プログラミング初心者がアプリ開発できるようになるための3ステップ
プログラミングを始める気かっけは人それぞれですが、最近ではスマホのアプリを作りたいという人が多いと思います。
プログラミング初心者がアプリの開発をするには、まず何から始めたらいいのでしょうか。
アプリの開発をするために必要な知識や手順にについてご紹介いていきます。
そもそもアプリ開発ってどんなもの?
iphoneアプリとandroidアプリ
スマホのアプリには大きく分けて二つあります。
Appleが開発しているiPhoneのアプリと、Googleが開発しているAndroidのアプリです。
この二つ以外にもスマホはあるのですが非常に珍しく、みなさんが使っているスマホはほぼ確実にこの二つのうちのどちらかであるはずです。
自分が使っているスマホがどちらなのかわからないなら、スマホの「設定」にある「端末情報」などを見て確認しましょう。
iPhoneならスマホの背面部にリンゴのマークがあるので分りやすいです。
iPhoneアプリとAndroidアプリの開発はそれぞれ使用する言語も環境も異なるので、まずはどちらを開発するのか決めましょう。
では次にiPhoneアプリとAndroidアプリのそれぞれの開発環境についてご説明していきます。
それぞれの開発環境
iPhoneアプリの開発に必要なのはMacです。
WindowsやLinuxなどMac以外のコンピューターではiPhoneアプリの開発はできません。
iPhoneアプリの開発をするならXcodeというツールを使わなければならないのですが、このツールはMacでしかダウンロードすることはできません。
Macを購入したら、次に先ほど説明したXcodeというツールを導入する必要があります。
XcodeとはAppleが配布しているMacOS/iOSアプリを開発するためのツールです。
XcodeはAppStoreで無料でダウンロードすることができます。
Androidアプリの開発にはOSの種類は関係ないので、WindowsでもMacでも構いません。
必要なのはAndroidStudioというツールです。
AndroidStudioとは先ほど説明したXcodeのAndroid版で、Androidアプリを開発するためのツールになります。
AndroidStudioは公式ウェブサイトで無料でダウンロードすることができます。
ただAndroidStudioを動かすにはそれなりに性能の良いコンピューターでないと動作しない可能性があります。
AndroidStudioの推奨環境はRAMが最低3GBで8GB推奨、さらにAndroidエミュレーター用に1GBです。
ディスクスペースは最低2GB以上で4GBを推奨、1280×800以上の画面解像度となっています。
ご自身で使用されているコンピューターの性能と比較してみましょう。
SwiftとJavaの2つの言語
Swiftとは、iOS、Mac、Apple TV、Apple Watchを開発するためにAppleが2014年にリリースしたプログラミング言語です。
iPhoneアプリを開発するならこのSwiftという言語を使用する必要があります。
iPhoneアプリの開発は以前まではObject-Cという言語が使用されていました。
SwiftはObject-Cと比べてシンプルに記述でき、コーディングの量を少なくできるという特徴があります。
Javaとはアメリカのサン・マイクロシステムズというIT企業によって開発されたプログラミング言語です。
サン・マイクロシステムズはその後Oracle社に買収され、JavaもまたOracle社によって管理されています。
Javaの大きな特徴として、アプリのみならずテレビや家電、銀行、宇宙開発など世界中の多種多様な製品に使用されていることです。
この点はSwiftがApple製品のみの開発にしか使用されないのと対照的であると言えます。
難易度
Swiftは先ほども説明した通りObject-Cと比べてシンプルな作りになっており、コーディングの量が少なくて済みます。
またSwiftの良さよして動作が軽量であることが挙げられます。
実行速度がObject-Cの2.8倍、Pythonの8.4倍と高速なので他の言語よりもアプリ開発がしやすくなっています。
Javaは汎用性の高い言語ではありますが、習得難易度はSwiftに比べると高いです。
誰でも簡単にアプリが作れるようにと開発されたSwiftに比べると、Javaは覚えなければいけないことも多く学習コストが高いです。
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個人でアプリをリリースしたエピソードを紹介
未経験からアプリを本当にリリースできるの?と思う方も多いかと思いますので、インターネット上で読むことができるエピソードをご紹介します。
アプリ開発未経験者がiOSアプリをストアに公開した話
http://qiita.com/hikarut/items/586bc1c6582efcd43f2b
こちらの記事の筆者はPHPとJavascriptのエンジニアだそうですが、時代の流れの乗るためにプライベートでiPhoneアプリの開発を始めたようです。
それまでiPhoneアプリの開発をしたことがなかったので、未経験だと言えるでしょう。
この筆者が最優先にした目標は「ゼロから一人でiPhoneアプリを作って、後悔する」ことです。
この記事ではライブラリ(アプリ開発のための出来合いのパーツ)はできるだけ使わない方がいいといったアドバイスや、アプリ開発は簡単なものでも意外に時間がかかるといった体験談が書かれいますが、技術的な話は一切ありません。
なかでも詳しく書かれているのはアプリを公開する際にAppleから三回もリジェクト(拒否)されていることです。
このエピソードが記事の中で一番面白かったです。
たとえば「できるだけシンプルな機能のアプリを」と思って開発したのに、 Appleから「Minimun Function(機能が少なすぎる)」という理由で三回もリジェクトされるなど、Appleの審査が厳しいことがよくわかりました。
初心者が1日で恋愛ゲームアプリを開発してみた
こちらの記事ではプログラミング初心者の人が1日で恋愛ゲームアプリを開発したエピソードが紹介されています。
恋愛ゲームアプリを開発しようと考えた理由は、アプリを作って大儲けをしようと思ったからだそうです。
アプリ開発する上で勉強したのがUdemyという動画学習サイトの「超入門iPhoneアプリ開発 iOS9/Swift対応」という講座です。
この講座は合計で3時間で、手を動かしながらでもわずか5時間で学習することができたそうです。
こちらの記事では恋愛ゲームアプリを作る過程をXcodeのインストールから書かれています。
わずか1日で作れてしまったのは、画像にセリフを表示させ、選択肢によってルートを分岐させていくのだけなのでそれほど複雑なプログラミングは必要ないからでしょう。
プログラミング初心者でも簡単にiPhoneアプリを作れることがよくわかりました。
アプリ開発未経験から、3ヶ月で2本のAndroidアプリをリリースした私なりの学習法
http://type.jp/et/log/article/ra-android-tips03
こちらの記事では、大学の情報系の学科に在籍する学生が、就職活動のためにアプリ開発をするエピソードが書かれています。
記事の筆者は大学でC言語を学んではいたものの、アプリの開発自体は初めてであったそうです。
アプリ開発の勉強をするために、RainbowAppsというアプリ開発専門のスクールに通っていたそうです。
この記事の筆者が開発したのはゲームです。
お菓子工場のお菓子が出荷される前にウサギが食べ尽くすように操作するゲームで、記事内で画像とともに紹介されています。
3ヶ月で2本というタイトルになっていますが、記事内で紹介されているのはお菓子工場のアプリだけでもう一つのアプリのことは紹介されていませんでした。
この記事では初心者がアプリ開発をするときに一人ではエラーが出たときに挫折してしまうので、勉強会に出たり講座に通ったりして誰にかに相談できる環境を作るのが良いとアドバイスしています。
初心者が学習を進める3つのステップ
1.開発したいアプリのosを決める
まずはiPhoneかAndroidか、どちらのアプリを開発するのか決めましょう。
基本的には自分が持っているデバイスと同じものを選んでもいいですし、両方持っている人は好きな方を選べばいいと思います。
ただアプリを使ってお金を儲けたい、できるだけたくさんの人にダウンロードしてもらいたいといった願望があるのであれば、シェア率を考慮に入れる必要があります。
日本ではiPhoneが7割、Androidが3割となっています。
つまり、iPhoneの方が圧倒的に多いのですが、実は日本は世界で最もiPhoneが普及している国なのです。
国別にシェア率を見てみると、スペインがAndroid9割越えでiPhoneが1割未満、中国、ドイツ、イタリアがAndroid8割でiPhoneが1割強、フランスがAndroid7割でiPhioneが2割、Appleの本場であるアメリカでさえiPhoneが4割強となっています。
したがってもし日本でたくさんダウンロードされたいと思うのならiPhoneアプリ一択でしょう。
しかし世界全体でダウンロードされることを狙うならAndroidアプリにした方がいいかもしれません。
2.学習する
初心者がアプリ開発をするためには、まずはその方法について学習しなければなりません。
今はネットがあるので、ネット上の情報だけでもある程度は学習することができるでしょう。
何らかのプログラミング経験があるならネット上の情報だけで独学することは可能かもしれませんが、そうでないなら書籍や学習サイト、スクールなどを利用した方がいいでしょう。
それぞれの言語についてオススメの学習サイトや書籍を紹介していきます。
3.実際に開発してみる
アプリの開発をするなら、まずは企画から始めましょう。
企画とは、どんなアプリを作るのか考えることです。
アプリをリリースすることを最優先して簡単なアプリから作るのか、時間がかかってもいいから難しいアプリを作るのか、まずは方針を決めましょう。
企画が決まったら、iPhoneアプリかAndroidアプリかを決めて、開発環境を構築します。
開発環境が構築できたら、書籍などを見ながら実際にコーディングを始めます。
開発が終わったらアプリを公開してみましょう。
iPhoneアプリならAppleStore、AndroidならGooglePlayになります。
開発の途中でわからないところや、どうしても解決できないエラーが出てきたらネットで調べたり、ネット上のコミュニティで質問したりしてみましょう。
プログラミングスクールに通ってみるのも手です。
アプリ開発のコースがあるプログラミングスクールなら、CodeCamp、Winスクール、KENスクール、リカレントスマホアプリスクール、クラウドナインアップス、ナガセキャリアセンターなどがあります。
都内のみのスクールもあれば全国対応のスクールもあるので、お住まいの地域から近い距離に合うスクールを探してみると良いでしょう。
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言語別の学習方法
Swiftの場合
SWIFTRITHMというサイトがSwiftの基礎について学べます。
SWIFTRITHM
こちらのSWIFTRITHMは主夫の方が運営している個人サイトですので、それほど凝った構成にはなっていません。
ですがまだリリースされたばかりのSwiftは情報が少ないため、このようなSwift専用のサイトは貴重であると言えます。
Swift Docs
こちらのサイトではiPhoneの画像付きでSwiftのコードが解説されています。
ただコードが書かれているだけのサイトと違って、コードを書くことでどのようなことができるのかがiPhoneの画面を見ることでもわかります。
初心者にとっては大変わかりやすいサイトであると言えます。
『これからつくる iPhoneアプリ開発入門 ~Swiftではじめるプログラミングの第一歩~』
Swiftの書籍については、プログラミング自体が初心者であるなら、この本をオススメします。
実際にアプリを作って見ることで、体で覚えることを目指した本です。
解説が丁寧すぎるほど丁寧なので、プログラミング自体全くの初心者である人も問題なく読んでいけます。
『詳解 Swift 改訂版』
プログラミング経験者ならこちらの書籍をオススメします。
こちらはSwiftについてこれ以上に詳しい解説をしているものはないと言われるほどの書籍です。
ただプログラミング初心者が読むのは少し厳しいと思われます。
Javaの場合
Javaは覚えることが多く学習コストが高いですが、Android開発に絞ったJavaの解説サイトとして以下がおすすめです。
Android開発を目指す人のためのJava超入門
http://libro.tuyano.com/index2?id=462001
こちらのサイトではJavaを動かすための環境構築から解説されているので、プログラミング初心者でもJavaについて学ぶことができます。
世界を目指せ!Androidアプリ開発入門
http://gihyo.jp/dev/serial/01/androidapp
JavaではなくAndroidアプリ開発についての解説ならこのサイトがおすすめです。
こちらのサイトではAndroid開発のためのツールのインストール方法からアプリの公開に到るまで、丁寧に解説されています。
佐々木整『ゼロからわかるJava超入門』(技術評論社)
Javvaの書籍については、プログラミング初心者であるならこの本がおすすめです。
Javaの開発環境であるJDK(Java Development Kit)の導入方法に始まり、プログラミングの基礎から丁寧に解説がされています。
中村清喬『スッキリわかるJava入門』(インプレス)
この本はJavaの書籍の中で最も売れているもので、こちらもおすすめです。
こちらの書籍も『ゼロからわかるJava超入門』と同じくプログラミングの初心者の型でも問題なく読んでいくことができます。
まとめ
スマホのアプリを開発したいなら、新しいパソコンを買ったりツールを導入したりして事前準備をする必要があります。
事前準備が終わったら、ネットや書籍などを参考に開発を進めましょう。
わからないところがあれば誰かにすぐに聞けるような環境に身を置くといいかもしれません。
アプリをリリースするときは、AppleとGoogleで審査の厳しさが違うので、その点も考慮に入れてアプリ開発をしていくといいでしょう。
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