【IT業界とは?】業種とビジネスモデルを解説

公開日: 2018.03.05
更新日: 2024.01.04

IT業界と一口に言ってもその業種やビジネスモデルはさまざまです。

もしあなたがIT業界への転職を考えていたりIT業界で何かしらの事業を始めようと考えているのであれば、IT業界にはどういった業種やビジネスモデルが存在しているのかを理解しておく必要があります。

そこでこの記事ではIT業界を代表するいくつかの業界とビジネスモデルについて詳しく解説していきたいと思います。

IT業界への転職を考えている方やIT業界で何かしらの事業を始めてみたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

IT業界の代表的な業種とビジネスモデルを詳しく解説

eコマース

IT業界を代表する業種とも言えるのがこのeコマースです。

通販と言った方が一般的には伝わりやすいでしょうか。

eコマースを代表する企業であるAmazonや楽天は、今や世界でもトップクラスの企業に成長しています。

eコマースは、スマホの普及で利用者が増えてきたこともあって右肩上がりの成長を続ける業種ですが、インターネットの利用者におけるeコマースの利用者の割合は未だ40%程度と言われているので、今後も成長することが予想される楽しみな業種だとも言えますね。

eコマースのビジネスモデル

eコマースのビジネスモデルはオフラインの小売業と一緒です。

販売する商品を業者から大量に購入することで卸価格で仕入れることができ、卸価格で手に入れた商品に利益分をプラスして販売することで収益を得ることができるわけです。

オフラインの小売業では店舗の賃貸料や店舗スタッフを雇うために人件費がかかっていましたが、eコマースの場合、店舗を用意する必要はありませんし、規模によっては一人で対応することも可能です。

そのため、個人でも参入しやすく、IT業界で何かしらの事業を始める場合に参入しやすい業種としても知られています。

eコマースで注目すべき企業

そんなeコマース業界において長い間注目を集めているのが「北欧、暮らしの道具店」です。

「北欧、暮らしの道具店」は、北欧雑貨をメインに取り扱っている通販サイトですが、月間のPVが1,300万人にのぼるほど人気の集めている通販サイトです。

元々兄弟2人で始めた通販サイトでしたが、たったの10年ほどで大企業も注目するような成長を遂げました。

その成功の秘密はファンを獲得するメディア運営にあり、今でこそ当たり前となっているオウンどメディアの構築にいち早く取り組んだ通販サイトとしても知られています。


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広告業

IT業界は広告業が盛んな業界です。

インターネットを介した広告の発信方法にはさまざまな手法があるので、それらを発信する側も需要がありますし、それらの業者が配信する広告を掲載する媒体側も年々需要が高まってきています。

広告業のビジネスモデル

インターネット業界の広告といえばリスティング広告が有名ですね。

リスティング広告はGoogleなどの検索ブラウザで検索をおこなったときの検索結果に表示される広告で、表示された広告がクリックされることで料金が発生するというちょっと変わった課金体系の広告です。

リスティング広告はビジネスモデルもおもしろく、広告を掲載する場所を企業がオークション形式で購入していきます。

人気のキーワードであればあるほど掲載にかかる費用は高くなっていくということですね。

そして広告を掲載するためにかかるオークションの入札費用がYahoo!やGoogleなどリスティング広告のサービスを提供している業者側に納められるというような形のビジネスモデルとなります。

また、広告業では掲載する側である媒体の人気も非常に高まってきています。

こういった媒体では多くのユーザーが検索している検索キーワードで上位表示されるようなコンテンツを作成し、検索流入から多くのユーザーを獲得しています。

そしてユーザーが閲覧するコンテンツに広告を掲載することで掲載費用をえているわけです。

広告業で注目すべき企業

広告を掲載する側のメディアとして注目すべき企業といえば、業界No.1のneverまとめでしょう。

Neverまとめはさまざまなテーマでユーザー自身がまとめ記事を作成できるサービスで、月間のPVが21億以上と圧倒的なPV数を誇っています。

これだけのPV数を誇るメディアですから、広告収入で得られる収益も膨大です。

一方で著作権やまとめ記事の質が問題になっていたりもするので、そういった意味でも注目の企業だと言えますね。

C to C

IT業界の業種の中で今最も注目を集めているのがC to C産業です。

C to Cは消費者同士の間で取引がおこなわれることを指しますが、IT業界のC to C産業では、消費者同士が取引をおこなうためのプラットフォームを提供し、収益を得ています。

C to Cのビジネスモデル

IT業界のC to C産業のビジネスモデルはプラットフォームの提供です。

オークションアプリやオークションサービス、フリマアプリやフリマサービスなどを開発して一般の消費者に提供することで多くの消費者が利用し、その取引にかかる手数料が主な収益となります。

個々の取引による収益は微々たるものですが、それぞれのプラットフォームでは毎日何千何万という取引が行われているので、小さな収益が積み重なり大きな収益になっていくわけですね。

C to Cで注目すべき企業

IT業界のC to C産業で最も注目すべき企業といえばメルカリでしょう。

メルカリは消費者同士が不用品を売り買いするフリマアプリで、年間で1200億円以上の取引がおこなわれていると言われています。

メルカリの手数料は10%なので、簡単に見積もっても120億円以上の収益をあげているという計算になりますね。

最近では海外市場に力を入れるなどどんどん新しい市場へのチャレンジを続けているので、今後も目が離せない企業だと言えます。

まとめ:IT業界にはさまざまなビジネスモデルが存在している

IT業界のさまざまな業種とそれらの業種のビジネスモデルについて詳しく解説してきました。

IT業界は常に技術の革新がおこなわれている業界で、毎日のように新しいサービスが生まれています。

今回紹介した3つの業種はIT業界の数ある業界の中のほんの一部です。

これからIT業界に進もうと考えている方やIT業界で何かしら新しい事業を始めてみたいと考えている方のであれば、IT業界の業種やビジネスモデルの情報を細かくチェックしておくようにしましょう。


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