人間関係の秘訣はドライになること?「馴れ合わない関係づくり」のススメ

公開日: 2021.05.31
更新日: 2024.01.06
人間関係 ドライ

「ドライに接していると人から嫌われそう…」
「ドライな人って人間関係はうまくいってるの?」

と思うことはありませんか?

面倒な人間関係は嫌だけど、ドライな態度をとると人から嫌われそうな気がしますよね。

では、ドライな人は本当に嫌われているのでしょうか。

そこで今回は、

  • ドライな人の特徴
  • ドライな人間関係がいい理由
  • ドライな人間関係をつくる方法

について詳しく解説します。

この記事を見れば、人間関係で疲れなくなる方法がわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ドライな人ってどんな人?うまく付き合うために知っておきたい9つの特徴

ドライな人の特徴

ドライな人とうまく付き合うためには、その特徴を知りましょう。

特徴を理解しないと、ただの冷たい人に見えてしまいます。

ドライな人には以下の9つの特徴があります。

相手を「ドライな人」だと認識できていると「怒らせてしまったかも」と悩むこともなくなります。

それでは紹介します。

1.他人に興味や関心が薄い

ドライな人は他人に興味関心が薄くプライベートの話に介入しません。

他人に干渉して執着や嫉妬心が生まれることを嫌うからです。

たとえば、ドライな人は以下のような話には興味を持ちません。

  • 他人の悪口
  • グループ争い
  • プライベートや家族の事情

ドライな人は自分に関係のない話題は避けます。

しかし誰とも仲良くしたくないわけではないので、理解してあげましょう。

2.合理的で感情の起伏が少ない

ドライな人は常に冷静で合理的な判断をします。

冷静でいられる理由は、以下の2つを理解しているからです。

  • イライラするのは自分の責任
  • 感情的になっても解決しない

これらを理解しているからこそ、感情に任せて他人に当たるようなことはしません。

それゆえに、人間関係がドライな人は「他人に期待しない」傾向が強いともいえるでしょう。

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3.マイペースで人に流されない

ドライな人は自分の意見を大切にしており、それを他人に理解してもらおうとはしません。

つまり彼らは承認欲求は強くはないのです。

  • 他人にどう見られるか興味がない
  • 人それぞれ意見が違うことを理解している
  • 自分がやりたいことだけをやると決めている

上記のような理由から、彼らは人に流されることはありません。

それゆえ、職場で人と意見が食い違っても、相手の意見を受け入れつつ自分の意見を主張することができます。

その結果として嫌われてもあまり気にしないので、マイペースと思われることが多いです。

4.物事に固執しない

ドライな人は執着心やこだわりがありません。

なぜなら執着心は人間関係のトラブルになりやすいことを理解しているからです。

物事に執着心が強い人は、以下の特徴があります。

  • ひとつの失敗でずっと悩んでしまう
  • 自分のものが取られたときに嫉妬する
  • 職場の人間関係が悪くてもなんとか仲良くしようとする

ドライな人は過ぎたことにとらわれず「これからどうするか」だけを考えています。

その結果気持ちの切り替えが早く、人間関係のトラブルが少ないです。

5.人と群れない

ドライな人はひとりでいる時間を好み、人と群れようとしません。

なぜなら自分の時間を大事にしており、お互いに干渉しないようにしているからです。

ドライな人ほど自分のやりたいことが明確で、余計な人間関係で無駄な時間を割かないようにしています。

無駄な時間を省きたいだけなので、自分の好きな人との関係は続けたいと思っているはずです。

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6.嫌なことははっきり言う

ドライな人は人間関係を気にせず、嫌なことははっきりいいます。

なぜなら我慢してもお互いにメリットがないからです。

  • やりたくない仕事
  • 行きたくない飲み会

合理的に物事を考える傾向が強いため、必要性を感じない予定を入れることはありません。

ドライな人は自分の時間を大事に使うためにも、嫌なことははっきりと伝える特徴があります。

7.感情表現が苦手

人間関係がドライになりがちな人は、自分の気持ちを伝えることが苦手です。

そのため無理に人と仲良くしようと思っておらず、余計な感情を表に出さないことが習慣になっています。

ドライな人は、以下のような印象に思われることが多いです。

  • 無表情で怖い
  • 怒っているような気がする
  • 何を考えているかわからない

ドライな人は表情が硬い人が多く、感情を表に出しません。

それはあなたが嫌いだからではなく、感情表現が苦手なだけだと考えておきましょう。

8.打ち解けるまでは冷たい人に思われがち

ドライな人は相性が合う人と判断できるまで心を開かないため、打ち解けるまでは冷たい人に思われがちです。

彼らが心を開かない理由は、以下のとおりです。

  • 無駄な人間関係を省きたい
  • 面倒な人なら関わりたくない

人間関係を淡白に済ませたい人は「はじめから誰とでも仲良くするのは、相性が悪い人と付き合うリスクがある」と考えています。

ドライな人は相性が悪い人と付き合うリスクを減らすために少しずつ距離を縮めようとしています。

9.誰にでも公平に接する

ドライな人は特定の人と深く関わることなく、誰とでも公平に接します。

人と深く関わりたくない理由は以下のとおりです。

  • 自分がやりたいことを優先したいから
  • 人間関係のトラブルがめんどうだから

とにかく自分の時間を大事にするので、必要以上に誰かに干渉することはありません。

逆にゴマすりをしたり機嫌をとったりもしないので、周りからいい印象を持たれることもあります。


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ドライな人=悪い人ではない!ドライな人が誤解されやすい3つの理由

ドライな人が誤解されやすい要因

ドライな人は悪い人だと勘違いされやすい傾向があります。

勘違いされやすい理由は以下の3つです。

  1. 口数が少なく、冷たいと思われやすい
  2. 周りが盛り上がっていても冷静
  3. 自分は自分、人は人という考えが強い

感情を表に出すことが少ないので、相手に誤解されることが多いです。

あなたの周りで上記の印象を持っている人がいればその人は悪い人ではありません。

それでは詳しく説明します。

1.口数が少ないから、冷たい印象を抱かれやすい

ドライな人は親しい仲になるまで口数が少ないため、そっけない態度に見えることがあります。

しかしそれには以下の理由があります。

  • 興味のない人と話して自分の時間を奪われたくない
  • 誰とでも仲良くすることがいいことだと思っていない

上記のように思っているため、そもそも自分から他人に話しかけることが少ないです。

しかし知らない人と話したくないだけなので徐々に打ち解ければ口数も多くなります。

2.周りが盛り上がっているときも冷静

ドライな人は周りが盛り上がっているときも冷静で、周りに合わせようとはしません。

なぜなら他人からの評価を気にしないからです。

ドライな人には以下の特徴があります。

  • マイペース
  • 周囲に流されない
  • 本音で話す

人から嫌われたくない人ほど周りの反応ばかり気にしてしまいます。

しかしドライな人は周りからの評価を気にしないため、自分が面白いと思ったときだけ反応します。

その結果いつも冷静に見られることが多いです。

ドライな人はきちんと自分の判断で反応しているだけなので、「冷酷な人」だと思わないであげましょう。

3.自分は自分、人は人という考え方が強い

ドライな人は他人行儀な話し方をしていると思われがちです。

人には人それぞれの考えがあると思っており、他人にはあまり口出ししないからです。

その理由の根幹には、以下のような考えを持っているケースも少なくありません。

  • 自分に関係のない話は聞いても時間の無駄
  • 人と干渉しすぎない方が人間関係のトラブルが少ない

このような形で、ドライな人は人間関係は一定の距離感を保つことがいいと考えています。

自分は自分、人は人という考え方は、ドライな人なりの配慮なのです。

ドライな人とうまく付き合う2つのコツ

ドライな人とうまく付き合う2つのコツ

冷静で何を考えているかわかりにくいドライな人ともうまく付き合うにはコツがあります。

うまく付き合うコツは以下の2つです。

  1. 仕事をきっかけに話しかける
  2. 無駄に仲良くなろうとしない

ドライな人は「誰とも仲良くしたくない」というわけではありません。

あなたが相性のいい人だとわかれば、むしろ相手から話しかけてくれることもあります。

上記のようなコツを把握して、ドライな人の特徴を理解しましょう。

1.仕事をきっかけに積極的に話しかけてみる

ドライな人は必要のない会話はできるだけ避けたいため、仕事をきっかけに積極的に話をしましょう。

なぜならドライな人もまったく話をしないのは辛いからです。

ドライな人には以下のような仕事の話をしましょう。

  • 会議内容の確認
  • プロジェクトの進捗
  • 作業を効率化するための方法

仕事の話ならドライな人も必要な会話と思ってくれます。

まずはお互いの話はせずに会話を増やすことを目的にしましょう。

2.無理に仲良くなろうとしない

うまく付き合おうとして無理に仲良くしようとするのは、逆効果なのでやめましょう。

ドライな人は「職場の人は仕事だけの関係」と割り切っているため、馴れ合ってくる人を避ける傾向があります。

それでも仕事での最低限のコミュニケーションはしてくれるので、仕事自体はスムーズに進むはずです。

あなたの目的が「ドライな人ともうまく付き合っていきたい」だけなら、グイグイ行くのは関係を壊すだけなのでやめましょう。


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人間関係の秘訣は「ドライ」にあり!ほどよい距離感が重要な3つの理由

適切な距離感が大切な理由

あなたが人間関係で困っているなら、ここまで紹介したような「ドライな人」を参考にするのがおすすめです。

とくに職場では「ほどよい距離感を保つ」ことがよい人間関係をつくるのに重要です。

ほどよい距離感がいい理由は以下の3つです。

  1. 職場の全員が仲がいいことはありえない
  2. 「チームは8人が限界」理論というものがある
  3. 職場の人間関係を深める必要はない

職場の全員と深く関わろうとするのはやめましょう。

以下で詳しく解説します。

1.職場の全員が仲がいいことはありえない

「職場の全員が仲がいい」ことはありえない、ということを理解しましょう。

性格は十人十色なので相性が合わない人がいる方が普通といえます。

あなたは今まで属してきたすべてのグループで「全員が仲がいい」といえる環境はありましたか。

  • 現在の職場
  • 転職前の職場
  • 学校のクラス
  • 部活動・サークル活動

厚生労働省の「職場での人間関係」に関するある調査では、58%の人が問題を抱えていると答えています。

はじめから「職場の人間関係が良くない」のが普通だと思って、苦手な人とは関わらないようにしましょう。

2.「チームは8人が限界」理論

あなたのチームが8人を超えている場合は、意思疎通がとれず仲間割れや派閥争いが起こります。

理由は、チームのリーダーがひとりで直接管理できる部下の人数は限られているからです。

リーダーが管理できないと個人が自分のやり方で好き勝手に仕事ができるので、お互いのやり方に愚痴が生まれます。

もしあなたのチームの人数が多いなら、全員仲良くするのは無理だと割り切りましょう。

3.職場の人間関係を深める必要はない

あなたは精神をすり減らしてまで職場の人間関係を深めようとする必要はありません。

なぜなら、あなたがもっと大事にするべきことは「家族・恋人・友人」だからです。

職場関係にエネルギーを消費しきってしまうと、当然ほかがおろそかになります。

また、職場関係を深めることを放棄するとメリットがたくさんあります。

  • やるべき仕事に集中できる
  • 陰口・悪口・派閥争いに参加しなくて済む
  • プライベートの時間が増える
  • 仕事終わりの無駄な飲み会に参加しなくていい

職場の人とは無理に仲良くなろうとする必要はなく、業務上の「報告・連絡・相談」ができていれば十分です。

ドライな人間関係のススメ!ドライな人間関係を保つ3つのメリット

ドライな人間関係を保つメリット

ドライな人間関係を保つメリットは以下の3つです。

  1. 人間関係のいざこざに巻き込まれない
  2. 余計なストレスを受けない
  3. 情に流されずに冷静な判断ができる

もし人間関係でストレスを感じているなら今すぐ試してみることをおすすめします。

人間関係を気にしなくなると仕事に集中できるので、作業効率も上がります。

それぞれの項目を細かく見ていきましょう。

1.人間関係のいざこざに巻き込まれない

ドライになれば愚痴や不満を言ってくる人がいなくなり、人間関係でトラブルに巻き込まれなくなります。

愚痴や不満をいう人は誰かに共感してもらうからスッキリするので、そもそも話を聞いてくれない人には話そうとしません。

付き合いで行った飲み会で愚痴ばかり聞かされている方などは、ある程度ドライな姿勢を保てるようにしたいものです。

職場の愚痴や不満を遠ざけて仕事をすると自然と人間関係のトラブルに巻き込まれなくなります。

2.余計なストレスを受けない

ドライになれば人間関係で感じやすいストレスを受けなくなります。

そもそもあなたが職場で感じるストレスの多くは、断れないことから生まれます。

  • 先輩からご飯に誘われた
  • 強制参加の飲み会がある
  • やりたくない仕事をやらされる

ですが、人間関係をドライに考え「断らなければならない理由」を明確に伝えられれば、ストレスにはならないはずです。

職場の人とは仕事のコミュニケーションさえきちんと取れていれば、嫌われることはありません。

あなたが自分の意思で行動できると職場でのストレスは大幅に軽減できます。

3.情に流されず冷静な判断ができる

相手のことばかり気にしていると、あなたの判断力は落ちてしまいます。

感情で動かされ、冷静な判断ができなくなると、人間関係に難しさを感じるようになるでしょう。

  • 残業になると思うけど、仕事手伝ってもらえないかな?
  • 今月厳しいからお金貸してくれないか?

こう言われた際に、自分が安請負いしていないかを見直してみましょう。

また普段から情に流されず冷静な判断ができると、周りからは「自分の考えを持っている人」だと思われます。

その結果あなたの発言には説得力が増し、頼られる存在になるはずです。

ドライな人間関係を保つために必要な5つのステップ

ドライな人間関係を作る方法

ドライな人間関係を保つためには以下の5つを意識しましょう。

  1. 自分をしっかり理解する
  2. 他人のことを理解する
  3. 職場の人と割り切る
  4. 深入りしない
  5. 感情ではなく理論的に考える

上記を実践できると、あなたが「やりたいこと」や「やるべき仕事」に充てる時間が増えます。

好きなことに集中できる環境を作って、ストレスのない生活にしましょう。

それではひとつずつ解説していきます。

1.自分をしっかり理解する

職場でドライな関係を保つには、自分の「好き」と「嫌い」を理解する必要があります。

他人のお願いを断れないほとんどの場合は「断る理由がない」ことが原因です。

自分が嫌なことは断ると決めておけば、その判断軸で物事を考えられるでしょう。

  • 愚痴ばかりの飲み会にはしない
  • 他人の手伝いだけで残業したくない
  • 雑用するより自分の仕事を進めたい

相手にも都合があってお願いしてきているかもしれませんが、あなたが優先すべきは「あなたの都合」です。

自分の意思でやりたくないことを断れれば「あの飲み会はいかなければよかった」などと後悔することはなくなるでしょう。

2.他人のことを理解する

他人の考えは「自分の考えと違って当然」と理解しましょう。

自分がどんな表現をしても言葉を受け取るのは相手で、解釈は受け取る相手によって左右されるからです。

なので、職場で会話するときは以下のことを意識しましょう。

  • いいたいことは伝わっていないかもしれない
  • 相手の発言と自分の解釈は違うかもしれない
  • 今の行動は相手にとって迷惑かもしれない

相手の気持ちを深読みして行動しても相手にとって迷惑な可能性もあります。

相手気持ちを理解するのではなく、自分以外の「他人」がいるのだということを理解しましょう。

3.職場の人と割り切る

職場の人との関わりは「仕事上の関係」に留めるべきです。

何があっても「職場の人だから」と割り切れば、あなたが今まで悩んでいた時間や愚痴をいっていた時間は好きに使えるようになります。

  • 連絡は業務上のやりとりに留める
  • こちらから積極的な連絡はとらない
  • プライベートに関わる話ばかりをしてきたら、上司に相談する

こういった工夫を凝らし、適切な距離感を意識することがコツです。

好きに使える時間が増えればあなたの本当に大切なことに時間を使えます。

時間を使う優先順位を明確にするためにも、職場の人間関係とは適切な距離を保ちましょう。

4.深入りしない

他者と中途半端に深く関わってしまうと、逆に人間関係が壊れる恐れがあります

なぜなら、少し仲良くなったところで相手のことをすべて理解できないからです。

  • プライベートを詮索しない
  • 仕事や年収などのナイーブな話題は出さない
  • 恋愛や結婚、子育て関係は相手の出方をうかがう

上記のような配慮は、人間関係を適切に保つためにも重要な考え方です。

ドライな関係構築を心がけるのであれば、周囲に配慮を持てるようになるべきでしょう。

5.感情ではなく論理的に考える

人の悩みや頼みごとは反射的に聞くのではなく、理論的に自分が関わるべきかを考えましょう。

なぜならあなたが解決できない問題を聞かされても時間を無駄にするだけだからです。

あなたに介入の余地がないと感じたなら、その話を聞いても誰も前進しませんので無理に付き合うのはやめるべきです。

お互いの時間を無駄にしないためにも、論理的に「あなたが介入する必要があるか」を考えましょう。

まとめ:人間関係は深く考えすぎず、ほどよくドライになって割り切ろう

本記事では以下の内容を紹介しました。

  • ドライな人とはどんな人か
  • ドライな人が人間関係うまくいく理由
  • ドライな人間関係を保つための方法

職場では割り切ってドライな関係をつくることで、悩みや愚痴から解放された生活が送れます。

悩みや愚痴を言う時間が減ったら、今まで時間がなくてできなかったことにチャレンジするのもいいでしょう。

日々の時間を有意義に使い、仕事もプライベートも充実させましょう。

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