IT業界での起業はおすすめ!3つの理由と、起業を成功させるためのコツを解説
「IT業界で起業してみようかな?」
「IT業界で起業して失敗したらどうしよう…」
と思うことはありませんか?
いざIT業界で起業しようとしても、本当に成功できるのか不安ですよね。
では、成功する秘訣やビジネスモデルはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- IT業界で起業するメリット
- IT業界で起業するまでの大まかな流れ
- IT業界で起業した人の成功事例/失敗事例
について詳しく解説します。
この記事を見ればIT業界で起業するために、何をするべきか理解できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
IT業界での起業がおすすめの理由3選
IT業界は常に技術の限界を押し広げようとする革新的な人々で溢れています。
まずは、そんなIT業界がおすすめされる理由を3つ紹介します。
- 初期費用がかからない
- 需要が高い
- 失敗のリスクが少ない
それぞれ見ていきましょう。
1.初期費用がかからない
IT業界での起業は、初期投資や参入障壁の低さを重視するならば、最適な方法です。
パソコンさえあれば、すぐにでも始められます。
初期費用として心配なのは、パソコン本体と、その他必要と思われる機器、そして人件費です。
小売業に比べれば、ITビジネスの立ち上げや運営にかかるコストはかなり低いでしょう。
成功を収めるには、あなたのコミットメント、専門知識、マーケティング戦略によって決まりますが、小売業で起業しようとする場合と比べて、参入コストははるかに低く抑えられます。
2.失敗のリスクが少ない
IT業界での起業はスモールスタートが可能なため、万が一のリスクを小さく抑えられます。
なぜなら多額の資金を必要としないからです。
仮に失敗しても、最初の参入障壁が低いので、比較的簡単に再建できます。
つまり、どれだけの時間と資金を投入したとしても、大企業や老舗企業のような大きな失敗のリスクなしに、簡単にビジネスを始められるという利点があるのです。
ちょっとした創造力と努力、そして決断力があれば、ITに特化したビジネスで利益を生み出せるかもしれません。
3.需要が高い
IT業界における起業は、高い需要があります。
様々な業界のDXに伴い、今後も高い水準で推移することが予想されるため、ITプロフェッショナルにとっては朗報と言えるでしょう。
ITサービスの需要が高いだけでなく、仕事の選択肢も豊富です。
Webサイト制作、アプリケーションやシステムの開発、ITコンサルティングなど、IT業界の可能性は無限大です。
IT業界で起業するまでの手順
起業は、以下の手順に沿っておこないます。
手順の中には、必ず提出しなければならない書類も含まれるのでしっかり確認しておきましょう。
- 事業計画の作成
- 資金調達
- 会社登記申請
- 開業手続き
それぞれ説明していきます。
1.事業計画書の作成
どんな業界であっても、起業前に時間をかけてきちんと計画を立て、しっかりとした事業計画書を作成することが不可欠です。
まずは、IT業界のさまざまな側面を調査し、参入しようとしている市場を理解することから始めましょう。
次に、自分のビジネスの特徴は何か、ターゲットとなる顧客は誰かを明確にします。
自分のビジネスと顧客のニーズが明確になれば、目標を立て、それを達成するための戦略を練れます。
さらに、ビジネスをどのように推進するか
- 価格設定
- 競争上の優位性などの詳細
- 必要なコストやリソース(技術や設備など)
についても、すべて考慮してください。
作成したら、業界やビジネスで起こりうるあらゆる変化に合わせて、常に最新の状態に保つことが重要です。
よく練られたビジネス・プランがあれば、ITビジネスの運営と将来に自信を持てます。
2.資金調達
IT業界での起業には、膨大な資金は必要ありませんが、ビジネスモデルによってはある程度の資金が必要になるでしょう。
たとえば、アプリ開発はパソコン一台で始められますが、ECサイトの運営などは在庫を保有しなければなりません。
また、ビジネスモデルの規模が大きいほど人材の確保も必要です。
これらは作成した事業計画に沿って、必要な資金を確保しておきましょう。
万が一、自己資金で補えない場合は以下のような方法で資金調達することになります。
- 銀行などの金融機関から融資を受ける
- 投資家からの出資を受ける
- 補助金・助成金を利用する
どのような方法を選ぶにせよ、あなたの目標を考え、調達した資金をどのように使うか計画を立てることが重要です。
3.会社登記申請
会社登記とは、以下のような事業内容を法務局に登記することです。
- 会社名
- 本店所在地
- 代表者の氏名・住所
- 事業目的
これにより、あなたが起業した会社を一般に好評できるため、安心して企業活動をおこなえます。
また、登録時には18〜25万円ほど費用が発生します。
4.開業手続き(個人事業主の場合)
個人事業主として起業する場合は、以下の手順に沿って手続きをおこないます。
青色申告をする場合は、合わせて「青色申告承認申請書」も同じように入手しましょう。
- 屋号(社名)
- 届け出の区分
- 所得の種類
- 開業日
なども記入する必要があるため、予め考えておきましょう。
税務署に持参するか、郵送のどちらかを選択できます。
IT業界で起業するために必要な知識やスキル
IT業界に限らず、起業するなら以下の知識は必ず必要です。
- 経営・マーケティングの知識
- コミュニケーション能力
- 自己管理能力
起業するだけで終わらせず、ビジネスを成功させるためにもしっかり身につけておきましょう。
1.経営・マーケティングの知識
起業する際はIT技術だけではなく、経営の分野にも精通していなければなりません。
なぜなら、事業を成功させるために予算、人員、資源をどのように管理するかを知っておく必要があるからです。
さらに、IT業界で名を成そうとする経営者にとっては、マーケティングのスキルも必要です。
売上を伸ばし、ビジネスを成長させるためには、既存の顧客市場のキャパシティと、新しい市場を獲得する可能性を理解することが不可欠。
つまり、マネジメントの知識とマーケティングのスキルを適切に組み合わせることで、IT業界でのビジネスを成功させられます。
2.コミュニケーション能力
IT業界では、優れたコミュニケーション能力が不可欠です。
コミュニケーション能力がなければ、大事なことを見落としたり、誤解されたりして、ビジネスに重大な影響を及ぼす可能性があります。
そのため、顧客や同僚と効果的に情報を交換する方法をよく理解しておくことが必要です。
効果的なコミュニケーション能力は、お客様の期待を予測・管理し、お客様や製品に関する技術的な問題を解決し、お客様全体の満足度を高められるでしょう。
そしてさらに、職場の士気やモチベーションを高め、効率と生産性の向上にもつながります。
組織内に適切なコミュニケーション・チャンネルを確立することで、すべての情報が適切な人に、適切なタイミングで、適切な形で、首尾一貫して正確に伝達されるようになるからです。
3.自己管理能力
IT業界で成功するためには、自己管理能力が必要です。
つまり、目標を設定し、その目標に対して責任を持つという規律を身につけることです。
そのためには、自分自身を軌道に乗せるためのシステムやプロセスを確立し、あきらめない自信とモチベーションを持たなければなりません。
まずは、達成可能で測定可能な小さな目標を立てることから始めましょう。
そして、スケジュールを立て、それを実行すること。
組織化され、タスクを遂行するコツを知らなければ、目指す成功を達成する可能性は著しく低くなります。
仕事上のコミュニケーション上手とは!求められる3つの能力や10個の改善方法を紹介IT業界で人気のビジネスモデル
以下は、IT業界では人気のビジネスモデルです。
- ITコンサルタント
- アプリ開発
- ショッピングサイト(ECサイト)
ただ、これらのビジネスモデルは真似をすれば成功するものではありません。
既存のサービスと差別化を図って起業する必要があります。
あくまでも参考程度に御覧ください。
1.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITシステムとネットワークの分野で洞察力と専門知識を提供できる専門家です。
クライアントのITニーズを分析し、改善すべき領域を特定し、必要な変更を実施するための最善の方法についてアドバイスを提供します。
具体的には、以下のような業務に携わります。
- ネットワーク、ハードウェアソフトウェアの設計、実装、管理
- ファイアウォールの設定、データセキュリティの確保
企業が最も効率的かつ安全な方法でITの目標を達成できるよう支援しているのです。
2.アプリ開発
アプリケーション開発とは、コンピュータのプログラムやアプリケーションを作成するプロセスのことです。
ほかの開発プロセスと同じように、ソフトウェアエンジニアと開発者が協力して、
- ソフトウェアの構想
- 設計
- 構築
- テスト
などをおこない、クライアントのニーズに合ったアプリケーションを作成します。
アプリケーション開発にはかなりの労力と知識、経験、スキルが必要ですが、うまくいけば、多くの報酬を得られます。
3.ショッピングサイト(ECサイト)
ECサイトとは、メルカリやヤフオクなどといったネット上で売買できるサイトのことです。
システム開発の技術があれば、ショッピングサイトの開発は容易でしょう。
開発後は、在庫管理、受注処理、問い合わせ対応などの重要な仕事が含まれます。
同時に、プロモーションの調整や割引の設定、お客様の声の分析なども必要です。
うまく軌道に乗れば、自分の手を加えずとも、24時間自動で収益が生まれます。
IT業界で起業して成功した事例3つ
ここでは、IT業界で起業して成功を収めているサービスをご紹介します。
- シタテル
- アスクル
- Zaim(閑歳孝子氏)
それぞれ見ていきましょう。
1.シタテル
sitateru CLOUDは衣服を中心としたバリューチェーン全体の課題に対応したクラウドサービスです。
生産支援や販売支援に特化しており、衣服・ライフスタイル産業が抱える課題を解決します。
例えば、生産に関しては以下のような課題が挙げられます。
- アナログで非効率な現場
- コミュニケーショントラブル
- 原価、販管費がかさむ
これらを、最新のシステムやコスト管理、計算機能を使って解決してくれるのです。
衣服やライフスタイル製品を作ってみたいけれど、なにからはじめていいかわからない…このようなデザイナーにも役立つ嬉しいクラウドサービスです。
2.アスクル
アスクルは、20年以上にわたり、さまざまな業界のお客様に、通販サイトを通じてオフィス用品やサービスを提供しています。
2022年2月には、調達品目の規模が約950万個を超えました。
また、2019年4月には一般用医薬品のベンディングを開始し、お客様のご要望に合わせた品揃えを強化しています。
- 名刺作成
- 印鑑、実印作成
- 伝票印刷
このような商品をはじめ、お掃除サービスなど幅広く提供しています。
3.Zaim
Zaimは、650万ダウンロードを超える(2017年時)人気の家計簿アプリです。
現金メインの方でも、キャッシュレスメインの方でも簡単に家庭簿を記録できます。
具体的な機能としては
- レシート読み取り
- 銀行カード連携
- 家計分析
などが挙げられます。
アプリ一台で、家計改善が捗る便利なアプリです。
IT業界で起業した際に多い失敗事例4選
IT業界の起業はおすすめですが、以下が原因で失敗する人もたくさんいます。
- 市場調査を甘く見た
- 資金調達が間に合わない
- ノリで起業する
- 適当に採用をする
失敗事例を参考に、少しでもリスクを抑える対策をしておきましょう。
1.市場調査を甘く見た
起業を考えている人は、リサーチが成功のカギになることを忘れてはいけません。
起業家が自分のビジネスを立ち上げる際の失敗の原因として、しばしば市場調査の必要性を過小評価していることが挙げられます。
市場調査とは、潜在的な顧客のニーズを評価・分析し、その顧客をターゲットにした戦略を立てることです。
また、どのような製品やサービスを提供し、どのような価格を設定し、どのようなマーケティングや広告の方法が最も効果的であるかということを考えるのにも役立ちます。
市場調査に関しては、自己満足に陥らないことが重要です。
2.資金調達が間に合わない
ビジネスが軌道に乗ってきて、規模を拡大したいのに、必要な資金が間に合わず失敗に終わるケースもよく見られます。
成功するビジネスは、どんなに研究や準備を重ねても、十分な資金を確保するタイミングが、最終的にプロジェクトの成否を決めることがあるのです。
起業を躊躇するようなことではありませんが、計画段階の早い段階で資金面を検討することが重要です。
つまり、自己資金をきちんと管理し、現実的な予算を確保することが、ビジネスの成功につながるということです。
3.ノリで起業する
起業の失敗に関して、人々が犯す最大の間違いの1つは、起業の方法は1つしかないと考えていることです。
ノリでビジネスを始めること、つまり、他の人が試して成功したのと同じ戦略や習慣でビジネスを始めることです。
この戦術は一部の人には有効かもしれませんが、多くの人にとっては失敗につながる可能性があります。
そのため、既成概念にとらわれず、自分のビジネスに合った戦略を立てることが重要です。
単に前例のないものを真似るのではなく、市場のニーズを満たし、顧客に付加価値を与えるものを作ることに集中しましょう。
そうすることで、起業家にありがちな落とし穴を回避できます。
4.適当に採用をする
ビジネスの失敗の主な原因のひとつは、採用にあると言われています。
採用はビジネスにとって重要な要素であり、正しい方法でおこわないと、結果が思わしくなくなる可能性があるからです。
そのため、採用する際は必要な資格を持ち、業界を知り、適切な経験を持っていることを確認しておきましょう。
さらに、会社の使命や文化を信じる社員を見つけることが重要であり、職務内容や契約書の裏表を知っておくことも役に立ちます。
起業を考えている人は、適切な人材を見つけることに力を入れれば、長い目で見てより良い結果が得られるはずです。
IT業界で起業を成功させるコツ
IT業界で起業して成功するために、ぜひ以下のコツを取り入れてみてください。
- コミュニティに参加する
- SNSで情報発信する
行き詰まったときに、何かヒントを得られるかもしれません。
1.コミュニティに参加する
IT業界で起業家として成功したいのであれば、同じ業界のコミュニティに参加することが重要です。
ネットワーク・グループに参加し、ほかのITプロフェッショナルと交流することで、最新の業界動向を把握し、キャリアアップにつながる可能性のある業界関係者とつながりを保てます。
もしかしたら、将来自分の起業に役立つような貴重な関係やパートナーシップを築けるかもしれません。
要するに、起業家としてIT業界のコミュニティに参加することは有益なのです。
躊躇することなく、今日からITコミュニティと関わりを持ち、どんなチャンスがあるか見てみましょう。
2.SNSで情報発信する
多くの起業家が頼りにしているツールのひとつがSNSの力です。
TwitterからInstagramまで、これらのサイトはあなたの事業を広めるのに役立ちます。
潜在顧客や業界の専門家と関係を築くことで、知名度を上げ、まったく新しい可能性を切り開らけるのです。
さらに、ターゲットとするユーザーから貴重なフィードバックを得られるため、将来の製品やサービスの開発に役立てられます。
IT業界に関わらず、起業する際はSNS活動をスタートさせることをおすすめします。
エンジニアの起業について詳しく解説!よくある失敗やおすすめの書籍3選も紹介まとめ:起業するならIT業界が圧倒的におすすめ
本記事では、IT業界での起業について解説しました。
- IT業界は需要が高いため、起業するならおすすめ
- 初期費用がかからないので、低コストでスタートできる
- 起業する際は、事業計画を作成する
IT業界で、他の起業家と差をつけたいなら、プログラミングを学ぶことをおすすめします。
自社サイトの構築から、運用までを自分自身でできるようになるため、人材を雇う必要もありません。
興味があるな、という方はDMM WEB CAMPのプログラミングスクールがおすすめです。
無料カウンセリングもおこなっているので、一度受けてみてくださいね。