Webデザイナーの面接を乗り切るためには?楽々通過できるための15の質問対策を紹介

公開日: 2021.05.13
更新日: 2024.05.31
webデザイナーの面接を乗り切るためには

「Webデザイナーの面接を乗り切るためにはどうしたらよいの?」
「新卒や未経験者が面接を通過するための手順を知りたい」

と思うことはありませんか?

新卒や未経験でWebデザイナーの面接を受けようとしても、何から手をつけてよいのかわかりませんよね。

では、新卒や未経験者がWebデザイナーの面接を通過するにはどうしたらよいのでしょうか?

そこで今回は、

  • 新卒や未経験者が面接前に準備すべきこと
  • Webデザイナーが面接で聞かれる質問
  • 面接での服装・マナー

について詳しく解説します。

この記事を読めば新卒やWebデザイナー未経験でも、必ず面接に通過できるでしょう。

ぜひ最後まで読んでみてください。

Webデザイナーの面接前に必要な4つの準備

面接前に準備すること

Webデザイナーとして仕事を勝ち取るためには、然るべき準備が必要です。

Webデザイナー面接の前になぜ4つの準備が必要かというと、スムーズに面接を通過するためです。

必要な4つの準備とは以下のとおりです。

  1. ポートフォリオを作る
  2. 選考先の企業のリサーチをする
  3. 自分のキャリアを整理する
  4. 有料分析ツールなどを使用し、自己分析する

この4つの準備はWebデザイナーの面接を通過するための必須事項でしょう。

それぞれの項目を、細かく見ていきましょう。

1.ポートフォリオを作る

新卒や未経験者がWebデザイナーの面接を受けるならポートフォリオの準備はしておくべきです。

なぜなら面接官に自分のWebデザインスキルを簡潔に理解してもらえるからです。

履歴書や職務経歴書だけでは、Webデザインスキルを伝えることはできません。

ポートフォリオがあれば、以下の内容を面接官により深く理解してもらえます。

  • Webデザインセンス
  • 経験や実績

準備をきちんとしておくことでスムーズに面接が進みますし、人柄も伝えられます。

Webデザインのポートフォリオを徹底解説!作る手順を3ステップに分けて紹介Webデザインのポートフォリオを徹底解説!作る手順を3ステップに分けて紹介

2.選考先の企業のリサーチをする

選考先の企業リサーチは必ずおこなうようにしましょう。

これは、自分が相手企業にどう貢献できるかを伝える意味でも大切な作業となります。

リサーチをすると選考先企業の基本情報や、業界内での立ち位置がわかるようになるでしょう。

その方法は以下のとおりです。

  • SNSで収集する(インタビューやデザイナー職関連)
  • 転職サイトで評判を調べる
  • Webデザイナーの知人に聞く
  • 選考先企業が関わったLP・オウンドメディア・サイト・プレスリリースを見る
  • 企業訪問で働いている人と会う

選考先企業のリサーチは面接を乗り切る鍵になりうるので、徹底的におこないましょう。

3.自分のキャリアを整理する

自分のキャリア整理も必須項目です。
積み重ねてきた経験を細かくまとめるためにも、避けては通れません。

自分のキャリアを整理すると、自分のスキルやこれからやりたいことを伝えられます。

具体的には、以下のような視点を持ちながらキャリアを見直すのがおすすめです。

  • これまでどんな仕事をしてきたか
  • 仕事をして得たもの(スキル・知識・資格)
  • どう貢献でき何を感じたか
  • 将来どうなっていたいか(仕事・プライベート)

まずは、これらを箇条書きでよいので書き出すところから始めます。

簡潔に話せれば、面接で自分のキャリアを具体的に伝えられるでしょう。

4.有料分析ツールなどを使用し、自己分析する

人間は意外と自分がどんな人間か言語化できないので、自己分析が必要です。

自己分析をすると、自分自身を客観視しビジョンを伝えられるようになります。

そのために以下の自己分析ツールなどを利用してみましょう。

新卒や未経験のWebデザイナーは自分がどういった人間でどんな強みがあるのかを、具体的に言語化して伝えなければなりません。

難しそうですが上記のように分析ツールなどを使うと、簡単に自己分析ができるようになります。


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Webデザイナーの面接で聞かれるキャリアに関する質問4選

キャリアに関する質問

Webデザイナー面接の前に、自分のキャリアをまとめておく必要があります。

今までのキャリアについては、面接官が最も知りたい情報の1つです。

キャリアに関する具体的な質問は以下の4つです。

  1. これまでのキャリアについて説明してください
  2. これまで作ってきた制作物や関わったプロジェクトはあるか?
  3. 前の会社を退職した理由は?
  4. これからチャレンジしたいことについて詳しく教えてください

どんな質問をされるか知っておけば、スムーズに受け答えができます。

詳細を見ていきましょう。

1.これまでのキャリアについて説明してください

面接の冒頭ではこれまでのキャリアについて聞かれることが多いです。

これは、キャリアの全体像の把握が目的です。

【回答例】

私は高校卒業後Webデザイナーの専門学校に通いホームページの作成を学びました。その間ふたつのWeb制作会社でアルバイトとして働き、ホームページ制作に関わってきました。

上記のように履歴書や職務経歴書の要点をかいつまんで話せば大丈夫です。

これまでの経歴を話すだけなので、緊張もほぐれやすいです。

あまり無理はせずに、力を抜いて話してみましょう。

2.これまで作ってきた制作物や関わったプロジェクトはあるか?

面接官はこれまで制作したものやプロジェクトについて質問してきます。

この質問をする意図は、志望者のキャリアをある程度把握するためです。

【回答例】

アルバイトをしていたWeb制作会社で、新しくオープンするカフェのホームページ制作をしました。その中で大枠のデザインとサイト設計をおこないました。

上記のような回答をしてみましょう。

経歴を深掘りするイメージで話すと、面接官に伝わりやすいです。

職務経歴書を見直して、要点をまとめておきましょう。

3.前の会社を退職した理由は?

面接官は前職の退職理由を必ず聞いてきます。

志望者はどんなことをストレスと感じ、どんな理由で辞めたいと思うのかを判断するためです。

退職理由はネガティブな内容が多いですが、ポジティブに変換して話すのがポイントです。

【回答例】

以前の会社では現場の人間が、新しい企画を提案するというシステムがありませんでした。しかし御社では年度ごとに社員すべてが新しいアイデアを提案できるという機会があると知りました。そのため御社で自分のスキルを思う存分活かせると考えています。

以上のように回答すれば、面接官に好印象を与えられます。

4.これからチャレンジしたいことについて詳しく教えてください

入社後何をしたいか、どうなりたいかついても質問されます。

ディレクターになりたいのか、マネジメント職につきたいのかなど具体的に聞かれるのです。

【回答例】

まずはデザインとコーディングなどの基盤となる部分をマスターし、制作チームを底から支える存在になりたいです。その後はチーフディレクターとしてマネジメント職を目指したいと考えています。

以上のように回答すれば、何をしたいのか伝えられます。

入社目的をわかりやすく伝えるためにも、キャリアプランを練っておきましょう。

Webデザイナーの面接で聞かれる志望動機などに関する質問3選

志望動機の説明

志望動機は面接官が最も聞きたい部分の1つです。

面接官はWebデザイナーになりたいという想いや、なぜうちの会社に入りたいのかという理由を知りたいからです。

  1. なぜわが社を志望したのか?
  2. 会社を選択する上で大切にしていることは?
  3. なぜWebデザイナーを目指したのか?

この3つを押さえておけば、志望動機を明確に伝えられます。

それぞれの項目を詳しくみていきましょう。

1.なぜわが社を志望したのか?

なぜその選考企業を選んだのか必ず聞かれます。

面接官が最も知りたいのはこの部分といっても過言ではありません。

以下のような形で回答すると、具体的に志望動機を伝えられます。

【回答例】

自分のスキルを活かせると思ったため志望しました。私はWeb制作会社で飲食店向けのサイト制作をおこなっていた経験があります。貴社では新規出店されるカフェや飲食店のクライアントが多く、これまで私が培ってきたスキルを発揮できると考え応募いたしました。

自分がこれまでやってきたことと志望企業の共通点を探し、どう貢献できるかを中心に回答しましょう。

2.会社を選択する上で大切にしていることは?

この質問を受けた際は、自分がなぜその選考企業を選んだのかを思い出してみましょう。

面接官は、志望者が会社を選ぶ際の軸を知りたいのです。

【回答例】

重要視している点はキャリアアップができるかという点です。私は将来マネジメントもやってみたいので、そこへステップアップできるシステムがあるかどうかという点を重要視しています。

以上のような回答をイメージしてみてください。

3.なぜWebデザイナーを目指したのか?

「なぜWebデザイナーを目指したのか」という質問も、避けては通れません。

面接官はWebデザイナーへの情熱・つらくても続けられるか・成長できるかを知りたいのです。

以下のような回答をイメージしてみてください。

【回答例】

Web制作のアルバイトをしたとき、クライアントにとても喜んでいただきました。私は自分が作ったもので喜んでいただいたときが一番嬉しいです。それが今も私の根幹にあります。

Webデザイナーという仕事に対する自分の感情を乗せて回答しましょう。


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Webデザイナーの面接で聞かれる性格や強みに関しての質問4選

アピールポイントを説明する様子

面接では性格や強みなどの質問もあります。

面接官はこの質問で、会社の色に合うか・チームとしてやっていけるか・どんな人間なのかを知りたいのです。

性格や強みに関する質問は以下のとおりです。

  1. 自分の強みと弱みは?
  2. 趣味や好きなことはありますか?
  3. チームとして働くうえで大切にしていることは?
  4. これまでに一番挫折したことは?

ここを押さえておけば問題ありません。

この4つの項目を詳しくみていきましょう。

1.自分の強みと弱みは?

強みと弱みに関する質問もされます。

面接官はこの質問で知りたいのは、チーム内でうまくやっていけるか・弱点をどれだけ認識しているかなどです。

以下の例を参考にしてみてください。

  • (強み)強みはWebマーケティングです。アルバイトのWeb制作会社で月間10万PVのサイトを制作しました。
  • (弱み)Webデザインのスキルを上げたいのですがまだまだです。さらに勉強し貴社に貢献したいと考えています。

上記のように、強みと弱みはビジネススキルについて話すと面接官にも伝わりやすいです。

2.趣味や好きなことはありますか?

趣味についてなどプライベートな質問をしてくる場合もあります。

志望者の人となりを知るためやアイスブレイクのためです。

【回答例】

私は映画鑑賞が趣味で年に200本は観るのですが、去年観た映画で一番印象に残ったのは「ジョーカー」です。主人公の境遇が悲惨で、衝撃的な映画でした。

上記のように具体例をあげて話してみましょう。

面接官も同じような趣味を持っていたら話も盛り上がります。

その後の面接もよい雰囲気で望めますし、話しやすくなります。

簡潔にまとめておきましょう。

3.チームとして働くうえで大切にしていることは?

面接官はチームワークに関する質問もしてきます。

Webデザイナーはライターやマーケター、そしてクライアントなどさまざまな人と関わる仕事でもあります。

面接官がこの質問で知りたいのは、志望者のコミュニケーション能力についてです。

下記のように具体例をあげて回答しましょう。

【回答例】

チーム内では報連相をこまめにおこなうことを心がけています。修正や進捗状況などを共有し抜けがないか常に確認し合っています。

自分なりに大事にしていきたいこと、していることを回答しましょう。

4.これまでに一番挫折したことは?

仕事の失敗や挫折の経験について聞かれる場合あります。

この質問には仕事でトラブルが起きても、乗り越えてやり抜けるかを知りたいという意図があります。

【回答例】

納期直前にライターさんと連絡が取れなったのですが、不足分の記事をほかのライターさんに連絡を取り自分でも記事を書き納期に間に合いました。ライターさんとの連携がまったくできていなかったと反省しました。

上記のようにWebデザイナーと関連した例を挙げながら回答するとよいでしょう。

挫折とそれをどう乗り越えたかを伝えられます。

Webデザイナーの面接で聞かれるスキルに関する質問4選

自分のスキルをアピールする様子

Webデザイナーの面接ではスキルに関する質問が必ずあります。

面接官は志望者が会社で通用するスキルがあるか、またはどの配属にすればよいかを確認したいのです。

おもな質問は下記4つです。

  1. Webデザインのスキルはどこでどのように身につけたか?
  2. ポートフォリオの中でもとくにこだわりのポイントは?
  3. デザインとコーディングどちらが得意ですか?
  4. Webデザインの中でとくに得意なことは?

この4つのポイントを押さえておけば大丈夫です。

今回紹介した4つのポイントを、細かく見ていきましょう。

1.Webデザインのスキルはどこでどのように身につけたか?

「スキルのつけ方」を聞かれる場合がありますが、これには重要な意図を含んでいます。

あなたの学習意欲がどれくらいあるのかを確認するためです。

過去にどこでどのようにして学んだのかを具体的に答えましょう。

【回答例】

私の場合は独学で身につけました。将来Webデザイナーになりたいとう夢は学生時代からあったので、ネットで情報を収集しつつコミュニティにも入り、空いた時間はすべてスキルの習得にあてました。

スキルは簡単には身につきません。
習得のためにどんな想いでどれだかの時間を費やしたのかを具体的に話しましょう。

2.ポートフォリオの中でもとくにこだわりのポイントは?

ポートフォリオのこだわりポイントについての質問もあります。

面接官は志望者がどんな着眼点でデザインするのか・具体的にどんなスキルを駆使しているのかを知りたいのです。

【回答例】

白と黒をベースに統一感が出るように作成しました。シンプルですが文字と画像を最小限にし、サイト内をストレスなく回遊できるような構造にしています。

実務よりの質問なので、工夫した部分とその意図をより具体的に話せるようにしておきましょう。

3.デザインとコーディングどちらが得意ですか?

デザインとコーディングどちらが得意かと聞かれたら、正直に答えましょう。

嘘を言ってしまうと、やりたかったこととのギャップに悩むことも出てくる可能性があります。

そのため、いったんは「会社のメリット」ではなく「自分のありのまま」を答えるべきです。

具体的には以下のような回答をしましょう。

【回答例】

デザインが得意です。インターン先で先輩からサイトデザインについてよく褒められていました。

第三者の意見を入れるとよい印象を与えられます。

不得意な方を聞かれたら、どんな努力をしているのかを具体的に回答しましょう。

4.Webデザインの中でとくに得意なことは?

ストレートな質問ですが、かなり頻度が高い質問です。

面接官はこの質問でどの配属先にするか、ほかのWebデザイナーとのバランスを知りたいのです。

【回答例】

Illustrator・Photoshopを用いたサイトのロゴやアイコンのデザインと装飾が得意です。スキルを向上させるためにPhotoshopクリエイター能力認定試験でエキスパートを取得しました。

上記のように具体例を用いながら端的に回答するとよいでしょう。

Webデザイナーの面接における逆質問の回答例9選

逆質問の回答をピックアップする人

面接の最後に「何か質問はありますか?」と必ず聞かれます。

面接だけではわからないところを志望者に理解してもらい、有能な人材を確保するためです。

それに逆質問をすることで、求人情報や面接だけでは見えてこない選考企業の詳細がわかりますし、自己アピールにもつながります。

以下のような逆質問をしてみましょう。

詳しくみていきます。

1.どのような業務があり、そのためにどんな勉強をすればよいか

配属先の業務と、そのためにどんな勉強をすればよいのかを質問しましょう。

企業側の回答によっては、そこから自己アピールに繋げられるからです。

下記のような質問が効果的です。

【質問例】

新人のWebデザイナーはどんな仕事を任されるのでしょうか?またどんな勉強を行っておけばよいでしょうか?

もし仕事内容が自分が現在持っているスキルの対応範囲内であれば、自分のアピールポイントとして伝えるチャンスとなります。

仮に現在持っているスキルの対応範囲外だったとしても、採用されるまでの期間に必要な勉強をしておけば、すぐに力を発揮できます。

そして、その「学ぶ姿勢」は採用担当の評価にもつながるでしょう。

どんな仕事を任されそれに必要な勉強に関しては、必ず質問し自己アピールしましょう。

2.チームの経歴や雰囲気

従業員の経歴や雰囲気についての質問をすると、選考企業で働く人をより深く理解できます。

求人情報や選考企業サイトだけでは、どんな人材を求めているのかわからないものです。

下記のような質問をするとどんな人が働き、何が求められているのかがわかります。

【質問例】

御社では、どんな経歴の方々がどんな活躍をされているのですか?

この質問をすると従業員の様子がわかるので、精神的に安心もできるでしょう。

3.選考企業の方向性

選考企業がどんな方向に進もうとしているのかを聞きましょう。

なぜなら選考企業の理念やビジョンは、最終的に会社を選ぶ際の判断基準になるからです。

2次3次面接になると、取締役や役員が面接官になることもあるので直接質問してみましょう。

【質問例】

5年後10年後の御社の方向性やビジョンを教えていただいてもよろしいでしょうか?

上記のように質問して自分の価値観と合うかどうか確認してください。

選考企業の方向性やビジョンの質問は、この会社で仕事がしたいという自己アピールにもなります。

4.選考企業の課題

選考企業が抱えている課題についての質問は、志望者にとって大きなメリットがある質問です。

なぜならこの質問をすると、選考企業の弱みがわかるからです。

以下のように聞いてみましょう。

【質問例】

御社には今どのような課題がありますでしょうか?また課題に対してどのような取り組みをされていますか?

自分が解決できるかもしれない課題なら解決に貢献できます。

課題の内容によっては、入社を見合わせる判断にも繋げられるでしょう。

自分にとってふさわしい会社かどうか見極ることが大切です。

5.ソフト・OS・作業環境

選考企業が使用しているソフト・OS・作業環境について質問してみましょう。

この質問を用いれば、どんな作業環境の準備をすればよいかがわかるようになります。

【質問例】

御社ではどのようなパソコン・OS・ソフトを使用していますか?またスタッフの方々はどのような環境で仕事をされていますか?

Webデザイナーは椅子に座っての作業なので机・椅子周りは快適でないと支障をきたします。

OSやソフトも最新のものでないと、思うようなパフォーマンスができません。

この質問で選考企業がスタッフに対してどんな想いがあるのかを確認しましょう。

6.ホームページに記載されていない実績

ホームページ未記載の実績について質問をすると、自分の力が発揮できるポイントを見つけられます。

選考企業のホームページに掲載されている実績が古かったり、情報公開できない案件もあるからです。

自分のスキルを活かせる実績などがあれば、選考企業に貢献できるので以下のように質問してください。

【質問例】

教えていただける範囲でよいので、御社のホームページに記載されていない実績がありましたら教えていただいてもよろしいでしょうか?

強引に聞こうとする姿勢は反感を買う恐れがあるので「教えていただける範囲でよい」という内容を必ず伝えるようにしましょう。

7.未経験のWebデザイナーはいるか

Webデザイナー未経験で転職した人がいるか聞いてみましょう。

未経験ならではの質問もできますし、将来同じように活躍できるという自信につながります。

【質問例】

未経験で活躍されている方はいらっしゃいますでしょうか?その方は入社当時どのような努力をされてらっしゃいましたか?

上記のような質問をしてみましょう。

研修制度がしっかりしているかどうかという確認にもなります。

8.入社希望者に期待することは何か

選考企業が自分にどんな期待をしているのかは確認する必要があります。

なぜなら自分のやりたいことと、選考企業が求めるものが違いすぎる場合があるからです。

そうなると長く働けませんし、ストレスを抱えたまま仕事をしなければなりません。

【質問例】

入社した方々に期待することやなって欲しいWebデザイナー像はありますでしょうか?

上記のような質問をして、企業側の真意を確かめましょう。

9.1日の仕事内容

残業がどのくらいあるのかを直接聞くのはNGです。

この人は残業の量で入社するかを判断するのか?と疑われてしまいます。

残業の量を把握したいなら、下記のような聞き方をしましょう。

【質問例】

Webデザイナーの1日のスケジュールを教えていただけないでしょうか?

この手の質問を投げかけることで、大まかな残業の量を測る材料にもなるでしょう。

同時に仕事をしている自分のイメージもできるので一石二鳥です。

Webデザイナーのポートフォリオ面接で大切なポイントを解説

ポートフォリオについて回答する様子

Webデザイナーの面接では必ずポートフォリオのプレゼン面接があります。

そのため面接で大切なポイントを解説します。

大切なポイントとは以下のふたつです。

  1. 制作物のデザインの意図を論理的に説明できるようにする
  2. ポートフォリオのアピールポイントを整理し、時間内にプレゼンする

この大切なポイントを押さえておけば、ポートフォリオ面接は問題ありません。

1.制作物のデザインの意図を論理的に説明できるようにする

面接官は「論理的に説明ができるか」と「プレゼン力」を見ています。

そのためポートフォリオの意図を論理的に説明することが大事です。

たとえば「なぜこのサイトはこのデザインでこの色をメインに持ってきたのか?」と聞かれたら、以下のように論理的に答える練習をしておきましょう。

  • 商品イメージが赤なのでメインを赤にしました、でも赤は強い色なので使いすぎないようにしました。
  • 消費者が見やすいように、ECサイトで一番利用されているこのWordPressのテーマを選びました。

こういったロジカルな説明をすれば面接官に論理的説明力とプレゼン力のアピールができるでしょう。

2.ポートフォリオのアピールポイントを整理し、時間内にプレゼンする

選考先の企業によってポートフォリオ面接の時間は違います。

そのためアピールポイントを整理して時間内にプレゼンできるようにしておけば、面接時に焦ることがありません。

以下のような形で準備しておけば大丈夫です。

  • 時間が5分以内と短い場合はひとつの作品をメインで話す。ほかの作品についてもこだわったポイントなどを簡潔に話す
  • 10分程度の時間がある場合、すべての作品に触れていく。時間に偏りが出ないように気をつける

また、プレゼンに慣れるためにも、ストップウォッチを使い時間配分に気をつけながら練習することをおすすめします。

その際は家族や友人に聞いてもらいながらおこなうと効果的です。

Webデザイナーの面接を成功させる3つのポイント

面接に通り、内定がもらえた様子

Webデザイナーの面接を成功させるには、正しい要点を押さえることが必要です。

会場にいくだけでも緊張しますし、初めて会う面接官に対して伝えたいことが伝わるのか不安になります。

面接を成功させる3つのポイントは以下のとおりです。

  1. 話すときは結論から話す
  2. 前もって面接の練習をしておく
  3. 面接官によって臨機応変にアピールポイントを変える

これらのポイントを事前に準備しておけば、まったく問題ありません。

詳しく見ていきます。

1.話すときは結論から話す

ただダラダラと話すだけでは、いいたいことは伝わりません。

話すときは「結論→理由→具体例→結論」という構成がベストです。

この方法を使えば、面接官に伝えたいことを確実に伝えられます。

たとえば、以下のような流れです。

  • 私の強みは目標に対しての粘り強さです。
  • なぜなら目標を達成するのは必須だと思うからです。
  • 以前の仕事でプレゼンの資料をよりよいものにするために、細かいチェックを何度も繰り返しました。
  • なので私は確実に目標を達成できます。

この構成で話せば伝えたいことを面接官に伝えられます。

構成を意識した説明ができれば、面接官にも好印象も与えられるでしょう。

2.前もって面接の練習をしておく

事前に面接の練習をしておくと、準備不足なところや深堀りできていないところの確認ができます。

それらを事前に確認できればより安心して面接に臨めるでしょう。

具体的な練習方法として、家族や友人に実際に見てもらったりスマホのカメラで撮影して後で見返したりすると自信につながります。

その際に以下のような項目を観察して改善していくようにしてください。

  • 会話の癖
  • 間の取り方
  • 目線や口角などの表情
  • 姿勢

何度も繰り返して行えば、意識しなくてもできるようになります。

3.面接官によって臨機応変にアピールポイントを変える

面接官は採用担当者とは限りません。

直接上司になる人、そして社長や役員が面接官になることもあります。

そのときは臨機応変にアピールポイントを変える必要があります。

  • 人事部の場合は実務能力があるか、または周りに好感をあたえられるか。
  • 直接上司になる人の場合は、どんなスキルや将来のビジョンを持っているか。
  • 社長や役員の場合は、選考企業の理念を理解しどう貢献できるか。

上記のようにアピールポイントを変えていきましょう。

面接官は当日にならないとわかりません。

どの立場の面接官になってもいいように、複数のアピールポイントを準備しておいてください。

【意識しないと落ちる】Webデザイナーの面接でやってはいけないNG行動3選

面接に落ちた様子

ここまで面接のポイントを紹介してきましたが、Webデザイナーの面接でやってはけないNG行動があります。

これをやってしまうとせっかくポイントを意識した受け答えをしても、すべてが台無しになります。

そのNG行動とは以下の3つです。

  1. 時間を厳守しない
  2. 退職する会社のことを悪くいってしまう
  3. 給与や待遇面に関して直接質問してしまう

こういった行動は極力取らないようにしたいものです。

3つの内容を、細かく見ていきましょう。

1.時間を厳守しない

Webデザイナーの面接に限ったことではありませんが、遅刻は絶対にしてはいけません。

「この人は普通に遅刻をするのか?」と印象を悪くしてしまいます。

面接に遅れそうなときは、以下をおこなってください。

  • すぐに連絡を入れてまずお詫びをする
  • 遅刻の理由を説明する
  • どのくらいで到着できそうか時間を伝える

選考先の企業は志望者がトラブル事にどんな行動を取るのかを見ています。

ピンチはチャンスです、ここで誠意を持って対応すればよい印象を与えられます。

遅刻しないように交通機関や面接担当の連絡先を確認して、当日は余裕のある行動をしましょう。

2.退職する会社のことを悪くいってしまう

退職する会社の悪口は絶対にNGです。

なぜなら「この人は入社後も自分の会社の悪口をいうかもしれない」と思われるからです。

そうなると評価も下がり不採用になってしまいます。

退職する会社に不満がある人でもいわないようにしましょう。

3.給与や待遇面に関して直接質問してしまう

給与や待遇面の確認は重要です。

しかし直接質問をしてしまうと、悪い印象を与えてしまいます。

お金に関する内容をズケズケと聞いてしまうと、こう思われてしまうリスクがあります。

  • この人はお金だけが目的でうちの会社に入ろうとしているのか?
  • ホームページに書いてあることを質問するということはリサーチ不足なのでは?

給与や待遇面でより詳しい内容を聞きたいときは、できるだけ直接的な質問は避けましょう。

Webデザイナーの面接の服装、マナーのポイント3選

覚えておくべきビジネスマナー

Webデザイナー面接の服装とマナーのポイントも押さえておいてください。

このポイントを押さえていないと印象は悪くなりますし、不採用につながるリスクがあります。

ですが以下のポイントを意識するだけで採用担当者に好印象を与えられるようになります。

  1. 服装はかっちりしすぎず、ビジネスカジュアルを意識
  2. 持ち物は印刷物と筆記用具を用意しておく
  3. 連絡などのやり取りの際はレスポンスを早くする

難しいことではありませんが、だからこそ小さなおこないで印象は良くも悪くも大きく変わります。

正しい行動が取れているか振り返りながら確認してみましょう。

1.服装はかっちりしすぎず、ビジネスカジュアルを意識

Webデザイナーの面接ではかっちりしたビジネススタイルでなくても大丈夫な場合が多いです。

Webデザイナーの場合は、落ち着いた印象のオフィスカジュアルがベストです。

以下を参考にしてみてください。

  • 男性の場合:白シャツ・ジャケット・パンツやスラックス・革靴
  • 女性の場合:ブラウスやシャツ・パンツ・パンプスやハイヒール

上記はあくまで一例ですが、会社の雰囲気やホームページ、そして現場で働く人を見てスーツを選んだ方がよい場合もあります。

企業HPなどをリサーチして、TPOをわきまえた服装で臨みましょう。

2.持ち物は印刷物と筆記用具を用意しておく

事前に採用担当者に渡した履歴書・職務経歴書・ポートフォリオのコピーを持参してください。

先方が用意してくれていることも多いですが、以下のようなメリットもあるため、できるだけ自分でも持参しておくべきです。

  • 履歴書や職務経歴書は面接前に見返して要点を確認できる
  • 当日パソコンが使えなかったり、ネットに接続できない場合にポートフォリオのコピーが使用できる

また、印刷したものを面接官に見せながらの方が、伝わりやすい場合もあります。

細かな気配りをみている可能性も無くはないため、印刷物を持っていくことも頭に入れておきましょう。

3.連絡などのやり取りの際はレスポンスを早くする

採用担当者はたくさんの候補者とやりとりをしています。

メールの返信が遅かったり連絡を取ろうとしてもなかなか繋がらないなら、悪い印象を与えてしまいます。

具体的には以下のことを意識してください。

  • メールは24時間以内に返信する。すぐに返事ができない場合はいつ頃まで返信できるかを伝える
  • 内容はだらだら伝えず端的にする。メールの場合は要点や理由を箇条書きにして見やすい文面にする
  • 履歴は残すようにする。これをしないと同じやりとりをしてしまい採用担当者を困らせることになる

レスポンスが早い候補者はよい印象を与え、採用担当者の記憶に残りやすいです。


まとめ:Webデザイナーの面接は、未経験でも質問内容を把握して臨めば大丈夫!

Webデザイナーの面接は新卒や未経験者でも、事前に準備をしておくとまったく問題ありません。

以下がこの記事のまとめになります。

  • 事前準備としてポートフォリオ作成・企業リサーチ・キャリア整理・自己分析をおこなう
  • よく聞かれる質問内容を把握して答えられるようにしておく
  • 面接を成功させるポイントやダメな行動を把握しておく
  • 服装やマナーを押さえておく

面接の事前準備はすればするほど、採用される確率は高くなります。

これをサボってしまうと、せっかくのチャンスを台無しにしてしまいます。

今からしっかり準備してWebデザイナーの採用を勝ちとってください。

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