アプリケーションプログラマーとは。将来性やおすすめな資格3選を紹介
「アプリケーションプログラマーになりたい」
「アプリケーションプログラマーになるには、どんなスキルが必要だろうか」
と思うことはありませんか?
アプリケーションプログラマーに興味はあっても、どのような仕事をするのか気になってしまいますよね。
では、アプリケーションプログラマーになるための方法は、どのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- アプリケーションプログラマーの仕事内容
- アプリケーションプログラマーになるための方法
- アプリケーションプログラマーにおすすめな資格
について詳しく解説します。
この記事を読めば、アプリケーションプログラマーの仕事内容や将来性がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
アプリケーションプログラマーとは
アプリケーションプログラマーとは、どのようなプログラマーのことでしょうか。
ここでは、アプリケーションプログラマーについて解説します。
- 仕事内容
- 必要なスキル
- 年収
ひとつずつ見ていきましょう。
1.仕事内容
アプリケーションプログラマーとは、アプリ開発に携わるプログラマーのことです。
アプリ開発には、次の3つがあります。
- 業務系アプリ開発
- Webアプリ開発
- スマホアプリ開発
その中でも、スマホアプリ開発は、スマートフォンやタブレットで動作するアプリを開発します。
既存アプリの機能追加や新規アプリの開発、アプリのアップデートなど、リリース後の運用保守まで対応するのが、スマホアプリ開発の仕事です。
顧客管理などをおこなう業務系アプリ開発や、Webブラウザ上で使用できるWebアプリ開発なども、アプリケーションプログラマーの専門分野といえます。
2.必要なスキル
アプリケーションプログラマーに必要なスキルに、コミュニケーションスキルとプログラミングスキルがあげられます。
例えば、iOSアプリとAndroidアプリで使用するプログラミング言語は下記のとおりです。
- iOSアプリ…Swift、Objective-C
- Androidアプリ…Kotlin、Java
コミュニケーションスキルは、上司やクライアントの要望に応えるために必要です。
問題を解決するために、意見のすり合わせや認識合わせがされるので、ヒアリング力や提案力に求められるコミュニケーションスキルは必須といえるでしょう。
3.年収
アプリケーションプログラマーの平均年収は、438万円です。
ITエンジニアの平均年収と全職種の平均年収を、アプリケーションプログラマーと比較すると、次のとおりになります。
- ITエンジニアの平均年収442万円
- 全職種の平均年収403万円
- アプリケーションプログラマーの平均年収438万円
アプリの需要が広がっていることから、アプリケーションプログラマーは今後も将来性のある職種です。
そのため、スキルを磨いて実績や経験を積み上げていけば、十分年収アップも期待できます。
(出典:doda|ITエンジニアの平均年収)
プログラマーの種類8選を紹介。未経験からの勉強方法、必要なスキルを徹底解説
アプリケーションプログラマーになる方法5選
アプリケーションプログラマーは、未経験からでも目指せる職種なのでしょうか。
ここでは、アプリケーションプログラマーになる方法を紹介します。
- 独学で学ぶ
- オンライン学習サービスを利用する
- ポートフォリオを作り就職・転職活動する
- プログラミングスクールに通う
- 大学や専門学校に通う
ひとつずつ見ていきましょう。
1.独学で学ぶ
独学でプログラミングを習得するとアプリケーションプログラマーになれます。
Android向けのJavaやKotlin、iOS向けのSwiftやObjective-Cのプログラミング言語が使える実装スキルがあれば仕事ができるからです。
- 本で勉強する
- YouTubeをで学習する
- Web上の情報を参考にする
プログラミングに関する情報は、簡単に入手できるため、自分で学習ができる人は独学でもプログラミングスキルをマスターできるでしょう。
2.オンライン学習サービスを利用する
Web上の学習サイトから学ぶのもひとつの手段です。
最近では、オンライン学習サービスが充実しているため、プログラミング言語など自分に合ったものから選ぶことで、効率的に学習ができます。
- Udemy
- ドットインストール
- Progate
無料で利用できる上、必要な講座があれば一部を有料で購入することもできるので便利に活用できるでしょう。
インターネットが繋がる環境があれば、時間と場所を気にせずスキルアップができるのも魅力です。
3.ポートフォリオを作り就職・転職活動する
プログラミングがある程度できるようになったら、ポートフォリオを作成するのをおすすめします。
ポートフォリオはスキルを証明するのに使えるため、就職や転職で有利となるからです。
質の高いポートフォリオを作成するポイントは次のとおりです。
- 不具合がないこと
- 機能数が多いこと
- アプリケーションの機能や用途が理解できること
とくに、実務未経験者の場合、積極的に採用したいと思われないことが事実です。
そのため、ポートフォリオを提出して高評価を得られるようにしましょう。
4.プログラミングスクールに通う
プログラミングスキルを最短で身に付けたい人には、プログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールでは、短期集中のカリキュラムやコースが用意されているので、職種が決まっている場合に活用できます。
プログラミングスクールのメリットは次のとおりです。
- 現役エンジニアの指導を受けられる
- 24時間質問できる
- モチベーションアップにつながる
プログラミングは挫折しやすいと言われているため、未経験からの学習には、プログラミングスクールが最適といえます。
5.大学や専門学校に通う
アプリケーションプログラマーになるには、大学や専門学校に通う方法もあります。
プログラマーに学歴は関係ありませんが、応募要項に大学卒以上と記載していることもあるからです。
- 学歴は年収アップにつながる
- 期間は2年~4年
大学や専門学校は、基礎から幅広く知識を習得できるため、時間をかけてしっかり学習したい人に向いているといえるでしょう。
非公開: 社会人向けプログラミングスクール16選|専門学校とプログラミングスクールの違いも紹介
アプリケーションプログラマーに有利な資格3選
こちらでは、アプリケーションプログラマーに有利な資格を紹介します。
アプリケーションプログラマーに関連する資格を取得し、就職や転職を成功させましょう。
- 基本情報技術者試験
- Android™技術者認定試験制度
- Java™プログラミング能力認定試験
それぞれ見ていきます。
1.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの最もベーシックな知識が身に付く国家資格です。
基本情報技術者試験の取得は、基本的なITスキルの証明に役立ちます。
- 試験は午前と午後に分かれている
- 昇進や昇格に有利になる場合がある
- 応用情報技術者試験とさらにステップアップできる
基本情報技術者試験では、プログラミング言語(C言語、Java、Python、アセンブラ、表計算)を選び試験します。
2.Android™技術者認定試験制度
Android技術者認定試験制度は、Androidアプリの開発技術を証明できる資格です。
2種類の試験からスキル認定を受けられるようになっています。
- アプリケーション技術者認定試験
- プラットフォーム技術者認定試験
試験は誰でも受験でき、試験日も随時おこなわれているのが特徴です。
Webアプリ開発に携わる人におすすめの試験なので、アプリケーションプログラマーを目指す人は参考にしてみてください。
3.Java™プログラミング能力認定試験
Java™プログラミング能力認定試験は、Javaを習得したい人向けの資格試験です。
認定基準が次のように定められているため、スキルアップに活用できるでしょう。
- 1級…仕様変更に従ってプログラムの保守ができる
- 2級…小規模なプログラムが書ける
- 3級…簡単なプログラムが書ける
2019年度の合格率が64.7%となっているので、基本情報技術者試験の合格率25.7%と比べると取得しやすいといえます。
プログラマーに資格はいらない?資格を取るメリット5選と取得するタイミングを徹底解説
アプリケーションプログラマーの将来性
アプリケーションプログラマーは、ほかの職種にキャリアアップしたり、働き方を変えたりなど、将来性が高いです。
下記のとおり、いくつかキャリアの選択肢があります。
- システムエンジニア
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
- フリーランスエンジニア
将来のキャリアプランを立てることで、取り組む課題も明確になるでしょう。
1.システムエンジニア
システムエンジニアは、システム開発において上流工程から下流工程まで幅広い業務に対応します。
- クライアントの課題を定義する
- 基本設計や詳細設計
- プログラミング
- 単体試験や結合試験
- 運用保守
システムエンジニアには、プログラミングのほかにも、プロジェクトを管理するマネジメント能力など、幅広い知識が必要です。
上流工程の仕事に携わることで、年収アップできるので、システムエンジニアへのキャリアチェンジをおすすめします。
2.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーとは、システム開発においてプロジェクトを管理する人のことを言います。
開発現場では、プロジェクトごとにチームが分けられており、チームメンバーをまとめるプロジェクトマネージャーの存在は重要です。
- チームワークを発揮する
- モチベーションを刺激する
- タスクを管理する
プロジェクト全体を監督できるように、プロジェクトマネージャーには、リーダーシップやコミュニケーション能力が求められます。
3.ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、企業の課題をITで解決する専門家です。
アプリケーションプログラマーの知識を活かして、ITコンサルタントへの道もあるでしょう。
- クライアントからの課題分析
- システムの設計や導入の提案
- IT技術に詳しい知見が必要
ITコンサルタントの中でも、とくにアプリケーションを領域する分野での活躍が期待できます。
4.フリーランスエンジニア
フリーランスエンジニアは、会社に属さず、個人で仕事を受注するエンジニアのことを言います。
フリーランスエンジニアのメリットは次のとおりです。
- 技術があれば高単価案件を狙える
- 複数の案件を掛け持ちできる
クラウドソーシングサービスなどでは、新規アプリの開発や機能追加など、さまざまな案件があります。
フリーランスエンジニア向けのエージェントや、知人の紹介からでも案件を獲得できるので、アプリ開発に特化した分野で実績を積むのもよいでしょう。
プログラマーに関する3つの質問
ここでは、プログラマーに関する疑問に答えていきます。
疑問を解決してプログラマーの理解を深めましょう。
- プログラマーの種類は?
- 未経験からアプリケーションプログラマーになれる?
- アプリケーションプログラマーの使う言語は?
ひとつずつ紹介します。
1.プログラマーの種類は?
アプリケーションプログラマーのほかにも、プログラマーの種類はさまざまです。
主な職種は下記のとおり。
- Webプログラマー
- ゲームプログラマー
- 組み込み系プログラマー
- 汎用系プログラマー
プログラマーが、使う言語やテクノロジーは、その分野によって変わってくるため、どのようなプログラマーになりたいのか考えて、キャリアを実現してください。
2.未経験からアプリケーションプログラマーになれる?
未経験からでもアプリケーションプログラマーになれます。
プログラミングの実装スキルがあれば、アプリ開発できるからです。
とはいえ、採用されるための努力は必要でしょう。
就職活動や転職活動をする際は、自作アプリでもいいのでスキルを評価してもらえるように準備することが大切です。
3.アプリケーションプログラマーの使う言語は?
アプリケーションプログラマーが使う言語は、次のとおりです。
- Java
- Swift
- Kotlin
- Objective-C
- PHP
- Ruby
- Python
- GO言語
アプリケーションプログラマーが使う言語は、しっかり学習すれば習得できる言語です。
未経験から難しいと感じる人は、ぜひプログラミングスクールを利用してみてください。
まとめ:アプリケーションプログラマーになるために必要なスキルを身に付けよう
本記事では、アプリケーションプログラマーになりたい人に向けて、アプリケーションプログラマーの仕事内容やスキル、おすすめな資格について紹介しました。
- アプリ開発には、業務系アプリ開発、Web系アプリ開発、スマホアプリ開発がある
- アプリケーションプログラマーには、コミュニケーションスキルが重要
- アプリケーションプログラマーのキャリアパスのひとつに、システムエンジニアがある
アプリケーションプログラマーは、プログラマーの中でもアプリ開発に特化したプログラマーです。
アプリの需要は増えてるため、アプリケーションプログラマーはこれからも必要とされる職種といえます。
アプリ開発の案件は、副業からでも始められますし、案件も豊富です。
プログラミングスキルがあれば未経験からでもなれるので、プログラミングスクールを利用して挑戦することをおすすめします。