未経験からプログラマーになるには?必要スキルや資格、適性などを徹底解説

公開日: 2024.12.16
更新日: 2024.12.23

未経験からプログラマーになることは可能ですが、何を学べばよいか、どのように始めればいいか悩む方は多いでしょう。

本記事では未経験者がプログラマーになるために必要なスキルや資格、適性について詳しく解説します。

これからプログラマーを目指す方にとって必要なステップとなりますので、ぜひご一読いただき参考にしてください。

プログラマーとはどんな仕事?

プログラマーはシステムやアプリケーションの設計や開発を行う仕事です。

プログラミング言語を使ってコードを記述し、システムやアプリケーションが正しく動作するように指示を与えます。要求された機能を実現するためにアルゴリズムを設計し、データの処理方法を決定することも仕事のひとつです。

さらにプログラムのテストやデバッグ(バグ修正)を通じて、システムが誤りなく動作することを確認します。プログラマーは技術的な問題を解決し、効率的で使いやすいシステムを開発するスキルが求められます。

またプロジェクトの進行に合わせて他の開発者やデザイナーと協力し、仕様書通りに機能を実装していくことも重要な役割です。

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プログラマーの主な種類

この章ではプログラマーの主な種類について解説していきます。

1.Webプログラマー

WebプログラマーはWebサイトやWebアプリの開発を担当するプログラマーです。Webプログラマーには大きく「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」が存在します。

フロントエンジニアはHTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術を使って、ユーザーインターフェースを設計・実装し、視覚的な部分を作り上げます。

一方のバックエンドエンジニアはPHP、Python、Ruby、Javaなどのサーバーサイド言語を使って、データベースとの連携やビジネスロジックの実装を行い、バックエンド部分を構築します。

またWebプログラマーはSEO対策やセキュリティ対策など、Web特有の課題にも対応するため、幅広い技術知識が求められます。

2.アプリケーションプログラマー

アプリケーションプログラマーはデスクトップやモバイルデバイス向けのソフトウェアアプリケーションを開発するのが仕事です。ユーザーが操作するインターフェースから、内部で動作する複雑な機能まで、アプリケーションのすべてを設計・実装します。

使用するプログラミング言語はアプリのプラットフォームに応じて異なり、モバイルアプリの場合は「Swift」や「Kotlin」、デスクトップアプリでは「C++」や「Java」などが一般的です。

アプリケーションプログラマーは常に性能やセキュリティ、メンテナンス性を考慮しながらアプリの品質を高めることが求められます。

またアプリケーションのリリース後も、ユーザーからのフィードバックに基づいてバグの修正や機能の追加を行わなければなりません。

3.組み込み系プログラマー(組み込みエンジニア)

組み込み系プログラマー(組み込みエンジニア)は家電製品、自動車、医療機器などのハードウェアに直接組み込まれるソフトウェアを開発する専門家です。

「C」や「C++」などのプログラミング言語を使用して、限られたリソース(メモリ、処理能力)内で効率的かつ信頼性の高いソフトウェアを開発します。

リアルタイム性や安全性が求められる環境での開発が多いため、厳密なテストと検証が不可欠です。

組み込み系プログラマーは製品が市場に出る前に動作の安定性を確保し、ユーザーに信頼される製品を提供する重要な役割を担います。

4.通信系プログラマー

通信系プログラマーはネットワーク通信に関連するソフトウェアやシステムの開発を担当します。

データの送受信、プロトコルの実装、ネットワークセキュリティの確保など通信に関わるさまざまな機能を設計・実装します。使用する技術や言語は「C」や「Python」、ネットワークプログラミング特化のライブラリなどです。

またサイバー攻撃に対抗するためのセキュリティ対策も仕事のうちで、暗号化や認証システムの開発も行います。現代社会のインフラを支える重要な技術を提供し、私たちの日常生活やビジネスを支える要となっています。

5.汎用系プログラマー

汎用系プログラマーは企業の基幹システムや大規模な業務アプリケーションの開発・運用を担当するプログラマーです。金融機関の取引システム、製造業の生産管理システム、公共機関のデータ処理システムなど、多くの業界で幅広く使用されることから、「汎用」と呼ばれています。

汎用系プログラマーは主に「Java」などの言語を使用してシステムを実装し、データベースとの連携やバッチ処理などの業務処理を行います。

また長期間にわたって稼働するシステムを維持・運用するため、保守性やスケーラビリティを考慮した設計を行い、システムの効率的な運用を確保します。

汎用系プログラマーは企業や公共機関の業務を支える重要な役割を果たしているため、システムの信頼性と効率性を確保する高度なスキルが求められます。

プログラマーのやりがいは?

「自分が書いたコードが実際に動作することで、ユーザーや企業に価値を提供できる瞬間」が、プログラマーのやりがいといっていいでしょう。

問題を解決するためのロジックを考え、試行錯誤を経てシステムやアプリケーションを完成させる過程には達成感があり、プログラマー冥利に尽きるからです。

また技術が進化する中で常に新しい知識やスキルを習得し続けることで、自身の成長を実感できるのも魅力の一つです。

プログラマーのメリットとしてはリモートワークがしやすい職種であること、また需要が高いため安定したキャリアを築きやすい点が挙げられます。

加えてプログラマーは世界中で必要とされるため、国際的なプロジェクトにも参加する機会が多く、グローバルな視野で活躍できる可能性もあります。

未経験からプログラマーになるには?

プログラマーとして働くために特定の国家資格や学部・学科は必要ありませんが、コンピュータ言語やネットワークシステムの知識は必要不可欠です。

一般的には短大・大学、専門学校で関連分野を学び、コンピュータメーカーやソフトウェア会社の採用試験を受けて就職する流れとなります。

一般的にプログラマーは理系出身者がなるものと考えられがちですが、現代では文系出身者でも独学やスクールでスキルを習得し、プログラマーとして活躍するためのサービスが整っています。

とくに近年の大手IT企業では文系出身者にもプログラマーとしての道が開かれており、文系が独自の強みを発揮しています。なお、上記を図にすると以下のようになります。

プログラマーに必要なスキル・資格

ここでは、プログラマーに必要なスキルおよび資格について解説していきます。

プログラミング言語に関する知識

プログラマーに必要なスキルの一つに、プログラミング言語に関する深い知識があります。

プログラミング言語はソフトウェアやアプリケーションを開発する「道具」であり、それぞれに特性と用途があります。たとえばJavaScriptやTypeScriptはWeb開発に広く使われ、Pythonはデータ分析や機械学習に強みがあります。

プログラマーは、プロジェクトの要求に応じて最適な言語を選び、その言語の構文、ライブラリ、フレームワークを理解して使いこなす必要があります。

DMM WEBCAMPのPythonコースでは、AIの基礎から機械学習まで幅広く学習し、特徴量作成、モデル構築、精度評価の実践を行います。

経済産業省認定のリスキリング支援事業により、コース料金の最大70%がキャッシュバック対象となり、修了後の転職でさらにキャッシュバックがあります。

カリキュラムにはPython、機械学習、データ分析などが含まれ、週2回のメンタリングや質問サポートも充実しています。無料相談も実施中です。

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アルゴリズムに関する知識

プログラマーにとってアルゴリズムに関する知識は極めて重要です。アルゴリズムとは問題解決のための手順やルールの集まりであり、効率的にタスクを実行するための「設計図」のこと。

優れたアルゴリズムを用いることで処理速度やメモリ使用量を最適化でき、プログラムのパフォーマンスが大きく向上します。具体的には検索やソートのアルゴリズム、データ構造の使い方、再帰や動的計画法などに対するものが一般的です。

なお、DMM WEBCAMPのデータサイエンスコースでは、統計知識とアルゴリズムを学び、Pythonを使って実際のデータ解析を行います。また週2回のメンタリングと質問サポートで、初心者でも安心して効率的にスキルを習得できます。

さらに経済産業省の認定講座で、最大70%のキャッシュバック制度も利用可能。データサイエンティストを目指す方に最適です。

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テスト手法やデータベースに関する知識

プログラマーにとって、テスト手法やデータベースに関する知識は不可欠です。テスト手法には、ソフトウェアの品質を確保するためのさまざまなアプローチが含まれます。

テスト手法としてはユニットテスト、統合テスト、システムテストなど、異なるレベルでのテストを実施することで、バグや不具合を早期に発見し修正することができます。

またデータベースに関する知識も重要で、どの企業でもデータベース設計やクエリの最適化、データの取り扱いに関する最低限の理解が求められます。SQLなどのクエリ言語を使ってデータの検索、更新、削除を効率的に行う技術も、役割によっては必要になるでしょう。

あるとよい資格は?

一般的にプログラマーに資格は必要ありませんが、あると転職で有利になる資格は存在します。主に以下のようなものが挙げられます。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • Microsoft Certified: Azure Fundamentals
  • Oracle Certified Associate

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、IPAが運営する、ITに関する幅広い知識を網羅した資格となっており、未経験からIT業界を目指す方に最適な資格です。

そしてMicrosoft Certified: Azure Fundamentalsはクラウドサービス「Azure」についての知識が問われるもので、Oracle Certified Associateはデータベースに関する資格となっています。

いずれも実用性の高い資格なので、あるに越したことはないでしょう。

プログラマーの適性、向いている人

プログラマーに向いている人は、まず論理的思考が得意な人です。

プログラミングでは複雑な問題を論理的に分解し、解決策を設計する必要があるからです。またエラーやバグが発生することが多く、それに対処する粘り強さや試行錯誤する姿勢が求められます。

さらに好奇心旺盛で新しい技術や知識を積極的に学ぶ意欲がある人も適しています。プログラミングは日々進化しているため、最新の技術を追い続けなければならないからです。

またチームでの協力が必要な場合も多岐にわたるので、コミュニケーション能力や協調性も大切です。

プログラマーの平均年収

プログラマーの平均年収は地域や経験、専門分野によって大きく異なりますが、日本の一般的な平均年収はおおよそ400万円から600万円程度です。

たとえば経験の浅いプログラマーでは年収が400万円前後であることが多いですが、数年の経験を積んだミドルレベルのプログラマーや、特定のスキルセットを持つスペシャリストは、年収が500万円から700万円程度になることもあります。

また大手企業や外資系企業、とくにIT業界で高い専門性を持つプログラマーとなれば、さらに高い年収を得ることが可能です。地域的には都市部、とくに東京や大阪などで年収が高くなる傾向があります。

プログラマーの将来性は?

プログラマーの将来性は非常に高いとされています。技術の進化とデジタル化の進展により、プログラミングスキルはますます重要視されているからです。

具体的にはAI、IoT、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの分野での需要が増大しており、これらの技術を扱うプログラマーの需要も増しています。また企業のデジタルトランスフォーメーションが進む中で、プログラマーは新しいシステムやアプリケーションの開発に欠かせない存在です。

プログラミング言語を学ぶならスクールがおすすめ

プログラミング言語を学ぶならスクールに通うのがおすすめです。スクールでは、専門的なカリキュラムとサポートを受けることができ、効率的にスキルを習得できるためです。

数あるスクールの中でも、DMM WEBCAMPは様々なニーズに応える以下3つのコースを提供しています。

  • 「就業両立コース」
  • 「専門技術コース」
  • 「短期集中コース」

「就業両立コース」は現在の仕事を続けながらプログラミングを学び、転職を目指す方向けです。自分のペースで学習できるうえ最大56万円の補助金も利用可能です。

「専門技術コース」はAIやクラウドなどの最新技術を学びながら、短期間でプロのエンジニアを目指せます。こちらも最大56万円の補助金対象で、実質的な費用は約35万円です。

「短期集中コース」は最短3ヶ月で集中的に学習し、転職保証付きで安心して学べるコース。スピーディにエンジニア転職を目指したい方に最適です。

それぞれのコースについてより詳しく知りたい方は、以下のリンクから詳細をご確認ください。

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まとめ

プログラマーになるためには、基本的なプログラミングスキルの習得と実践が不可欠です。専門学校や短大などを出ていなくとも、未経験から段階的に学習を進めることでスキルを身につけることは可能です。

さらに必要な資格や実務経験を積むことで、さらに専門性を高めることができ、自分に合った学習方法やプロジェクトに取り組めるようになるでしょう。

IT技術は目まぐるしく進化したり、新たなツールが次々と登場したりするので、興味を持ち続けることが重要です。

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