エンジニアもビジネススキルは必要?身につけるべきスキルと方法、メリットも解説
「エンジニアが必要なビジネススキルを知りたい」
「ビジネススキルを身につける方法がわからない」
と思うことはありませんか?
エンジニアがビジネススキルを身につけようしようとしても、必要なビジネススキルと身につける方法がわからなくて迷ってしまいますよね。
では、エンジニアが必要なビジネススキルにはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニアが身につけるべきビジネススキル
- 必要なビジネススキルの身につけ方
- ビジネススキルを活かして稼げる職種
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニアが必要なビジネススキルと身につけ方がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ビジネススキルとは
ビジネススキルとは、仕事で役立つスキルのことです。
このスキルには、技術力・能力・知識が含まれています。
また、一般的には「教養を通じて習得したもの」がスキルとされており、生まれながらに持っている高い能力にはスキルと使いません。
そのため、仕事で役立つ技術力・能力・知識を、日々の経験や努力で習得したものをビジネススキルと呼びます。
エンジニアがビジネススキルを必要とする3つの理由
エンジニアがビジネススキルを必要とする3つの理由を紹介します。
- 下流工程でもビジネススキルが求められる
- 技術力だけで稼げるエンジニアになるのは難しい
- 技術力をビジネススキルで補える
それぞれについて、詳しく解説します。
1.下流工程でもビジネススキルが求められる
エンジニアの場合は、下流工程でもビジネススキルが求められるケースが多いです。
その理由として、業務の円滑化にはほかのエンジニアとのコミュニケーションが必要だからです。
実際に、エンジニアが仕事をする際には、グループを組んでプロジェクト達成に向かって日々業務します。
なおかつ、ミスが起きれば自分で問題点を見つけ、改善しなければなりません。
これらのコミュニケーション力や問題解決能力は、仕事で必要とするスキルになります。
そのため、下流工程、上流工程にかかわらず、ビジネススキルがないとエンジニアは成り立ちません。
2.技術力だけで稼げるエンジニアになるのは難しい
作業的な技術力だけあっても、ビジネススキルがなければ稼げるエンジニアになるのは難しいといえます。
なぜなら、開発・設計など現場で働くエンジニアだと年収に限りがあるからです。
稼げるエンジニアは、管理職になったり上流工程に携わったりなど、昇進やキャリアアップを通じて年収がアップしています。
加えて、これらの職種になると、マネジメント力や統合力がなければ仕事ができません。
そのため、高収入を稼ぎたいならビジネススキルが必須となり、エンジニアになった後もスキルアップをしていく必要があります。
3.技術力をビジネススキルで補える
未経験で作業面の技術力に自信がない人でも、ビジネススキルがあれば補えます。
理由として、エンジニアの職種のなかにも、高いビジネススキルを優遇する企業が数多く存在するからです。
たとえば、システムエンジニアやITコンサルタントは、技術力よりマネジメント力やプレゼンテーション能力が求められている傾向が強いです。
また、ビジネススキルの高さを理由に採用し、現場で経験を積ませた後に管理職やリーダー職へ昇進させようと考えている企業もあります。
だからこそ、未経験の人は技術力とあわせてビジネススキルも身につけておきましょう。
技術力のあるエンジニアとは?技術力をアップさせる方法を紹介!エンジニアが必要なビジネススキル6選
エンジニアが必要なビジネススキルを紹介します。
- マネジメント力
- コミュニケーション力
- 問題解決力
- 情報収集力
- プレゼンテーション能力
- 文章力
それぞれについて、詳しく解説します。
1.マネジメント力
エンジニアとして高収入を目指すには、マネジメント力は欠かせません。
マネジメント力は管理職やリーダー職へ昇進させるか決める重要な判断項目であり、なければ一生平社員のままの可能性が出てくるからです。
具体的な理由としては、
- プロジェクトの成果を上げる管理職はマネジメント力が必要
- 技術力が低くてもマネジメント力があれば成り立つ職種もある
- クライアントとのやり取りにはマネジメント力が必須
などがあります。
さらに、自分で案件を獲得し、経営面をマネジメントするフリーランスにも大切なスキルです。
企業で働くのか、フリーランスを目指すのかまだ決めていない人も、マネジメント力は高めておきましょう。
2.コミュニケーション力
エンジニアが仕事をする際には、コミュニケーション力が必要になります。
ほかのエンジニアやクライアントとやり取りをする際に、コミュニケーション力は欠かせないからです。
そもそもコミュニケーション力とは、
- 内容を会話で伝える能力
- 表情や身振り手振りで内容を伝える能力
- 相手を不快にさせずに内容を伝える能力
- 相手の会話や表情から内容を理解する能力
などがあります。
コミュニケーションが取れない人でよくあるのが、仕事の内容が上手く伝わらずにミスへとつながってしまうケースです。
最初は許してもらえるかもしれませんが、何度も続くと仕事ができない人とレッテルをはられてしまいます。
そうならないためにも、教養本を読むなどしてコミュニケーション力を高める努力をしておきましょう。
3.問題解決力
問題解決力は、エンジニアで最も必要とされます。
なぜなら、エンジニアの仕事はミスがつきものだからです。
日々の仕事では、ミスを見つけて問題解決を繰り返しながら、最終的なゴールを目指します。
また、リーダ職や管理職になると、部下のミスも問題解決しなければなりません。
さらに、問題解決するためには、物事の本質を捉え、全体像まで見れる柔軟性も必要になってきます。
経験から身につくスキルでもあるので、日々の仕事のなかで意識づけておきましょう。
4.情報収集力
エンジニアには、常に新しい情報を取り入れる収集力も大切になります。
その理由として、情報とともに顧客ニーズも最新のものへと移り変わっていくからです。
加えて、IT業界は急速な進化を遂げているので、情報収集力がないと最新の技術にはついていけません。
なかには「最新の情報は会社から指示があるまで取り入れない」という人もいますが、より稼いでいくためには向上心が大切です。
新たな情報を収集するうえで、会社からも重宝される人材へとなる可能性は十分にあります。
そのため、常に最新の情報を収集できるようアンテナをはっておきましょう。
5.プレゼンテーション能力
プレゼンテーション能力は、社内会議やクライアントとのやり取りで必要になります。
良い企画書やプロジェクトができたとしても、その魅力が相手に伝わらなければ意味がないからです。
とくに、プレゼンテーション能力が高いと、たとえ技術力が低くても、知識で仕事に活かせる部分がたくさんあります。
未経験からでも身につけやすいビジネススキルなので、技術力とあわせて相手にどうすれば伝わりやすいか学んでおきましょう。
6.文章力
プレゼンテーション能力を活かすために欠かせないのが文章力になります。
なぜなら、資料や企画書の図や写真だけじゃ伝わらない内容は多いからです。
かといって、文章で伝えるとしても、回りくどかったり長かったりすると、相手からすれば何を言いたかったのか伝わりません。
また、日々のコミュニケーションやマネジメントする際にも、文章力は必要なスキルです。
そのため、ビジネススキルの前提は文章力といっても過言ではありません。
見て伝わりやすい文章と、聞いて分かりやすい文章とは何かを日々心がけておきましょう。
エンジニアがビジネススキルを身につける4つの方法
エンジニアがビジネススキルを身につける4つの方法を紹介します。
- セミナーに参加する
- 本で学習する
- 上司から学ぶ
- 未経験者はプログラミングスクールに通う
それぞれについて、詳しく解説します。
1.セミナーに参加する
セミナーに参加すると、ビジネススキルを高められます。
ビジネス講師や専門家の話には、今まで知りえなかった情報がたくさん詰まっているからです。
セミナーを受ける場としては、
- エンジニア向けセミナー
- 社外セミナー
- オンラインセミナー
などがあります。
なかには「セミナーの話をだまって聞くのが苦手」という人もいますが、耳を傾け情報収集するのもビジネススキルの一環です。
ビジネススキル以外でも、有意義な情報を得られる可能性があるので、機会があれば積極的に参加しましょう。
2.本で学習する
本で学習するのもビジネススキルを身につける方法です。
本で学習する際におすすめな種類としては、
- ビジネス本
- リーダーシップ・管理職向けの本
- コミュニケーションを高める本
- エンジニア向けの本
などがあります。
本を読むことで、新たな知識を習得できるのはもちろん、別視点から物事を見るスキルが身につきます。
情報が多ければ、その分仕事に活かせるスキルも増えるので、余暇の時間で本を読む習慣を身につけましょう。
3.上司から学ぶ
ビジネススキルは、上司から学ぶことも可能です。
そもそも、上司はキャリアを積んでいるからこそ今の立ち位置にいます。
そのため、高いビジネススキルを持っており、話を聞くことで仕事に活かせる部分も多いです。
とはいえ、前提として尊敬できる上司でなければなりません。
周りから慕われていなかったり、ワンマン上司だったりすると、逆効果になる可能性が出てきます。
よって、尊敬できる、または学べる部分が多い上司がいる場合のみ、ビジネススキルについて聞いてみましょう。
4.未経験者はプログラミングスクールに通う
未経験者はプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
スクールではグループワークがあるので、技術力を高めながらコミュニケーション力やプレゼンテーション力を身につけられるからです。
また、スクールで学べる実務スキルには、エンジニアが必要とするビジネススキルも含まれています。
加えて、セミナーや講演会を定期的に開催しているスクールも多いです。
よって、未経験から高いビジネススキルを持ったエンジニアになるには、プログラミングスクールに通うのが一番の近道といえます。
【2022年最新】プログラミングのオンラインスクールおすすめ10選を紹介ビジネススキルを活かせるエンジニアの職種3選
ビジネススキルを活かせるエンジニアの職種を紹介します。
- 管理職・リーダー職
- システムエンジニア
- ITコンサルタント
それぞれについて、詳しく解説します。
1.管理職・リーダー職
すでにエンジニアとして活躍している人で多いのが、管理職・リーダー職になります。
プロジェクト達成に向かってマネジメント力を活かせるのはもちろん、コミュニケーション力や問題解決力が備わっているのが管理職であるからです。
とくに、管理職になると給料のアップが見込めるので、キャリアアップとしては最適といえます。
ただし、ビジネススキルと技術力があるからといって、いきなり管理職になるのは難しいです。
どちらかというと、エンジニアとして経験を積み、企業に貢献した人材が目指せる職種になります。
2.システムエンジニア
システムエンジニアは、未経験からでも目指せる職種です。
なぜなら、開発や設計などの現場仕事より、社外に向けた業務に携わるケースが主になるからです。
具体的な仕事としては、
- クライアントとヒアリング
- 要求を分析してシステムの設計
- 設計内容をクライアントに提案
- 開発
などになります。
要するに、クライアントが作ってほしいシステムをヒアリングし、要求にこたえるよう設計するのが仕事内容です。
その後、開発業務に携わるケースもありますが、一般的には専門のプログラマーがおこないます。
そのため、企業の規模が大きいほど、開発業務ではなく社外に向けた仕事が主になります。
実際に、未経験からシステムエンジニアになった人は多いので、ぜひ目指してみてください。
3.ITコンサルタント
ITコンサルタントも、未経験から目指せる職種になります。
その理由は、システムエンジニアと同様に社外に向けた仕事が主になるからです。
仕事内容としては、
- クライアントとヒアリング
- 課題を分析して提案
- プロジェクト達成に向けてマネジメント
といった流れになります。
システムエンジニアとは違い、システムではなくITに関する経営課題をコンサルタントします。
そのため、マネジメント力やプレゼンテーション能力が求められる仕事です。
ITの知識が豊富であれば、未経験からでも目指しやすい職種といえます。
システムエンジニアの転職時期はいつがベスト?理想のタイミングが来るまでの準備の仕方も解説まとめ:稼げるエンジニアになるにはビジネススキルを磨こう
本記事では、エンジニアのビジネススキルについて、必要な理由や身につけるべきビジネススキルと習得方法を紹介してきました。
- 稼げるエンジニアになるにはビジネススキルは必須
- マネジメント力や問題解決力など必要なビジネススキルは多い
- 未経験の人はプログラミングスクールがおすすめ
将来的に稼げるエンジニアになるには、ビジネススキルは必須といえます。
とはいえ、必要なスキルが多く、短期間で身につけられるほど簡単なものではありません。
とくに、未経験からエンジニアを目指す人は、技術力とあわせてビジネススキルも習得する必要があります。
よって、未経験の人はプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
実務的なスキルはもちろん、エンジニアで必要なビジネススキルを教えてくれるスクールが多いので、ぜひ活用してください。