仕事を忘れる原因を5つに分けて解説！対策やおすすめの本も紹介

「注意されたことをすぐに忘れてしまう」
「忘れっぽい自分は能力が低いのかな…」
「仕事で忘れっぽい自分が嫌で辛い」
と、悩んだり落ち込んでいませんか？

「上司に頼まれていた仕事をうっかり忘れてしまった」なんて経験がある人も少なくないでしょう。
1度ではなく何度も忘れてしまったことが原因で怒られてしまったら、仕事が辛くなってしまいますよね。

では、どうすれば「忘れてしまうミス」を防げるのでしょうか？
そこでこの記事では、

などについてくわしく解説していきます。

この記事を読めば、忘れてしまう根本的な原因とその解決策がわかりますよ。
「忘れやすい」を克服して、優秀な人を目指していきましょう。

仕事ができる優秀な人になるための秘訣や仕事術について興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

“優秀な人”ってどんな人？今日からマネできる3つの仕事術

仕事を忘れてしまう人の特徴5つ

忘れっぽい人にはある共通点があります。

まずは、忘れやすい人の特徴について見ていきましょう。
解説していく内容は以下の通りです。

1.整理整頓が苦手

忘れやすい人は、整理整頓が苦手な特徴があります。
片付けようと思っていても新しい仕事を頼まれるとそちらに意識が集中し、机周りがどんどん散らかっていくのです。

このタイプの人は、

などの傾向もあるでしょう。

2.人の話を聞いていない

人の話を聞いているようで聞いていないのも忘れやすい人の特徴です。

上司に指示を出されたり、説明を受けている時にも頭の中では違うことを考えている場合もあります。
話を聞こうという意識はあっても、無意識に話し手の言葉が耳に入ってこないのです。

また、口頭での話を理解するのが苦手な人もいます。
耳からの情報だけでは理解が不十分となり、記憶も曖昧になってしまうのです。

3.集中力がない

集中力がすぐに切れてしまったり、注意力が散漫しやすいのも忘れやすい人の特徴です。

集中力がないことで、仕事の効率も著しく低下してしまいます。
1つの作業に集中しきれず、次から次へとやらなくてはいけない仕事を思い出し、結果的に仕事のスピードも遅くなってしまうのです。

また、集中して人の話を聞けないため、大事なポイントを理解できない、または誤解してしまうことも起こり得ます。

集中力がないことは、仕事をするうえでさまざまなデメリットを引き起こします。
すぐに実践できる集中力を高める方法について、くわしく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

集中力を高める方法とは？今すぐできるおすすめ16選を紹介

4.責任感がない

仕事を忘れてしまいやすいのは、責任感がないことも関係しています。

こういった人は、仕事に対して「自分がやらなくても、誰かがやってくれる」と思いがち。
上司や先輩、同僚や会社の状況に甘えているのです。

「誰かが責任をとってくれる」「助けてくれる」といった考えでは、いつまでも仕事を覚えられないでしょう。

「仕事に対する責任感がよくわからない」という方は、責任感がある人の特徴などを解説しているこちらの記事もぜひ参考にしてください。

仕事に責任感がある人の特徴10選を解説！面接でアピールするポイント3つも紹介

5.仕事内容に興味がない

興味があることはすぐに覚えられても、関心がなければ覚えたい気持ちも半減するもの。

いつまで経っても仕事を覚えられないのは、そもそも今いる職場の仕事内容に興味がないからかもしれません。

と、思っていませんか？

仕事を積極的に覚えるためには、その業界や分野への興味や関心が必要不可欠です。

向いている仕事を見つけられれば、キャリアにも前向きになれるかもしれません。
適職を見つける方法についてくわしく知りたい方はは、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【適職診断】自分に向いている仕事がわからない

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仕事を忘れてしまう原因5つ

「周りの人はうっかりミスもなく仕事ができる人ばかり…」そんな状況では、惨めな気持ちになってしまいますよね。

同じ業務をこなしていても、どうして仕事をすぐに覚えられる人と、忘れっぽい人とがいるのでしょうか？
その違いを知るためにも、ここからは仕事を忘れてしまう主な5つの原因についてくわしく解説していきます。

それでは順番に見ていきましょう！

1.仕事の目的や内容を理解していない

そもそも仕事内容をきちんと理解していなければ、仕事を覚えられません。

どのような仕事にも、必ず目的や意図があります。
ただ指示されたことを行うような働き方では、いつまで経っても質の高い仕事を生み出せないでしょう。

頼まれた仕事だけでなく、仕事全体に意識を向ければ見え方や考え方も変わってきます。
自分が行っている仕事の目的を理解すれば、わざわざ覚えようと思わなくても自然とやるべきことがわかるはずです。

「仕事内容が理解できずに悩んでいる」という方は、原因と対策についてくわしく解説しているこちらの記事もぜひ参考にしてください。

仕事が理解できない人の特徴と原因を7つに分けて解説！対策とおすすめの書籍も紹介

2.優先順位がつけられない

仕事を忘れっぽい人は、優先順位を考えずに業務を行っている人が多い傾向にあります。
作業の目的が理解しているならいいですが、そうでなければ仕事の重要なポイントを忘れてしまう原因となりかねません。

作業の目的を明確にし、そこから逆算して仕事に優先順位をつけていくことが大切です。
仕事の優先順位を上手くつけられるようになれば、仕事の効率もよくなり結果も出しやすくなります。

「とりあえず目の前の仕事からやっていこう」という考え方は、今すぐに改善するべきです。
まずは、仕事ができる人の優先順位の決め方や、業務ヘの取り組み方を参考にさせてもらいましょう。

仕事の優先順位を間違えないための効果的な9つのテクニックについてくわしく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

仕事を忘れる原因を5つに分けて解説！対策やおすすめの本も紹介

3.仕事を抱えすぎて余裕がない

仕事を抱えすぎて余裕がない状態では、精神的にも追い込まれてしまいます。
忘れっぽくなっているのは、抱えている仕事量が多すぎるのが原因かもしれません。

ひとりができる業務量には限度があります。

などに、身に覚えはありませんか？

キャパオーバーになると、普段はしないような単純なミスや聞き忘れなどを引き起こしてしまいます。
もしもキャパオーバーが原因なら、心身ともに疲弊してしまう前に対策法を見つけましょう。

仕事でキャパオーバーになった時の対策法や、予防策についてくわしく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

【対処法と予防策】仕事でキャパオーバーになりやすい性格の特徴とは？

4.疲労が溜まっている

思考力や判断力、集中力の低下や頭痛などの体調面での不調がおきている人は、疲労がたまっているのかもしれません。

疲労が溜まっていると、脳の処理機能が低下します。
脳疲労に陥ると前頭前野の情報処理機能全体が低下するため、うっかりミスや物忘れに繋がってしまうのです。

日頃から疲れを感じている人こそ、意識的に休息をとってください。
自分の時間を大切にすることで心に余裕が生まれ、「忘れるミス」も改善していけるでしょう。

仕事に疲れたと感じた時の対処法についてくわしく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【もう休みたい…】仕事に疲れたと感じるときの原因と5つの対処法

5.ワーキングメモリが低下している

ワーキングメモリとは、脳のメモ帳のような役割を持ち、一時的な記憶を行う領域のことです。
ワーキングメモリの低下は、物事を忘れてしまう原因となります。

たとえば、誰かと会話している時にもこのワーキングメモリが働いています。
相手の発言をワーキングメモリに記憶しているからこそ、私たちは言葉をつなぎながら理解できるのです。

「そんな優れた機能が備わっているなら、どうして忘れてしまうの？」と疑問に感じてしまいますよね。
実は、ワーキングメモリの容量は想像以上に大きくありません。
領域には限りがあるため、永久的に記憶を追加できるわけではないのです。

ワーキングメモリがうまく働くかどうかは一時的な環境や状態によっても変わるといわれています。
そのため、ストレスや疲労が溜まっている時には、ワーキングメモリが上手く働いてくれません。

ワーキングメモリのパフォーマンスを高めるためにも、普段からストレスを溜めないようにすることが大切です。

仕事のストレスが限界な時の解決方法については、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

仕事のストレスがもう限界！働き方を変える3つのポイントと今すぐ可能な解決策とは？

仕事を忘れないための対策7つ

忘れからくる仕事のミスは、自分の業務だけでなく周りの人にも迷惑をかける恐れがあります。
できることなら一刻も早く改善したいものですよね。

仕事を忘れてしまうミスは、ちょっとした考え方や行動を変えるだけでも改善されますよ。
ここからは、仕事を忘れないための7つの対策をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

できることから試してみてくださいね。
それではくわしい内容を見ていきましょう！

1.仕事の目的を理解する

まずは与えられた仕事を表面上だけでなく、目的まで理解することが大切です。
どのような仕事でもひとりで完結するものは少なく、必ず目的があります。

今やっている仕事が、最終目的に向かうどのあたりの位置にいるかを意識してください。
そのうえで、何のためにこの工程・仕事をやっているのか確認しながら行えば、本質からそれることなくなります。

仕事の目的や意図を理解するためには、業務に興味を持って主体性を持つことが大切です。

といったことを、考えながら仕事に取り組みましょう。

主体性を高める方法についてくわしく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

主体性の意味とは？自主性との違いや特徴・高める7つの方法について解説

2.すぐにメモを取る

脳のワーキングメモリには限りがあり、誰もが1度に多くのことを記憶するのは難しいとされています。
仕事で物忘れをしてしまう人ほど、自分の記憶力に自信を持ちすぎているのかもしれません。

仕事での忘れっぽさを改善する第一歩に、ぜひメモを取る習慣を取り入れてみてください。
ワーキングメモリに頼るのではなく、重要なポイントだけでもいいのでメモに残しましょう。

そして、メモを習慣づけたいなら、自分にとってもっとも簡単にできる方法で始めることをおすすめします。
メモとペンを常に持ち歩くことで、徐々に習慣化されていくはずです。

ここで、おすすめのメモとペンをご紹介させていただきます。

メモならコクヨの『ソフトリング ドット入りB罫 A7 80枚』がおすすめ。
コンパクトで持ち歩きやすく、ドット入り罫線が入っているため書きやすいです。

ペンなら、ジェットストリームの『多機能ペン ジェットストリーム 4&1 0.5』がおすすめです。

ペン1本で、4色ボールペン（インク色：黒・赤・青・緑）＋シャープが搭載されているため、どんなビジネスシーンでも活躍してくれます。

書き心地が滑らかでストレスなく書けるのも魅力的なポイントです。
気になったらぜひ活用してみてくださいね。

3.わからないことは質問する

仕事のわからないことは、できるだけ早く解決するようにしましょう。
仕事をわからないままにしておくと、効率が悪くなるだけでなくトラブルの原因にもなりかねません。

とはいえ中には「質問するのがこわい」「どんな時にすればいいかわからない」と悩む人もいるでしょう。
そのような人は、

といったように、自分で質問のタイミングを決めておくのも1つの方法です。

理解が不足しているまま業務を進めてしまえば、最悪の場合取り返しのない失敗をしてしまう恐れがあります。
そうならないためにも、わからないことはすぐに質問をする癖をつけましょう。

仕事がわからない時の上手な質問の仕方について、くわしく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

仕事がわからない時に意識するべきたった1つのこと!正しい質問の仕方とは？

4.記憶力アップに役立つアプリを使う

「自分の記憶力に自信がない」「メモ帳以外の方法が知りたい」という方には、記憶力アップに役立つアプリの活用もおすすめです。

アプリならスマートフォン1つでいつでも管理ができるため、習慣化しやすいでしょう。

おすすめのアプリには、

などがあります。

メモ帳がわりになるほか、タスク管理にも役立ちますのでぜひ活用してみてくださいね。

5.業界知識を身につける

どのような仕事も業界知識を身につけることで、効率が上がり対応できる幅も広がります。
仕事がわからない原因が知識不足によるものなら、スキルアップのための勉強を行う努力が必要です。

たとえ自分の仕事に直接関係がなかったとしても、業界の知識や動向に興味を持ち知識を増やしていくことをおすすめします。

業界の知識を勉強すれば、内容も頭に入ってきやすくなり、仕事を覚えるスピードも上がるはずです。
上司や先輩に積極的に聞いたり、本やインターネットで勉強するのもよいでしょう。

忙しい毎日の中でも勉強時間を確保する方法や、継続するコツについてくわしく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

時間がない社会人でも勉強は大切！おすすめの学習内容と時間を確保する方法も解説

6.タスクを整理して優先順位をつける

タスクを整理すれば、やるべきことを「見える化」できます。
目で見て管理できるため、タスクの優先順位がつけやすくなり仕事の効率が大幅にアップします。

優先順位をつけられれば、複数のタスクがあっても混乱しません。
今やるべきことに集中できるため、うっかり忘れなどの小さなミスを防げるのです。

「集中力がなくて、注意力がすぐに散漫してしまう」という人は、1度やるべきことを整理して自分の仕事量や優先度を設定してみましょう。
タスク管理を習慣化すれば無駄な時間や作業が省けて、心の余裕にもつながりますよ。

タスクの管理方法やおすすめのアプリについて興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

仕事のタスク管理方法を5つのステップに分けて解説！コツやツールも紹介

7.アウトプットの習慣をつける

いわれた内容を忘れてしまったり、すぐに行動に移せないのはアウトプットに慣れていないことが原因かもしれません。
アウトプットの習慣を身につければ、記憶に残りやすくなるメリットがあります。

たとえば、言われた内容をすぐにメモに取ることもアウトプットです。
メモをするのとしないのでは、記憶ヘの定着力が大きく変わりますよね。

ただ聞いたり見たりといった、インプットだけでは記憶に残りにくいです。
「聞いたらメモにとる」「勉強した内容はすぐに実践してみる」といった、アウトプットを増やすことで大幅に記憶力をアップできますよ。

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仕事を忘れてしまう人におすすめの書籍3選

読書をすれば知識が増えるのはもちろん、新しい価値観や考え方に触れられます。

「忘れてしまうことが原因で仕事が上手くいかない」と落ち込んでしまった時こそ、本を活用してみてはいかがでしょうか。

そこでここでは、仕事を忘れてしまう人におすすめの3冊をご紹介していきます。
気になる書籍があれば、ぜひ実際に読んで見てくださいね。
それでは順番に見ていきましょう。

1.仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

うっかり忘れを脳の仕組みから改善したい方におすすめなのが『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』。
本書では、ワーキングメモリの仕組みから不注意や勘違い、誤判断などを防ぐ仕事術を解説しています。

本書で紹介する仕事術は、一風変わった珍しいものではありません。
「メモをとりなさい」といった、上司や先輩が必ず指摘するような王道アドバイスを脳のメカニズムノリにのっとって解説します。

仕事で使える実践的な方法が知りたい方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

2.仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?

「仕事のスピードは遅いのに、ミスもしてしまう」そんなふうに悩んでいませんか？
『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』では、仕事の効率化を図りながらもミスをしない方法を丁寧に解説しています。

本書には、

など、実践で使える具体的な方法が満載です。

本書を通して、誰もが実践できる理系思考の仕事術を身につけてみてはいかがでしょうか。

3.事務ミスがない人の図解整理術

整理整頓が上手くできない人におすすめなのが、『事務ミスがない人の図解整理術』。
本書では、整理術を活用して時間の無駄をなくし、仕事の効率を上げる方法を解説しています。

実践的な方法や、おすすめ文房具が紹介されているので実際のビジネスシーンで活かしやすいでしょう。
事務効率化のプロが教える時短デスクワークを試して、仕事ができる人を目指してみてはいかがでしょうか。

どうしても仕事が合わないなら転職も視野に

仕事が覚えられないのは、今の業界や職種があなたに合っていないことが原因かもしれません。

人には向き不向きがあります。
「苦手な業務が多い」「業界に全く興味がわかない」といった状況では、今はまだよくても後々仕事が嫌になってしまう可能性も。

今の仕事が向いていないと感じるのなら、転職を考えるのも1つの方法です。
もちろん、今すぐに転職をするのは現実的ではありませんよね。

しかし、目標を決めてコツコツと準備をすれば、それほど難しいことでもないはずです。
転職を少しでも考えるなら、まずは自分のキャリアを見直す時間を作りましょう。

今後の人生をどうすべきか悩んでいる人は、こちらの記事を参考に自分のキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。

キャリアとは何か？理想の人生を描く3ステップと転職の評価ポイントを解説

まとめ：仕事を忘れないように工夫することが大切

本記事では、仕事を忘れてしまう原因や、その対策方法についてお伝えしました。

忘れからくるミスは、自分への自信がなくなる原因にもなるため、改善できないでいると辛い気持ちになってしまいますよね。
また、仕事の効率が下がる、思わぬトラブルをまねくなど、デメリットが多くあります。

しかし、忘れてしまうミスは自分次第で克服ができるものです。
少しの意識と思考を変えれば、忘れてしまうミスを大幅に防ぐことができますよ。

ぜひ本記事でご紹介した対策方法を、実際にためしてみてくださいね。
また、もしも今の仕事が合わないと感じるなら転職を考えるのもおすすめです。

転職をするべきタイミングや悩んだ時の解決方法についてくわしく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

転職しないリスク10選｜転職を迷った時の判断基準とは