50代エンジニアの現状とは。働き方や転職で求められること3選を紹介

2024.01.11
50代エンジニアの現状とは。

「50代エンジニアの働き方を知りたい」
「50代でもエンジニアを続けられるのだろうか」

と思うことはありませんか?

このままエンジニアを続ける上で、50代からどのようなキャリアを築いていけばいいのか不安になってしまいますよね。

では、活躍し続ける50代エンジニアの特徴とは、何が挙げられるのでしょうか?

そこで今回は、

  • 50代エンジニアに求められること
  • 50代以降、エンジニアとしての働き方
  • 50代向けの求人サイト・転職スクール

について解説していきます。

この記事を読めば、50代エンジニアに求められることや転職のコツがわかります

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

50代エンジニアの現状とは

働く50代エンジニア

エンジニアは、50代でも活躍できる仕事なのでしょうか

ここでは、50代エンジニアの現状を理解していきましょう。

  1. 報酬が減る恐れがある
  2. 正社員エンジニアは少ない
  3. それでも増え続ける50代SE

それぞれ説明していきます。

1.報酬が減る恐れがある

現場では、成果を出せる人が評価を得るため、50代でスキルがないと報酬が減る恐れがあります。

やはりIT業界は実力と実績が重視されるからです。

例えば、開発業務に携わりたい場合は、プロジェクトで求められるプログラミング言語を使える必要があります。

50代エンジニアだと、技術が古いという理由で遅れを取ってしまったり、体力的に若い人と同じ業務をこなせなかったりすることもあるでしょう。

フリーランスの場合も応募に年齢制限があることや、若い人と同じくらいコードを書けないと単価を維持できないこともあるのです。

2.正社員エンジニアは少ない

50代以降では、正社員エンジニアの数は少ない傾向です。

とくにWeb業界においては、歴史が浅いため活躍する50代エンジニアの事例は少ないと言われています。

とはいえ、大手のSler企業ではひとつの企業に長く勤めるエンジニアがいるため、年齢層が高く50代で働く人材も存在するのです。

50代エンジニアの割合は、業界や職種によっても違いがあるといえるでしょう。

3.それでも増え続ける50代SE

50代エンジニアには、デメリットもありますが、50代でも現役で働くシステムエンジニアは増えてきています。

その理由は、IT人材の不足から、50代からでも採用したい企業が増え、さらに50代向けのスクールが整備されているからです。

実際に50代未経験からITエンジニアになる事例も存在します。

なので、プログラミングに興味のある方は、50代という年齢を気にせずエンジニア職を目指すのをおすすめします

仕事ができる50代エンジニアの特徴

仕事ができる50代エンジニア

活躍する50代エンジニアには、どのような特徴があるのでしょうか。

若いエンジニアと比べていえることを見ていきましょう

  1. 高いスキルと技術がある
  2. 人脈形成ができる
  3. 価値を提供できる

ひとつずつ説明していきます。

1.高いスキルと技術がある

即戦力となる人材は、IT業界では重宝されます。

20代のように若いときは、未経験やスキル不足でもポテンシャルが評価されますが、50代では、経験や高い技術が必要とされるからです。

  • 特定の業務知識に詳しい
  • ある分野のスペシャリスト

上記のように、特定のスキルが認められるエンジニアは、職場で頼られるエンジニアといえます。

2.人脈形成ができる

50代エンジニアは、自分より若い人と協調していく必要があります。

そのため、仕事ができる50代エンジニアは、人脈形成ができる特徴があるのです。

若い世代の人ともコミュニケーションが取れ、情報収集ができる能力は、年齢層が高いエンジニアに求められるでしょう。

友人や知人から仕事を獲得するケースもあるので、良質な人脈を広げていくことは重要といえます。

3.価値を提供できる

50代エンジニアには、これまでの経験から若い人とは違う価値を提供できます。

そうすることで、50代エンジニアの評価が高まるからです。

20代や30代のエンジニアと同等に勝負しても、スキルが同じであれば若い方が有利となります。

柔軟な提案ができることや、マネジメント経験があることなど、プロジェクトに貢献可能かどうかが活躍する50代エンジニアの特徴といえるでしょう。

50代エンジニアの働き方

マネジメント職をする50代エンジニア

50代以降のエンジニアは、働き方は選べるのでしょうか。

ここでは、50代エンジニアのキャリアパスを説明していきます

  1. 技術職
  2. マネジメント職
  3. フリーランスとして独立する

それぞれの特徴を見ていきましょう。

1.技術職

技術職は、特定の分野のスペシャリストです。

50代で技術職でいることは、自分の好きな分野を極められるメリットがあります。

とはいえ、そこで新しい技術を習得するのに時間がかかることもデメリットのひとつです。

たくさんの業務量をこなさないと良い評価がされないため、報酬面が減る50代エンジニアもいるのです。

2.マネジメント職

50代でマネジメント経験がないと、何か問題がないかと思われる場合もあります。

それほど、50代のエンジニア転職ではマネジメント経験が求められるのです。

  • リーダーとして後輩の指導ができる
  • プロジェクトを俯瞰的に見て進捗管理ができる
  • PMやPL、役職の経験は転職で有利

マネジメント職は給与が高く、開発に携わらなくても人間性が評価されるため50代からの働き方におすすめといえます。

3.フリーランスとして独立する

会社員が激務に追われて辛い場合は、フリーランスエンジニアとして働く方法があります。

フリーランスエンジニアになると、自分の好きな場所や時間を選んで仕事ができるからです。

ほかにも、

  • メリット  会社員より高い収入を目指せる
  • デメリット 収入が安定しない

などの特徴があります。

50代からもフリーランスエンジニアにはなれるので、選択肢のひとつとして検討しても良いでしょう。

マネジメントのおすすめ本マネジメントのおすすめ本30選!悩みを解決できるものをテーマ別に厳選

50代からの転職で求められること3選

若い人と協力する50代エンジニア

企業の採用担当は、キャリア採用をする上で、どのようなことを求めているでしょうか。

ここでは、50代からの転職で評価されることを解説していきます。

  1. 新しい技術を学ぶ意欲
  2. マネジメント経験
  3. 若い人と協力できる

それぞれ見ていきましょう。

1.新しい技術を学ぶ意欲

50代エンジニアには新しい技術を習得する意欲が必要です。

どのエンジニアにも学び続ける姿勢は求められますが、向上心がなければ、IT業界の変化についていけないから。

とくに50代という年齢から覚えるのに時間がかかってしまうこともあります。

新しい技術に興味関心があれば、急な仕様変更やトラブルがあっても対応できるでしょう。

2.マネジメント経験

50代エンジニアの転職には、マネジメント経験があると有利です。

なぜなら、マネジメントできる人材を企業が求めているからです。

  • 何名くらいをマネジメントしてきたのか
  • どのくらいのプロジェクトに貢献してきたか

一般的に、35歳以上でキャリアアップを考えるなら、マネージャーを目指すことになるので、50代の転職ではマネジメント経験が重要といえます。

3.若い人と協力できる

若い人と一緒に仕事をすることになるので、業務内容を共有しながら進める力も必須でしょう。

協力体制を作れるエンジニアがいると、チームの場が和み、後輩からも頼りにされる存在となれます。

  • ともにモチベーションを高められる
  • 相談し合える

若い人とコミュニケーションが取れると、気難しい印象にならずに切磋琢磨できるため、50代の転職で大切な要素といえるでしょう。

50代こそ人間関係の断捨離を!距離を置くメリットや具体的な方法を解説50代こそ人間関係の断捨離を!距離を置くメリットや具体的な方法を解説

50代エンジニアが転職をする際に知っておくこと

転職する50代エンジニア

具体的に、50代からの転職は、どのようなことに気を付けていけば良いのでしょうか

ここでは、50代エンジニアが知っておくべきことを説明していきます。

  1. 50代以降の転職は難しい
  2. 早期退職も検討する
  3. 自分の適性を確認する

では、見ていきましょう。

1.50代以降の転職は難しい

ITエンジニアへの転職は、40歳から難しくなると言われてます。

その理由は、年齢が高くなると条件の厳しい転職先しか出てこないからです。

  • 報酬
  • 就業条件
  • 適切な評価

このように50代以降では、上記を満たす転職先は探すのが難しいとあらかじめ肝に銘じて取り組む必要があります。

2.早期退職も検討する

50代からの転職では、定年退職も見据えて行動することをおすすめします。

なぜかというと、最近では定年を65歳と定めるIT企業も増えているからです。

  • 転職するなら50代前半までが良い
  • 早期退職した方が退職金がもらえる会社もある

転職すると決めたら、自分に有利となるように、早期退職も検討すると良いでしょう。

3.自分の適性を確認する

転職をする際は、自分の適性を把握することが大切です。

技術職に向いているのか、マネジメント経験を活かしたいのか、自分を知っていると失敗せずに済みます。

50代以降の働き方は、

  • 会社員のかたわら副業を始める
  • フリーランスエンジニアに転身する
  • フルリモートの仕事を請ける

など、多様化しているので、自分に合った働き方を見つけることが大切です。

50代向け求人サイト・転職スクール・サイト

勉強する50代エンジニア

50代から利用できる転職サイトや求人サイトには、どのようなものがあるでしょうか。

ここでは、おすすめのサイトを5つご紹介します

  1. SEES
  2. ライフシフトラボ
  3. レバテックキャリア
  4. マイナビIT AGENT
  5. dodaエンジニアIT

ひとつずつ見ていきましょう。

1.SEES

SEESは、シニアのフリーランスエンジニア向けのIT求人・案件サイトです。

40代から60代を中心としているため、その年齢が強みになる求人を探せます。

  • シニア専門のエージェント 平均年齢58歳
  • ブランクがあっても相談できる
  • 案件継続率約91%

シニア向けのサイトは珍しいため、ひとつ登録して情報を集めてみるのもおすすめです。

2.ライフシフトラボ

ライフシフトラボは、45歳からの実践型キャリア複業スクールです。

その中の、ライフシフトラボ転職コースでは、40代50代の転職活動をサポートしてくれます

  • 転職のプロがマンツーマンで付いてくれる
  • 受講期間は60日間と最短
  • 年齢制限はなし

受講開始日から8日以内なら全額返金して退会することも可能なので、後悔せず利用できるでしょう。

3.レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT・Webエンジニアに特化した転職エージェントです。

IT業界に精通したアドバイザーに相談できるため、悩みの解決も期待できます。

  • 書類添削や面接対策、ポートフォリオの添削が受けられる
  • アドバイザーが年収の交渉や入社日の調整をしてくれる
  • さまざまな年代のキャリアアドバイザーが在籍している

システムエンジニアの職務経歴書の書き方から、ノウハウが学べるので、活用できるでしょう。

4.マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは、IT・Webエンジニアの転職に使える転職支援サービスです。

職種や業界から、求人を探せるため、50代からでも利用できます。

  • キャリアアドバイザーが経験とスキルに合った求人を紹介してくれる
  • 転職活動に不慣れでも安心
  • すべて無料で使える

マイナビエージェントの求人情報とも共有しており、IT以外の職種からでも仕事を探せるので、便利です。

5.dodaエンジニアIT

dodaエンジニアITは、ITエンジニア向けの転職エージェントです。

キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当のスタッフが在籍しているため、良いマッチングを期待できます

  • 業界最大級の求人数 約10万件
  • 無料で使える
  • IT業界の転職市場を理解している

応募書類や面接対策にも対応しているので、わからないことを気軽に聞け相談しやすい環境といえるでしょう。

50代エンジニアに関する質問

50代エンジニアの質問

ここでは、50代エンジニアに関する質問に答えていきます。

疑問点を解消して、エンジニア職の理解を深めましょう

  1. 50代からフリーランスエンジニアになる人はいる?
  2. 50代のプログラマーは使えない?

それぞれ見ていきます。

1.50代からフリーランスエンジニアになる人はいる?

50代からフリーランスエンジニアになる人もいます。

なぜなら最近では、中高年向け求人サイトやプログラミングスクールもあるからです。

IT業界は、深刻な人手不足なため、優秀なエンジニアに年齢は関係ないといえます。

副業から始める方もいるので、フリーランスエンジニアに興味がある人は、エージェント経由で案件を受注してみると良いでしょう。

2.50代のプログラマーは使えない?

50代のプログラマーは使えないと揶揄される場合もあるでしょう。

その理由は、自分のやり方に固執することや、若いエンジニアとの人間関係が上手くいっていないことが挙げられます

スキルや技術は人によってさまざまなので、50代だから使えないとは言い切れないです。

そのため、50代で活躍する現役プログラマーはいると知っておきましょう。

フリーランスの始め方フリーランスの始め方5ステップ!なる前にやるべきことや仕事の探し方を徹底解説

まとめ:50代エンジニアが転職するなら、若い人と違う価値を提供しよう

本記事では、50代エンジニアの働き方を知りたいと思う方に向けて、50代エンジニアの特徴や転職で求められることを紹介してきました。

  • 50代エンジニアの働き方には、技術職やマネジメント職、フリーランスがある
  • 50代以降の転職は、自分に有利となるよう、早期退職も検討しよう
  • 50代向けの求人サイトや転職サイトを活用して、エンジニア転職を成功させよう

50代になると、このままエンジニアを続けられるかどうか不安になる方もいます。

IT業界は常に新しい技術が求められるため、技術に対応していく必要があるからです。

50代となると、体力的にもしんどい部分がでてきます。

ですが、これまでの経験を活かせるチャンスでもあるので、50代の強みを利用して転職を成功させましょう。

\プログラミングスクールを比較/

DMM WEBCAMP

COACHTECH

RUNTEQ

DMM WEBCAMP COACHTECH RUNTEQ
目指せる姿 WEBエンジニアへの転職
フリーランスエンジニア WEBエンジニアへの転職
分割払い
補助金 ×
転職保証 × ×
受講期間 12週間〜 3ヶ月〜 5ヶ月〜
特徴 【IT業界の転職を一番に考えたい方向け】
大手DMMが運営のプログラミングスクール
転職成功率98.8%
豊富なキャンペーンや補助金制度あり
【フリーランスを目指したい方向け】
フリーランスのエンジニアを最短で目指す
エンジニアと共に実際の案件開発を担当
【とことん勉強してから転職したい方向け】
1,000時間(約9カ月)のカリキュラムでしっかり勉強
企業の求める即戦力のWEBエンジニアを目指す
料金 329,350円〜
※給付金適用後
42万9,000円~ 55万円

公式HP

公式HP

公式HP

関連記事

資料請求

  • 短期集中で最速エンジニア転職を実現-転職成功者インタビュー一覧

    DMM WEBCAMPでは転職成功率98%を実現しています。本資料では、元警察官や元ラーメン屋など様々なバックグラウンドを持つ卒業生の声をお届けします。

    資料をダウンロードする
  • IT技術がもたらす3つの変化と身につけるべきスキル

    IT技術の発展により、今後10~20年程度で47%の仕事がなくなると言われています。どのような変化が訪れ、私達はどのようなスキルを身につけるべきかを解説します。

    資料をダウンロードする
  • 未経験がフリーランスエンジニアになる方法-年収アップで自由な働き方を手に入れる

    働き方改革やリモートワークの影響でフリーランスという働き方の人気は高まりつつあります。フリーランスエンジニアとして活躍するために必要な情報をお届けします。

    資料をダウンロードする

© 2024 WEBCAMP MEDIA Powered by AFFINGER5