【2022年版】IT業界の売上高・人気企業ランキング総一覧

公開日: 2019.02.25
更新日: 2024.01.04
IT業界の売上高・人気企業ランキング総一覧

近年ますます規模が大きくなっているIT業界について、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
AIやIOTが注目されている現状では、IT人材の市場価値は急成長していくと言われています。

いずれ転職、就職するために

・IT業界の売上ランキングが知りたい!
・IT企業について詳しく知りたい!
・IT業界ってどんな企業があるんだろう?

と考えているのではないでしょうか。

こちらの記事では、様々な角度から見たIT企業ランキングの紹介と、それぞれの会社の事業を分析して会社の強みや高収益の理由について解説します。

また、今後就職において狙い目となる会社を紹介します。

売上高ランキングTOP5

売上高ランキングTOP5

はじめにIT業界の会社の売上高のランキングについてご紹介します。
2018年度の実績は以下の通りでした。

企業名 売上高 増収率 (前年同期比)
1 NTT データ 22 兆 1,171 億 6,700 万円 22.2%
2 大塚商会 6,911 億 6,600 万円 7.4%
3 キヤノンマーケティングジャパン 6,321 億 8,900 万円 0.5%
4 野村総合研究所 4,714 億 8,800 万円 11.1%
5 伊藤忠テクノソリューションズ 4,296 億 2,500 万円 5.3%

出典 = 上位30社を一挙公開、IT企業の売上高ランキング


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利益率ランキングTOP5

利益率ランキングTOP5

次に売上高ではなく収益力の指標として利益率のランキングを見てみましょう。
2018年度の実績は以下のようになっています。

企業名 売上高営業利益率 売上高 売上高順位
1 オービック 48.4% 668 億 1,400 万円 24 位
2 トレンドマイクロ 24.5% 1,488 億 1,100 万円 16 位
3 兼松エレクトロニクス 15.3% 622 億 5,100 万円 26 位
4 TKC 14.3% 597 億 500 万円 27 位
5 野村総合研究所 13.8% 4,714 億 8,800 万円 4 位

出典 =上位30社を一挙公開、IT企業の売上高ランキング

成長ランキングTOP5

成長ランキングTOP5

2018年度の実績は以下のようになっています。

企業名 営業利益 伸び率 売上高順位
1 ネットワンシステムズ 82 億 4,100 万円 43.4% 14 位
2 システナ 51 億 7,000 万円 40.0% 29 位
3 インターネットイニシアティブ 67 億 6,200 万円 31.7% 13 位
4 TIS 327 億 4,300 万円 21.2% 6 位
5 りらいあコミュニケーションズ 52 億 9,000 万円 21.0% 19 位

出典 =上位30社を一挙公開、IT企業の売上高ランキング

一貫してネットワーク基盤の設計・構築・運用に強みをもつネットワンシステムズが一位である。
伸び率をみると、IT業界の盛り上がり改めて感じるであろう。


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給料ランキングTOP5

給料ランキングTOP5

2018年度の実績は以下のようになっています。

1 企業名 平均年間給与 平均年齢 売上高順位
2 野村総合研究所 1,166 万円 40.2歳 4 位
3 三菱総合研究所 975 万 7,000 円 43.2歳 21 位
4 トレンドマイクロ 915 万 2,000 円 39.4歳 16 位
5 電通国際情報サービス 897 万 7,000 円 40.9歳 22 位
6 オービック 877 万円 36.2歳 24 位

出典 =上位30社を一挙公開、IT企業の売上高ランキング

下記はIT業界の職種ごと、スキルレベルごとの平均年収です。
IT業界全体の平均と比べても分かる通り、給料ランキング上位6社は平均をかなり上回っていることが分かります。

職種別の年収平均とスキル標準レベル

(引用:IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果

就職人気ランキング10社

就職人気ランキング10社

1 NTT データ
2 富士通
3 グーグル
4 楽天
5 SCSK
6 アクセンチュア
7 伊藤忠テクノソリューションズ
8 ヤフー
9 野村総合研究所
10 NEC

最後に 19 年入社予定学生の就職人気ランキングの結果を下記に示します。
Googleなどの外資系企業は上記の給料ランキングには含まれてませんが、それ以外の国内の企業を見ても一致しているとは言えません。

ここで言えることは、給料が高いから人気企業であるわけではなく、
企業のブランド力や事業の魅力などで判断している可能性があるということです。

企業のビジネスモデル

企業のビジネスモデル

上記のランキングを見てみると NTT データが突出していますが、
一言で IT 業界と言っても様々な事業があります。
これらの企業がどのような事業で収益を出しているのかについて解説します。

 ビジネスモデル紹介

NTT データ

NTTデータ

公共、社会基盤 4,436 億円
金融 5,595 億円
法人、ソリューション 4,772 億円
北米 4,720 億円
EMEA、中南米 4,232 億円

上記のように、国内の事業だけでなく海外に向けた事業も展開しており、他の事業と同等の売上高です。
2018年度の同社は、金融向けのバンキングアプリのリリースやスマホと銀行口座だけで簡単に決済できるシステムといったような事業が主な成果のようです。

また、海外の事業では仮想デスクトップなどのエンドユーザーコンピューティングサービスなど様々な事業を展開しています。

大塚商会

大塚商会

システムインテグレーション 4,087 億円
サービス & サポート 2,820 億円
その他 383億円

売上の多くは、システムインテグレーション関連事業であり、具体的にはパッケージソフトの開発、販売や IT コンサル、受託ソフト開発、ネットワーク関連製品の販売、技術サポートといった業務になります。

その他にもパソコンや周辺機器などの修理やデータ復旧サービスなどを請け負うサービス & サポート事業も売上高が大きくなっています。

キャノンマーケティングジャパン

キャノン

ビジネスソリューション部門 3,381 億円
IT ソリューション部門 1,348 億円
イメージングシステム部門 1,523 億円
産業・医療部門 343 億円

売上の大半はビジネスソリューション部門によるものでありますが、市場の低迷などの要因によって前期よりも下回っているとのことです。

しかし、IT ソリューション部門や産業、医療部門が成長しているため全体としては増加している模様です。

野村総合研究所

野村総合研究所

コンサルティング 361 億円
金融 IT ソリューション 2,518 億円
産業 IT ソリューション 1,072 億円
IT 基盤サービス 301 億円
その他 116 億円

金融 IT ソリューションが最も大きな割合ですが、前年に比べて大きく成長しているのは産業 IT ソリューションであり、前年比 32.1% の伸び率でした。

伊藤忠テクノソリューションズ

CTC

流通、EP 1,306 億円
情報通信 1,498 億円
公共、広域 394 億円
金融、社会インフラ 551 億円
その他 545 億円

最も多くの売上があるのは情報通信事業ですが、流通、EP 事業は前年比の伸び率は最も高くなっていました。

営業利益率が高い理由

上記のランキングでオービックの利益率が他社に比べて非常に大きいことがわかります。
まず営業利益率について説明します。営業利益は下記の数式で求めることができます。

営業利益率 = 営業利益 ÷ (売上高 – コスト)

つまり、コストを低く抑えることが営業利益率を高める重要な要因であることがわかります。
また、営業利益率を上げるには下記のような方法も挙げられます。

商品の価格をアップ

売上高がアップして同じ数だけ売れれば営業利益が上がります。

しかし、価格をアップしたことでお客様が離れてしまう可能性もあるため安易に価格をアップすることはできません。

コストを減らす

売上高がアップしなくてもコストが減らせれば営業利益は上がります。
コストの例としては、

「人件費」
「材料費」
「賃借料、減価償却費」

などです。

社内に人材を確保してオール自社で運営する方法もあれば、ポイントを押さえて外注を使う方法もあるため、
効果に応じて上手く検討することでコストを減らすことができると思います。

また、PC やサーバー等の機器の調達先を変更することで材料費を抑えることも可能です。
この場合、必要な性能を満たさなくならないかどうかよく検討する必要はあります。

商品の販売数を増やす

最後に、商品をより多く売ることで営業利益を減らすことも可能です。
販売数が増えれば売上高が上がりますが、それ以外にも PC やサーバー等の仕入れの数を増やすことで割引率がアップされてコストが減らせることもあります。

ただし、販売数を増やすために人員を増やしたり外注費や広告宣伝費を上げるような施作を行った結果、そのバランス次第では思うような営業利益率にならないこともあるかもしれません。

ここから利益率ランキング上位の会社がどのようにして高い営業利益率を生み出しているのかについて解説します。

営業利益の高い企業例紹介

例①オービック

オービック

オービックは他社に比べて非常に高い営業利益率ですが、その要因は下記の二点が挙げられます。

要因1

売上高においてソフトウェアとサポートの売上比率が高くなっています。
同社の創業時の主な事業はオフィスコンピュータの販売でしたが、
10 年かけてソフトウェアやサービス路線に転換したとのことです。

現在では会計・人事・販売などを統合した ERP パッケージである
ORBIC7 を顧客の要望をベースにカスタマイズして販売しています。

要因2

次の特徴としては外注費が他社に比べて低い点です。
つまり、外部委託を極力行わずに開発、販売、サポートを自社の人材で対応していると言うことです。

外注は便利ですが、ソフトウェアの開発でいうと開発費が余分にかかったり社内の技術力の向上のためにはできる限り内製を検討すべきなのかもしれません。

例②野村総合研究所

野村総合研究所

要因

野村不動産の場合、同社の決算説明資料を見てみると各事業において、
約 10% 前後の高い数値を上げていますがその中でもコンサルティング部門の営業利益率は 16.1% となっています。
売上高は他の部門には及ばないものの高付加価値という形で営業利益率アップに成功していることがわかります。

まとめ

IT 企業の売上に関する各種ランキングとその背景について説明してきました。

売上高の高い企業と営業利益率が高い企業は必ずしも一致しないこと、さらに給料の高い企業と就職人気企業も一致しないことがわかりました。

ここまで記事を読んで、IT企業の年収など様々なランキングを見て、IT業界に転職したい、就職したいと思っているのではないでしょうか。

もしあなたがIT業界未経験であれば、IT業界の知識やスキルを持たず、いきなり大手IT企業に転職するのはかなり難しいです。
しかし、実は大手IT企業に転職しやすい方法があります。

それは、プログラミングスキルを身につけることです。

プログラミングができる人材は、今後市場価値の高い人材になると言われており、現在も重宝されています。
プログラミングができる人材が不足している中、大手IT企業がこのような人材を軽視するはずがありません。

しかし、プログラミングのスキルは簡単に身に付けられる物ではありません。
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