エンジニア2年目の年収は?年収アップの5つのコツも紹介
「2年目のエンジニアってどれぐらい収入があるの?」
「エンジニアとして収入をアップさせたい」
と思うことはありませんか?
自分の年収を考えるとき、基準となる数字がわからなければ先のプランも決まりませんよね。
では、エンジニア2年目の収入の実態はどうなっているのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニア2年目の年収
- エンジニアとして年収をアップさせる方法
- 2年目のエンジニアの業務内容
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニアの2年目について一通りのことがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニアの2年目の平均年収
PROJECT COMPのデータによると、エンジニアの2年目の平均年収は610万円となっています。(出典:PROJECT COMP)
一方、dodaの調査によると、エンジニア全体の平均年収は438万円です。(出典:doda)
双方のデータはあくまでも目安なので、絶対にこの数字通りいくわけではありません。
エンジニアの年収は人によって差があるため、一部のハイグレードなエンジニアが数字を押し上げている可能性もあります。
とはいえ、2年目で600万円を超えるのは、日本の平均を考えるとかなり高収入です。
2年目からしっかり稼ぎたいという方には、エンジニアは魅力的な職業といえます。
【職種別】エンジニアの平均年収
一口にエンジニアといっても、実際はさまざまな職種があります。
そして、職種ごとに平均年収の値も違ってきます。
- プログラマー
- システムエンジニア
- Webエンジニア
ここでは、エンジニアの平均年収を職種別にみていきましょう。
1.プログラマー
求人ボックスの統計データによると、プログラマーの平均年収は428万円となっています。(出典:求人ボックス)
複雑なシステムの開発や多数のプログラミング言語を扱える場合、年収はより高くなります。
しかし、エンジニア全体の平均年収が438万円なので、プログラマーの平均年収は決して高いとはいえません。
なぜ高くないかというと、プログラマーはエンジニアの中でも数が多いうえに、業務委託で仕事をしているケースも多いからです。
したがって、まずはプログラマーで下積みを経験し、より高収入の職種を目指すのが一般的なキャリアプランとなります。
2.システムエンジニア
求人ボックスの統計データによると、システムエンジニアの平均年収は502万円となっています。(出典:求人ボックス)
プログラマーに比べて、80万円ほど平均年収が高くなっています。
システムエンジニアは、主にシステムの設計や構想の段階で仕事をする職種です。
システムエンジニアが制作した設計図を基に、プログラマーがシステムを開発していきます。
つまり、システムエンジニアはプログラマーの上流工程に存在するため、平均年収も高くなっているのです。
3.Webエンジニア
求人ボックスの統計データによると、Webエンジニアの平均年収は549万円となっています。(出典:求人ボックス)
エンジニアの職種の中でも、Webエンジニアは高収入です。
Webエンジニアの平均年収の高さは、求められるスキルに理由があります。
WebエンジニアはWeb開発全般が仕事の範囲になるため、広範な知識やスキルが必要です。
業務も大変ですが、やりがいと高収入を兼ね備えている点は魅力的といえます。
Webエンジニアの年収は低い?全体の平均年収と比較した立ち位置や、実際に働くまでの手順を解説フリーランスエンジニアの平均年収
PE-BNAKによると、フリーランスエンジニアの平均年収は847万円(関東エリアの場合)となっています。(出典:PE-BNAK)
エンジニアの平均年収に比べておよそ2倍の、かなり高い数字です。
しかし、フリーランスエンジニア全員が平均年収ぐらいの額を稼げるわけではありません。
むしろ、フリーランスエンジニアで平均年収以上を稼げるのは、ほんの一握りです。
数千万円を稼ぐエンジニアがいる一方、平均年収200~300万円のエンジニアも大勢います。
847万円という数字は、少数の数千万円クラスのエンジニアが数字を引き上げているのです。
フリーランスの世界は、良くも悪くも自分次第の世界。
リスクをとっても自分を試したいという方は、フリーランスに挑戦してみるのもおすすめです。
2年目のエンジニアがするべきこと4選
エンジニアの2年目は、今後のキャリアにおいて重要な時期です。
2年目のキャリアを成功させることで、その後の出世や転職に良い影響を及ぼせます。
- コーディングに慣れる
- 指導社員から独立する
- 自分で課題を発見できる
- 自分の市場価値を上げる
ここでは、2年目のエンジニアがするべき4つのことについて解説します。
1.コーディングに慣れる
エンジニア2年目に突入したら、まずはコーディングに慣れましょう。
1年目の間は、上司に指導してもらいながらコーディングをおこなうため、多少のミスや遅延も許されます。
しかし2年目となると、基本的なコーディングは丁寧かつスピーディーにできるのが理想です。
コーディングのスキルが認められれば、より上流の工程への参加にも結び付きます。
そのため、まずはコーディングのスキルを磨いていきましょう。
2.指導社員から独立する
エンジニア2年目では、徐々に指導社員から独立しましょう。
1年目の間は、指導社員がついて仕事をチェックしてくれます。
しかし、2年目になって仕事に慣れてくると、指導社員から離れて自分で仕事をしなければいけません。
反対に、いつまでもミスが続いて指導社員から離れられない場合、人事評価や出世に悪い影響を及ぼします。
2年目の間に、指導社員から独立することを目指しましょう。
3.自分で課題を発見できる
自分で課題を発見できる力も、2年目に習得すべきスキルです。
なぜなら、2年目以降は与えられた課題の解決ではなく、自分で発見した課題の解決が重視されるから。
1年目の間は、与えられた仕事をこなしていれば問題ありません。
しかし、2年目以降は自分で能動的に仕事を獲得しなければいけません。
そこで、自分で課題を発見する力が大切になります。
日頃の業務から、自分や周りの課題を探し続けてみましょう。
4.自分の市場価値を上げる
2年目では、自分の市場価値を上げることにも集中すべきです。
というのも、2年目以降はエンジニアとしてのレベルやキャリアに差がつきはじめるから。
実力主義の会社の場合、2年目からいきなり出世するケースもあります。
また、2年目から実績を残せば、転職の際にも大きなアピールになります。
エンジニアとして活躍したいのであれば、2年目に自分の市場価値を高める努力をするのが大切です。
エンジニアが2年目以降年収を上げる5つのコツ
2年目から、エンジニアとしてしっかり稼ぎたいと思う方は多いでしょう。
あらかじめ年収アップのコツを知っていれば、効率的に年収を上げることが可能です。
- 待遇の良い企業に転職する
- フリーランスとして仕事をする
- 企業内で早期の出世を狙う
- 扱えるプログラミング言語を増やす
- IT関連の資格を取得する
ここでは、エンジニアが2年目以降年収を上げるコツを5つご紹介します。
1.待遇の良い企業に転職する
確実に年収を上げたければ、待遇の良い企業に転職するのがおすすめです。
エンジニアを含めIT業界は、人材の流動性が高い業界です。
転職も頻繁におこなわれているため、それほどハードルが高いわけではありません。
しかし、待遇の良い企業はやはり人気があり、倍率も高くなる傾向があります。
転職をするにあたっては、周りの人材に負けない自分の強みを作ってから挑むことをおすすめします。
2.フリーランスとして仕事をする
フリーランスとして仕事をすれば、会社員時代より年収が上がる可能性があります。
というのも、フリーランスは会社員と違って、自分次第でどこまでも収入が伸ばせるからです。
会社員は決まった給料を貰いますが、フリーランスの報酬は自分が受けた案件次第。
実際、数千万円稼いでいるフリーランスエンジニアも存在します。
収入の増減があることや会社員に比べて不安定など、デメリットもありますが、挑戦してみる価値は十分あるでしょう。
3.企業内で早期の出世を狙う
企業内で早期の出世を成功させれば、同年代よりも高い収入が獲得できます。
実力主義の風潮が強いベンチャー企業などであれば、2年目からいきなり出世できます。
出世にはさまざまな条件が必要ですが、一番はやはり仕事で大きな成果を出すことです。
自分の成果が周りから評価してもらえれば、早期の出世に結びつきます。
転職やフリーランスに魅力を感じない方は、今いる企業で出世を狙いましょう。
4.扱えるプログラミング言語を増やす
扱えるプログラミング言語を増やせば、収入がアップする可能性があります。
というのも、扱えるプログラミング言語の数が多いと、それだけ多くの仕事を任されるからです。
そして仕事の数が増えれば、成果をアピールできるチャンスも増え、出世や昇給に結びつきます。
また、多くのプログラミング言語を習得しているエンジニアは、転職市場でも高い評価が得られます。
プライベートで勉強するなどして、なるべく多くのプログラミング言語を習得しましょう。
5.IT関連の資格を取得する
IT関連の資格取得も、年収アップのひとつの方法です。
なぜなら、資格の取得は人事評価にも影響を及ぼし、昇給などにつながるから。
具体的なIT関連の資格としては、
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
などがあります。
これらの資格は必須ではありませんが、取得しておけば自分の武器として活用できます。
時間に余裕がある方は、資格の取得にもチャレンジしてみましょう。
ITストラテジスト資格の概要やそのメリット・デメリットを徹底解説エンジニアに関する3つの質問
エンジニアに関して、まだ疑問や不安が残っている方も多いでしょう。
疑問や不安が残ったままだと、エンジニアのキャリアを築くのに支障が発生します。
- 2年目からでも転職できる?
- 年収アップのための技術トレンドは?
- 20代エンジニアの平均年収は?
ここでは、エンジニアに関する3つの質問に回答していきます。
1.2年目からでも転職できる?
2年目であっても、エンジニアは転職できます。
なぜなら、エンジニアは非常に転職が頻繁におこなわれる職種だからです。
実際、2年目に転職して年収を上げたエンジニアは多くいます。
スキルや実績があれば、2年目であろうが関係なく評価される場合が多いです。
なので、今いる環境に不満があれば、転職も選択肢のひとつとして考えておきましょう。
2.年収アップのための技術トレンドは?
そのときトレンドになっている技術を習得しておけば、エンジニアとして価値が高まります。
現在トレンドの技術は、
- DX(デジタルトランスフォーメーション)
- X-Tech(クロステック)
- 6G
などが挙げられます。
トレンドの技術をいち早くマスターすれば、ほかの人材にできない新しい仕事ができます。
日々業界のトレンドを追い、それを仕事に活かすマインドがエンジニアには必要です。
3.20代エンジニアの平均年収は?
dodaの調査によると、20代のエンジニアの平均年収は361万円となっています。(出典:doda)
20代はまだキャリアが浅いだけに、それほど高い平均年収にはなりません。
とはいえ、この数字はあくまでも平均であり、20代からより多く稼ぐことは可能です。
日々スキルを磨き、平均年収以上を稼ぐエンジニアを目指しましょう。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?意味や定義、取り組むべき理由を解説まとめ:エンジニアの2年目で自分の市場価値を上げよう
本記事では、エンジニアの2年目について解説してきました。
- 2年目のエンジニアの平均年収は610万円
- 2年目はキャリア形成において重要な時期
- エンジニア2年目でも出世や転職はできる
エンジニアの2年目は、キャリア形成において非常に重要な時期です。
仕事にも慣れ、指導社員からも独立してひとりで業務を進めるようになります。
また、2年目からでも出世や転職は可能であり、自分次第で年収を上げることも可能です。
ぜひこの記事を参考に、エンジニアとしての2年目を充実させてください。