ITエンジニアのポジションや職種名について、仕事内容や必要なスキルを徹底解説
「エンジニアのポジションを知りたい」
「自分に合ったエンジニア職種がわからない」
と思うことはありませんか?
いざ、エンジニアを目指そうとしても、どんな職種やポジションがあるのかわからなくて迷ってしまいますよね。
では、エンジニアの職種とポジションはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニアの種類
- 種類別のエンジニア職種と仕事内容
- エンジニア職種を選ぶ3つの方法
について詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたに合ったエンジニア職種がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニアの職種は主に4種類
エンジニアの職種は主に4種類に分類されています。
それぞれで仕事内容や必要なスキルが違うので、事前に理解を深めておかなければなりません。
4つの種類と特徴は、以下のとおりです。
種類 | 特徴 |
---|---|
開発系 | 仕様書に沿って、開発業務をする |
インフラ系 | ネットワークやセキュリティの構築・運用を業務する |
プロジェクト管理系 | プロジェクトや経営面の予算・納期などをマネジメント |
その他 | ITスキルを活かしてさまざまな業務をおこなう |
大きく分類した4つのなかに、それぞれで細かな職種に分かれています。
たとえば、開発系だとWeb系や組み込み系といった形です。
さらに、スペシャリストとして1つの分野を極める人もいれば、複数の職種に携わる人もいます。
未経験からエンジニアを目指す人は、まずは1つの職種を極めることからスタートしましょう。
エンジニアの業種とは。エンジニアの種類別に年収や仕事内容を紹介
開発系のエンジニア職種7選
開発系エンジニアの職種と仕事内容・必要なスキルを解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.アプリ開発エンジニア
名前の通り、アプリ開発に携わるエンジニアです。
そのなかでも、スマホアプリとPCで使われるデスクトップアプリの2種類があります。
主な仕事内容は、次のとおり。
- アプリの設計・構築
- 開発
- 動作テストして公開
一般的によく使われるプログラミング言語は、次のとおりです。
- Java
- C#
- Swift
- Object-C
AndroidとiOSでさらに細かく分類されるので、どちらに携わるかで覚えるプログラミング言語が違います。
近年は多くの便利なアプリが開発されていることもあり、将来的な需要が高い職種です。
2.AIエンジニア
AIエンジニアは、AIの開発やデータの解析・処理をおこなうエンジニアです。
家庭用ロボットや車の自動運転システムなど、人工知能を使って自動化する際によく使われます。
主な仕事内容は、下記があります。
- AIの開発
- データ解析
- AI精度を高めるための人工知能の教育
また、用いられるプログラミング言語は、次の言語が多いです。
- Python
- R言語
- JavaSprict
AIエンジニアは、機械学習エンジニアとも呼ばれています。
AI化と自動化が進む近年では、より一層人材の確保が求められている職種です。
3.Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやWebサービスを開発するエンジニアです。
一般的には、企業のホームページやECサイトの制作に携わりますが、企業によってはWebコンテンツのアプリ開発を業務するケースもあります。
主な仕事内容は、下記のとおり。
- Webサービスの企画・設計
- 開発・制作
- 運用・保守
下記は、開発・制作で必要なスキル・プログラミング言語です。
- HTML・CSSのスキル
- Java
- Ruby
- PHP
また、小規模なWebサービスを制作する際によく使われるWordpressのスキルも必要になります。
制作部門からのスタートだと、未経験者でもスキル習得が難しくないのでおすすめです。
4.ゲームエンジニア
ゲームエンジニアは、スマホゲームや家庭用ゲームなどを開発するエンジニアです。
ただ近年は、オフラインとオンラインの両方のゲームがあるので、必要となるスキルが多くなっています。
主な仕事内容は、下記のとおりです。
- 企画書の作成・要件定義
- 専門分野ごとにわかれて開発
- テスト・デバッグ
ゲーム開発に必要なスキルとよく使われるプログラミング言語は、下記があります。
- C++
- JavaSprict
- Swift
- 物理学・数学の知識
ゲーム開発は、音響やCGなどの制度を高めるために物理学や数学の知識も必要です。
また、バグを見つけて修正の繰り返しなので、忍耐力と問題解決能力も求められます。
専門性の分野でプログラミングスキルもより一層必要ですが、ゲームの需要の高さから将来的にも安泰といえます。
5.業務系エンジニア
業務系エンジニアは、企業の会計管理や在庫管理などのシステムを開発するエンジニアです。
また、業務に特化したアプリ開発もおこない、企業のニーズに合わせた案件をこなすケースが多いです。
主な仕事内容は、次のとおり。
- 企業の要望に合わせた企画書の作成
- システム・アプリの開発
- バックオフィス業務
必要なスキルとよく使われるプログラミング言語は、下記があります。
- Java
- C++
- SQL
- 業務・経営の知識
一般的にはクライアントとやり取りをする上流工程と、開発業務を専門に仕事する下流工程に分かれます。
ただし、企業によっては両方に携わるケースもあり、システムエンジニアと業務系エンジニアの役割を兼任する人もいます。
クライアントのニーズに応えるために、業務・経営の知識も必要とする職種です。
6.フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、ユーザーが目に見える部分を開発・実装するエンジニアです。
基本的にはWebデザイナーの指示書のもと、Webサイトやアプリにプログラミング言語を使いながら実装します。
主な仕事内容は、下記のとおりです。
- アプリやWebサイトにデザインを実装する
- Webデザイナーとのミーティング
- デザインの一部を兼任するケースもある
実装する際に必要とするプログラミング言語とスキルは、次のとおりです。
- HTML・CSSのスキル
- JavaSprict
- PHP
企業によってはWordpressやPhotoshopのスキルを求められるケースもあります。
そのため、目に見える部分の実装業務について、熟知しておかなければなりません。
実装とともに完成形が見えてくるので、やりがいのある仕事です。
7.組み込みエンジニア
組み込みエンジニアは、家電や自動車などに制御システムを組み込むエンジニアです。
制御システムはほとんどの機械でないと成り立たない部分なので、携わる分野は多岐にわたります。
主な仕事内容は、次のとおりです。
- システムの設計
- プログラミングを使って実装・組み込み
- 運用・保守
必要なスキルとプログラミング言語は、下記があります。
- C・C++
- Java
- アセンブリ
- センサー・ネットワークの知識
近年はIotが普及していることもあり、組み込み系エンジニアの需要がとくに高まっています。
ただその分、センサーやネットワークなどの深い知識が必要ですが、活躍できる分野が多い職種です。
インフラ系のエンジニア職種5選
インフラ系エンジニアの職種と仕事内容・必要スキルを解説します。
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- セキュリティエンジニア
- クラウドエンジニア
- データベースエンジニア
それぞれについて、詳しく解説します。
1.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業が使うネットワークやインターネット回線の構築・運用をおこなうエンジニアです。
エラーやトラブルが起きた場合に復旧したり交換したりなど、保守の仕事にも携わります。
主な仕事内容は、次のとおりです。
- 企業の要件をまとめてネットワークの設計
- ネットワークの設置・構築
- 運用・保守
ネットワークエンジニアに必要なスキルは、次があります。
- インターネット・ネットワークの知識
- 無線LAN・サーバーの知識
- コミュニケーションスキル
- 問題解決能力
ITに関する知識はもちろん、インターネットやネットワークに関する深い知識が必要です。
また、コミュニケーションスキルや、エラーを復旧するための問題解決能力も求められます。
企業やさまざまな機関が設置されるたびにインターネット回線が必要となるので、将来的に需要が高いといわれる職種です。
2.サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、インターネットの基盤となるサーバーの運用・保守をおこなうエンジニアです。
最適なインターネット環境を提供できるようサーバーを設置したり、エラーの修復をおこなったりします。
主な仕事内容は、下記があります。
- サーバーの設置
- 設置後の運用
- トラブル時の対応
必要なスキルは、次のとおりです。
- OSに関する知識
- サーバーの深い知識
- クラウドサーバーの知識
- 問題解決能力
サーバーに関する深い知識はもちろん、サーバーアプリケーションに対応するためにOSの知識が求められます。
また、近年は少しずつ物理的サーバーを設置する企業が減ってきたので、新たにクラウドサーバーの知識も必要です。
加えて、将来性が高い理由に、サーバーにトラブルが生じるとインターネット自体つながらない点があります。
インターネットがインフラ化したので、社会全体として貢献度の高い職種です。
3.セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、サーバーやネットワークのセキュリティに特化したエンジニアです。
インターネットは情報漏洩の危険性が高いので、設置や構築の際にセキュリティエンジニアの存在は欠かせません。
主な仕事内容は、次のとおりです。
- セキュリティの企画・提案
- 実装・テスト
- 運用・保守
セキュリティエンジニアの必要なスキルは、下記が挙げられます。
- セキュリティの深い知識
- IT関連の法律の知識
- サーバー・OSに関する知識
- ネットワークに関する知識
セキュリティに関する深い知識はもちろんですが、サーバー・ネットワークなど業務に関連する知識が必要です。
また、サイバー攻撃や情報漏洩を防ぐための、ITに関する法的な知識も求められます。
どちらにしても、特化した知識が必要なので、資格の取得を目指すとスキル習得の効率がアップします。
4.クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウドサーバーの設計をおこなうエンジニアです。
主にクラウド環境の設計や整備となりますが、運用・保守などクラウドに関するすべての業務に携わります。
主な仕事内容は、下記が一般的です。
- クラウドサーバーの設計・構築
- 構築後の運用・保守
- クラウドサービスのサポート
必要なスキルは、次が求められます。
- クラウドに関する深い知識
- サーバー・ネットワークの知識
- オンプレミス・ミドルウェアの知識
- AWS・GCPに関する運用知識
現場でサポートをおこなうケースもあるので、AWSやGCPなどの運用知識が必要です。
近年はクラウドサービスを導入する企業が増えたことで、需要が高まっている職種といえます。
5.データベースエンジニア
名前の通り、データベースの設計や運用・管理をおこなうエンジニアです。
データの保存や管理はインターネットや機器において最低条件なので、インフラエンジニアの一種といわれています。
主な仕事内容は、下記のとおり。
- データベースのシステム設計・開発
- データベースの運用
- データベースの管理
必要な代表的スキルは、3つです。
- Oracleのスキル
- MySQLのスキル
- データベースに関する深い知識
データベースの製品として代表的なOracleやMySQLのスキルは、実務をするうえでは必須ともいえます。
また、ビッグデータの解析にはMongoDBやMemchachedのスキルがあると重宝されやすいです。
データベースは需要に対して供給が追い付いていないので、将来性の高い職種といえます。
プロジェクト管理系のエンジニア職種4選
プロジェクト管理系エンジニアの職種と仕事内容・必要スキルを解説します。
- プロジェクトマネージャー
- プロジェクトリーダー
- ITコンサルタント
- システムエンジニア
それぞれについて、詳しく解説します。
1.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトをマネジメントするエンジニアです。
主に上流工程のみに携わり、プロジェクト全体の責任を担います。
主な仕事内容は、次のとおりです。
- クライアントとヒアリング
- プロジェクトの設計
- チーム編成と人員配置
- プロジェクトの管理
必要なスキルは、下記が求められます。
- ITに関する深い知識
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
- 統括力
予算や納期を管理しながら、よりよいプロジェクトにするようマネジメントします。
ただ企業に採用されるにはすべてにおいて高い水準が必要なので、エンジニアやマネジメント経験者が優遇されやすいです。
そのため、未経験からプロジェクトマネージャーになりたい人は、資格を取得した方が採用率がアップします。
2.プロジェクトリーダー
プロジェクトリーダーは、プロジェクトの開発現場におけるリーダー職です。
現場のエンジニアに指示を出しながら、クオリティの高いプロジェクトを納品するのが主な役割になります。
プロジェクトリーダーの仕事内容は、次のとおりです。
- プロジェクトの現場責任者
- 開発現場のエンジニアに指示
- エンジニアのサポート・フォロー
必要なスキルは、下記が求められます。
- 開発エンジニアの経験
- プログラミングスキル
- リーダーシップ
- 問題解決能力
現場の責任者となり、エンジニアのサポートもするので、プログラミングスキルは必須です。
加えて、統率するためのリーダーシップや、トラブルが起きた際の問題解決能力も必要になります。
現場に携わったエンジニアじゃないと目指すのは難しいですが、キャリアアップには最適な職種です。
3.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアントに対してITの戦略や経営面のコンサルティングをおこないます。
現場に携わることはなく、基本的には上流工程のみ携わる職種です。
ITコンサルタントの仕事内容は、次のような流れです。
- クライアントとヒアリング
- 要望を分析して提案
- 課題解決のためのマネジメント
必要なスキルは、下記になります。
- ITに関する深い知識
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- プレゼンテーション能力
- マネジメント力
現場のスキルは必要ありませんが、その分高いビジネススキルとITに関する深い知識が求められます。
ただ逆にとらえると、ITの知識とビジネススキルがあれば未経験からでも目指せる職種です。
ITは専門分野とあって、知識がなく経営で困っている企業はたくさんあります。
ITが進化するほど需要が衰えない職種なので、将来性は高いです。
4.システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアントのシステム開発をおこなうエンジニアです。
現場で開発するよりクライアントとのやり取りが主になるので、上流工程に携わるケースが多いです。
主な仕事内容は、下記になります。
- クライアントとヒアリング
- システム設計
- 開発現場のサポート
必要なスキルは、次のとおりです。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメント力
システムエンジニアは開発現場のサポートに携わるケースもあるので、プログラミングスキルが求められます。
また、クライアントのやり取りに必要とするコミュニケーションスキルや、マネジメント力もないといけません。
どちらかというと、プログラマー兼システムエンジニアといった働き方が多いです。
ただその分、未経験者が目指しやすい職種でもあるので、ぜひ目指してみてください。
ITコンサルタントになるために何が必要?仕事内容からキャリアパスまで紹介
その他のエンジニア職種3選
その他のエンジニア職種と仕事内容・必要スキルを解説します。
- フルスタックエンジニア
- 社内SE
- セールスエンジニア
それぞれについて、詳しく解説します。
1.フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアは、開発から運用まで何でもおこなうエンジニアです。
専門職種を持っておらず、どんな仕事でも携われるオールラウンダーになります。
主な仕事内容は、次のとおりです。
- 開発現場
- 人員が足りない分野のサポート
- 外部とのやり取りもおこなう
必要なスキルでは、下記が求められます。
- プログラミングスキル
- ITに関する知識
- ビジネススキル全般
フルスタックエンジニアは、どのスキルも60%以上あればいいといわれています。
ただその反面、言語も複数使いこなせて、開発から外部とのやり取りまですべてできる幅広いスキルが必要です。
スペシャリストのようにひとつの分野に長けていませんが、活躍の場が広く企業から求められている人材といえます。
2.社内SE
社内SEは、自社システムの構築や社員のサポートをおこなうエンジニアです。
社内のIT関連業務を円滑化するのが役割になるので、社外に向けた開発業務やクライアントとのやり取りは基本的におこないません。
主な仕事内容は、下記になります。
- 自社システムの構築・運用保守
- 社内システムの導入・最適化
- PCの操作や故障時のサポート
必要とするスキルは、次のとおりです。
- プログラミングスキル
- ITに関する知識
- コミュニケーション力
- ビジネススキル
社内SEは、業績のアップのために、最適な社内システムの提案をして導入します。
また、トラブルが起きた際には復旧をおこない、社員がPCやプリンターなどIT機器の操作がわからないときはサポートするのも仕事の一環です。
とくに、アナログ世代の社員はIT機器の操作に不慣れなケースが多いので、重宝される職種でもあります。
3.セールスエンジニア
セールスエンジニアは、営業と技術の両方のスキルを兼ね備えたエンジニアです。
クライアントに対して営業やコンサルティングをしたり、ときには自社システムの管理やサポートもしたりします。
主な仕事内容は、下記のとおりです。
- 営業に同行して技術の側面を交えた提案・サポートをする
- クライアントに対してITのコンサルティングをおこなう
- 営業で獲得した顧客に対して、導入後のアフターフォローをする
必要なスキルは、次のとおり。
- ITに関する知識
- 営業職の知識・経験
- コミュニケーション力
- プレゼンテーション能力
自社製品を企業にセールスするのが仕事なので、営業職の知識と経験は必要になります。
加えて、自社製品の魅力を伝えるためのプレゼンテーション能力や、クライアントと良好な関係性を築くコミュニケーション力も大切です。
また、セールスエンジニアは、営業職からの転職として目指しやすい職種でもあります。
そのため、ITの知識を深めれば未経験からでもセールスエンジニアへのキャリアアップは十分可能です。
ITエンジニアの職種の選び方3選
ITエンジニアの職種の選び方を紹介します。
- 適正から選ぶ
- やりがいから選ぶ
- 年収の相場から選ぶ
それぞれについて、詳しく解説します。
1.適正から選ぶ
自分に合った職種を選ぶ際には、適性を見ると見つかりやすいです。
同じエンジニアの職種でも、それぞれで適性が違うからです。
たとえば、開発系やインフラ系の適正だと、下記があります。
- 長時間作業をしても苦にならない忍耐力
- 論理的思考力がある
- 専門性の高いスキルを極めたい
また、プロジェクト管理系やその他の職種の適性の場合は、下記が必要です。
- ITの知識を活かす
- ビジネススキルを活かして提案・企画するのが得意
- 多くのやり取りをしても苦にならない
さらに、同じ種類のなかでも、もっと細かく適性が分かれます。
そのため、仕事内容や開発する分野を深く理解し、自分の性格や長所・短所と適性が合うか確認していきましょう。
2.やりがいから選ぶ
長く仕事を続けていくためには、やりがいを求めて職種を選ぶのも大切になります。
大変なプロジェクトだったとしても、やりがいさえあれば苦労を感じにくくなるからです。
事実、エンジニアの仕事は常に多忙であり、うまくいかなくてプロジェクトが進まないケースが多々あります。
もしやりがいが持てないと、苦労をストレートに感じてしまうので、途中で挫折する可能性が高いです。
ただやりがいさえあれば、仕事の苦労も楽しさへと変わり、達成したときの喜びも倍増します。
自分がエンジニアとしてどのように貢献したいのか、価値をどう高めていきたいのか考えておきましょう。
3.年収の相場から選ぶ
年収の相場も職種を選ぶポイントといえます。
年収は仕事をするうえで最重要項目になるので、稼げない職種だと離職する可能性が高まるからです。
とくに、年収の相場は職種によって違います。
また、開発業務になると、プログラミング言語の種類でも差が出るのが現実です。
そのため、1000万円を超えるような高年収を目指す方は、相場を踏まえたうえで転職活動を進めていくことが大切でしょう。
ITエンジニアのポジション・職種によくある質問
ITエンジニアのポジション・職種によくある質問に回答します。
- 資格が必要な職種はある?
- 年代別でおすすめの職種は?
- 未経験から目指しやすい職種は?
それぞれについて、詳しく解説します。
1.資格が必要な職種はある?
どの職種も資格は必要ありません。
エンジニアとして働くうえで、国や自治体から資格の取得を義務づけられていないからです。
ただし、資格はスキル・知識の証明になります。
そのため、あった方が企業に採用される可能性が高いです。
とくに、未経験はキャリアでスキルを証明できないので、資格を取得しないと転職先すら見つからない可能性も出てきます。
2.年代別でおすすめの職種は?
20代・30代なら将来性の高い職種、40代以降は現職の経験を活かした職種がおすすめです。
とはいえ、適性ややりがいの感じ方は人によって違うので、おすすめの職種を年代別に決めるのは難しいです。
ただ、企業やIT業界が求めるニーズは年代別に違います。
そのため、企業やIT業界のニーズに合わせて職種選びをすると、キャリアアップに成功しやすいです。
企業が求める人材の特徴と、年収の高い職種を以下の表で紹介します。
年代 | 企業ニーズ | 年収の高い職種 |
---|---|---|
20代 | 将来性を求めている | AIやアプリなどの開発系 |
30代 | 将来性と即戦力の人材を求めている | 開発・インフラ・プロジェクト管理 |
40代 | 専門性のスキルと経験を求めている | 開発・インフラ・プロジェクト管理 |
50代 | 経験と古い言語を使える人材を求めている | 開発・インフラ・プロジェクト管理 |
基本的に年収が高い職種は、上流工程に携わるプロジェクト管理系です。
ただし、現場での経験やビジネススキルが求められるので、30代以降のエンジニアが目指すケースがほとんどになります。
まずは、自分がIT業界や企業のニーズに応えられるよう、スキルアップをしていきましょう。
3.未経験から目指しやすい職種は?
未経験から目指しやすい職種は、社内SEやインフラ系エンジニアなどです。
その他にも、下記があります。
- システムエンジニア
- ITコンサルタント
- フロントエンドエンジニア
とはいえ、どちらにしてもプログラミングスキルがないと仕事として成り立ちません。
まずはプログラミングスクールに通い、スキルアップをしながらなりたい職種を決めていきましょう。
まとめ:エンジニアの職種別の仕事内容を理解して、自分に合った職種を見つけよう
本記事では、自分に合った職種を見つけたい人に向けて、エンジニアのポジション・職種と選び方について解説してきました。
- 開発・インフラ・プロジェクト管理・その他の4種類がある
- 年収の相場が高いのは上流工程に携わるプロジェクト管理系
- 適性・やりがい・年収の相場を見るのが職種選びのポイント
エンジニアのポジション・職種は大きくわけると4種類ですが、そのなかでも細かに分類されます。
さらに、携わる仕事は上流工程と下流工程があるので、適性ややりがいのもと、選ぶのが大切です。
自分に合った職種を見つけるためにも、まずは自分の適性や長所を深く理解することからスタートしましょう。
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