わる言語は変わりますが、多く覚えていた方が仕事の幅は広がります。

少なくとも、主流となっているプログラミング言語はマスターしていなければ、仕事を得られないことも。

逆をいえば、プログラミングに関する知識が豊富な人は重宝されるので、知識が身を助けることにもなるのでしょう。

下記の表を参考に、関連する言語の習得を検討してみるのもおすすめです。

プログラマー名 使用する言語
Web系プログラマー
  • PHP
  • Ruby
  • Perl
  • Java
  • JavaScript
アプリケーションプログラマー
  • Java
  • C
  • C#
  • Ruby
  • PHP
  • Swift
  • Kotlin
組み込み系プログラマー
  • C
  • C++
  • C#
  • Java
オープン系プログラマー
  • Java
  • C#
  • C+
  • PHP
  • Ruby
  • Python
  • JavaScript
  • VB.NET
汎用系プログラマー
  • COBOL
  • Java
  • FORTAN
  • RPG
  • PL/SQL
通信系プログラマー
  • Java
  • C
  • C++
ゲーム系プログラマー
  • Unity
  • C++
  • C#
  • JavaScript
  • Swift
  • Ruby
  • Objective-C
  • HTML5
セキュリティ系プログラマー
  • C
  • C++
  • JavaScript

3.論理的思考

プログラマーには、筋道を立てて物事を考える能力が求められます。

なぜなら、目的のために必要な方法を考えることができる思考回路が必要だからです。

プログラミングは、エラーも頻繁に発生するので、原因を求めていくためにも論理的思考が使われます。

このように論理的思考は、プログラミングをする上で基本中の基本と言える能力なのです。

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プログラマーになるための3つの方法

独学でプログラマーを目指す男性

プログラマーになるための専門的知識を身につけるには、どうすればいいのでしょうか。

ここでは、現役のプログラマーやエンジニアが活用している、知識の習得方法について紹介していきます。

  1. 独学で学ぶ
  2. オンライン講座を活用する
  3. 専門学校やプログラミングスクールへ通う

ひとつずつ、見ていきましょう。

1.独学で学ぶ

プログラミングは、独学でも学ぶことも可能です。

自分でコードを書いて練習をしたり、教材を使ったりすることで、空いている時間でスキルを磨けます。

具体的には、下記のような方に独学はおすすめと言われます。

  • 自分のペースで勉強したい
  • 極力お金をかけずにスキルを身につけたい
  • 自分で考えた方が覚えが早い

自分で計画を立てて学んだ経験は、実務をする際には大きな武器となるでしょう。

しかし、計画を立てられない場合は、挫折する可能性が高いため、気をつけなければいけません。

2.オンライン講座を活用する

オンライン講座は、すぐに相談できる環境が欲しい人におすすめです。

オンライン講座の中には、専属担当がついてくれて、マンツーマンで最後まで面倒をみてくれる場所もあります。

例えば、

  • 近くにスクールがない
  • 時間の都合で通えない

といった場合でも、オンラインなら自分に合った講座を選べます。

「スクールに通うことは難しいが、独学も不安」という人には、ぴったりの方法と言えます。

3.専門学校やプログラミングスクールへ通う

しっかりと勉強をしたいのであれば、スクールや専門学校での学習がおすすめです。

性格にもよりますが、1人で自宅学習をするよりも、講師や受講者仲間がいることでモチベーションの維持に繋がります。

プログラミング未経験者は、質問や相談も多くなりますので、講師と話しやすいスクールは王道と言えるでしょう。

スクールや学校によっては、面接練習や就活・副業サポートも備わっているため、安心できます。

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プログラマーのよくある質問3選

プログラマーの種類で悩む男性

ここでは、プログラマーに関する質問について解説していきます。

  1. プログラマーの将来性は高いのか
  2. プログラマーの年収はどれくらいなのか
  3. 未経験でもプログラマーになれるのか
  4. おすすめの資格が知りたい

プログラミングの知識を身につけるか、悩んでいる方は参考にしてください。

それぞれ解説していきます。

1.プログラマーの将来性は高いのか

プログラマーは、将来性が高い職業です。

言い切れる理由は、プログラミングは日常生活に欠かせないものであり、技術者であるプログラマーは必要とされているからです。

どの業界でもプログラマーを必要としていますので、市場価値も高まりやすいでしょう。

一定の年齢になると需要がなくなるという説もありますが、以前に比べてプログラマーの年齢も上がっています。

そのため、自分で最新の情報を集めてアップデートができれば、長く活躍できる道を切り拓けるでしょう。

2.プログラマーの年収はどれくらいなのか

政府の調査によると、プログラマーの平均年収は419万円です。

特別に高収入とはいえませんが、あくまで平均であり、年収1,000万円以上のプログラマーも当然います。

能力があれば高い評価を得られ、フリーランスとして好待遇の仕事を受けるという方法もおすすめです。

雇用形態にもよりますが、自分次第で高収入を目指せるでしょう。

(出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査

3.未経験でもプログラマーになれるのか

結論としては、未経験者でもプログラマーにはなれます。

社会人になってからなる方もいれば、文系出身でプログラマーになる人も多いです。

未経験者がプログラマーになるために、大切なことは次の3つです。

  • 自分がプログラマーになって何をしたいかを定める
  • 自分にあった勉強方法を見つける
  • とにかく実践を積む

なるべく早い段階からプログラミングに触れていた方が、有利ではあります。

ですが、年齢やキャリアに関わらず、意欲さえあれば未経験でもプログラマーになれるでしょう。

4.おすすめの資格が知りたい

プログラマーになるためには、資格は不要と言われています。

しかし、スキルや能力の証明として資格を取得しておくことで、幅広い業務への活躍が期待できるでしょう。

おすすめの資格として、基本情報技術者試験やITパスポートが挙げられます。

また、プログラマーの種類別の資格として、下記がおすすめです。

ご自身の目指したいプログラマーを見据えた上で、資格取得を検討しても良いでしょう。

プログラマー名 おすすめの資格
Web系プログラマー
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報処理技術者試験
  • Ruby技術者認定試験
  • Oracle Certified Java Programmer
アプリケーションプログラマー
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • アプリケーション技術者認定試験
組み込み系プログラマー エンベデッドシステムスペシャリスト試験
オープン系プログラマー
  • Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)
  • PHP技術者認定試験
  • データベーススペシャリスト試験
汎用系プログラマー
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報処理技術者試験
通信系プログラマー
  • シスコ技術者認定
  • ネットワークスペシャリスト試験
ゲーム系プログラマー
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報処理技術者試験
  • Ruby技術者認定試験
  • Oracle Certified Java Programmer
セキュリティ系プログラマー
  • 情報処理安全確保支援士試験
  • CompTIA Security+

まとめ:プログラマーは幅広い種類が存在している

本記事では、プログラマーの種類別に知りたい方に向けて、仕事内容やスキル、方法について解説しました。

  • プログラマーは、関わるものによって名称が変わる
  • プログラミングの知識だけでなく、論理的思考や言語力も必要な仕事
  • 未経験でも学習意欲があれば、プログラマーになることは可能

プログラマーは、自分のスキルの伸びしろによって年収が上がる可能性を持つ仕事です。

将来性も高いため、積極的に多種多様な知識や能力を身につけると良いでしょう。

DMM WEBCAMPでは、最短3ヶ月で専門的スキルの習得が可能なため、無料カウンセリングで話を聞いてみるのもおすすめです。

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