プログラミングでMacBook Airは使える?Macを選ぶ際のポイントを徹底解説
「プログラミングにはMacが良いって聞いたけど本当?」
「MacでプログラミングするならどのMacが良いか知りたい」
と思うことはありませんか?
プログラミングでMacを使おうと考えている方も、本当にMacで良いのか、Macの中でもどれが良いのかで迷ってしまいますよね。
では、Macをおすすめできる理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- プログラミングでMacを選ぶメリット・デメリット
- Mac各種の特徴
- Macを選ぶ際のポイント
について詳しく解説します。
この記事を読めば、Macを選ぶべきかはもちろん、どのようなMacを選ぶべきかまでわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラミングでMacを選ぶメリット6選
プログラミングでMacを選ぶメリットをご紹介します。
メリットを感じなければ、Macでない方が良いかもしれません。
- 性能がプログラミング向き
- 操作がわかりやすい
- 備わっている言語がある
- デザイン性がある
- Linuxとほぼ同等のターミナルが使える
- Apple製品向けのソフトウェア・言語が使える
ひとつずつ見ていきます。
1.性能がプログラミング向き
Macは、性能がプログラミング向きといえます。
なぜなら、UnixというコンピューターのベースとなるOSが使われているからです。
携帯電話やカーナビもUnixで作られています。
もうひとつのコンピューターOSであるLinuxととても似ているので、Unixに馴染んでおくのは、プログラミングにおいては間違いなくメリットです。
2.操作がわかりやすい
Mac製品は、iPhoneのメーカーとして有名なApple社が開発し、操作がわかりやすいのが特徴です。
iPhoneはもちろん、Macにおいても、ユーザーが直感的に使いやすい仕様で製品が設計されています。
例えば、ソフトをダウンロードし、インストールするときでも、Windowsのようにたくさんの画面が出てくることはありません。
アンインストールにおいては、ゴミ箱にドラッグ&ドロップすれば完了です。
Macでは、ユーザーが操作しやすいようできる限りの作業が不要となっています。
3.備わっている言語がある
Macには、インストールをしなくても、購入時点で備わっているプログラミング言語があります。
以下のとおりです。
- PHP
- Perl
- Python
- Ruby
いちいちダウンロードやインストール、設定をしなくても、購入してすぐに使えるのです。
4.デザイン性がある
Macの見た目はもちろん、画面やフォントなどもきれいなのは、メリットといえます。
デザイン性によるメリットを挙げると以下のとおり。
- 画面が綺麗で文字が読みやすい
- 色合いなどデザインがしやすい
- 薄くて見た目の良いデザインは持ち運びに適してる
Windowsでも綺麗なものはありますが、平均的にMacはデザイン性があり、使用していてメリットを感じることは多いといえます。
5.Linuxとほぼ同等のターミナルが使える
Macには、Linuxとほぼ同等のターミナルが備わっています。
なぜこれがメリットかというと、Linuxはサーバーサイドで使われていることの多いOSで、ターミナルで操作することが多いから。
Macユーザーで、ターミナルを触っていれば、Linuxのターミナルもほぼ同じように使いこなせます。
Linuxと同等のターミナルが備わっていることは、プログラミングをやる方にとってはメリットなのです。
6.Apple製品向けのソフトウェア・言語が使える
Apple製品向けのソフトウェア・言語を使えるのもメリットといえます。
なぜなら、Apple製品を開発するためのツール「Xcode」は、Mac上でしか動作しないからです。
Swiftを始めとしたApple製品の開発では、Xcodeは欠かせません。
Apple製品向けのソフトウェアを使えるのは、Macのメリットであるといえます。
プログラミングでMacを選ぶデメリット3選
プログラミングでMacを選ぶデメリットを解説していきます。
デメリットも合わせて理解しなければ、後で困ったことになるかもしれないからです。
- PCの価格が高い
- カスタマイズ性が低い
- Windows向けのゲームが作れない
それぞれ見ていきましょう。
1.PCの価格が高い
PCの価格が高いのは、Macのデメリットといえます。
なぜWindowsと比較して高いのかというと、WindowsのPCではソフトウェア数を調整できるので、スペックの割に値段を抑えられるから。
Macは、スペックはもちろん、ソフト数も統一されているので、安い製品などが出てこないのです。
よくわからないまま購入を検討しても、値段の高さはデメリットに感じてしまうかもしれません。
2.カスタマイズ性が低い
Macのデメリットとして、カスタマイズ性が低いことも挙げられます。
なぜカスタマイズ性が低いのがデメリットかというと、メモリや容量などをあとから追加できないからです。
Windowsでは、スペックが低く始めても増設が可能となっています。
Macでは、最初から指定された物を使うしかありません。
3.Windows向けのゲームが作れない
Windows向けのゲームが作れないのも、Macのデメリットです。
なぜなら、MacにはWindowsでプレイできるゲームの環境が構築できないことが多いから。
開発をする環境はなんとかできても、テスト環境などが作りにくいのです。
Windows向けのゲームを作りたいなら、Macは不向きといえるでしょう。
Mac各種の特徴とメリット・デメリット
Macそれぞれの特徴とメリットやデメリットをご紹介します。
Macと一言でいっても、種類が多く、やりたいことにより選ぶべきものも変わるからです。
- MacBook Pro
- MacBook Air
- iMac
- Mac mini
- Mac Pro
ひとつずつ解説します。
1.MacBook Pro
MacBook Proは、Apple製のノートパソコンの中で、一番性能が良いとされています。
特徴は以下のとおりです。
- 画面サイズが選べる
- 重さ:1.4kg(13インチ、M2、2022年)
- 価格:178,800円〜
- CPU:10コアまで選べる
携帯するのには重ためですが、CPUなどの性能は優れています。
2.MacBook Air
MacBook Airの特徴は以下のとおり。
- 軽量で持ち運びやすい
- 画面の大きさは1種類
- 価格:164,800円〜
- CPU:8コア
初めてMacを使う方などにおすすめできる機種です。
ただし、デメリットとしてはその性能で、とくにメモリ。
8GBで固定されているので、高機能なソフトや処理をおこなう場合はフリーズしてしまうこともあります。
3.iMac
iMacは、デスクトップ型のApple製PCです。
特徴は以下のとおりになります。
- デスクトップ型
- 画面:24インチ
- 厚み:11.5ミリ
- 価格:174,800円〜
- CPU:8コア
持ち運びをせず、大画面で高機能なMacがほしい方におすすめです。
4.Mac mini
Mac miniは、手軽な値段で手に入るデスクトップ型PC。
特徴は以下のとおり。
- デスクトップ型
- 画面:なし(別途購入)
- 価格:92,800円〜
- CPU:8コア
メモリが最大で、16GBしか選べないのが難点。
高機能でなくても良い方は、Mac miniで試してみるのもおすすめです。
5.Mac Pro
Mac Proは、価格も性能も最高級のMacPCです。
Mac Proの特徴はこちら。
- デスクトップ型
- 画面:なし(別途購入)
- 価格:662,800円〜
- CPU:28コア(最大)
メモリは最大1.5TBまで選べます。
とにかくお金をかけてでも、高性能なPCが欲しい方向けのMacです。
プログラミングでMacを選ぶ際のポイント3選
こちらでは、プログラミングでMacを選ぶ際のポイントをご紹介します。
そもそもWindowsとMacを比べてどちらにすべきかの判断は難しいです。
- Apple製品向けの開発をおこなうか
- どんな言語を使用するか
- 開発にはどんなソフトが必要か
それぞれ見ていきましょう。
1.Apple製品向けの開発をおこなうか
プログラミングをするのに、Macを選ぶべきかどうかは、Apple製品向けの開発をおこなうかで考えましょう。
その理由は、Apple向けの開発環境はMacで構築するのが一番スムーズだからです。
MacにダウンロードできるXcodeが使えるので、Apple製品の開発をおこなうなら、Macを選ぶべきといえます。
2.どんな言語を使用するか
どんな言語を使用するのかも、WindowsとMacのどちらを選ぶかで重要です。
その理由は以下のとおり。
- 購入時にすぐ使える言語がある:PHP・Perl・Python・Ruby
- サーバーサイド言語の実行:Java・Python
- Linuxコマンドの実行
Macですぐ使えたり、使いやすかったりする言語を学ぶなら、Macが良いでしょう。
3.開発にはどんなソフトが必要か
開発に必要なソフトが何なのかも、Macを選ぶべきか迷っているときに考えるべきです。
Macはカスタマイズ性が低いので、用意できない環境があります。
例えば、Windows向けのゲーム開発環境などです。
PCをカスタマイズしなければならない環境構築には、不向きなPCといえるでしょう。
【Python入門】MacでPythonをはじめるまでMacでプログラミングが学べるスクール3選
Macでプログラミングを学ぶのに、おすすめのスクールをご紹介します。
せっかくならMacの特徴を活かせるスクールを選びましょう。
- RUNTEQ
- ポテパンキャンプ
- DMM WEBCAMP
ひとつずつ特徴をご紹介します。
1.RUNTEQ
RUNTEQは、RubyのフレームワークRuby on Railsに特化しているプログラミングスクールです。
Macに備わっているRubyを使って学習できるので、Macユーザーにはおすすめといえます。
完全オンラインで学習できるので、隙間時間も活用できるのが特徴です。
2.ポテパンキャンプ
ポテパンキャンプとは、RubyやJavaScriptが学べるプログラミングスクール。
主な内容は以下のとおりです。
- 1ヶ月目:HTML・CSS・JavaScript
- 2ヶ月目:Rubyの基礎
- 3ヶ月目:Ruby on Railsの基礎
ブラウザで実行できるHTMLやJavaScriptはもちろん、MacPCに備わっているRubyが学習できます。
3.DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは、幅広いコースから自分に合ったものを選択できるプログラミングスクールです。
とくにMacユーザーには以下のようなコースがおすすめ。
- Pythonコース
- Javaコース
- Webデザインコース
- UI/UXデザインコース
いろいろなコースから好きなものを選べます。
Macならではの、綺麗なディスプレイやフォントも活かしたデザインも学べるのが特徴です。
未経験エンジニアがプログラミングスクールに通うならどう選ぶ?最適な場所と出会える5つの選び方Macを選ぶ際のよくある悩み2選
Macを選ぶ際のよくある悩みをご紹介します。
悩みを事前に把握しておけば、あなた自身の問題解決も早まるでしょう。
- プログラミングをするならMacとWindowsどっちが良い?
- MacBook AirとMacBook Proはどちらがおすすめ?
多くの人の悩みを見ていきましょう。
1.プログラミングをするならMacとWindowsどっちが良い?
MacとWindowsのどちらが良いのかは、やりたいことや作りたいもので変わります。
なぜなら、どちらか一方でしかできないことが存在するからです。
例として、以下のようなものがそれぞれでしかできないことです。
- Windowsでしか使えない言語:VBA・C#・.NET
- Windowsでしか使えないソフトウェア:サクラエディタ
- Macでしか使えない言語:Swift・Objective-C
- Macでしか使えないソフトウェア:Xcode
何を作りたいかを明確にし、どちらを選ぶべきかを決めましょう。
2.MacBook AirとMacBook Proはどちらがおすすめ?
MacBook AirとMacBook Proは、ノート型PCをどのように使いたいかで選びます。
その理由は、それぞれの特徴が異なるからです。
- MacBook Proは、重たいが性能が良い
- MacBook Airは、値段が安く持ち運びやすい
持ち運ぶ必要がある人や、そこまでの性能が必要でない人は、MacBook Airで充分といえます。
プログラマーにはMacとWindowsどちらが向いているか徹底解説まとめ:プログラミングを始めるなら、手軽なMacBook Airはおすすめ
当記事では、プログラミングでMacを選ぶべきかや、選ぶとしたら何が良いかについて解説してきました。
- プログラミングでMacを選ぶときは、メリット・デメリットそれぞれをきちんと把握すべき
- Macはカスタマイズ性が低いので、最初に何を選ぶかが大切
- Macを選ぶべきかどうかは、使用する言語や開発環境によって決めよう
MacとWindowsでは、特徴が大きく異なります。
開発するものによっては、環境構築ができない場合もあるのです。
ただし、プログラミングをこれから始めようと考えているのなら、デザイン性や使用できる言語が豊富にあるので、Macはおすすめ。
その中でも、MacBook Airは、性能も悪くなく、見た目もよく、使いやすいので、おすすめできる機種といえます。