プログラマーの扱うプログラミング言語11選|学習方法と選び方も紹介
「プログラマーの扱うプログラミング言語って何だろう」
「初心者におすすめのプログラミング言語を知りたい」
と思うことはありませんか?
プログラミングを始めようとしても、プログラマーの扱う言語が何なのかわからなくて、迷ってしまいますよね。
では、これからプログラマーになる方は、どの言語から学べば良いのでしょうか。
そこで今回は、
- プログラマーの扱うプログラミング言語とは
- プログラミング言語を選ぶポイント
- プログラミングを習得する方法
について詳しく解説します。
この記事を読めば、プログラミング言語について理解でき、学習を始められます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラマーの扱うプログラミング言語とは
プログラマーの扱うプログラミング言語は、コンピューターと人間が理解できる言葉のようなものです。
コンピューターは人間の言葉を理解できないので、人がコンピューターに指示を出すときは、プログラミング言語を用いてソースコードを書いていきます。
プログラミング言語は、プログラマーの作るものによって種類はさまざま。
なので、プログラマーは用途に合わせて言語が使えるようにプログラミングを学ぶ必要があります。
プログラミングをやってみたい人に朗報!ゼロから始める4つのステッププログラマーの主なプログラミング言語一覧11選
プログラミング言語には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、プログラミング言語の特徴について解説します。
プログラミング言語の用途や、プログラマーの種類と合わせて、見ていきましょう。
1.PHP
PHP(ピーエイチピー)とは、Webアプリ開発に特化したプログラミング言語です。
主にWebブラウザからのリクエストを受け取り、データベースからデータを取得し表示するといったプログラムを書いていきます。
- 主な用途:Webアプリケーションの開発、WordPressのカスタマイズ
- プログラマーの種類:Webプログラマー、バックエンドエンジニア
- 関連資格:PHP技術者認定試験
簡単にWebサイトが作れるWordPressも、PHPから作られています。
2.JavaScript
JavaScript(ジャバスクリプト)とは、Webページに動きを与えるためのプログラミング言語です。
ボタンひとつで開閉するメニューや、複数の写真が切り替わるスライドショーなどは、JavaScriptで処理されています。
- 主な用途:動的なページを作る
- プログラマーの種類:Webプログラマー、フロントエンドエンジニア
- 関連資格:CIW JavaScript Specialist
JavaScriptは、HTMLタグの中に記述できるので、HTMLとCSSの基本文法も合わせて身に付けると良いです。
3.Ruby
Ruby(ルビー)とは、日本人のまつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語です。
日本人発の言語のため、学習資料も多く提供されています。
- 主な用途:スマートフォンアプリ、ゲーム
- プログラマーの種類:ゲームプログラマー、バックエンドエンジニア
- 関連資格:Ruby技術者認定試験
Rubyのフレームワーク、Ruby on Railsは有名なので、Rubyと合わせて学習しましょう。
4.Python
Python(パイソン)は、入門から手軽に始められるため、大人気の言語となります。
コードブロックをインデント(字下げ)で表すので、ほかの言語と比べて波括弧({…})がなくシンプルに書けるのです。
- 主な用途:データサイエンス、機械学習
- プログラマーの種類:機械学習エンジニア
- 関連資格:Python3エンジニア認定試験
Pythonは豊富なライブラリを揃えているので、処理をたくさん記述しなくてもライブラリを呼び出して機能を実現できます。
5.Go
Go(ゴー)は、Googleを中心に開発が進められた言語です。
いろいろなGoogleのサービスがGoで開発されており、今後期待される言語といえます。
- 主な用途:Webサービスの開発
- プログラマーの種類:Webプログラマー
- 関連資格:基本情報技術者試験
Goでは、クラウドやAIなどの最新技術に対応できる機能が用意されているのが特徴です。
6.Kotlin
Kotlin(コトリン)は、2017年にAndroidアプリ公式言語として認定されたため、注目を集めている言語です。
Javaを簡潔に記述できる文法のため、Javaの置き換え言語として利用されています。
- 主な用途:Androidアプリ開発
- プログラマーの種類:アプリケーションプログラマー、Androidエンジニア
- 関連資格:Android技術者認定試験
Android開発言語となってから、ユーザー数も増えてきているので、需要のある言語です。
7.Java
Java(ジャバ)は、コンピューターの機種やOSに左右されずに利用できるため、あらゆる分野で幅広く利用される言語。
Javaは、プログラミング言語の中でも王道と言われるほどユーザーも多いので、情報系大学のカリキュラムに利用されることもあります。
- 主な用途:Webサービス、ゲーム、家電
- プログラマーの種類:組み込み系プログラマー、Webプログラマー
- 関連資格:Oracle認定Javaプログラマ
Javaを習得するには、オブジェクト指向の理解が必須です。
8.Swift
Swift(スイフト)は、iOS/macOSアプリの開発向けプログラミング言語です。
Apple製品が好きな人におすすめな言語といえます。
- 主な用途:iOSアプリ開発
- プログラマーの種類:アプリケーションプログラマー、iOSエンジニア
- 関連資格:基本情報技術者試験
iPhoneやiPadのOS上で動くプログラムを作る人のことを、iOSエンジニアと呼んでいます。
9.C言語
C言語は、1970年代に開発された古いプログラミング言語です。
新しい言語と比べてプログラムを記述することが多いので、難易度はやや高めと言われています。
- 主な用途:家電や工場の、機械の組み込み
- プログラマーの種類:組み込み系プログラマー
- 関連資格:C言語プログラミング能力認定試験
高速処理のため、大規模システムなどの高性能を求められる場面で利用可能です。
10.C#
C#(シーシャープ)は、Microsoftの.NETフレームワークを実行環境とするオブジェクト指向言語です。
Microsoft Visual Studioが主な開発ツールとなっており、コード補完機能を使うことでコーディングが早くなります。
- 主な用途:Webアプリケーション、ゲーム開発
- プログラマーの種類:オープン系プログラマー、アプリケーションプログラマー
- 関連資格:基本情報技術者試験
C#は、C言語とC++とは違うので、注意が必要です。
11.C++
C++(シープラスプラス)は、Windowsアプリの開発やさまざまなソフトウェアの開発で使用されている言語です。
C言語にオブジェクト指向を取り入れて開発された言語のため、C言語と互換性があります。
- 主な用途:ゲーム開発、デスクトップアプリ
- プログラマーの種類:組み込み系プログラマー、ゲームプログラマー
- 関連資格:基本情報技術者試験
C++は、やや難易度の高い言語と言われているため、使いこなせるとプログラムの幅が広がるでしょう。
【2024年最新】初心者におすすめのプログラミング言語ランキング12選プログラマーのプログラミング言語の選び方
それでは、どの言語から学べば良いのでしょうか。
ここでは、これからプログラマーになる方に向けて、プログラミング言語の選び方について紹介します。
- 難易度の低い言語から選ぶ
- やりたい目的から決める
- なりたい職種の言語を学ぶ
では、見ていきましょう。
1.難易度の低い言語から選ぶ
プログラミング言語は、学びやすいものから、やや難易度が高いものまであります。
なぜなら、言語によってソースコードを記述する量や文法が異なるからです。
例えば、PythonやJavaScriptなどの言語は、ライブラリが豊富にあるので、複雑な処理を書かかずにプログラムの中で呼び出して使えます。
難易度の低い言語がどれかわからない場合は、書店で解説本を開いて、初心者向けの情報か確認してみるのも良いでしょう。
2.やりたい目的から決める
プログラマーとしてやりたい目的から決めるのもありです。
自分の作りたいものやWebサービスがあると、それに必要な言語がわかるからです。
例えば、
- Webアプリが開発したいなら、JavaScript、PHP、Ruby
- ゲームが作りたいなら、C#、C++
- スマホアプリが作りたいなら、Java、Kotlin、Swift
といったように、プログラミング言語を選べるでしょう。
3.なりたい職種の言語を学ぶ
自分の興味のある分野の職種から、言語を選ぶ方法もあります。
その理由は、IT業界は就職先も幅広いため、扱うプログラミング言語も異なるからです。
- Webエンジニア・・・・・・・JavaScript、Ruby
- ネットワークエンジニア・・・Java、C、C++
- セキュリティエンジニア・・・C、C++
- 機械学習エンジニア・・・・・Python
なりたい職種がイメージできない場合は、Wantedlyなどの求人サービスをリサーチすると、必要な言語がわかるので、参考にしてみましょう。
プログラミング言語を学ぶ方法3選
ここでは、プログラミング言語を学ぶ方法について解説します。
学習方法をいろいろ試して、自分に合ったものから進めてみましょう。
- 書籍を読む
- 学習サービスを利用する
- プログラミングスクールに通う
それぞれ見ていきましょう。
1.書籍を読む
プログラミングに関する書籍を一冊読むと、プログラミング言語の決まりを理解できるようになります。
なぜかというと、書籍は体系的にまとめられているので、読み進めやすいからです。
例えば、下記のようなプログラミングに関する用語や使い方を学べます。
- データ型
- 制御文
- 関数
- データ構造
プログラミングは、手を動かした方が習得しやすいと言われていますが、基礎学習は大切なので、参考書籍に目を通してみましょう。
2.学習サービスを利用する
オンライン学習サービスは、Webブラウザからプログラミングを学習できるサービスです。
開発環境を気にせずできる点がメリットで、ソースコードを記述しながら学べます。
- Progate(プロゲート)
- ドットインストール
- Udemy
解説動画を見ながら実際に手を動かしてみる、といった学習方法です。
初級コースから、レベルを上げながら一通り触ってみるのをおすすめします。
3.プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールを検討されている方は、自分の目的にあったスクールを選ぶ必要があります。
なぜなら、プログラミングスクールによって特徴やサポートの有無が異なるからです。
- 転職支援はあるか
- 副業支援はあるか
- プログラミング言語に対応しているか
- ポートフォリオの作成ができるか
- 通学かオンラインか
プログラミングスクールの一番の強みは、モチベーションを刺激してくれる点にあるので、学習に投資できるなら活用するのをおすすめします。
プログラミング学習におすすめなブログ5選を紹介。4つのメリットと探す方法を徹底解説プログラマーの言語に関する質問
こちらでは、プログラマーの言語に関する質問に答えていきます。
疑問点を解消して、プログラマーの理解を深めましょう。
- 将来性のあるプログラミング言語とは
- プログラマーが複数の言語を学ぶメリットとは
それぞれ解説します。
1.将来性のあるプログラミング言語とは
将来性のある言語とは、新しい言語で開発がしやすい点や、ユーザー数が多く需要のある言語を指します。
例えば、
- Kotlin・・・Androidアプリの公式言語となったため
- Python・・・データサイエンスが注目されているため
- JavaScript・・・Webアプリケーションに欠かせないため
といったプログラミング言語が挙げられます。
とはいえ、IT技術はスピードで進歩していくため、需要のある言語は変わると想定しておきましょう。
2.プログラマーが複数の言語を学ぶメリットとは
プログラマーが複数の言語を学ぶメリットは、個人の付加価値を高められる点にあります。
なぜなら、企業に勤めていてもプロジェクトが変わると使用言語が変わることはよくあるからです。
複数の言語を使えると、プロジェクトチームに貢献できるので、必要な人材となれます。
最近では、プログラミングで副業やフリーランスの仕事をする人も多く、技術の幅が広いと収入に繋げることができるでしょう。
まとめ:プログラマーになる方は、自分に合ったプログラミング言語を学ぼう
本記事では、プログラマーのプログラミング言語を知りたい方に向けて、プログラミング言語の特徴や、選び方を紹介しました。
- プログラミング言語のそれぞれの特徴を理解しよう
- どんなプログラマーになりたいかによって、扱うプログラミング言語は変わってくる
- プログラミングの学習が上手く進まない方は、プログラミングスクールがおすすめ
プログラマーの扱うプログラミング言語は、数が多いので区別しにくいこともあります。
ですが、プログラミングの決まりを理解しないと、その先の学習ができないので、言語の特徴を理解することが大切です。
これからプログラマーになる方は、プログラミング言語の難易度や、目的、職種などを考えて、自分に合った言語から選んでみてください。
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