SIerを徹底的に解説!SE・自社開発との違いや5つの問題点も紹介
SIerという職種を聞いたことがあるでしょうか。
近年はSIerの需要が高まっており、あらゆる業界から求められています。
そんなSIerについて、
「SIerってどういうもの?」
「SIerにはどんな仕事があるの?」
と疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで今回は、
- SIerの概要と種類
- SIerの主な仕事内容
- SIerのメリット・デメリット
- SIerが抱える問題
などについてご紹介します。
「SIerについて知り、エンジニアの幅を広げたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
Slerとは?概要について簡単に解説
まずは、SIerがどういうものかをご説明します。
SIerの概要を知り、深く理解するための知識を身につけましょう。
それでは、さっそく見ていきます。
1.SIerとは「システム開発に関連する全ての業務を引き受ける企業」
SIer(エスアイヤー)とは、システムインテグレーターのことで、システム開発に関連する全ての業務を引き受ける企業のことです。
主に、ネットワークやハードウェア、ソフトウェアを組み合わせて、システムを構築します。
世の中ではシステム開発ができる人材が足りていません。
しかし、最近ではどの会社もITシステムの事業活用が進んでいます。
そんななかで、ITを本業としていない会社でもITシステムを導入できるように、SIerがシステム開発の代行をするのです。
2.SIerとSEの違いは、企業か個人か
SIerと似ている言葉としてSE(システムエンジニア)があります。
両者の違いがわかりにくいと感じる人もいるかもしれません。
SIerはシステム開発の全般を担う企業です。
一方で、SEはシステム開発に携わる職種であり、個人を意味します。
SIerで働くSEもいれば、ほかの企業で働くSE、フリーのSEもいますよ。
どちらもシステム開発を行う点では同じですが、SIerは企業、SEは個人と区別しておきましょう。
3.SIerと自社開発の違いは、開発するシステムが他社か自社か
SIerと自社開発の違いは混乱しやすいので、違いを整理しておきましょう。
SIerは他社のシステム開発を代行する企業です。
一方で、自社開発は自社で運営するシステムの開発を社内のエンジニアが行うことを意味します。
SIerが他社のシステム開発、自社開発が自社のシステム開発を行うと覚えましょう。
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SIerは5種類に分類できる
システム開発に関わる全ての業務を代行するSIerですが、大きく5種類に分けることが可能です。
それぞれのSIerの特徴を知ることで、SIerに対する理解を深められます。
転職においても、SIerを選ぶときの参考になりますよ。
5つの分類は次の通りです。
- 外資系
- 国内メーカー系
- 国内ユーザー系
- 独立系
- コンサル系
順番に見ていきましょう。
1.外資系
ひとつ目は、外資系SIerです。
世界規模で活躍しており、有名な外資系のSIerはアメリカの企業が多くなっています。
近年はインドの企業も進出してきていますよ。
代表的な外資系SIerとして、次の企業が挙げられます。
- Microsoft
- アクセンチュア
- Cisco
- SAP
- 日本オラクル
外資系SIerの特徴として、年功序列ではなく実力主義の企業が多いです。
また、日系SIerに比べて、外資系SIerは給与が高い傾向にあります。
2.国内メーカー系
ふたつ目は、国内メーカー系SIerです。
国内でコンピュータなどのハードウェアを製造していたメーカーがSIも行うようになった企業を指しています。
あるいは、大手コンピューターメーカーのシステム開発部門が独立してできた子会社というケースもありますよ。
メーカーの強みとして、自社のハードウェアとシステムを組み合わせたソリューションを提供できることが特徴です。
代表的な国内メーカー系SIerとして、次の企業が挙げられます。
- NEC
- 日立
- 東芝
- 日本IBM
- ユニシス
国内メーカー系SIerは、それぞれの企業が系列会社を複数抱えてグループでSIをするケースが多いです。
そのため、SIerのなかでも比較的規模が大きい傾向にあります。
大手の企業のシステム部門ということから、高待遇で安定しており、福利厚生が充実している特徴もありますよ。
SIerではありますが、親会社の下請け業務が多く、開発プロジェクトのたびに勤務先が変わる可能性は低いです。
3.国内ユーザー系
みっつ目は、国内ユーザー系SIerです。
大手企業の情報システム部が独立し、親会社や系列会社だけでなく、他社からの仕事も請け負うようになったSIerを指しています。
国内ユーザー系SIerは、親会社の形態に応じて「銀行系」「生保系」「商社系」など、さらに細かく分類が可能です。
代表的な国内ユーザー系SIerとして、次の企業が挙げられます。
- 銀行系:野村総合研究所、みずほ情報総研、三菱総合研究所
- 生保系:ニッセイ情報テクノロジー
- 通信系:NTTデータ、ソフトバンクテクノロジー
- 商社系:伊藤忠テクノソリューションズ
各業界のノウハウを活かしながら、幅広い業務を手掛けているSIerです。
基本的には親会社のシステムに関わるため、親会社の業務に関する豊富な知識が必要になります。
親会社が大企業であることから年収の水準は高めで、安定的な仕事と言えるでしょう。
4.独立系
4つ目は、独立系SIerです。
メーカー系やユーザー系に属さず、また親会社やグループも持たずに独立してシステムインテグレーションを専門とする企業を指します。
親会社やグループ会社の製品に縛られることなく、顧客のニーズに合わせて、独自のハードウェア・ソフトウェアを開発し、提供できるという点が強みです。
代表的な独立系SIerとして、次の企業が挙げられます。
- 大塚商会
- 富士ソフトABC
- CSK
- オービック
- トランスコスモス
5.コンサル系
5つ目は、コンサル系SIerです。
技術中心ではなく、経営戦略に強みを持つSIerを指しています。
代表的なコンサル系SIerとして、次の企業が挙げられます。
- 野村総合研究所
- アクセンチュア
- 日本総合研究所
- アビームコンサルティング
案件数は多くないものの、付加価値が高いため利益率がいいことで特徴的です。
基本的には超上流の工程を担当するため、プログラミングなどの開発現場に携わる機会が少ないSIerと言えるでしょう。
SIerの主な仕事内容について解説
SIerはシステム開発に関わる全般の業務を担当するので、仕事内容は多岐にわたります。
総合的なシステム開発業務を行うSIerの仕事内容を理解しましょう。
ここでは、SIerの主な仕事内容を6つに分けてご紹介します。
- 顧客企業のコンサルティング業務
- システムの企画・立案
- プログラムの開発
- ハードウェア・ソフトウェアの選定・調達・設置
- システムの導入サポート
ひとつずつ見ていきましょう。
1.顧客企業のコンサルティング業務
まずは顧客企業のコンサルティング業務です。
顧客企業の担当者と打ち合わせを行い、コンサルティングをします。
顧客企業が抱えている課題やニーズを引き出し、どのような解決が効果的で、そのためにどんなシステムが必要かを話し合っていく段階です。
ここでシステムの内容や要件を明らかにしていきます。
2.システムの企画・立案
顧客企業の希望や費用に基づき、システムのデザインやサービスを企画して提案します。
提案では、限られたコスト内で顧客企業のニーズを最大限満足させられるシステムを立案し、わかりやすく説明する力が必要です。
顧客企業の担当者に納得してもらい、許可が下りれば、さっそくシステム開発に取り掛かります。
3.プログラムの開発
プログラムの開発段階です。
まずはシステムのアウトラインを設計し、設計書を作成します。
設計書にミスがあるとシステムがまるごと無駄になってしまう可能性もあるので、内容をよく確認して作成しなければなりません。
プログラマーは設計書に沿ってプログラミングを行い、開発を進めていきます。
ここでは、事業計画や環境に適したプログラム言語を活用してプログラミングしますよ。
4.ハードウェア・ソフトウェアの選定・調達・設置
システムを使用するハードウェアやソフトウェアを選定し、調達、設置します。
基本的には外部のハードウェアやソフトウェアを採用することになるでしょう。
独立系SIerの場合は、独自のハードウェアやソフトウェアを開発して提供できるので便利です。
5.システムの導入サポート
完成したシステムの導入サポートを行います。
企業によってはシステムの使い方を担当者に説明したり、一連の動作をやってみせたりして、顧客企業がシステムを導入しやすいようにサポートすることが必要です。
6.導入したシステムの保守管理やトラブル対応
開発して導入すれば終わり、ではありません。
導入したシステムは、継続的にシステムを管理し、トラブルが発生した場合には対応します。
納品後であっても、安定的な稼働が確認できるまでは気が抜けません。
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SIerのメリット5つ
SIerの仕事内容についてお伝えしました。
システム開発に関わる仕事の全体像がつかめたのではないでしょうか。
エンジニアとして、SIerで働くことはいくつかのメリットがあります。
メリットを知ることで、SIerの働き方のイメージができるようになりますよ。
ここでは、SIerのメリットを5つご紹介します。
- 安定して仕事がある場合が多い
- さまざまなプロジェクトを経験できる
- プロジェクトごとにメンバーが変わる
- 未経験からでも入社できる
- 親会社が安定している場合が多い
それでは見ていきましょう。
1.安定して仕事がある場合が多い
SIerの需要は高いため、安定して仕事がある場合が多いです。
特に大企業の系列のSIerは、大企業の仕事をそのまま請け負う事が多いので、仕事がないという状態に陥ることはほとんどありません。
SIerのなかには、仕事がないと給料がカットされるケースもあります。
途切れずに仕事がある点は、大手系列のSIerのメリットと言えるでしょう。
2.さまざまなプロジェクトを経験できる
SIerのメリットとして、さまざまなプロジェクトを経験できることが挙げられます。
SIerでのプロジェクトは契約期間を過ぎれば終了し、新たなプロジェクトに携わるのが基本です。
自社開発の場合は、業務を通してあらゆるサービスに関わるのは難しいですが、SIerならプロジェクトのたびに新しいシステム開発や違った技術に触れられますよ。
「幅広い経験を積みたい」「常に新しい技術を学びたい」と感じているエンジニアなら、SIerの環境は刺激的で学びが多いでしょう。
3.プロジェクトごとにメンバーが変わる
プロジェクトごとにメンバーが変わり、新しい人と働けることもメリットのひとつです。
人と関わるのが好きなら、メンバーが変わるたびに新鮮で前向きな気持になれるでしょう。
どんどん新たな人と知り合うので、人脈も広がり、将来転職などを考えたときの参考になるかもしれません。
新しい人との出会いが前向きな刺激になる人にとっては、大きなメリットです。
4.未経験からでも入社できる
SIerは未経験からエンジニアになりやすい方法のひとつです。
人材育成に力を入れており、未経験でも採用されて研修を受けられます。
入社後の研修ではプログラミングを学び、システム開発のスキルを習得して実践力を高めるのです。
未経験からエンジニアに転職したい人にとって、エンジニアとして採用し育ててくれる環境は大変魅力的ではないでしょうか。
5.親会社が安定している場合が多い
SIerは大企業の子会社であることが多いので、親会社が安定している場合が多いです。
近年は親会社が大企業でも手放しに安心とは言えませんが、それでも官公庁や金融・医療系の会社なら多少のことで潰れるとは考えにくいでしょう。
IT業界は盛衰が早いものです。
最近生まれたばかりのサービスに比べて、親会社の安定感は比べ物になりません。
SIerのデメリット5つ
SIerのメリットをお伝えしました。
安定した環境で、未経験からシステム開発のあらゆる仕事を経験できるのは、魅力的ですね。
しかし、SIerにはデメリットもあります。
メリットとデメリットの両方を知ることで、冷静にSIerの仕事を理解できますよ。
また、デメリットを前もって知っておけば、カバーすることもできます。
SIerに興味がある場合は、デメリットをどうカバーするかまで考えておくといいでしょう。
それでは、SIerのデメリットを5つご紹介します。
- 給料が上がりにくい
- 新しい技術を学びにくい
- プログラミングの能力があまり身につかない
- マネジメント力が必要
- 顧客が使っている様子が見えにくい
詳しく見ていきましょう。
1.給料が上がりにくい
SIerは給料が上がりにくい傾向にあります。
SIerのなかでも、外資系SIerや国内ユーザー系は比較的年収の水準が高めです。
外資系は実力によって評価されやすく、国内ユーザー系は大手会社の系列であることが理由になります。
しかし、外資系や親会社が大手企業ではない場合は、一気に給料が上がりにくいです。
SIerの構造的に下請けであることから、報酬が低くなりやすいことが挙げられます。
SIerとして高収入を目指したいなら、企業をよく見極めて選びましょう。
2.新しい技術を学びにくい
SIerは、基本的にはシステム開発業務を行います。
しかし、一通りの開発業務に慣れると、同じ業務の繰り返しになり新しい技術を学びにくいです。
開発以外の仕事に携わりたいと感じていても、なかなか新しい分野に関わる機会は作れません。
システム開発のスキルや経験は高められるものの、そのほかの技術を学ぶのは困難です。
一定以上のスキルアップや新たな技術習得を目指すなら、転職するほうが早いでしょう。
3.プログラミングの能力があまり身につかない
SIerで働いていると、プログラミングの能力が身につかないこともあります。
SEはどちらかと言えば、顧客企業へのコンサルティング業務や要件定義、設計がメインです。
実際に手を動かしてプログラムを構築するプログラミングは、プログラマーに任せることが多いでしょう。
プログラミングを理解していることは重要ですが、能力としては身につかなくなっていきます。
「手を動かしてプログラムを構築したい」という方にはデメリットになるでしょう。
4.マネジメント力が必要
SIerで働くエンジニアは、マネジメント力が求められます。
システム開発では、顧客企業の担当者やプログラマーなど、複数の人と関わりながら仕事を進めなければなりません。
そのため、エンジニアは全体の調整を行いながら、開発がスムーズに進むようにマネジメントをする必要があります。
プログラミングなどの手を動かす技術よりも、管理する能力が求められるようになるのです。
これまでマネジメントの経験がなく、スキルがない場合、初めのうちは苦労するかもしれません。
5.顧客が使っている様子が見えにくい
開発したシステムを顧客が使っている様子が見えにくいこともデメリットの一つです。
システムを開発して導入した後は、正常に動くかどうかを運用していきますが、システム上で管理するため、顧客がシステムを使っている様子は見えません。
自分たちが開発したシステムを顧客が活用している様子が見えれば、やりがいも感じられますが、それがないのはモチベーションにつながりにくくデメリットと言えるでしょう。
システム開発はあくまで企業の裏側を支えるものであり、顧客が使っている様子や喜ぶ姿は見えにくくなっています。
SIerが抱える5つの問題
SIerのメリットとデメリットをお伝えしました。
改めて、自分に合っているかどうかを考えてみましょう。
実は、SIerは問題点を抱えている側面もあります。
SIerが抱える5つの問題は次の通りです。
- 成果主義ではなく年功序列の企業がある
- 「ITゼネコン」と呼ばれる下請け構造
- 労働集約型のビジネスモデル
- クラウド型システムの増加
- 人材不足
具体的に見ていきましょう。
1.成果主義ではなく年功序列の企業がある
SIerのなかには、成果主義ではなく年功序列の企業がいまだにあります。
SIerは大手企業の系列であることも多いため、伝統的な考え方が踏襲され、新たな考えにアップデートされにくい傾向があるのです。
IT業界は技術職が中心なこともあり、成果主義の傾向が強くなっています。
そのため、SIerで働くとギャップに驚くこともあるでしょう。
年功序列の風潮は今後のSIerの問題の一つです。
2.「ITゼネコン」と呼ばれる下請け構造
SIerは「ITゼネコン」と呼ばれる下請け構造が問題となっています。
大手ITベンダーの下請けとしてシステム開発を請け負うことですが、多重下請け構造になっているケースが多く、マージンが差し引かれて仕事を任せられるのです。
つまり、トップの大手ITベンダーが100万円の仕事を受注し、下請けの子会社に60万円で任せ、下請けはさらに孫請けの孫会社に30万円で任せる、という構造になります。
孫会社で実際に手を動かすエンジニアには、100万円から多くのマージンが差し引かれて残った金額しか支払われません。
このような下請け構造が、SIerの問題となっています。
3.労働集約型のビジネスモデル
SIerの仕事内容は、労働集約型のビジネスモデルです。
案件を受注するたびにその都度労働力が必要で、人手が足りなくなります。
労働集約型になっている原因は、スキルが高くない人でも開発できるように長い間使われているスキームを使い、難易度は低いものの作業量は多いシステムを提案しているためです。
SIer業界では高いスキルを持つ人が少ないため、低スキルの人をたくさん集めるほうがコストがかかりません。
結果的に、使い勝手が良くなく、保守性や拡張性に乏しいシステムがどんどん作られている問題があります。
長い間使われているスキームの活用はリスク削減においては有効ですが、新しい技術が反映されず労働集約型のままであることは問題でしょう。
4.クラウド型システムの増加
クラウド型システムの増加によって、企業が気軽に導入できる便利なシステムが供給されるようになったことも、SIerにとっては問題です。
クラウド型システムは、より新しい技術によって開発されたシステムであり、あらゆる企業に取り入れられています。
データはクラウド上に残るので、消えてしまう心配もありません。
企業のニーズを満たすクラウド型システムができると、SIerが活躍しにくくなるでしょう。
SIerとしての価値をどのように生み出し、提供していくかが課題となっています。
5.人材不足
SIer業界では人材不足も大きな問題です。
企業の需要に対して、求められる技術力を持つエンジニアが足りていません。
IT業界の人材不足は今後も続く見通しの一方で、需要は増え続けています。
高い需要に対して供給力が足りていないことから、SIerは未経験者も積極的に採用し、教育をした上で派遣しているのが現状です。
しかし、スキルが一定以上高まりにくく、新しい技術を学びにくいことから、エンジニアのスキルにも課題が残ります。
人税不足はIT業界全体の問題ではありますが、他社へ技術力を提供するSIerには一際差し迫った問題と言えるでしょう。
まとめ:SIerは問題もあるが、ビジネス領域が広い将来性のある業界
今回は、SIerについてご紹介しました。
SIerはいくつかの問題点を抱えているものの、ビジネス領域は広く将来性のある業界です。
システム開発はあらゆる分野で求められており、今後も需要は高いでしょう。
未経験からシステム開発の仕事に広く携わり、安定して働きたい人には、素晴らしい環境でもあります。
SIerの種類や上流、下流などによっても労働環境は異なるので、SIerを目指すならしっかりと下調べすることが大切です。
メリットとデメリットを冷静に判断し、自分にあう場合はSIerとしてのキャリアを進んでみてはいかがでしょうか。