準社員ってなに?「正社員」との違いや7つのメリットを紹介
「正社員として働きたい」
「安定した収入を確保したい」
そう感じる人は多いですよね。
しかし、いきなり正社員として働くのは、難しい場合もあります。
そんな中、求人を見てみると、「準社員」という項目を目にしたことがある人も多いはず。
「準社員」と「正社員」に何か違いはあるのか、また、「準社員」から「正社員」になることはできるのか、気になるところですよね。
この記事では、
- 準社員の待遇と労働環境
- 準社員から正社員になれるのか
- 準社員のメリット・デメリット
- 準社員として契約する際の注意点
などについてお伝えします。
準社員とは?実は定義が存在しない
「準社員」には、実は法律的な定義などが存在しません。
「正社員」と区別した便宜的な名称で、イメージとしては正社員と非正規社員(アルバイト・パートなど)の中間にあたります。
「契約社員」や「派遣社員」と同程度の待遇ですが、契約社員のような契約期間の定めがない場合がある、派遣社員とは雇用先が異なる、という違いがあります。
責任や待遇など、準社員の定めは企業によって異なるため、契約内容をよく確認することが大切です。
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準社員の待遇と労働環境
準社員には明確な定義がないため、その待遇や労働環境は企業の裁量次第となっています。
正社員と同等の環境である企業もあれば、ほとんど非正規雇用と同じで待遇が受けにくいところも。
待遇や労働環境は、安心して働いていくためにもきちんと確認しておくことが大切です。
ここからは、準社員の一般的な待遇や労働環境についてお伝えします。
企業によってさまざまですが、ひとつの目安として、参考にしてみてくださいね。
給与は時給の企業が多い
準社員の給与は時給制であることがほとんど。
ただし、アルバイトやパートに比べて時給は高い傾向にあります。
「正社員に準じるポジション」として、ある程度の責任や仕事内容を担当するためです。
そのほか月給制である場合もあるので、給与体系は確認しておきましょう。
ボーナスはない場合がほとんど
多くの企業では、雇用する準社員に対し、ボーナス・賞与などの特別な手当を支給していません。
また昇給がない、または、昇給の幅が少ないこともあります。
・契約社員もボーナスはもらえる?同一労働同一賃金の法制化でどう変わるのか徹底解説
労働時間は正社員と同じでも残業はほとんどない
準社員の労働時間は、正社員とほぼ同じですが、残業はほとんどありません。
多すぎる仕事量を任されることもなく、定時で帰ることができます。
仕事とプライベートの時間をしっかり分けて、ワークライフバランスを大切にしたい方にとっては、合っている働き方かもしれません。
福利厚生・有給休暇はもらえる
準社員でも、福利厚生・有給休暇を取得することができます。
正社員とほぼ同程度の福利厚生・有給休暇を受けられることは、安心感がありますよね。
ただし企業によって内容や幅は異なるため、確認が必要です。
退職金は基本的になし
準社員は、基本的に退職金がありません。
退職金がないということは、退職後に金銭的な余裕を持ちにくいということです。
そのため、退職して転職を考えている場合は、働きながら転職活動をする必要があります。
準社員は条件を満たせば社会保険に入れる
準社員という契約の場合、保険がどうなるかが気になるところです。
準社員は条件を満たすことで、社会保険に入れます。
社会保険加入の条件は「正社員の3/4以上の勤務時間、勤務日数で働いている人」です。
社会保険に加入しておくことで、保険料の負担を減らすことができるというメリットがあります。
加入条件に満たない場合は国民健康保険に入ることができる
条件を満たさず、社会保険に加入できない場合、国民健康保険に入ることができます。
社会保険に加入しない方には、国民健康保険と国民年金保険の加入が義務付けられているため、必ず入るようにしましょう。
国民健康保険に加入しないと、保険証が持てずに医療費が全額自己負担となってしまいます。
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プログラミングやパソコンを使って働きたい!
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準社員とその他の雇用形態の違い
「準社員と契約社員には違いがあるのかな?」
「派遣社員やアルバイトとの違いも知りたい!」
準社員について考えるとき、ほかの雇用形態とどんな違いがあるのかが気になります。
せっかく働き方を選ぶなら、自分が納得したうえで就職したいもの。
ここからは、準社員とそのほかの雇用形態の違いについてお伝えします。
- 準社員と正社員の違い
- 準社員と契約社員の違い
- 準社員と派遣社員の違い
- 準社員とパート・アルバイトとの違い
順番に比較してみていきましょう。
1.準社員と正社員の違い
正社員に比べて、準社員は
- 給与体系が時給制
- 給与額が低め
- ボーナス、賞与、退職金がない
- 昇給がない、昇給の幅が少ない
- 福利厚生の幅が少ない
- 残業がなく定時で帰りやすい
- 責任や裁量権が大きくない
- 転勤の可能性が低い
といった点が違いとしてあげられます。
正社員に比べて、準社員は福利厚生や給与面の待遇が下がりがちですが、そのぶん転勤や残業がないため、ライフワークバランスを取りやすいです。
仕事よりも私生活を充実させたいという人には、準社員が合っている場合もあります。
2.準社員と契約社員の違い
準社員と契約社員の違いは、契約期間の有無です。
契約社員は雇用契約に期間が設けられ、その期間を終えたら契約終了となり退職します。
一方で準社員は契約期間がなく、長期的に働くことができます。
ただし、企業によっては契約社員のことを準社員として採用する場合があり、明確な区別はされていません。
3.準社員と派遣社員の違い
準社員と派遣社員の違いは、雇用契約を結ぶ先です。
派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社が派遣する先の企業で就労します。
一方で、準社員は企業と直接雇用契約を結び、そこで働きます。
そのため、派遣社員とは違い、正社員登用制度があり正社員になれるチャンスがあることも特徴です。
4.準社員とパート・アルバイトとの違い
パート・アルバイトに比べ、準社員は
- 責任や業務範囲が大きい
- 正社員登用制度があれば正社員になるチャンスがある
などの違いが挙げられます。
自分の実力を身につけたり発揮したりしながら、ある程度の待遇を受けたいなら、準社員という働き方が適しています。
準社員から正社員になれるかは企業によって違う
準社員から正社員になれるかどうかは、企業が定める準社員の契約内容によって違います。
契約内容に「正社員登用あり」など、正社員へキャリアアップできる内容が明記されていれば、正社員になれる可能性があります。
ただし、「正社員登用あり」でも条件が厳しいなど、正社員になれる確率が低いケースに注意が必要です。
準社員から正社員になりたいと考えている人は、契約の際に「正社員登用の有無」と「正社員になるための条件」をよく確認しましょう。
準社員になるメリット7つ
準社員という働き方は、正社員と非正規雇用の中間のような立場であるとお伝えしてきました。
それでは、そのメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
準社員になるメリットを7つまとめました。
正社員登用が期待できる
ひとつめのメリットは、正社員登用が期待できること。
準社員は、契約時に「正社員登用あり」など正社員へのキャリアアップが示されている求人も多くあります。
準社員から正社員になることができるのは、ほかの雇用形態と異なる大きなメリットです。
実際に正社員になれるかどうかは、働き方や成果、そのほか企業が定める基準によるため、確認しましょう。
正社員よりも仕事が楽
準社員は、正社員よりも仕事が楽というメリットもあります。
正社員に比べて、仕事量は無理のない範囲で、責任のウェイトも少ないため、無理なく働きやすい雇用形態です。
仕事内容も難しいものは少なく、マニュアルがしっかりしている職場環境も多いでしょう。
定時に帰れることがほとんど
準社員は残業があることが少なく、ほとんどの会社では、定時で帰ることができます。
これは「給与が時給制」や「正社員に準ずるポジション」ということが理由であるためです。
仕事後の時間を充実させたい人にとって、定時通りに退勤できることは嬉しいメリットではないでしょうか。
長期間の雇用であることが多く、雇用期間中は解雇されない
準社員は、長期間の雇用であることが多く、雇用期間中は解雇される心配がありません。
契約期間の決まっている契約社員などと比べても、長い期間を安定して働き続けられます。
解雇されて急に仕事を失うこともないので安心です。
長期雇用を活用して、スキルアップを図ることも可能でしょう。
転勤になる可能性が低い
準社員は、転勤になる可能性が低いこともメリットです。
正社員に比べ、企業からあれこれ指示されその通りにしなければならない、ということがないので、自分の生活を仕事に左右されにくくなります。
自分の私生活を大切にしたい人にとっては、働きやすい雇用形態と言えるでしょう。
プライベートを充実させやすい
準社員はプライベートを充実させやすい働き方です。
残業や転勤が少なく、仕事が私生活に影響することがありません。
自分の時間を大切に過ごしたい人、仕事外の時間にやりたいことがある人にはぴったりです。
実務経験がほとんどなくても専門職に就ける可能性がある
準社員の場合、実務経験がほとんどなくても専門職に就ける可能性があります。
エンジニアやデータサイエンティストなどの専門職への就職は、基本的に実務経験が必要です。
しかし準社員なら、実務未経験でもポテンシャル採用で就職できる可能性が高まります。
準社員として専門職に就き、正社員になるステップを踏めば、専門職としてキャリアアップをかなえられるでしょう。
準社員になるデメリット5つ
一方で、準社員にはデメリットもあります。
準社員という働き方の環境は企業によってそれぞれだから、不安が大きいという方も多いでしょう。
しかし、事前にデメリットをしっかり知っておくことで、対策を立て、不安を最小限にすることができます。
メリットとデメリットを知ったうえで、自分の判断基準を明確にしてキャリアを考えましょう。
ここからは準社員の5つのデメリットをご紹介します。
正社員よりも給与が低く安定しない
準社員は、正社員よりも給与が低く安定しないというデメリットがあります。
準社員の給与は時給制であることが多く、その金額は正社員の給与を時給に換算した金額を下回ります。
これは正社員に比べて、準社員の仕事内容や責任の大きさがおさえられるためです。
準社員は残業もほとんどないため、正社員のように残業代が出ることも多くありません。
ボーナスは出ないところがほとんど
準社員は、ボーナスが出ないことがほとんどです。
正社員の場合なら夏と冬に特別な手当として支給されるボーナスですが、準社員にはありません。
ボーナスや特別な賞与は、仕事のモチベーションにもなるため、給料以外の手当ないということはデメリットとして考えられます。
正社員と比べて福利厚生の適用範囲が狭い
準社員は、正社員と比べて福利厚生の適用範囲が狭いという点もあげられます。
主な福利厚生として、有給休暇や特別休暇、出産休暇や育児休暇などが思いつくでしょう。
準社員の場合、正社員と比べて支給される日数が少ないなど、その範囲が狭くなることがあるのです。
福利厚生の有無や適用範囲は企業によってさまざまですので、よく確認しましょう。
責任のある仕事を任されず、やりがいを感じづらい
準社員の場合、責任のある仕事を任されずにやりがいを感じづらい、ということがあります。
正社員に比べて仕事の責任の大きさがおさえられる準社員ですが、そのために自分のやりたい仕事を任されないことがあります。
自分のやりたいことが責任のある仕事だったら、任せてもらえずにやりがいを感じられなくなってしまうでしょう。
契約更新時に解雇される可能性が高い
契約期間のある準社員だった場合、契約更新時に解雇される可能性が高いというデメリットがあります。
契約期間はたいていの場合、半年から1年。
そのたびに契約更新されるか、契約終了して解雇されるかが決まります。
契約が更新されなかった場合は、次の職場を探す必要があるので、安定した雇用形態とは言えません。
準社員として契約するときの注意点
いざ準社員として雇用契約を結ぼう、というとき、本当にそのまま契約して大丈夫かどうか、一度立ち止まりましょう。
なぜなら、企業によっては準社員を、正社員のように高い給料や高待遇を与えなくとも同等に働いてくれる労働力、と考えて雇おうとしている場合もあるためです。
自分の身を守り、より良い職場に巡り合うためには、しっかりと条件を確認しておく必要があります。
準社員として契約するときの注意点は4つ。
- 雇用期間
- 給与体系
- 業務内容の違いを確認
- 正社員登用制度の有無
準社員は企業によって定めが違うので、これらの内容を必ず確認することが重要です。
詳しくみていきましょう!
雇用期間
まずは、雇用期間を確認しましょう。
契約社員と同様に、いつまでなどの期間が決まっている場合は、期間終了のタイミングで契約を更新するか、契約が終了して退職するかのどちらかになります。
退職の場合は、次の職場を探す必要がありますが、準社員の場合は退職金が出ません。
そのため、退職前に次の仕事を決めておくか、日頃から貯蓄をしておくことが大切です。
雇用期間が特に定められていない場合は、差し迫って新しい転職先を心配しなくてもいいでしょう。
給与体系
準社員の給与体系は企業ごとに全く異なりますので、契約時は注意が必要です。
時給制か月給制か、金額はどれくらいか、ボーナスや昇給はあるのか、などが確認すべきポイントになります。
給与は仕事をする上でも重要な判断基準のひとつ。
納得してから契約に進みましょう。
業務内容の違いを確認
業務内容の違いについても、確認しましょう。
正社員と準社員では、業務内容が分けられていることがほとんどです。
準社員の業務範囲を事前に確認しておくことで、就職後にやりたかった仕事ができないなどのトラブルを防ぐことができます。
正社員登用制度の有無
正社員になりたいと考えている場合、正社員登用制度の有無は必ず確認しましょう。
正社員登用制度のある契約なら、準社員として経験を積んで一定の条件を満たせば、正社員になることができます。
しかし、正社員になるための条件が厳しい場合もありますので、注意が必要です。
まとめ:準社員の定義は企業による!必ず確認しよう
今回は、準社員についてお伝えしました。
準社員から正社員になれるかどうかは、企業によって変わります。
契約内容を確認し、「正社員登用制度」など正社員になるステップが用意されているかどうかを必ず確認しましょう。
準社員は正社員と非正規社員の中間的な雇用体系で、ライフワークバランスが取りやすく、人によっては理想的な働き方です。
正社員を目指すことも、専門職に未経験から就職することもできますので、うまく活用しましょう。
この記事を参考に、準社員という働き方を知り、ぜひ生かしてみてくださいね。