私たちの生活にインターネットが欠かせない現代では、今後もますますIT技術の需要は高まっていくでしょう。
そのため、これからプログラミングの勉強を始めようと考えている人も増えています。

その中で、
「プログラミングは何から始めればいいの？」
「どんな準備が必要？」
「どんな勉強から始めればいいかわからない」
と、悩んでしまう方も少なくないのではないでしょうか。

プログラミングを初めて学習をするとなると「本当にできるのかな？」など、不安に思ってしまいますよね。

そこでこの記事では、

などについて詳しく解説していきます。

これからプログラミングを始めようと思っている方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

プログラミングを始める前に意識すること

これからプログラミングを始めようと思っても、何から手をつければよいのかと混乱してしまう人も多いでしょう。
プログラミングを始める前には、どのような準備をすればよいのでしょうか？

ここではまず、プログラミングを始める前に意識したい4つのポイントをご紹介していきます。

事前の準備をしているか否かで学習効率が大きく変わるので、ぜひチェックしてくださいね。
それでは順番に見ていきましょう！

1.目的を明確にする

プログラミングを習得する目的がはっきりしていると、モチベーションを保ちやすくなります。
そのためまずは、プログラミングを始める目的を明確にしてください。

たとえば、

など、自分なりの目的を考えてみましょう。

「どうしてプログラミング学習を始めようと思ったのか？」と思い出してみると、自分の意見が見えやすくなりますよ。
やみくもに学習を進めるのではなく、まずは目的を考えてみましょう。

2.プログラミング言語を選ぶ

プログラミング言語は、世界中に200種類以上あるといわれており、それぞれできることや特徴が異なります。
そのため、作成するプログラムの内容や実現したいことによって、学ぶべきプログラミング言語は選ぶ必要があるのです。

たとえば、

といったように、目的別に学ぶプログラミング言語を決めましょう。
また、そのプログラミング言語は「求人数が多いか？」「平均年収はどうか？」といったことまで考えて選ぶ必要があります。

目的別のおすすめプログラミング言語や、選ぶ際の重要なポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

プログラミング言語の違いを徹底解説！目的別のおすすめや選ぶ4つのポイントも紹介

3.時間がかかるものだと理解しておく

プログラミングは正しく学習をしていけば、誰もが習得できる可能性があるスキルです。
しかし、「習得には時間がかかる」ということも覚えておきましょう。

プログラミングは言語にもよりますが、基礎の習得には200〜300時間ほど。
就職できるレベルの習得には、1,000時間ほどかかるといわれています。

毎日2時間勉強しても、基礎なら4〜5ヶ月、就職を目指すなら1年以上かかる場合もあるでしょう。

ただし、学習にかかる時間は、目指すレベルや学習方法によっても異なります。
たとえば、プログラミングスクールに通えば、3ヶ月ほどで就職ができるレベルのスキルの習得を目指せます。

「短期間で確実なスキルを身につけたい」という方は、プログラミングスクールが向いているでしょう。
短期間でプログラミングを学習するコツや、おすすめのスクールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

プログラミングを短期で学ぶ3つのメリットとは？スクール選びのポイントも解説

4.疑問を解消できる環境を整えておく

プログラミング学習をしていると、不明点が出てきたり、エラーが解除できないなどの問題が多く起こりがちです。
その際に質問できる環境があると、疑問が解消でき学習を続けやすくなります。

質問できる環境を作るには、

などの方法があります。

独学の場合、疑問が解消できずに途中で学習を諦めてしまう人が多いのも現実です。
せっかく始めたプログラミングを挫折してしまうのはもったいないですよね。

学習を継続するためにも、あらかじめ質問できる環境を作っておきましょう。

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プログラミングで制作できる4つのもの

プログラミングで制作できるものにはどのようなものがあるかご存じですか？
多くの方は、アプリやソフトウェアの開発などをイメージするかもしれません。

もちろん、アプリやソフトウェアも正解ですが、他にもさまざまなものを制作できます！
では、具体的にプログラミングはどのようなことができるのでしょうか？

ここでは、プログラミングで制作できるものを大きく4つの分野に分けてご紹介していきます。

1.ゲーム

「モンスターハンター」や「スーパーマリオ」などの家庭用ゲームから、

など、私たちのよく知るゲームのすべてはプログラミングで作られています。

さらに近年は、VR（仮想現実）やAR（拡張現実）などの技術がゲームに活用され、ますます注目を集めています。

2.スマホアプリ

アプリケーションの開発もプログラミングで行っています。

スマホアプリはアプリケーションの中の1つ。
スマートフォンの端末にダウンロードして動くアプリのことです。

私たちが普段使っている「LINE」などのスマホアプリも、プログラミングで作られています。

3.Webサイト・デザイン

インターネット上で見えているWebサイトも、プログラミングで作られています。

Webサイトの骨格からデザインまで、さまざまなプログラミング言語が用いられて作成されているのです。

たとえばこの「DMM WEBCAMP MEDIA」のサイトも、プログラミングで作られています。

4.システム開発

世の中にあるあらゆるシステムは、プログラミングで作られているといっても過言ではないでしょう。

たとえば、

など、普段私たちが当たり前のように使っているものもプログラミングで作られています。

プログラミングを始める際に必要なもの

プログラミングを始めるには、機材や環境を整える必要があります。
ここでは、プログラミングを始める際に必要な3つのものを見ていきましょう。

1.パソコン

プログラミングを始めるためにはパソコンが必要不可欠です。

しかし、どんなパソコンでもいいわけではありません。
プログラミングに適したスペックのパソコンを用意しましょう。

具体的には、以下のスペックのパソコンが必要です。

プログラミングに適したパソコンを選ぶポイントや、おすすめのパソコンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

プログラミングに最適なパソコンは？選び方の５つのポイントとおすすめのモデル

2.開発環境

プログラミングを行うためには開発環境も整えなければいけません。
「テキストエディタ」や「統合開発環境（IDE）」などが必要です。

テキストエディタは、プログラミングコードを記述するためのメモ帳のようなもの。
代表的なテキストエディタには、「Atom」や「Sublime Text」などがあります。

また、統合開発環境（IDE）は、プログラミング開発に必要な環境がすべてそろったものです。
エディタ、コンパイラ、デバッガなどが含まれています。
統合開発環境（IDE）では、「CodeSandbox」や「Geany」などが有名です。

整った開発環境でプログラミング学習を行えば、作業が捗るだけでなくエラーの該当箇所も見つけやすくなります。
プログラミングの開発環境についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

プログラミングの開発環境をマストから効率UPまで徹底解説！

3.インターネット環境

インターネット環境も、プログラミングに欠かせない環境の1つ。
インターネット環境が不安定だと、スムーズにプログラミングを行えません。

また、

など、インターネットを活用する機会が多くあります。

自宅でも、Wi-Fiなどのインターネット環境を整えておきましょう
できるだけ回線速度も高速な環境がおすすめです。

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プログラミングの代表的な言語7選

プログラミング学習を進めるには、自分の目的に合った言語を選択する必要があるとお伝えしました。

プログラミングには多くの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
最適なプログラミング言語を選ぶためにも、どのような言語があるのかを知っておきたいですよね。

そこでここからは、プログラミングの代表的な7つの言語をご紹介していきます。

それぞれの特徴を知って、学習するプログラミング言語を選んでみてくださいね。
それでは順番に見ていきましょう！

1.Java

「Java（ジャバ）」は、高い汎用性を持つ人気のある言語です。

など、あらゆる分野で開発言語として用いられます。

また、コンピューターのOSに依存しないため、WindowsやMacなどデバイスに左右されることもありません。
Javaの求人数の多さはトップレベルで、習得していれば就職に有利なのも特徴です。

Javaの特徴や勉強方法が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

Javaとは？3つの特徴やメリット・デメリットを解説！勉強方法も紹介

2.JavaScript

プログラミング初心者にも人気がある「JavaScript（ジャバスクリプト）。
Javaと名前が似ていますが、まったく別のプログラミング言語です。

JavaScriptは主に、Webサイトに動きを加えるプログラミング言語。

たとえば、Webサイト上で画像をクリックして拡大表示ができますよね？
あの動作はJavaScriptで行っています。

また、JavaScriptは世界的にも習得している人が多いため、学習するための環境が整っているのも特徴です。
さまざまな場面で使われるプログラミング言語であるため、初心者にも人気あります。

学習難易度は低くありませんが、学習ツールがそろっているぶん初心者も習得しやすいでしょう。

JavaScriptの特徴や習得するメリットなどについて詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。

JavaScriptはプログラミングの入門に最適な言語！特徴や記述方法を初心者向けに解説

3.C言語

「C言語」は、主にアプリ開発に用いられるプログラミング言語です。
1972年に開発されてから、C++言語やC#言語など、多くのプログラミング言語に影響を与えてきました。

メジャーなプログラミング言語ですが、学習難易度が高いため、あまり初心者にはおすすめできません。

ただ、C言語はさまざまな言語のベースになっています。
そのため、習得するとプログラミングの基本が覚えられ、他の言語を学習する際にも知識が役にたつでしょう。

初心者向けのC言語を学習する方法に興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【初心者向け】C言語でプログラミングを学ぶ4つのステップを解説

4.Swift

「Swift（スウィフト）」は、2014年にAppleが発表した新しいプログラミング言語。

MacやiPhoneに使われているiOSを組み立てるために必要な言語の1つです。
具体的には、iPhone・Mac・Apple TV・Apple Watchで使うアプリを開発できます。

Swiftには、以下の5つの特徴があります。

iPhoneアプリやARアプリを開発したい人におすすめの言語です。

Swiftの特徴や開発方法などについて詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。

【初心者向け】Swiftでアプリ開発をする７つのステップ

5.PHP

「PHP（ピーエイチピー）」は初心者にも理解しやすく学びやすいプログラミング言語の1つ。
Webサイトの構築が得意なプログラミング言語です。

PHPを使って有名な開発されたWebサービスは、

など、数多くあります。

歴史が長く世界中で使用されている言語であるため、情報収集に困らない点もメリットです。
情報量が多ければエラーや不明点が出ても、検索してすぐに解決できます。

さらに、コードがわかりやすく需要が高いことからも初心者におすすめな言語といえるでしょう。

PHPで作れるものや、おすすめの学習サイトに興味がある方には、こちらの記事もおすすめです。

プログラミング言語「PHP」を徹底解説！おすすめの学習サイト5選も紹介

6.Python

「Python（パイソン）」は、AI（人工知能）や機械学習、Webアプリケーションの開発に使われるプログラミング言語。
AIや機械学習は近年注目されている分野であるため、今後もPythonの需要は高まっていくでしょう。

また、Pythonは「わかりやすい、読みやすい」ことを重視して開発されている言語。
そのため、文法がシンプルで覚えやすく、初心者の方にも人気があります。

AIエンジニアを目指す方におすすめのプログラミング言語です。

Pythonの特徴や学習するメリット・デメリットなどについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

Pythonはどんなプログラミング言語？メリットやおすすめの学習サイト5選も紹介

7.Ruby

「Ruby（ルビー）」は、日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語。
「ストレスなくプログラミングを楽しむこと」を重視して開発されており、楽しさと実用性を兼ね備えています。

コードがとてもシンプルで初心者にも学習しやすいのが特徴。
さらに「Ruby on Rails」というフレームワークを活用すれば、Webアプリケーションを素早く効率的に開発可能です。

その開発のスピード感や効率性の高さから、採用する企業が増えている言語でもあります。
今後も需要が高いことが予想されている言語の1つといえるでしょう。

Rubyの特徴や学習方法などについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

Rubyとは？3つの特徴や学びやすい理由を解説！メリットとデメリットも紹介

プログラミングの始め方4ステップ

プログラミングを効率よく身につけるためには、正しい手順で学習を進めることが大切です。
では、どういった順番で学習を始めればよいのでしょうか？

ここからは、プログラミングの始め方を以下の4つのステップ形式でご紹介していきます。

正しい手順を知って、上手に学習を進めてくださいね。
それでは順番に見ていきましょう！

1.作りたいものを明確に決める

まずは作りたいものを明確に決めましょう。
目的があれば達成に向けて進んでいる実感を持てるため、学習も継続しやすくなります。

たとえば、

など、興味のあるものを挙げてみましょう。

2.プログラミング言語を選ぶ

作りたいものが明確に決まったら、それに適したプログラミング言語を選びます。

たとえば、ゲーム開発がしたいなら「Unity（ユニティ）」や「C++（シープラスプラス）」。
アプリ開発がしたいなら、「PHP」や「JavaScript」といったようにです。

ただし、プログラミング言語を選ぶ際には難易度にも注目しましょう。
最初から難しすぎる言語に挑戦すると、挫折する可能性が高まるからです。

初めてプログラミングを学習する際には、

など、初心者でも習得しやすい言語から始めることをおすすめします。

初心者向けのプログラミング言語の選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【初心者必見】将来性のあるプログラミング言語とは

3.開発環境を構築する

プログラミングを行うためには開発環境が必要です。
「テキストエディタ」や「統合開発環境（IDE）」などを用意しましょう。

開発環境を整えれば、

などのメリットがあり、効率よくプログラミングを行えます。

4.プログラムを作成する

開発環境も整ったら、いよいよ実践です。
プログラミングを行っていきましょう。

作った作品は、自身のスキルの証明になるポートフォリオにもなります。
ポートフォリオはスキルアップになるのはもちろん、就職活動にも活かせるでしょう。

簡単にできる「チャットアプリ」や「ゲーム」など、作るものは何でもかまいません。

まずは作ってみることが成長につながりますよ。
プログラムの具体的な作り方についてはこちらの記事をぜひ参考にしてください。

プログラムの作り方5ステップとは！おすすめのプログラミング言語7選などを解説

プログラミングを効率的に勉強する方法

プログラミングを始めるためには、ある程度のスキルも必要です。
とはいえ、プログラミング学習を始めたばかりの方は、どのように取り組めばよいのかと困ってしまうでしょう。

プログラミングの学習方法にはどのようなものがあるのでしょうか？

そこでここからは、プログラミングを効率的に勉強する3つの方法をご紹介していきます。
あなたに合った方法を試してみてくださいね。

それでは順番に見ていきましょう！

1.プログラミングスクール

短期間で確実にスキルを身につけたいなら、プログラミングスクールがおすすめです。

プログラミングスクールがおすすめな理由を以下にまとめました。

スクールに通えば、プログラミングスキルの習得から就職まで独学よりもスムーズに進められます。

「ひとりで勉強するのが苦手」「必ず就職を成功させたい」という方は、プログラミングスクールが向いているでしょう。

2021年最新版のおすすめプログラミングスクールが知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

【2022年】プログラミングスクールおすすめ9校を項目別に紹介

2.書籍

書籍の活用もプログラミング学習に有効な方法の1つです。

書籍でプログラミングを学ぶメリットには、

などがあります。

最近では、さまざまなタイプのプログラミング本が販売されています。
目的に合った書籍を選べば、1冊読むだけでもある程度の知識を身につけられるでしょう。

初心者におすすめなプログラミング本が知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。

「プログラミングに本はいらない」と言われる5つの理由を解説！活用方法も紹介

3.既存プログラムの写経

既存プログラムの写経も初心者におすすめな学習方法の1つ。

「写経」とは仏教において、経典を書写することから生まれた言葉です。
プログラミングにおいては「ソースコードを書き写す」ことを指します。

お手本となるWebサイトやアプリのソースコードを見ながら実際にテキストエディタに記述していく方法です。

写経をするメリットには、

などが挙げられるでしょう。

プログラミングの写経の効果的な方法について興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

プログラミング学習で写経を最大限に活かす方法

まとめ：始める目的を明確にしてプログラミングを学ぼう

本記事では、プログラミングを始めるために必要なものや環境、意識するべきことなどについてお伝えしました。

現代はプログラミングを始められる環境は整っているため、やる気があれば今すぐにでも取り組めます。
まずは、プログラミングを始める目的を明確にして、実際に作品を作ってみましょう。

そして目的に合ったプログラミングを、自分に合った方法で学習していってくださいね。

＼プログラミングスクールを比較／