【初心者向け】MacでPHPを使う時の開発環境の作り方【MAMP】

2024.01.31
猫とパソコン

PHPはプログラミング初心者が始めて覚えるのに適したプログラム言語です。

分かりやすい文法やインタプリタのように実行しているため、コンパイルも必要なく動作確認もしやすい部分も魅力的な部分でしょう。

Webサーバー動作環境ではLinux、Apache、MySQL、PHPを組み合わせた「LAMP」が有名です。しかし、初心者にLinuxで環境構築するのは難しく感じる部分だと思います。

今回はMacを使っているプログラミング初心者向けに、Mac上でPHPを使うための開発環境の作り方を分かりやすく解説していきます。

PHPとはどういうプログラム言語?

マックブックとiPhoneとコーヒーと手帳

PHPとはPHP: Hypertext Preprocessorの再帰的頭字語で、HTMLのデータ入力やデータ整形などの準備のような処理を行うプログラム言語です。

多くのライブラリやCakePHPのようなフレームワークがあり、CMSで有名な「WordPress」もPHPで書かれています。

サーバーサイドのスクリプト言語

PHPはサーバーサイドのスクリプト言語として動作します。WebサーバーにPHPプログラムがあり、ユーザーからアクセスがあったときにプログラムが「サーバー上」で実行します。

JavaScriptはクライアントサイドで動作する

PHPと同じくらい引き合いに出させるプログラム言語として「JavaScript」が有名です。PHPと異なりJavaScriptはクライアントサイドのスクリプト言語で、ブラウザ上で動作します。

プログラミングをする上でサーバーとクライアントの切り分けは重要

Webページを見ているユーザーからすると、両者に差はないと思います。しかし、プログラミングをする上でサーバーサイドであるか、クライアントサイドであるかは非常に重要です。

初心者はPHP=サーバー、JavaScript=クライアントと覚えておくといいでしょう。

初心者にも分かりやすい文法

PHPがWeb開発で流行った理由として、分かりやすい言語仕様が大きいでしょう。初心者でもどんな処理をしているのか推測しやすい単語や、参考にできるサイトや書籍の多さも大きな魅力です。

クラスやインタフェースといったオブジェクト指向プログラミングも可能なので、JavaやC#の開発経験のある人も違和感なくPHPでプログラミングすることができます。

インタプリタのように実行

PHPはインタプリタ言語のような動きをします。インタプリタとは、プログラム実行時に書いたコードをコンピュータがわかるようになる方式のことで、反対にJavaやCといったプログラム言語は、事前にコンピュータにわかるように変換し、実行するコンパイラ言語と呼ばれます。

PHPもコンパイラ言語ですが、プログラム実行時にコンパイルを行い、あたかもインタプリタ言語のように動作しています。

インタプリタ言語のように振る舞うことのメリット

インタプリタ言語で有名なのは「Perl」や「Ruby」があります。PHPはそれらと同じような振る舞いをする、ということです。

インタプリタ言語の場合、開発時の修正作業が容易にできるメリットがあります。修正作業が容易になることは、開発時間の短縮に繋がり、結果的に生産性を高めることに繋がります。

https://web-camp.io/magazine/archives/8535

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MacでPHPの開発環境とは何を指しているの?

二つのドーナツ

MacでPHPを開発する場合、以下のソフトウェアが必要になります。

・Webサーバー
・PHP本体
・データベース(以下DB)ソフト

MacでのPHP開発環境はMAMPと呼ばれている

MacでPHP開発環境を必要なソフトウェアの頭文字を取って「MAMP」と呼びます。MAMPの一つ目のMはMacintoshのM部分に相当します。

WebサーバーはApache

MAMPのA部分に相当します。Webサーバーといえば、まずApacheと言われるほど有名なソフトです。PHPはWebサーバー上で動くプログラムのため、Webサーバーは必須です。

最近のMacには元々Apacheがインストールされており、コマンドを叩くことで起動することが可能です。

PHP本体

MAMPのP部分に相当します。PHPを動かすためのプログラムです。

車で例えるならエンジン部分で、Webサーバー同様PHPを動かすためには必須です。WebサーバーにPHP本体を置き、WebページにアクセスすることでPHPが動作する仕組みになっています。

PHPも最近のMacにはインストールされており、Apacheの設定を書き換えることでPHPを動作させることが可能です。

DBソフトはMySQL

MAMPの二つ目のM部分に相当します。MySQLの代わりにMariaDBの場合もありますが、特に大きな違いはありません。

PHPプログラムをする上でDBは必須ではありません。しかし、PHPでプログラミングをするときにPHP単体で動くものを作ることは少ないです。ほとんどの場合、DBと連携したプログラムを作ります。

PHPと連携させるDBソフトには「MySQL」があることが多く、今回の記事でも「MySQL」とその派生ソフトである「MariaDB」を導入します。

MySQLはデフォルトでMacにインストールされていません。そのため、自分でダウンロードをしてインストールする必要があります。

MAMPではないとPHPでプログラミングできない?

MAMP環境がなくてもPHPプログラミングは可能です。しかし、プログラミングができても動作確認をすることができません。プログラミングをしていて、動作確認ができないことは致命的です。

動作確認をするためにMAMP環境が必要だと考えてください。

MacのMAMP環境はPHPを動かすための環境だということは理解できたでしょうか?続いて実際にMAMP環境を構築するための手順を解説いたします。

MAMP環境を作るために必要な方法

マックブックの前においてあるカプチーノ

MAMP環境を作る方法は大きく3つの方法があります。特にMAMP環境が一括でインストールできるものは、構築する手間を省くことができます。

PHPプログラミングに集中することができ、初心者はまず以下の方法でインストールしてみましょう。

MAMPを使ってインストールする

「MAMP」は先ほど挙げたMAMPに必要なソフトを一括でインストールできるサービスです。MacだけでなくWindowsでもインストールすることができます。

無料版と有償のプロ版の二種類がありますが、開発環境として使うなら無料版でも十分です。

まずはダウンロードサイトから、MAMP本体をダウンロードします。

MAMP
https://www.mamp.info/en/

ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行します。ライセンス条項など確認しつつ、インストールしてください。

インストールが完了したら、画面を閉じて終了です。

XAMPPを使ってインストールする

「XAMPP」は「MAMP」と同様MAMP環境に必要なソフトを一括でインストールできるサービスです。大きな違いは「MySQL」の代わりにMySQL互換の「MariaDB」を使っていることですね。

XAMPPのXはクロスプラットフォームを意味しており、Macだけでなく、WindowsやLinuxでも一括でインストールができます。MAMPと同様に、まずはダウンロードサイトからXAMPPをダウンロードしましょう。

XAMPP
https://www.apachefriends.org/download.html

ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行します。ライセンス条項を確認しつつ、インストールしてください。

インストールが完了したら、画面を閉じて終了です。

MAMPとXAMPPは一括でインストールが終わってしまうので、非常に楽ですね。これが無料とは良い時代になったものです。

初心者が手動でインストールするのはオススメしない

MacにはApacheとPHPは始めからインストールされています。そのため、MySQLさえインストールすれば「MAMP」や「XAMPP」を使わなくてもMAMP環境を構築することは可能です。

しかし、ApacheやMySQLの設定は初心者には難しく感じる部分でしょう。設定をいじって動かなくなった、というのはよく聞く話です。

そのため、初心者はMAMPとXAMPPのどちらかを使ってMAMP環境を一括でインストールしましょう。

MAMPとXAMPPどちらがいいの?

MAMPもXAMPPもMAMP環境を作ることは同じです。ではどちらがいいか?と聞かれると初心者はシンプルな機能のみがあるMAMPがおすすめです。

MAMPは最低限のシンプルな構成、XAMMPは付属ソフトが付いてくる構成です。PHPプログラミングの開発環境として使う場合は、どちらも違いはありません。

余計なものはいらない人はMAMP、付属ソフトも含めて使いたい人はXAMPPをオススメします。

以上がMacでPHP開発環境を作るために必要な方法になります。あまりに簡単で拍子抜けした人もいるかもしれません。念のため、インストール後は動作確認をしましょう。

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インストールが完了したら動作確認をしよう

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MAMPまたはXAMPPでインストールした場合、各アプリのコントロールパネルから「Apache」の起動をします。

コントロールパネル上で各サービスが起動していることを確認したら、実際にアクセスしてみましょう。

Webサーバーにアクセスする

ブラウザを起動して、以下のURLを入力します。

http://localhost/

正常にWebページが表示されたらOKです。

続いてPHPの動作確認をしましょう。

PHPが動作しているか確認する

MAMPまたはXAMPPをインストールした場合、以下のディレクトリに「phpinfo.php」を作成します。

MAMPの場合 アプリケーション>MAMP>htdocs
XAMPPの場合 アプリケーション>XAMPP>htdocs

「phpinfo.php」は、以下の内容をコピーしてください。

<? phpphpinfo(); ?>

正常にWebページが表示されたら、PHPは動作しています。表示されたWebページは、PHPの環境について記載されています。

以上がMacでMAMP環境での動作確認作業になります。

まとめ

今回はMacを使っているプログラミング初心者向けに、PHPとはどういう言語なのかということと、Mac上でPHPを使うための開発環境、MAMPの構築方法について解説させていただきました。

プログラミングをするときに、初心者がつまずく一番のポイントが開発環境の構築です。今回の記事を読んでいただき、PHPプログラミングの勉強に集中できるようになれば、と思います。

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