リアルイベント開催!「【DMM×アドビ】Career Xchange#2 未経験からデザイン職へ」 レポート

公開日: 2024.02.13
更新日: 2024.02.14

11月27日、【DMM×アドビ】 Career Xchange#2 未経験からデザイン職へ を開催いたしました!

当日は、デザイン業界の第一線で活躍するゲストによる熱い講演やパネルディスカッションなど、対面だからこその熱量を感じるイベントとなりました!

本記事では、そのイベントの様子をお伝えします。

デザインを学ぶ前に知るべき知識や心構えなど、決して座学では知り得ない内容となっていますので、ぜひご覧ください。

DMM WEBCAMPカウンセラー宮脇

DMM×アドビ Career XChange とは?

本イベントは、「なんでもやっている」DMMと「なんでも創れる」アドビが、「次世代のデジタル人材の育成」をテーマとして開催するイベントです。今回は第2回ということで、主に初学者や未経験者の方向けに、Webデザイナーやディレクターとして活躍するための道筋やマインドセットを学べる内容となっています。

イベント開始前には、事前交流会を開催!

開場時刻を早めに設定し、イベント開始前に登壇者やイベント参加者さん同士で気軽にお話ししていただける事前交流会を実施しました!
「なぜデザインをするのか?」をトークテーマに、アットホームな雰囲気で皆さんそれぞれのデザインに興味を持ったきっかけについて語られておりました。

事前交流会_写真

デザイン業界を牽引するプロによる講演! その模様を一部ご紹介

登壇者:

・河西 紀明氏(DMM.com / VPoE室デザイナー)
・アトオシとデザイン氏(グラフィックデザイナー /「アドビ デザイン講座」講師担当)
・岩本 崇氏(アドビ株式会社 / Creative Cloud セグメントマーケティング部 マーケティングマネージャー)

講演1:河西紀明氏「観察と選択で積み上げるデザイナーキャリア」

河西さん講演_写真

合同会社DMM.comのVPoE室所属のデザイナーである河西氏。デザインを通し、幅広い組織を支援しつつ、次世代デザイナーのキャリア形成に取り組んでいます。

現在はデザイン業界の第一線で活躍する河西氏も、学生時代はスポーツインストラクターのアルバイトに明け暮れ、デザインとは無縁の生活をしていたそうです。

河西氏

「僕は工業大学出身で、学生時代はほとんどの時間をスポーツインストラクターのバイトに費やしました。デザインについてはHTMLなど少しかじった程度のレベルでしたね・・・。だから、デザインをやりたいと思ったときは、バイトで稼いだお金で教材を購入し、一から勉強したんです。しかし当時は、現在のように、デザインに関する情報やノウハウがない時代。教材もツールの使い方ばかりのありふれたものが多く、テンプレートのデザインをつくって終わり。仕事として役立つスキルがなかなか教えてもらえず、苦労しました」

そんな中で気付いたのが「メンターの大切さ」だったといいます。

河西氏

「そんな中、僕のデザイナーとしての道を開かせてくれたのは『メンター』の存在でした。当時スポーツインストラクターのバイトをやっていたのですが、その生徒さんの中に、フリーランスのデザイナーが偶然いたんです。そこで僕は、その生徒さんと『テニス教える代わりにデザインを教えてくれ!』っていう等価交換をしました(笑)。先生はお金を出せば得られますが、意外に質の良いメンターを見つけるのは難しいです。自分の課題に寄り添ったうえで、適切に評価してくれる存在はかなり貴重だと実感しましたね」

そんな河西氏も、就職後すぐにWebデザイナーとして大成したわけではなく、会社の先輩たちから厳しい評価も受けつつ、たたき上げられて育ちました。

河西氏

「評価をしてもらうときも、自分のアウトプットに対し『どんな評価を得たいか、どう伝えたいか』を相手に説明しなければ、迷子になります。僕はそれができずに苦労しました」

そのうえで、デザインを陳腐なものにしないため、最も大切なことについて、河西氏は次のように語る。

河西氏

「ただサイトをつくるだけでなく、その先でエンドユーザーが求めることを考えなければなりません。すごくカッコいいサイトなのに、問い合わせボタンが一個もない・・・なんてことはよくあります。そして、そうした失敗を防ぐためには『観察』が必須。「なぜ?」と常に問いを立てて気付きを得ることです。そこから、表現としてどの要素が重要か、どの効果やレイアウトを使うのが最適かを『選択』して作り上げるのです」

最後に、オンラインスクールのあり方について目指すことを語りました。

河西氏

「スクールでは、ツールの『使い方』ではなく『活用の仕方』を教えなければ役に立たない。ツールと仲良くなることによりデザインの目的を達成するのがゴールだからです。DMM WEBCAMPでは、そうしたツールの活用方法を学べるカリキュラムを提供しています。そしてカリキュラムよりも大切なのは、メンターとのやりとりの中でフィードバックをもらうこと。DMM WEBCAMPはそうした環境を整えています」

講演2:アトオシとデザイン氏「”いいデザイナー”になる、成長のコツ 令和、スキルと生き様!!」

アトオシさん講演_写真

フリーのグラフィックデザイナーとして様々な企業に引っ張りだこのアトオシとデザイン氏。主な仕事はロゴデザインとブランディング。「デザイナーではない人にデザインを伝える」をモットーにしており、デザイン講座での講師や、デザインの魅力を伝えるYoutube活動なども精力的に取り組んでいます。

学生のころから、イラストを描くのが大好きだったアトオシ氏。そんな彼は、生粋のアニメオタクでもあったそうです。

アトオシ氏

「中学生の頃、同人誌の表紙を描くため、初めてPhotoshopを使ったのがデザイン人生の始まりです。ちなみに中高生の頃は、あるアニメキャラに夢中で、週2で秋葉原に通ってました(笑)。今思えば、それが、グラフィックに強く突き動かされた、最初の体験だったのかもしれません」

そんなアトオシ氏が最初に挫折を経験したのは、専門学校時代。

アトオシ氏

「最初はイラストレーターになりたかったのですが、デザインの専門学校にはイラストがずば抜けて上手い人がたくさんおり、挫折してしまいました。そこで、イラストレーターから、グラフィックデザイナーの道へ方向転換したんです」

さらに、デザイナーとしてのキャリア形成から独立までの長い道のりも語っていただきました。成功の裏には、彼のデザインに対する熱い想いと、行動力があったようです。

アトオシ氏

「新卒で入社した広告会社では、一から企画するのではなく、素材やレイアウトが概ね決まっていて、それを形にする仕事をしていました。そこでは、デザイン力はついても、僕がやりたいこととは少し違いました。・・・どちらかといえば、ゼロからデザインを作りたかったので。そこで、企画展を立ち上げ、自らアウトプットを見てもらう場を設けました」

また、2社目での仕事では、ユーザーの目線を意識することを学んだと言います。

アトオシ氏

「転職先の会社はインテリアデザインの会社で、僕はデザイナーとして入社しました。ここで、僕は『綺麗なデザイン』よりも『機能や目的を持つデザイン』の大切さを身を以て知りました。なぜなら、こちらの仕事では、実際に人目につく場所の看板やロゴを制作するため、ユーザーの素直なリアクションを体感できたからです。また、対クライアントの礼儀やマナーも、独学では絶対に学べない部分でした」

そんなアトオシ氏がフリーランスデザイナーになったのは、デザイン業界の隠れた需要に気付いたからだといいます。

アトオシ氏

「10年ほど前は、デザイン発注自体ハードルが高く、発注先は、高額な大手デザイン会社か安価なクラウドソーシングサイトの二択しかありませんでした。そこでふと、その中間層を求める人は多いのではないか?と考えたんです。つまり、良質かつ、手頃な価格のデザインを提供できれば喜ばれるのではないか、と思い立って、フリーランスとして仕事を始めました」

そうした多くの失敗や変化を体験したうえで、デザイン仕事で成長する方法を、アトオシ氏は次のように語ります。

アトオシ氏

「方法は2つあります。まず1つが『蓄積型』。とにかく場数を踏むというやり方です。アウトプットを人に見せてそのリアクションを次に活かすことの繰り返し。2つ目が突破型。普段の仕事をしつつ、力試しとしてコンペに能動的に応募し、デザインを採用してもらいます。次に、その2つの方法でつくったデザインの集大成を外部発信して、デザインの専門家だけでなくSNS等でも評価を得ます。こうして広く発信した結果、次の仕事に繋がる、という良い循環ができます。ただ、ここで大事なのは、賞をとることではなく、色々な人の視点を体感すること。見る人が変われば評価も違うので、1つのコミュニティに評価されないからといって、決して自己否定しないでほしい。別の場で披露すれば、意外に評価してくれる人が現れます」

また、これからデザイナーを志す初学者の方に向け、アトオシ氏からは次のようなメッセージが送られた。

アトオシ氏

「これからデザイナーを目指す皆さんに最も大切にしてほしいのは、デザイナーの『意味』。どんな人と・なぜ・そのデザインの仕事をしたいのか、自分の想いを明確にすること。そこにクライアントが共感してくれることが、あなたに依頼するきっかけになるでしょう。明確な想いは、近年、制作プレーヤーが増えAIも発達する中、大きな武器になる部分です」

最後に、持続可能で幸せなデザイナーになるために、収入などの「合理性」の側面と、「自己実現」のバランスについてのお話がありました。

アトオシ氏

「あくまで自己実現や成長の時間を担保したうえで、それがよりよく機能するための収入があれば十分だと思います。収入などの合理性だけを重視し創造力が失われると、時代が変わったときに脆いからです。デザイナーをやる意味を忘れず、成長を続けることが大事」

講演3:岩本崇氏「目まぐるしい変化を遂げるデジタル世界で、アンテナを立て、新しいものを積極的に取り入れていく」

岩本さん講演_写真

アドビ株式会社セグメントマーケティング部にて、マーケティングマネージャーを務める岩本氏。IllustratorやPhotoshopなど、今やデザイン業界では必須のツールを幅広く担当しています。

最初に、デザインに取り組む方が気になるであろう、アドビ製品の紹介やその進化についてのお話がありました。岩本氏によると、アドビの製品の進化の背景には「誰でも始めやすい環境を提供すること」があると言います。

岩本氏

「アドビの企業理念は『誰でも使えるツールを提供する』こと。昔はプロ向けに商品をつくっていましたが、今や誰しもが発信者になりコンテンツをつくる時代です。そこで、Adobe Creative Cloud、そしてさらにコンテンツを簡単に作れるAdobe Expressが作られました。これは、初学者の皆さんが、デザインを始めやすい環境を提供することに繋がっています。」

さらに、デザインの学び方に関しても、以下のようなアドバイスをしています。

岩本氏

「現代は、オンラインスクールから、気軽に学べるYoutubeや漫画・書籍まで幅広い学び方があるので、自分に合った媒体を見つけるのが大切。時間に限りがある中で効率的に学びたい方は、やはりオンラインスクールがおすすめですね。例えば、初心者向けの講座として、我々アドビは「アドビことはじめ クリエイティブカレッジ」を提供しています。その延長として、本格的にデザインを仕事や副業で使えるようにしたい方は、DMMが提供する『DMM WEBCAMP』を利用するのも良いでしょう。」

最後に、これからデザインを学ぶ方にとって必要な姿勢について語りました。

岩本氏

「パラダイム・シフトという言葉があるように、デジタル世界は目まぐるしい変化を遂げています。インターネットやスマートフォン、SNSなど、当時は画期的でしたが今では当たり前ですよね。これと同様に、今はデザインツールの一部で使用されている生成AIも、当たり前に使われる日が来ると予想しています。現代のデザイナーにとって大事なことは、アンテナを立て、新しいものを積極的に取り入れていくことだと思います」


未経験からWEBデザイナーを目指す方必見!

今回のイベントに登壇された DMM.com 河西 紀明氏が監修を務める
DMM WEBCAMPの 「WEBデザインコース
経済産業省からリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の認定コースに採択されております。
本制度を活用すると受講料の最大70%の補助金が支給され、
定価 268,400円(税込)実質 97,600円(税込)と10万円以下での受講が可能になります。 (※8週間のコースを受講した場合)

・Webデザイナーやディレクターになりたいと考えているが、まだその第一歩を踏み出せていない方
・PhotoshopやIllustratorを今後さらに活用したいと考えている方
など

その第一歩として、まずは無料相談からはじめてみませんか?
コースの概要や「本当に未経験からWEBデザイナーになれるのか」など何でもご相談ください!

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これからのデザイナーはどうあるべきか? 初学者が気になる話題を徹底討論!

パネルディスカッション_写真1
左から三好氏(アドビ株式会社)、河西氏(DMM.com)アトオシ氏(グラフィックデザイナー)岩本氏(アドビ株式会社)

最後のフェーズとして、ゲストである4名に、初学者の方が気になるデザインについての話題や質問に、ディスカッション形式で答えていただきました。

パネリスト:

・アトオシとデザイン氏(グラフィックデザイナー /「アドビ デザイン講座」講師担当)
・岩本 崇氏(アドビ株式会社 / Creative Cloud セグメントマーケティング部 マーケティングマネージャー)
・三好 航一郎氏(アドビ株式会社 / エンタープライズ製品戦略部)

モデレーター:

・河西 紀明氏(DMM.com / VPoE室デザイナー)

話題

  1. UI/UXデザインについて
  2. デザインに必要な意思と言語
  3. 質疑応答
  4. 登壇者からのメッセージ

デザインで大切なのは、文脈と構造。UI/UXデザインの考え方

まず、デザインを作る際に陥る落とし穴についての話題が出ました。表現以上に、その奥の文脈を意識する『UI/UXデザイン』の大切さについて、議論が展開されました。

河西氏「UI/UXと関連深い概念として、メンタルモデルという言葉があります。これは、ユーザーが、どのように商品に興味を惹かれて、どのように購入するかなどの、行動のイメージや型をつくるもの。この概念は、デザインの媒体が変わった途端に、抜けてしまうことがあるので要注意です。例えば平面のチラシをつくっていた人は、WebサイトやSNS広告を作ろうとしたときに広告を『平面的』に捉えやすいため、Web広告ならではの行動や前後関係を意識するのが難しいですよね」

アトオシ氏「表現するというのは、あくまでデザイン行為における要素の1つ。表層上だけで完結してしまうと、『文脈』を読む力は養えないので、実務では使えない。なぜそのデザインをクライアントは求めるのか、そして作った先に売上をどう上げるのか?常に考えることが大切です」

岩本氏「昔はUI/UXという言葉こそなかったけれど、そうした概念自体はありましたよね。近年は、それをわかりやすく意識するためのツール・環境が整ってきたのでしょう。」

河西氏「確かに今はツールの進化によりグラフィックの幅は広がったけれど、根底にあるプロセスの部分は変わらないですね。数学の関数や、文法と同様に。」

三好氏「昔のデザイン仕事でよく言う「企画」や「演出」が『UI/UX』という言葉に置き換わったのは、おそらくスマートフォンやSNSの普及によるものでしょう。ユーザーをサイトに誘導する際、SNS広告でどのようにユーザーと『接点(interface)』を持ち、そこからどのような『経験(experiece)』をして、どうシェアしてほしいのか、など、入口と出口の部分を意識し始めたんですよね。」

デザインにも意思と言語が必要不可欠

そうしたUI/UXの概念が不可欠な今、自分のデザインに意志を持たせ、言語化する力も大切だと語る。

河西氏「僕たちでも未だにやってしまうのですが、デザイナーが『デザインそのもの』しか見れていないことはよくあります。森の中の木・つまりデザイン単体しか見えてない、という感じ。でも、デザイン単体で『じゃん!どうですか?』と出されても、評価が難しい。だから、自分のつくったものをどう説明して、どんなフィードバックを得たいかを、評価者に対し伝える力も必要ですよね」

岩本氏「やはり、デザインに目的を持ち、それを達成できるものに仕上げることは大切。それは昔から変わりませんよね」

アトオシ氏「『どこを評価されたいか』という意思はすごく大事ですね。スクールは、技術面は教えてくれるけど、自分の意思までは教えてくれないから、そこをどう持ち続けるかが良いデザイナーになる鍵です」

河西氏「そうなると、やはり妄想力・想像力も必要ですね!」

アトオシ氏「そうです。普段、出かけたり食事したりする局面でも、ヒントはたくさんあります。日常で色々なデザインに触れ、お客さんの気持ちを想像し、なぜこのデザインが良いのか、を言語化する癖をつけましょう」

三好氏「言語化はすごく大事なポイントですよね。デザインは作って終わりでなく、作った人がそれをプレゼンテーションするまでがセットです。依頼に対し、自分はどういう解釈をしてどう答えたか、なぜこのレイアウトなのか、など咀嚼したうえで言語化するスキルは、デザインのスキルと共にすごく重要です」

河西氏「あとは、自分ひとりでそれをやっていても、木を見て森を見ないことになってしまうから、周りの目線を得るという意味で、メンターに頼るということも大事ですね。今の時代は、その環境も整ってますし」

参加者の質問に直接回答!初学者の不安に対し意外な回答も・・・

パネルディスカッション_写真2
左から三好氏(アドビ株式会社)、河西氏(DMM.com)アトオシ氏(グラフィックデザイナー)岩本氏(アドビ株式会社)

ここからは、ゲストの皆さんに、イベント参加者の方からの質問に答えていただきました。

<質問1> デザイナー1年目は、どのように仕事と向き合っていましたか? また、今の時代に1年目デザイナーとして生きていたら、どのように過ごすか聞かせてください。

アトオシ氏「僕は、デザイナー1年目は広告代理店に務めており、理想と現実の違いに悩んでいました。自分と他の社員の、仕事に対する熱量の差を感じたからです。そんな中、『自分が本当にやりたいデザイナーは、これなのか?』と、理想のデザイナー像を否応なく考えさせられました。そこで僕が学んだことは、デザイナーの名刺を得るのがゴールではなく、なりたいデザイナー像を明確にして、それに向かって努力しなければ満足は得られないということ。もちろん、今の時代でもそれは変わらないです」

河西氏「僕は、1年目は実質何のスキルもなく『デザイナー』という下駄を履かされて仕事を始めたので苦労しました。仕事の先輩にもダメ出しばかりされていて・・・。そこで僕が取り組んだこととしては、徹底的に良いサイトを分析して、アウトプットを作り続けることでした。すると先輩には徐々に評価されるようになりました。しかし、それと同時に、僕がデザイナーをやる意味は先輩のためじゃなくお客様のためだと気付いたんです。最終的にはお客様に評価され味方につけることにも成功しました。何にせよ、そうやって手を動かして評価を得続けることは避けて通れない。だからこそ、評価してくれる人も、やみくもに褒めたりけなしたりするのではなく、適切なフィードバックをしてくれる人に出会うと早く上達するでしょう」

三好氏「僕の1年目はとにかく、『がむしゃら』ですね。そもそも新卒の頃は就活をしていなくて、音楽活動や留学をしてたんです。だから何のキャリアもなく、正社員のデザイナーとして雇ってくれる会社はありませんでした。そこで、自分でポートフォリオ作成し、売り込んで、バイトで雇ってくれる会社で働き始めました。そこから、まずバイトを脱却して契約社員になり、いずれ正社員になる、という目標を持って過ごしました」

<質問2> 現在、PhotoshopやIllustratorの機能を学んでいるが、どこまで学べば仕事を得られるレベルなのかわからない。

河西氏「まず、使いこなそうと思わないでください。やりたいことさえ決めれば、それに見合ったカリキュラムやヘルプが準備されているので。使い方を覚えるより、調べ方が上手くなるのが大切です」

アトオシ氏「機能から学ばないほうがよいと思います。目的を決め、そのためにはどうすれば良いのか調べる、という具合に、逆算的に学ぶのがおすすめです」

<質問3> 何かを作っても永遠に直したい箇所が出てきますが、どうやって折り合いをつけていますか?

アトオシ氏「これは、締め切りです!(笑)。デザインの仕事はいつまでもズルズルとできてしまうので、きっかけとして締め切りを作りましょう。もちろん、一旦寝かせてから一歩引いて作品を見るのは必要ですが、どこかで区切りをつけないといつまでも終わらない。ちなみに、この締め切りもクライアント主導でなく、デザイナー自身がコントロールするほうが納得するものができると思います」

河西氏「無理なことはしないのも重要ですよね。『自分の仕事を見積もる』というのは初学者の皆さんも覚えておいてください。自分の経験や能力に合わせて、作品の締め切りも、値段も適切に決めること」

<質問4> 将来、グラフィックデザインとWebデザインどちらを強みにするか迷っている。判断するために考慮すべき点は?

アトオシ氏「両方やってみて合う・合わないを決めるのが良いです。そのうえで、どちらも好きなら二刀流にするのも『強み』になりますし、どちらかに特化しても良いです。ただ、とにかくやってみないと相性もわからないので、肌感で判断するのが1番。ちなみに、判断するときは必ず人に見てもらいましょう。適切に判断してくれるメンターなどをつけるのがベストですね」

河西氏「やってみるって大事ですね。一通り経験しているのは間違いなく『強み』ですから。そのうえで、自分の得意不得意を認識しておくのはとても大事。必ずしも全てのことをできる必要はなく、自分がどこまでできるのかを知っておくこと。それがデザインにおける『専門性』です。決して、全てこなせるのが専門家ではない」

三好氏「本当に、この業界は『共同作業』を避けられないですよね。他のデザイナーとのコラボレーションはもちろん、請負であっても、発注者とのコラボレーションですから。そういったとき、自分ができないことを人にお願いするなど『共同作業するスキル』も必要です」

アトオシ氏「本当にその通りです。僕の体験ですが、昔、デザインが出来上がり、あとは印刷会社に刷ってもらうだけ!ってときに、印刷会社側に刷ってもらえなかったんです。その理由ですが、仕様書の書き方が気に入らなかったらしく、『伝え方が悪い』と言われまして・・・。それで仕事が止まっちゃいました」

河西氏「伝え方が悪い・・・刺さる一言ですね!良いものを作るためにはディスカッションは避けられませんね」

今からデザイナーを志す皆さんに向けて、登壇者からのメッセージ

最後に、今からデザイナーを志す皆さんに向けて、4名から、1言ずつメッセージを頂きました。

三好氏「皆さんのようにクリエイティブな仕事をする方が1人でも増えてほしいです。それにより、デザインの仕事自体が、より尊敬される職業になることを期待しています。一緒にデザインで日本全体を盛り上げていきましょう!」

河西氏「今日話したことは、あくまで皆さんにとっての選択肢の1つです。情報や学ぶ教材など、何においても『観察と選択』をしてください。それがデザインをやるうえでの基本です。そして今後も、皆さんの気付きになるようなイベントを開催できれば、と考えています!」

アトオシ氏「デザイン仕事は『奪い合う』ものではなく『あなた1人にお願いしたい』という人に出会うべきものです。そのためには、クオリティが高い仕事以上に、あなたという人格を見せることが大事です。そして、声を大にして、自分が本心からやりたいデザインや想いを発信していきましょう」

岩本氏「今回のイベントで僕らが発信したことに対して、初学者の皆さんは『それ、そっち側だから言えるんだよ』って思ったかもしれませんね。今はまだ自信も後ろ盾もないのでそう感じるでしょう。でも、いずれ皆さんも、こちら側になります。これから、スキルアップはもちろん、尊敬できる先輩から情報収集するなど積極的に行動しましょう。そのために、僕らがお手伝いできることは全力でさせていただきます!」

最後に

今回のイベントは、デザインのプロによる講演やディスカッションなど、生の声を聞ける貴重な機会となりました!

常に考え方をアップデートしながらデザイン業界を牽引する彼らの考え方は、今からデザイナーを目指す方にとって、大きなヒントになったのではないでしょうか。

河西氏からもあった通り、今後も、DMM WEBCAMPは皆さまの気付きになるイベントを開催してまいりますので、ぜひご注目ください。

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