エンジニアの適性検査とは?受けられるサイト3選や適性がある人の特徴7つを解説
プログラミングを学んでエンジニアに転職する方は増加しています。
しかし、エンジニアは専門職です。
人によっては向き不向きがあります。
転職してから「自分には向いていなかった」と後悔はしたくないものですよね。
エンジニアに適性があるかを知りたい方は、適性検査がおすすめです。
エンジニア適性検査は、採用時に実施されることもあります。
「エンジニアの適性検査ってなに?」
「エンジニアに適性がある人とない人の特徴は?」
と気になる方もいるでしょう。
今回は、
- エンジニア適性検査の種類
- エンジニア適性検査が受けられるサイト
- エンジニアの適性がある人・ない人の特徴
などについてご紹介します。
「エンジニア適性検査について詳しく知りたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
エンジニア適性検査の種類3つ
- CAB
- GAB
- ATPP
1.CAB
「CAB」は、「Computer Aptitude Battery」の略称で、システムエンジニアやプログラマーの採用時に使われる適性検査です。
CABの受験方式には、試験会場で受験する筆記版と、パソコン上で受験するWeb版の2種類があります。
どちらの受験方式で受けるかは選択可能です。
受験方式による試験内容の違いはありません。
試験内容は、「暗算」「法則性」「命令表」「暗号読解」「性格テスト」です。
職業適性だけでなく、論理的思考力やチームワーク力の有無も診断できます。
試験時間は短く設定されており、限られた時間で回答しなければなりません。
事前に問題に慣れておくと、スムーズに解き進められるでしょう。
2.GAB
「GAB」は、「Graduate Aptitude Battery(総合適性診断テスト)」の略称で、より幅広く高い能力を診断する適性検査です。
主に新卒総合職の採用を目的に開発されましたが、エンジニア採用で活用されることもあります。
CABと比較して、より多くの職業に対応した適性検査と言えるでしょう。
CABでは図形などが中心ですが、GABは文章の読解力に重点を置いた出題がされます。
言語や係数などの知的能力、パーソナリティを測定するほか、バイタリティやチームワークといった9つの特性を予測可能です。
さらに、営業や研究開発など7つの職務適性も予測でき、さまざまな能力や適性を判断できることが特徴です。
3.ATPP
「ATPP」は、IBMが開発・提供しているエンジニア向けの適性検査です。
数学や算数の問題で、エンジニアの適性を測定します。
試験内容は、「さまざまな文字を含んだ5×5のマトリクス」「数列」「算数」です。
時間が非常に短く、スピードが求められます。
ATPPは過去問が公開されていないため、事前にATPPの問題を解くことができません。
CABと共通する内容が多いため、対策としてCABの過去問を解くといいでしょう。
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エンジニア適性検査の対策は「事前に解いて慣れておくこと」
エンジニア適性検査の種類についてご説明しました。
いずれの試験も特徴があり、対策を練ることが大切です。
エンジニア適性検査の対策方法として、事前に問題を解いて慣れておくといいでしょう。
問題の形式や時間配分などを意識して解き進めると、本番でスムーズに回答できますよ。
CABやGABは、過去問が公開されているので、実際に問題を解いてみましょう。
ATPPは過去問がありませんが、CABと内容が近いため、CABの過去問を解いておくと対策ができます。
エンジニア適性検査が受けられるサイト3選
エンジニア適性検査の対策についてお伝えしました。
事前に問題を解くには、どこで問題を手に入れられるのかを知っておく必要があります。
エンジニア適性試験は、Webサイトで受験可能です。
エンジニア適性検査が受けられるサイトを知り、事前に受けておきましょう。
ここでは、エンジニア適性検査が受けられるサイト3選をご紹介します。
- マナラボ
- 一般財団法人 エンジニアリング協会
- Geek Job
それぞれのサイトについて見ていきましょう。
1.マナラボ
株式会社スマートメディアが運営している「マナラボ」では、CABテストが受験可能です。
テストは全15問で、図形群から法則性を見つける内容となります。
図が豊富で視覚的なテストなので、楽しく挑戦できますよ。
「気軽に適性検査を受けてみたい」という方におすすめです。
マナラボのCABテストは公式サイトから受けられます。
2.一般財団法人 エンジニアリング協会
一般財団法人 エンジニアリング協会が提供している適性診断です。
15個の設問に回答することで、エンジニアリング業界への適性を診断できます。
難しい知識や計算は不要で、シチュエーションに応じてどんな行動を取るかを選択肢のなかから回答する形式です。
一般財団法人 エンジニアリング協会の適性診断は公式サイトから受けられます。
3.Geek Job
Geek Jobが提供しているプログラマー適性診断です。
本診断では、次の3つのことがわかります。
- プログラマー適性
- 転職後の想定年収
- プログラミング適性
適性診断の内容は、かんたんな設問とテストに回答するだけです。
所要時間は約7分で、スキマ時間に試せるのが嬉しいですね。
Geek Jobの適性診断は公式サイトから受けられます。
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エンジニアの適性がある人の特徴7つ
エンジニア適性試験を受けられるサイトをご紹介しました。
時間のあるときに挑戦してみましょう。
エンジニアに適性がある人には、共通する特徴があります。
ここでは、エンジニアの適性がある人の特徴7つについてご紹介します。
あなたのエンジニア適性を見る上での参考にしてみてくださいね。
さっそく、順番に見ていきましょう。
1.論理的思考ができる
エンジニアの仕事では、論理的思考力が求められます。
普段から論理的思考ができる人は適性があると言えるでしょう。
プログラミングは非常に論理的な仕組みです。
特定のコードを書くと特定の動作が反映されることの繰り返しで、プログラムを構築します。
目的のプログラムを構築するために、どんなコードを書く必要があるかを筋道を立てて考えなければなりません。
また、エラーが発生した場合は、早急に原因をつきとめて解決します。
論理的な思考によって問題を分解し、適切な対処を行うのです。
エンジニアは、あらゆる場面で論理的思考が必要不可欠な仕事と言えます。
2.柔軟な思考力がある
エンジニアに適性がある人の特徴として、柔軟な思考力が挙げられます。
エンジニアは、限られたリソースのなかでクライアントの要望に応えなければなりません。
少ないリソースで最大限の成果を上げるためには、柔軟な考え方が求められます。
凝り固まった枠組みの中で物事を行っていては、効果的な施策はできないでしょう。
技術者としてエンジニアリングを課題解決に役立てられる柔軟さが必要です。
3.忍耐力と体力がある
エンジニアの仕事は主にパソコン作業です。
一見楽そうに感じられるかもしれませんが、意外と忍耐力や体力が必要になります。
プログラムの開発プロジェクトなどは、数ヶ月から年単位のものも少なくありません。
普段の仕事がすぐに目に見える結果になるわけではないため、忍耐力が求められます。
また、リリースしたサービスにエラーが発生すれば、即時対応が必要です。
場合によっては、残業や夜勤、休日出勤をしなければならないこともあります。
どんな分野で働くかによりますが、職場によってはハードな働き方もありうるでしょう。
4.コミュニケーションが得意
コミュニケーションが得意なことも、エンジニアに適性がある人の特徴です。
「エンジニアはパソコン作業がメインで、人と話すことは少ない」というイメージがあるかもしれません。
しかし、実際はチームメンバーやクライアントなどと関わる機会がたくさんあります。
チームプロジェクトの場合、メンバー全体で連携を取るためにコミュニケーションは重要です。
お互いが能力を発揮できるよう、円滑なコミュニケーションをとらなければなりません。
さらに、エンジニアは技術者として、知識がない相手にもわかりやすく説明する能力が必要です。
クライアントからの信頼を得るためにも、コミュニケーションは欠かせません。
5.学習意欲が高い
常にアンテナを張り、新しいことを学ぶのが好きな人っていますよね。
学習意欲が高いことも、エンジニアに適性がある人の特徴です。
「プログラミングの勉強は大変だけど、エンジニアに転職するまでの辛抱だ」と考えている人は、エンジニアには向いていません。
エンジニアは常に新しい技術や知識を学び、技術者としてレベルアップを目指します。
技術力や実績が積み重なるほど、社内でのポジションや参加できるプロジェクトのレベル、年収が上がるためです。
エンジニアは技術者であり、技術力がそのまま仕事につながります。
IT業界の流れは非常に速いため、常に学び続けなければ自身の市場価値を高めることができません。
6.地道な作業が苦にならない
スマートな印象を持たれがちなエンジニアですが、実際の作業は地道です。
そのため、地道な作業が苦にならない人はエンジニアに適性があります。
エンジニアは基本的にパソコンでコーディングする作業がメインです。
勤務時間のほとんどをパソコン作業に費やし、コード画面を見続けることになります。
好きなプログラムを構築して楽しめるわけではなく、指示通りのプログラムを長い時間をかけて構築しなければなりません。
人によっては、思い描いていた理想とのギャップを感じる人もいます。
地道な作業が苦にならない性格で、こつこつと積み重ねることが好きという方は、エンジニアとして順調に働けるでしょう。
7.物事を効率化しようとする
面倒くさがりで、物事を効率化しようとする人は、実はエンジニアに向いています。
プログラミングではコードをいかに効率的に見やすく書くかが重要です。
効率化できれば少ない時間でコーディングができ、無駄がなく見やすければ他のエンジニアでも修正できます。
普段から「どうすれば効率化できるだろう?」と考える力がある人は、エンジニアとして働き始めたときに大きな武器になるはずです。
効率化にこだわりのある人は、エンジニアとして働くことを考えてみてはいかがでしょうか。
エンジニアの適性がない人の特徴3つ
エンジニアに適性がある人の特徴をお伝えしました。
当てはまる項目が多い方は、エンジニアとして働くことに向いているかもしれません。
一方で、エンジニアに適性がない人にも共通する特徴があります。
適性がない人の特徴をあらかじめ確認しておくと、エンジニアに転職してから後悔する可能性を減らせますよね。
「自分はエンジニアに向いていないかも」と感じている人は、チェックしてみましょう。
ここでは、エンジニアの適性がない人の特徴3つをご紹介します。
- ものづくりに興味がない
- 細かい作業が苦手
- 集中力がなく飽きっぽい
それでは見てきましょう。
1.ものづくりに興味がない
ものづくりに興味がない人はエンジニアへの適性があまりないかもしれません。
エンジニアはプログラミングを通して、
- Webサイト
- アプリケーション
- システム
- ゲーム
など、あらゆるものを作ります。
プログラミングは手間がかかりますが、ものづくりの喜びを感じる人ほどプロダクトが完成したときの達成感は大きいでしょう。
しかし、ものづくり自体に興味がなければ、エンジニアはあまり魅力的に思えません。
2.細かい作業が苦手
細かい作業が苦手な人は、エンジニアとして働くと大変な思いをするかもしれません。
エンジニアが書くコードは、1文字でもミスがあるとエラーが発生するため、細かいチェックが欠かせません。
もしエラーが発生した場合でも、コードのどこに原因があるのかをくまなく確認する必要があります。
コードの細かい文字列を扱うのが苦手だと、仕事することに大きなストレスを感じるでしょう。
3.集中力がなく飽きっぽい
エンジニアへの適性がない人の特徴として、集中力がなくて飽きっぽいことも挙げられます。
コーディングは一見するとあまり変化が感じられない作業で、人によっては飽きてしまうでしょう。
プログラムを完成させるためには、こつこつと正確にコードを書くための集中力が必要です。
集中力がなく飽きっぽい人は、コーディングが苦痛になるかもしれません。
適性がなくてもプログラミング学習を諦める必要はない
エンジニアの適性がある人・ない人の特徴についてお伝えしました。
あなたがエンジニアに向いているかどうかを考える参考にしてみてくださいね。
ただし、適性の有無はあくまで参考の1つの基準です。
「適性がない」からといって、プログラミング学習を諦める必要はありません。
現在、エンジニアとして活躍している方の中にも、適性がある人もいればない人もいます。
「適性がなくてもプログラミングを習得できる?」「エンジニアとして働ける?」と疑問に思う方もいるでしょう。
プログラミング学習で最も重要なことは、継続的な学習です。
エンジニアとして活躍する方は、日々の業務に役立つ学習を常に継続しています。
まとめ:エンジニアの適性検査は事前に対策をしてから受けよう
今回は、エンジニアの適性検査についてご紹介しました。
エンジニアの適性検査は、初めて受けると戸惑うことも多いです。
採用時などで受ける予定がある方は、事前に対策をしておきましょう。
適性検査の対策は、実際に検査を受けることが効果的です。
今回ご紹介した適性検査を受けられるサイトを活用して、適性検査を受けてみてくださいね。
適性検査をクリアして、エンジニアへの道を進みましょう。